「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅 体験談 5日目


「青春18きっぷ」日本縦断の旅:体験談【5日目】

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅。
スタート地点の鹿児島県「枕崎駅」から、ゴール地点の北海道の最北端「稚内駅」までの「3099.5km」を、列車を乗り継いで行きます。

 

1枚「11,850円」、5回分セットの「青春18きっぷ」を2枚(2万3700円)使っての10日間の旅。

 

10日間かけて、日本の景色を車窓から眺め、現地の観光地をめぐり、文化に触れ、名産品を食べる。
日本全国を、列車に乗って味わい尽くす旅です♪

 

「5日目」は、小出駅をスタートし、新潟駅がゴール。
途中、災害によって不通となっている只見駅から会津川口駅区間を代行バスで移動という、ちょっとイレギュラーなルートがあります。

 

その災害とは、平成23年7月の「新潟・福島豪雨」。
その影響で、未だに不通となっています。
駅員さんと話をしましたが、不通になっている只見線の本格的な復旧工事が、2018年から始まるそう。
まだまだ時間がかかりそうですね。

 

この区間が不通になっていることを知らずに来るひとも、意外といるそう。
代行バスがある時間ならよいが、ない時間に只見駅で降ろされることになったら、けっこう焦ると思う。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

代行バスの時間は、必ず事前に確認しておくようにしましょう。
(微妙な時間変更もありますので)
 ⇒ 只見線 代行バス時刻表

 

グーグルマップの下記のルートが不通区間です。

 

 

あとは、会津若松駅から新潟駅までを、人気の蒸気機関車「SLばんえつ物語」に乗って移動します。
これも楽しみです。

 

難所のため移動距離は短いですが、山越えして一気に日本海側へ抜ける1日となります。

 

 ⇒ 前日のページ!4日目【枕崎駅〜熊本駅】の体験談はこちらから

 

「青春18きっぷ」日本縦断旅:「5日目」のルート

「青春18きっぷ」日本縦断「5日目」の予定ルートはこちら。

小出駅 07:58 → 只見駅 9:15
只見駅 11:25 → 会津川口駅 12:15(代行バス)
会津川口駅 12:32 → 会津若松駅 14:23
会津若松駅 15:25 → 新潟駅 19:06(SLばんえつ物語)

 

変則的なルートのため、グーグルマップを2枚に分けます。
まずは、小出駅から会津若松駅までのルート。

 

 

こちらが、会津若松駅から新潟駅までのルート。

 

 

小出駅 07:58 → 只見駅 9:15

朝の小出駅。
前日到着した時は真っ暗で見えませんでしたが、朝明るいところで見る小出駅は、意外にきれいでしっかりした作りの駅でした^^

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

この小出駅は、「尾瀬周遊観光ルート」の魚沼側からのスタート地点としても利用されるようです。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

今日の1本目の路線は、只見線に乗って「只見駅」まで。
スタンプは5個目となり、1枚目の「青春18きっぷ」はこれで終わりです。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

只見線の時刻表がこちら。
1日4本。
まさに、「地獄表(時刻表)」。
乗り遅れたら大変なことになります。
(「地獄表」とは、みうらじゅん氏が命名した「あまりにも本数が少ない時刻表」のこと)

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

乗車する列車はこちら。
「只見縁結び」のラッピング列車です(キハ48-545)。
地域活性化のための企画列車ですね。
只見駅近くにある縁結びの神社「三石神社」にもちなみ、「縁結び列車」の愛称でも呼ばれているそう。
ちょっと乗るのが恥ずかしくなりますね・・・

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

ラッピング車両は1両のみで、連結しているもう1両は、新潟色のキハ48-1533。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

こちらが、「縁結び列車」の車内。
セミクロスシート(ボックスシート)です。
ちょっと昭和な古いタイプ。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

車窓からは、線路沿いに流れる「破間川(あぶるまがわ)」が見えます。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

只見駅に到着する前に、車内にて駅員さんが「只見駅からの代行バスはどうしますか?」と確認をしてきました。
「9時25分」と「11時25分」のどちらの代行バスに乗るのかということです。
この2本のうちのどちらかに乗れば、会津川口発の「12:32」の列車に乗れます。

 

迷うのは、このどちらに乗るか。
「只見駅」か「会津川口」のどちらかで「2時間」という時間をつぶすのは同じなのです。
どちらの駅で時間をつぶすかである。
ここが迷うポイントです。

 

車内スタッフのお姉さんに聞いたところ、只見駅で駅員さんに聞いた方がいいとのこと。

 

只見駅で聞いてみたところ、「只見駅のほうが会津川口駅よりまだ時間をつぶせるところが多いだろう」というアドバイスをもらう。
ということで、代行バスは「9時25分」発には乗らず、「11時25分」発に乗ることに。
そして、只見駅で2時間のんびりと時間をつぶすことになりました。

【待ち時間】只見駅9:15 〜 11時25分

只見駅到着。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「11時25分」発の代行バスまで2時間以上あります。
まずは駅のホームをぶらり。
意外にお土産物が充実。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

只見町は、越後長岡藩家老・河井継之助(かわい つぎのすけ)の終焉の地だそうです。
河井継之助は、アームストロング砲、ガトリング砲といった最新の兵器を長岡藩に導入したことで知られています。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

 

駅のスタッフの人から、「寝観音」が有名と教えてもらう。
観音様が寝ているように見える・・・なんとなくそんな感じもします・・・

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

時間はたっぷりあるので、駅でレンタサイクルを借りて町を散策をすることに。
レンタサイクルは2種類あり、電動アシストタイプは500円。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

只見駅周辺の地図をもらい、自転車にて散策。
2時間あるので、かなりゆっくりできる。
町をグーグルマップで見ると、山に囲まれた小さな町ということがよくわかります。

 

 

まずは町の南側にある、只見湖&田子倉ダムまで行ってみる。
この只見湖は、人口の湖みたいです。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

縁結びの神社。
鳥居から先は草ぼうぼう。
本殿まではこの鳥居から20分かかるとマップには書いてある。
しかも、鳥居の横には「熊に注意!」と書かれた看板が・・・
鳥居だけみて引き返す。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

こちらは、瀧神社。
さきほどの縁結びの神社とは大違いで、こちらはちゃんとしています。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

SLもありました。
タイプは「C58244」。
誰も見向きもされず、ぽつんと寂しそうでした。
(只見総合開発センター跡)

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

コーヒーが飲みたくて、町でただ一つのコンビニへ。
「ヤマザキ」というのがいいね。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

只見の町は、山に囲まれ、川が流れ、とてものどかでいいところでした^^

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

只見駅 11:25 → 会津川口駅 12:15(代行バス)

やっと代行バス出発の時間になったので乗り込む。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

代行バスには、観光客数人の他、地元の学生さんも利用していました。
この区間の不通は、只見に住む人の生活にも影響しているのだな、と実感。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

この日は快晴。
ドライバーさんいわく、こんなに青い空は久しぶりとのこと。
ラッキー♪

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

只見川に沿って会津川口駅まで走ります。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

途中、災害で被害があったというところをいくつも通る。
鉄橋が途中からなくなっているところ、木が折れているところ・・・
ドライバーさんが被害場所を説明してくれるのですが、想像以上に箇所が多い。
只見線のような赤字線、過疎化がすすむ町では、なかなか復旧のための予算や人員を獲得するのは容易ではないだろう。

 

*2016年(平成28年)12月26日開催の「只見線復興推進会議検討会」で、福島県と沿線市町が施設と土地の保有とJR東日本にて車両運行する「上下分離方式」を採用して鉄道で復旧させる方針が決まりました。
 ⇒ 只見線復旧に向けて(ウィキペディア)

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

会津川口駅到着。
約50分のバス旅でした。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

小腹が空いたので、売店へ。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

売店のお姉さんに、会津川口名物を聞いたところ「赤かぼちゃ」とのこと。
赤カボチャを使ったお菓子として、ようかんやマドレーヌが売っていた。
なので、マドレーヌを購入。
ですが、まったくかぼちゃの味がせず普通のマドレーヌ(笑)

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

会津川口駅 12:32 → 会津若松駅 14:23

会津川口駅のホーム。
すぐ横には只見川。
川のふもとにある駅ということで、とてもフォトジェニック。
撮り鉄ファンにも大人気というのがよくわかります。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

上空から見ると、只見川のふもとに駅があることがよくわかります。

 

 

車両は、キハ40系。
2両編成です。
中心に濃緑のラインが入る東北地域本社色。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

今回乗った只見線が走るエリアは「奥会津」と呼ばれるエリア。
日本有数のローカル線として、鉄道マニア(とくに秘境線マニア)から、絶景を楽しめる路線として絶大な人気があります。
確かに絶景♪
「好きなJRローカル線ランキング(東日本編)」、NIKKEI PLUS1 何でもランキング「紅葉の美しい鉄道路線ベストテン」の第1位に選ばれているそうです。
うん、紅葉の季節もよさそう。

 

 ⇒ 只見線(ウィキペディア)

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

車内では、こんな感じでのんびりと車窓をずっと眺めています。
しかしまあ乗客が少なくて心配になります。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

車内をまわる駅員さんとのふれあいも、ローカル線ならではの光景。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

只見線の会津川口駅から会津若松駅の区間は、ローカル線、秘境線マニアには本当におすすめ。
日本の原風景らしさを楽しめますね。
今回は、元気いっぱいの緑を楽しめましたが、秋の紅葉、冬の雪景色もまた美しそう。

 

 

この辺は、「会津」とつく地名がむちゃくちゃ多い。
土地勘がないので、区別がわからない。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

約2時間の只見線絶景旅と終え、会津若松駅到着。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

この会津若松駅で、15時25分発の「SLばんえつ物語」に乗り換えます。
いやー、楽しみにしてました♪
待ち時間は、1時間ほどあります。

 

この「ばんえつ」という名前ですが、あの「磐越自動車道」の「磐越」です。
ちなみに「磐越」とは、「磐城国(福島県東部)」と「越後国(新潟県の大部分)」から来ています。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

駅のホームでは、会津地方の郷土玩具「赤べこ」をベースにデザインされた会津のマスコット「あかべぇ」が出迎えてくれます。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

会津若松のシンボルであり、ランドマークなのが、鶴ヶ城(会津若松城)。
この会津若松は、城下町。
なので、駅周辺よりも、城の周辺のほうがにぎわっていますね。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

駅の売店では、「榮川(えいせん)」をはじめとする福島の日本酒がたくさん!
さすが酒どころ♪
日本酒党のひとは大変だー

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

駅ナカになる会津郷土料理と地酒のお店「一會庵(いちえあん)」。
美味しい十割蕎麦や、「こづゆ」「ぼうたら」「会津にんじん」「鰊の山椒漬け」といった会津郷土料理が楽しめるそうです。
わたしは、「SLばんえつ物語」の中で駅弁を食べることに決めていたので今回はパス。
こういう郷土料理と地酒が楽しめるお店が駅にあるのはいいですね。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

会津若松駅 15:25 → 新潟駅 19:06(SLばんえつ物語)

会津若松駅から、「SLばんえつ物語」に乗りこむ。
「青春18きっぷ」を持っていれば、あとは指定席券を購入すればOK。
520円。

 

「SLばんえつ物語」の停車駅、時刻表、運行カレンダー、切符の買い方などについての詳細は、JR東海の「SLばんえつ物語」紹介ページでチェックしてみてくださいね。
 ⇒ 「SLばんえつ物語」(JR東海公式ホームページ)

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「SLばんえつ物語」で利用されている車両は、SL「C57-180号機」。
無骨さよりもその気品ある姿から「貴婦人」との相性がつけられています。
この車両は、昭和21(1946)年から昭和44(1969)年まで現役としてに活躍。
廃車後は、新津市立新津第一小学校の校庭で静態保存されていました。
それを、平成11(1999)年4月に復活させたものになります。

 

 ⇒ 国鉄C57形蒸気機関車180号機(ウィキペディア)

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

これは、展望が楽しめる車両「オコジョ展望室」。
ちなみに「オコジョ」とは、イタチ科の動物。
「山の神」「山の妖精」ともよばれ、磐越地方にも生息しているそうです。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

窓が大きくて、車窓をめいっぱい楽しめますね。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

現在いくつかのSL列車が復活していますが、「SLばんえつ物語」はその中でも最長距離(片道約125キロ)を走ります。
「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

 

「SLばんえつ物語」の停車駅と運航時刻は下記。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

会津若松駅では、ハッピを着た駅員さんが記念撮影の手伝いや見送りをしてくれます。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

こちらは、「SLばんえつ物語」の車内。
深紅のシートにゴールドのパーツは、コンセプトの大正ロマンのイメージにマッチ。
窓も、昔ながらの二段窓。
大きめのドーム型のランプも雰囲気あり。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

動きだしたので、さっそく売店へ。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

売店では、着物テイストの制服を着たお姉さんが気分を盛り上げてくれます♪

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

キーホルダーをはじめとする「SLばんえつ物語」限定グッズ類も販売。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

アルコールも充実♪

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

まずは地ビールを。
新潟限定ビイル「風味爽快ニシテ」。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

サッポロビールの生みの親こと中川清兵衛氏、育ての親こと大倉喜八郎氏は、新潟県出身ということから作られたビールだそうです。
サッポロビール党のわたしはうれしい♪

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

そしてお約束の駅弁。
今回は、「SLばんえつ物語号」の中しか買えない限定駅弁「オコジョのたからばこ」を購入。
1,300円。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

駅弁らしからぬちょっと恥ずかしいパッケージ。
この2匹のオコジョは、「オコジロウ」と「オコミ」というオリジナルキャラクター。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

オリジナルコースターのおまけつき。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

親切に、お品書きがついています。
地域食、地産地消を意識したメニューですね。

 

「お品書き」を書いておきます。

 

・煮物(麩・椎茸・人参・がんも・里芋・きぬさや・たけの子)
・焼物 鮭の粕漬け(津川の麒麟山酒粕使用)
・玉子焼き(C57の焼印入)
・お肉 もちぶたの肉団子
・越の鶏の塩焼き(新潟県産鶏)
・ご飯 塩おにぎり
・笹巻おこわ(栗とくるみ入)
・漬物 大根味噌漬
・甘味菓子 笹だんご(新津羽入)

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

お弁当は、おかずとご飯ものの2段仕様。
なかなかのボリュームです。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

栗とくるみの入った笹巻おこわ。
生笹で三角形に巻き上げるのは、越後地方独特らしいです。
笹の香りが実にいいですね。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「C57」の焼き印入りの玉子焼き。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

越後名物、笹だんご
新津の羽入(はにゅう)という三色だんご」有名なお店のもの。
しっかりと感じるよもぎの香りの草餅と、たっぷりのあんこがうまい。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

お弁当は、車内の窓際に取りつけられた固定テーブルを利用して食べました。
スペース狭くちょっと食べにくい。
もうすこし広いとありがたいなー。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

いちおう通路側のサイドアーム部分には、折り畳みテーブルが格納されています。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

弁当を食べたあとは、ちょっと車両散策。
こちらは「オコジョルーム」。
子どもが遊べるフリースペースになっています。
子連れの家族の方もけっこういました。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

4号車の展望ルーム(展望車)へ。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

こちらの展望車には、乗車記念スタンプがあります。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

同じく展望車内にあるレトロなポスト。
懐かしい〜
実際に投函でき、オリジナルの消印を押してくれるみたい。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

展望車の窓は大きく開放的。
流れていく車窓の景色をたっぷりと楽しめます。
ランプもレトロでいい感じ。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

展望車で流れるビデオも要チェック。
「SLばんえつ物語」のベースとなった「C57-180」が、どのように再生されたのかという内容なのですが、これがストーリー仕立てになっていてなかなか面白い。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」っぽい。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

現役引退してから50年近くたったボロボロのSLを復活させるというのが、いかに大変な作業があったかを知ることができます。
見ることで、より「SLばんえつ物語」が味わい深く楽しめると思います。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

 

野沢駅で、10分の停車。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

ホームへ降りて撮影タイム。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

地元の方の売店も出ていました。
買いませんでしたが。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

車内に戻り、今度は「利き酒セット」を購入。
1250円。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

新潟と福島の地酒の中から、3種類をセレクトできます。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

今回は、「越後鶴亀」「榮川(えいせん)」「ほまれ麒麟」をセレクト
つまみは、鮭の焼き漬けがつきます。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

展望車に持っていき、車窓を見ながら美味い日本酒を飲む。
最高です♪

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

みんなやってます(笑)

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

津川駅で、15分の停車。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

15分あるので、この津川駅が最大の撮影タイムです。
さあ、思う存分「SLばんえつ物語」の写真を撮ろう!

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

この給水作業のために、津川駅での停車となるようです。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

石炭を積んである場所の下に、水のタンクが設置されています。
この水を沸騰させ、水蒸気にすることで圧力が発生し、シリンダーのピストンが動くという仕組みですね。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

動輪の点検もしっかりと。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

なんといっても、この動輪部分が動くところがカッコイイ!

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

石炭をスコップで運ぶのはかなり重労働。
昔はほんとうに大変だったんだなー

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

運転室にも入れてもらいました!
早いもの勝ちなので、早めに並びましょう。
運転士さんにスマホを渡して、撮影してもらいます。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

何が何だかわからないが、メカメカしくてカッコイイ。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

石炭を燃やす「火室(かしつ)」。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

「火室」を開けると、オレンジ色にこうこうと燃えたぎる石炭が!
温度は、1000〜1500度にもなるそう。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

車両に戻り、一路新潟へ。
だんだんと日が暮れてきて、夕陽の撮影タイム〜
カップルで乗るのもいいですね。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

夕焼け空がきれい。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

19:06、新潟駅到着。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

新潟駅は、さすが日本酒処。
新潟駅ホームの中にある「ぽんしゅ館」をのぞいてみる。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

地酒がコインロッカーのように並んでいます。
自動販売機スタイルで、500円で5種類選んで飲めるシステム。
これは日本酒好きにはたまらないシステムでしょうね。
素敵だ。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

夜は、佐渡島料理が食べられるお店で。
美味い魚と日本酒を。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

佐渡島の地酒「真野鶴」と「北雪」。
おいしゅうございました。

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

この日の宿は、チャーン系の「スーパーホテル新潟」。
日本酒飲みすぎと疲労困ぱいで、すぐ寝てしまった。
(写真は翌朝のもの)

 

ホテル予約サイトでのレビューはこちら。
 ⇒ 「楽天トラベル」でレビューを見てみる

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅

 

 

「青春18きっぷ」日本縦断旅:「5日目」のまとめ

5日目の移動についてのおさらい。
スタートの小出駅から、ゴールの新潟駅まで、「46駅」「7時間39分」「261.4km」の移動でした。

 

変則的なルートのため、グーグルマップを2枚に分けます。
まずは、小出駅から会津若松駅までのルート。

 

 

こちらが、会津若松駅から新潟駅までのルート。

 

 

 

乗車区間 駅数 乗車時間 移動距離
小出駅 07:58 → 只見駅 9:15 8駅 1時間17分 46.8km
只見駅 11:25 → 会津川口駅 12:15(代行バス) 7駅 50分 27.6km
会津川口駅 12:32 → 会津若松駅 14:23 20駅 1時間51分 60.8km
会津若松駅 15:25 → 新潟駅 19:06(SLばんえつ物語) 11駅 3時間41分 126.2km
5日目の総合計 46駅 7時間39分 261.4km

 

5日目は、途中、災害によって不通となっている只見駅から会津川口駅区間を代行バスで移動という、ちょっとイレギュラーなルートでしたが、無事に抜けることができました。
自然の怖さを垣間見ると同時に、災害に対しての対処、復旧に対してからんでくるお金や地方の過疎化といった現実問題といったことを考えさせられました。
只見線は、自然豊かで絶景が楽しめるすばらしい路線です。
沿線で生活している人のためにも、観光による活性化のためにも、はやく復旧してほしいですね。

 

会津若松駅から新潟駅まで乗車した人気の蒸気機関車「SLばんえつ物語」もよかったですね。
SLの状態もよく、サービスを含めたエンタテイメント性もよく考えられています。
子どもから大人まで、とても楽しめる観光列車ですね。

 

後半戦初日の6日目からは、日本海側を北上していきます。
日本海の素晴らしい海、東北エリアの文化が楽しみです。

 

難所のため移動距離は短いですが、山越えして一気に日本海側へ抜ける1日となります。

 

 ⇒ 次のページ!6日目【新潟駅〜青森駅】編はこちらから

 

「青春18きっぷ」で行く日本縦断列車旅一覧

1日目【枕崎駅 〜 熊本駅】
2日目【熊本駅 〜 宮島口駅】
3日目【宮島口駅 〜 名古屋駅】
4日目【名古屋駅 〜 小出駅】
5日目【小出駅 〜 新潟駅】
6日目【新潟駅 〜 青森駅】
7日目【青森駅 〜 函館駅】
8日目【函館駅 〜 小樽駅】
9日目【小樽駅 〜 旭川駅】
10日目【旭川駅 〜 稚内駅】