「青春18きっぷ」日本縦断の旅:体験談【4日目】
「青春18きっぷ」で行く日本縦断鉄道の旅。
スタート地点の鹿児島県「枕崎駅」から、ゴール地点の北海道の最北端「稚内駅」までの「3099.5km」を、列車を乗り継いで行きます。
1枚「11,850円」、5回分セットの「青春18きっぷ」を2枚(2万3700円)使っての10日間の旅。
10日間かけて、日本の景色を車窓から眺め、現地の観光地をめぐり、文化に触れ、名産品を食べる。
日本全国を、列車に乗って味わい尽くす旅です♪
「4日目」は、名古屋をスタートし、日本有数のうまい米の産地である新潟県魚沼市の小出駅がゴール。
5日目が秘境線のエリアに入っていくので、4日目はできるだけギリギリまで行けるところまで行くことにする。
この日のメインイベントは、日本三大車窓のひとつ「姨捨駅(おばすてえき)」。
「姨捨駅」で下車し、のんびりと絶景を楽しむ予定♪
⇒ 前日のページ!3日目【宮島口駅〜名古屋駅】の体験談はこちらから
「青春18きっぷ」日本縦断旅:「4日目」のルート
「青春18きっぷ」日本縦断「4日目」のルートはこちら。
名古屋駅 8:06 → 中津川駅 9:20
中津川駅 10:00 → 松本駅 12:24
松本駅 13:29 → 姨捨駅 14:09
姨捨駅 15:08 → 長野駅 15:41
長野駅 16:30 → 越後川口駅 19:35
越後川口駅 20:19 → 小出駅 20:31
グーグルマップが1本のルートで表示できないので、3つに分けます。
名古屋駅から長野駅のルートは下記。
長野駅から越後川口駅のルートは下記。
越後川口駅から小出駅のルートは下記。
名古屋駅 8:06 → 中津川駅 9:20
宿泊先の「ウェルビー今池店」の最寄り駅である地下鉄「今池駅」から名古屋駅へ移動。
8時6分の中津川行きの列車へ乗り込む。
疲れが抜け切れず寝坊。
危うく予定の時間の列車に乗り遅れそうになる。
写真もろくに撮れていません(汗)
「青春18きっぷ」のスタンプも4つ目。
【乗り換え】中津川駅 9:20 〜 10:00
9時20分、中津川駅到着。
愛知県から岐阜県に入りました。
中津川駅では、次の列車までの待ち時間が40分。
すこし時間があるので、ぶらりと散策。
「中津川駅」のホームには、なんとも味わいのある駅そば屋「根の上そば」さんが。
こちらは駅の改札の外の「根の上そば」さん。
改札の外と中にあるのですね。
そそられるなー
中津川は、栗きんとんをはじめとする栗製品が名産品のようです。
駅のホームから見える山々。
天気がいいのでよく見えます。
ホームから見えている山は、恵那山なのかな。
中津川駅 10:00 → 松本駅 12:24
中津川駅で、「松本行き」の列車に乗り換えます。
「白馬」「長野」という文字を見ると、一気にエリアが変わる感じがしますね。
「中津川駅」からは、多くのトレッキング客が乗りこんできます。
男性の団体さんが、お酒を持ち込んでご機嫌♪
車窓を見ながら飲んで、おしゃべりして、とても楽しそう。
木曽路のダイナミックな山々が車窓から見える。
とっても気持ちいい景色♪
「中津川駅」から「松本駅」までの間の見どころは、日本の景勝地に選ばれた「寝覚の床」。
「倉本駅」と「上松駅」の間で、見ることができます。
位置はこちら。
ですが、車窓から見えるのはほんの一瞬。
カメラを構えていたのですが、まったく撮れませんでした(^_^;
無理無理(笑)
「倉本駅」の看板のみアップ♪
もうここは長野県です。
奈良井駅では、中山道・奈良井宿の看板が。
江戸時代の木曽路の宿場時代の町並みがそのまま残る奈良井宿(ならいじゅく)。
ここもゆっくり来てみたい。
塩尻駅で16分停車。
塩尻駅は、この駅を起点に合計4方向へ路線が延びるターミナル駅。
看板も珍しい。
塩尻は、古代集落とワインの里だそうです。
12時06分の列車に乗り、松本駅へ。
【途中下車】松本駅12:24 〜 13:29
12:24「松本駅」到着。
看板がかっこいいぞ。
ちょうどランチタイムの時間なので、今回は特急電車のホームにある駅そば屋「山野草(さんやそう)」さんで。
「サライ」にも美味しい書いてあったし^^
わたしが頼んだのは、「石臼挽きざるそば」(580円)
長野県産の蕎麦を使用した一品。
この「石臼挽きざるそば」、びっくりするほど美味しかった!
蕎麦の味と香りの力強さをしっかりと感じます。
駅そばのレベルを超えまくっています。
さすが、蕎麦処信州。
恐ろしい。
わたしの中での駅そばナンバー1!
通常の蕎麦と、特上生蕎麦の2種類から選べるのもすごいこだわり。
そして、長野と言えば「おやき」でしょということで「鹿肉入りおやき」も追加。
190円。
甘辛味噌の味が、おやきにあう!
鹿肉の味は、よくわかりませんでしたが。
まだ時間があったので、駅にある観光センターへ。
すぐ食べれる松本名物を聞く。
そうすると、「山賊焼き」という鶏肉料理があり、駅直結の駅ビル4階にあるという。
ということで、駅ビルの4階へ移動。
こちらが、「山賊焼き」が食べられる「からあげセンター」。
店内で定食なども食べられますが、20分待ちと混んでいたので、テイクアウトコーナーで「山賊焼き」を購入してパクリ。
手前の白っぽいのが「山賊焼き(130円)」、奥のが「たれからあげ(130円)」。
お味は、普通のから揚げ(竜田揚げ)でした。
松本駅 13:29 → 姨捨駅 14:09
13:29発長野駅行の列車に乗り出発。
車両は、E127系。
小さなライトが愛くるしい。
クロスシートとロングシートが独特の配置のされ方をしていて面白い。
【途中下車】姨捨駅14:09 〜 15:08
「姨捨駅(おばすてえき)」で下車。
なぜこの「姨捨駅」で途中下車したのか?
この「姨捨駅」から見える景色は、日本三大車窓にも数えられているのですね。
そして、唯一車窓からでなく、駅で降りて見ることができるのです。
このように、ホームの椅子も絶景に向かってベンチが設置されています。
絶景が見やすく、写真撮影しやすいようにもなっています。
これがその日本三大車窓の絶景。
この景色を見ながら一杯やりたかった!
松本駅で、缶ビールや日本酒を買ってこなかったのは痛恨の極み・・・
この「姨捨駅」のもう一つの珍しい特徴が、スイッチバック。
スイッチバックとは、急勾配を登坂するためにとられた運転形式のこと。
JR東日本の説明文と画像を引用させていただきますね。
姨捨駅「スイッチバック」
姨捨駅はスイッチバックを実施する数少ない駅のひとつです。南小谷行では到着前に、長野行では発車後に列車が後ろ向きに進む珍しい体験をしていただけます。
ちょっとしたアトラクション的な動きを楽しむことができるのですね♪
下記JR東日本のホームページでは、「スイッチバック」についてのわかりやすいアニメーションがあります。
⇒ http://www.jreast.co.jp/nagano/furusato/obasute.html
駅舎は、大正デモクラシーの時代の設計で味わい深い。
姨捨駅 15:08 → 長野駅 15:41
姨捨駅でのんびりと絶景を楽しみ、長野駅へ。
途中、あの「川中島の戦い」で有名な「川中島駅」を通過。
(武田信玄(武田晴信)と上杉謙信(長尾景虎)の戦いです)
長野駅に到着!
七味って長野の味なのですね。
知らなかった。
【途中下車】長野駅15:41 〜 16:30
長野駅では50分ほど待ち時間。
大きな駅構内を散策。
すばらしくきれいで大きな駅ビル「MIDORI長野」を散策していると、なにやらよさげな立ち飲みブースを発見!
「信州くらうど」さんという信州のワインや日本酒を飲ませてくれるなんとも素敵なお店。
素通りできませんって♪
3種類の日本酒を飲み比べできる利き酒セットの中から「生酒セット」を注文。
おつまみ付きで「650円」と超お得なセット!
この日のラインナップは、「信濃屋嘉平(純米吟醸生原酒・遠藤酒造場)」「透の音(純米吟醸生酒・千曲錦酒造株式会社)」「聖山(純米吟醸無濾過生原酒・長野銘醸)」。
気分がよくなって、さらに追加注文♪
グラスの白ワイン(ナイアガラドライ・はすみふぁーむ)と、つまみに「市田柿ミルフィーユ」。
この「市田柿ミルフィーユ」は、なんとバターと市田柿をミルフィーユ状にしたもの!
破壊力抜群でまいった!
長野駅 16:30 → 越後川口駅 19:35
少し酔っ払いつつ長野駅を出発。
車両は、「キハ100系」。
「ベリーペールグリーン」という薄く緑色がかった白色をベースに、「ダークライムグリーン」をアクセントとしたデザイン。
車内は、2列と1列のセミクロスシート。
珍しいタイプ。
「森宮野原駅」通過。
長野県最北端の駅で、県境の駅。
この次の「足滝駅」から新潟県に入る。
珍しいタイプの看板。
越後川口到着。
もう真っ暗。
次の列車が来るまで約45分、こんな何もない、誰もいない駅でぽつんと過ごす(笑)
越後川口駅 20:19 → 小出駅 20:31
やっと孤独だった越後川口駅を出発。
車両は、「E129系」。
秋の稲穂をイメージした「黄金イエロー」と佐渡島に生息する朱鷺をイメージした「朱鷺ピンク[* 6]」の2色を配置したデザイン。
車内は、部活帰りの学生さんたちがちらほら。
お疲れさま。
4日目のゴール地、小出駅到着。
小出駅唯一のホテルで、駅から徒歩1分の「ホテル・オカベ」にチェックイン。
夕飯が食べられるお店を探しに。
とにかく、小出駅周辺は何もない(笑)
20分ほど歩いてやっと入った居酒屋で食べたご飯がおいしかった〜
「青春18きっぷ」日本縦断旅:「4日目」のまとめ
4日目の移動についてのおさらい。
スタートの名古屋駅から、ゴールの小出駅まで、「89駅」「8時間8分」「368.9km」の移動でした。
グーグルマップが1本のルートで表示できないので、3つに分けます。
名古屋駅から長野駅のルートは下記。
長野駅から越後川口駅のルートは下記。
越後川口駅から小出駅のルートは下記。
乗車区間 | 駅数 | 乗車時間 | 移動距離 |
---|---|---|---|
名古屋駅 8:06 → 中津川駅 9:20 | 15駅 | 1時間14分 | 79.9km |
中津川駅 10:0 → 松本駅 12:24 | 25駅 | 2時間24分 | 108.2km |
松本駅 13:29 → 姨捨駅 14:09 | 7駅 | 40分 | 40.9km |
姨捨駅 15:08 → 長野駅 15:41 | 6駅 | 33分 | 21.8km |
長野駅 16:30 → 越後川口駅 19:35 | 33駅 | 3時間5分 | 107.5km |
越後川口駅 20:19 → 小出駅 20:31 | 3駅 | 12分 | 10.6km |
4日目の総合計 | 89駅 | 8時間8分 | 368.9km |
4日目は、名古屋をスタートし、日本有数のうまい米の産地である新潟県魚沼市の小出駅がゴール。
この日のメインイベントだった日本三大車窓のひとつ「姨捨駅(おばすてえき)」は、天気にも恵まれ、ひとりのんびりと絶景を味わうことができました。
何もせず、ただただ景色だけを眺める時間は、それはそれは贅沢な時間でした。
珍しいスイッチバックというのも体験できたのも面白かったです。
6日目は、災害によって不通となっている只見駅から会津川口駅区間を代行バスで移動、日本有数の絶景を走るローカル線の只見線、人気の蒸気機関車「SLばんえつ物語」に乗るといった盛りだくさんの1日。
楽しみです♪
「青春18きっぷ」で行く日本縦断列車旅一覧
・1日目【枕崎駅 〜 熊本駅】
・2日目【熊本駅 〜 宮島口駅】
・3日目【宮島口駅 〜 名古屋駅】
・4日目【名古屋駅 〜 小出駅】
・5日目【小出駅 〜 新潟駅】
・6日目【新潟駅 〜 青森駅】
・7日目【青森駅 〜 函館駅】
・8日目【函館駅 〜 小樽駅】
・9日目【小樽駅 〜 旭川駅】
・10日目【旭川駅 〜 稚内駅】