マレー半島縦断鉄道の旅 体験談 2日目


マレー半島縦断鉄道の旅:体験談【2日目】

 

このページでは、「マレー半島縦断鉄道」2日目の体験談を書いていきますね。

 

2日目の大きなトピックは、下記の2つ。

 

・タイからマレーシアへの国境越え
・ペナン島へ上陸

 

1日のスケジュールとしては、下記のように動いていきます。

 

・タイ・マレーシア国境のチェックポイント「パダン・ベサール(Padang Besar)駅」で国境越え
・「パダン・ベサール(Padang Besar)駅」から、ペナン島へ渡るフェリーがある「バターワース(Butterworth)駅」へ移動
・「バターワース駅」で下車し、世界遺産都市「ショージタウン」があるペナン島へフェリーで移動
・ペナン島で在住のお友達と会い、観光&食事
・ペナン島宿泊

 

移動する距離については下記。
まずは、「パダン・ベサール(Padang Besar)駅」から、ペナン島へ渡るフェリーがある「バターワース(Butterworth)駅」へ移動。

 

 

「バターワース駅」で下車し、世界遺産都市「ショージタウン」があるペナン島へフェリーで移動。

 

 

タイからマレーシアへの国境越え!

揺れも少なく、快適な寝台列車の中で爆睡した2日目の朝。
列車がタイ・マレーシア国境のチェックポイント「パダン・ベサール(Padang Besar)駅」に到着する予定時刻は、「8:53分」。

 

しかし、途中駅の「ハジャイ(Haadyai)」駅での停車がやけに長い・・・
結果、「8:35分」に「ハジャイ」駅を出発。
ここから終点「パダンベサール」駅までは1時間ほどかかるので、到着予定時刻を1時間遅れることが決定!
まあこれも東南アジアの旅のお約束ですね(苦笑)
イライラしてもしょうがない。

 

こちらは、長時間停車したハジャイ駅。

 

マレー半島鉄道縦断ハジャイ駅画像

 

9時35分:タイ側「パダンベサール駅」到着

「パダンベサール駅」で下車するときに、注意したいことがあります。
それは、「パダンベサール駅」という名前の駅が2つあるということ。

 

1つ目の「パダンベサール駅」は、本来下車する「パダンベサール駅」の1つ前、到着する5分くらい手前にあり停車します。
駅の名前は「Padang Besar Station(Thai)」です。
駅名の最後に、「タイ(Thai)」がついています。
この駅で間違えて降りないようにしましょう。

 

ここが、「Padang Besar Station(Thai)」駅。
駅名の最後に、「タイ(Thai)」がついていますね。

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」タイ側駅看板画像

 

わたしの乗車時は、車掌さんが「ここは終点ではないよー」と車内で声をかけて歩いていたのでとくに問題ありませんでした。
ですが、まぎらわしい名前ですよね(^_^;
注意してくださいね。

 

9時40分:「パダンベサール」駅到着

 

9時40分、終点「パダンベサール」駅到着!
この駅で、タイからマレーシアの国境越えを行います。

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」ホーム画像

 

 

「パダンベサール」駅の中に、タイとマレーシアそれぞれのイミグレーション(出入国審査)があります。
看板には、「IMMIGRATION CHECK POINT PADANG BESAR THAILAND」と書かれていますね。

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」ホームイミグレ入り口画像

 

中に入り、まずはタイ側の出国手続きから行います。
左側のあるブースのようなところにタイの国旗が見えますが、そこで行います。

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」イミグレ通路画像

 

こんな感じで並びます。
空港と同じように、パスポートを出します。
あわせて、タイに入国した時に提出した出入国カードの半分(出国カード)も提出します。

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」イミグレ画像

 

タイ側の出国手続きが終わると、マレーシア側の入国手続きを行います。
ブースは隣り合っているので迷うことはありません。
係員のかたが誘導してくれますし大丈夫です。

 

わたしの時は比較的人が少なかったので、一連の国境越えの作業は10分程度で終わりました^^

 

マレーシア側の出国手続きが終わったら、次はKTMの「パダンベサール駅」まで移動です。
といっても、同じホームなので、チケット売り場がある2階へ移動します。
階段を上がるだけです。

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」階段画像

 

こちらが2階。
ここで、列車が来るのをまちます。
奥は食事ができるカフェになっています。

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」2階画像

 

この時点での時刻は、「10時50分」。
あれ?「9時40分」に「パダンベサール」駅に到着して、10分くらいでイミグレを通過。
なぜ「10時50分」?

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」デジタル時計と電光掲示板画像

 

そうです、ここが大きな注意点。
タイとマレーシアでは、時差が「1時間」あるのです。
ですので、ここで1時間、時計の針を早めます。

 

「地球の歩き方」などでは、この「パダンベサール駅」から「10時25分」の便に乗り継ぎが可能と書かれています。
そうなると、タイの時間で「9時25分」より30分程度前に到着していないと乗り継ぎができません(イミグレとチケット購入で30分くらいはかかりますので)。
アジアの時間のゆるさを考えると、「10時25分」にうまく乗り継げるのはかなりむずしいのではないかなと思います。

 

では、つぎにやるべきことは、チケットの購入。
チケットは、「TICKET COUNTER」と書かれているところで購入。

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」チケットカウンター画像

 

今回はペナン島に寄るので、最寄り駅の「バターワース(Butterworth)」までのチケットを購入。
値段は、「11.40リンギット(約300円)」。
ちなみに、この「パダンブサール」駅ではまだタイ「バーツ」が使えます。

 

マレー半島鉄道縦断「パダンブサール(Padang Besar)」 ⇒ 「バターワース(Butterworth)」駅チケット画像

もしこの時点でマレーシアの通貨「リンギット」を持っていないのなら、このチケット売り場の横にあるカフェで、タイ「バーツ」を使って何かを買いましょう。
そして、お釣りを「リンギット」でもらいましょう。
(商品の値段は「リンギット(RM)」で書かれていますが、タイ「バーツ」で支払えます)
そうすれば、 「バターワース」でのフェリー代や、ペナン島で動くときに、「リンギットがない!」なんてことにはなりません。
「パダンブサール」駅、「バターワース」駅、ペナン島へのフェリー乗り場、ペナン島のフェリーの降り口、すべてに両替所はありませんでしたので、この時点で「リンギット」があるようにしておいたほうがいいでしょう。

次の列車は、「12時25分」発。
1時間半ほど時間があります。
それまで、待合室にあるカフェで時間をつぶします。

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」カフェ画像

 

食事もありますよ。
マレー系の料理が食べられます^^
支払いは、タイバーツでもOK!

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」カフェ画像

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」カフェ画像

 

時間があるので駅構内をウロウロ。
そうすると、また気になる看板が・・・
「バターワース」から「クアラルンプール・セントラル(KL SENTRAL)」行きの列車の時刻が変わっている!
「地球の歩き方(2017年度版)」では、「14時55分」発という列車があると書かれていたけど・・・ない!
いちばん近いところで「13時30分」発である(EP9203)。
まあ、こういうことはよくあるってことで。

 

マレー半島鉄道縦断「パダンベサール駅」時刻表画像

 

12時25分:「パダンベサール駅」発車

発車予定時刻の10分前くらいに、列車が到着。

 

マレー半島鉄道縦断「バターワース駅」列車(EMU29)画像

 

列車に乗り、「パダンベサール駅」を定刻通りに発車。
車内はこんな感じでガラガラ。
ですが、途中駅からどんどん乗りこんできて、座席が埋まるくらいにはなります。

 

マレー半島鉄道縦断「バターワース駅」行き列車車内画像

 

14時16分:「バターワース駅」到着

14時16分、「バターワース駅」到着。

 

マレー半島鉄道縦断「バターワース駅」ホーム画像

 

ここからフェリー乗り場へ向かいます。
その前に、チケット売り場で翌日に乗る予定の「KLセントラル」行きの列車の時刻を再チェック。
やっぱり「13時30分」発で間違いない。

 

マレー半島鉄道縦断「バターワース駅」時刻表画像

 

正式の時刻表でも間違いなし。
その次の便は「16時05分」なので、絶対に「13時30分」の便を逃してはならない。

 

マレー半島鉄道縦断「バターワース駅」時刻表画像

 

時刻表をチェックしたら、ペナン島行きのフェリー乗り場へ移動。
フェリー乗り場までは、歩いて約15分ほど。
けっこう距離あります^^

 

 

このような感じの通路をずっと歩いていきます。
写真ではわかりませんが、とにかく暑かった!

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」フェリー乗り場画像

 

ここがフェリー乗り場入り口。

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」フェリー乗り場画像

 

改札の横でお金を支払います。
お金を支払うと、フェリーの代金「1.20リンギット(約30円)」分の硬貨をくれます。
チケットではなく、フェリー代金分の硬貨をくれるという面白いシステムw

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」フェリー乗り場改札画像

 

そのもらった硬貨を、改札機に入れます。

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」フェリー乗り場改札画像

 

すこし前にも書きましたが、ここでのフェリー代に、マレーシア「リンギット」が必要になります。
わずか「1.20リンギット(約30円)」ですが、マレーシア「リンギット」でないと支払いができません。
タイバーツやアメリカドル、もちろん日本円でも支払えません。
しかも、この「バターワース駅」には両替所もありません。
わたしはたまたま「パダンベサール駅」でコーヒーを飲み、そのときのお釣りがたまたまあったから支払えました。
(支払いはタイバーツ、お釣りはリンギットだった)
ですので、「パダンベサール駅」で何か食べたり飲んだりして、「1.20リンギット(約30円)」以上のお釣りをもらっておくようにしましょう。

 

フェリーですが、とくに決まった時刻表みたいなものはありませんでした。
20〜30分おきくらいでピストン輸送しているみたいです。

 

マレー半島鉄道縦断バターワースフェリー乗り場行くまでの途中の景色画像

 

フェリーでは、車と一緒に乗船します。

 

マレー半島鉄道縦断バターワース側フェリー乗り場画像

 

フェリーに乗っている時間は約30分くらいです。

 

 

船から見るペナン島。
世界遺産都市である「ジョージタウン」があります。
目の前に広がる海は、「マラッカ海峡」です。

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」へ行くフェリーからの景色画像

 

30分ほどの船旅を終えて下船。

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」フェリー乗り場画像

 

とりあえず道なりに歩いてバスターミナルなどがある大きなエリアに出てみる。
とにかく、両替所をさがしてマレーシア「リンギット」を手に入れないと。

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」フェリー乗り場画像

 

しかーし、フェリーターミナルに両替所がない!
ATMも見当たらない。
タクシー運ちゃんやお店の人に、両替所のことを聞いても「このエリアにはないよ」「このエリアの外で探すしかないよ」とつれない返事・・・
タクシーにもバスにも乗れやしない・・・

 

汗だくになりながら、とりあえず予約しているホテルへ徒歩で向かう。
徒歩で行けるところに予約しておいてよかった〜
といっても、1.5キロほどあるので、20分くらい歩きました。

 

 

ホテルへ行く途中、リトルインディアにあった両替所で多少のお金を両替し、ホテルへチェックイン。
ペナン島でのホテルはこちらの「タイムカプセルホテル

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」タイムカプセルホテル外観画像

 

しかし、デポジットとかでチェックイン時にせっかく両替した現金を持って行かれてまた両替しないといけない羽目に・・・
空港と違って陸路は、現地通貨の調達がちょっと面倒ですね。
ですので、成田空港とかである程度の現地通貨を入手してから来てもいいですね。
(両替についてはこちらでも書いています ⇒ 現地での両替について

 

ペナン島では、お友達のじゅごんさんと合流。
在住者でなければ知らないようなレアなお店にたくさん連れて行ってもらいました^^

 

もういかにも地元のひとしか行きそうもない雰囲気!

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」Hon Kei Food Corner画像

 

こちらは、豚のいろいろなモツがたっぷり入ったヌードル。
Hon Kei Food Corner)。

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」豚モツヌードル画像

 

こちらは、マレーシアを代表する麺料理「チャークイティオ(Char kway teow)」
KAFE HENG HUAT)。

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」チャークイティオ画像

 

海に囲まれたペナンの新鮮なカニを使ったカニグラタン的な「チーズクラブ」や、ぷりっぷりのエビ!
Ocean Green Restaurant

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」エビ画像

 

マレー半島鉄道縦断「ペナン島」カニグラタン画像

 

いやー、マレーシア料理美味い!
中華やインドなど、いろんな国の料理が微妙にミックスされていて独自の進化をしていますね。

 

今回じゅごんさんが連れて行ってくれたご当地グルメや、ペナン情報は、下記のブログでチェック!
 ⇒ http://penang-life.com/

 

 

3日目は、ペナン島を離れ、マレーシアの首都クアラルンプールへ。

 

 ⇒ マレー半島縦断鉄道の旅:体験談【3日目】