「マレー半島縦断鉄道」の「時刻表」と「スケジューリング」について
こちらのページでは、マレー半島を鉄道で縦断するための「時間」に関しての部分、「スケジューリング」について書いていきますね。
ルートで決めた駅を、何時に出発するのか?
次の目的地に何時に到着するのか?
列車の乗り継ぎはスムーズなのか?
1日にどれくらい距離を走ることができるのか?
といったことです。
おさえておくべき基本の「時刻表」
列車には、鉄道会社が発表している「時刻表」があります。
まずは、「ルート」と「時刻表」をにらめっこして、スケジュールを組み立てていく必要があります。
まず、今回私の立てた「マレー半島縦断鉄道」の旅のルートはこちら。
(こちらの「ルート」のページで詳しく書いています ⇒ ルート編(どのようなルートを計画するか?))
私KENの「マレー半島縦断鉄道」ルート
【スタート】「フアランボーン(Hua Lamphong)」駅【寝台列車内宿泊】
⇒ 「パダンブサール(Padang Besar)」駅
⇒ 「バターワース(Butterworth)」駅
⇒ 「バターワース・フェリーターミナル(Pangkalan Sultan Abdul Halim Ferry Terminal)」
⇒ 「ペナン島フェリーターミナル(Pangkalan Raja Tun Uda Ferry Terminal)」【ペナン島観光&宿泊】
⇒ 「バターワース・フェリーターミナル(Pangkalan Sultan Abdul Halim Ferry Terminal)」
⇒ 「バターワース(Butterworth)」駅
⇒ 「KLセントラル(KL Sentral)」駅【クアラルンプール観光&宿泊】
⇒ 「グマス駅(Gemas)」
⇒ 「ジョホールバル・セントラル(JB Sentral)」駅
【ゴール】「ウッドランズ・チェックポイント(Woodlands Checkpoint)」駅【シンガポール宿泊】
最新の「時刻表」「便名」情報を収集する方法
最新の「時刻表」「便名」情報を収集する方法については、下記のページでくわしく書いています。
参考にしてみてくださいね。
⇒ http://trip-nomad.com/malayan_railways/timetable.html
私KENの「マレー半島縦断鉄道」ルートにあわせた時刻表
上記の「ルート」にあわせた、「列車番号」と「時刻表」は下記。
「フアランボーン」駅から「パダンブサール」駅まで
駅名/列車番号 | SP-EXP45 |
---|---|
フアランボーン | 15:10 |
パダンブサール | 08:53(マレーシア時刻 09:53) |
「パダンブサール」駅から「バターワース」駅まで
駅名/列車番号 | 2961 |
---|---|
パダンブサール | 12:25 |
バターワース | 13:46 |
「バターワース」駅から「クアラルンプール・セントラル」駅まで
駅名/列車番号 | EP9203 |
---|---|
バターワース | 13:30 |
KLセントラル | 17:35 |
「クアラルンプール・セントラル」駅から「グマス」駅まで
駅名/列車番号 | 9113 |
---|---|
クアラルンプール・セントラル | 11:58 |
グマス | 14:15 |
「グマス」駅から「ジョホールバルセントラル」駅まで
駅名/列車番号 | 41 |
---|---|
グマス | 14:55 |
JBセントラル | 18:45 |
「ジョホールバルセントラル」駅から「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」駅まで
駅名/列車番号 | SH87 |
---|---|
ジョホールバルセントラル | 21:00 |
ウッドランズ・トレイン・チェックポイント | 21:05 |
下記の写真は、「地球の歩き方(2017年版)」に乗っていた時刻表。
新たに追加された情報なのでありがたいのですが、すでに古くなっています・・・
まったく現地での実際の時刻表と違っています(^_^;
古い情報をもとに組み立てると、スケジューリングは失敗しますので注意してくださいね。
タイムスケジュールを組むときの注意点
上記、おさえておくべき基本の「時刻表」を軸に、タイムスケジュールを組みあげていきます。
その際、注意点が2つあります。
・「時刻表」がよく変わる
・「時刻表」通りに列車が発着しない
ということです。
「時刻表」がどれくらいの周期で変わるのかはわかりません。
ネットでの体験談や鉄道会社の公式ホームページに書かれていた情報でも、100%鵜呑みにしないほうがいいでしょう。
現地にいったら、ネットで確認した情報と違ったということがよくありますので。
わたしも事前に情報を収集してから行きましたが、現地で「時刻表」を見たら「違うっ!」とちょっとヒヤッとしましたから(^_^;
スケジューリングで、注意したいタイミング
「スケジューリング」で、注意したいポイントは下記の3つ。
・「パダンブサール」への到着時間
・タイとマレーシアでの時差
・「ジョホールバルセントラル」への到着時間と乗り換えのタイミング
「パダンブサール」への到着時間
「パダンブサール」への到着時間ですが、予定より大幅に遅れました。
本来の予定到着時刻は「08:53」でしたが、実際は「09:35」に到着しました。
約40分ほどの遅れです。
こういった「列車が遅れる」「時間通りに来ない」というのは、東南アジアではよくあるトラブルです。
列車の「遅延」は、織り込んでおくべきトラブルです。
タイとマレーシアでの時差
タイとマレーシアでは、時差が「1時間」あります。
タイとマレーシアの国境ポイント「パダンブサール」に着いたら、時計を1時間すすめます。
今回「パダンブサール」には、タイ時刻「09:35」に到着しました。
ですので、マレーシア時刻では「10:35」となります。
つまり、「地球の歩き方」に載っている「10:25」には乗れないということです。
実際はここに、イミグレーションの手続き(約20分)や、切符(約5分)を購入したりという作業でかかる時間がプラスされます。
ですので、「12:25」発の列車に乗るというのが現実的です。
下記の写真は、「パダンブサール」駅でイミグレを終え、「バターワース」駅までのチケットを購入したあとの時計。
時刻は「10:50」をさしています。
「ジョホールバルセントラル」への到着時間と乗り換えのタイミング
「ジョホールバルセントラル」への到着時間は「18:45」。
乗り継ぎのタイミングとしては、「地球の歩き方」に書かれている「19:00」がちょうどよいタイミング。
ですが、イミグレーションを通過する時間、チケットの購入時間、駅の乗り場までの時間を考慮すると、「19:00」乗車はかなりむずかしいです。
わたしが「ジョホールバルセントラル」駅のチケット売り場に着いたのが、ほぼ「19:00」でしたので(しかも「19:00」便のチケットはすでに売り切れ)。
そうなると、2時間後の「21:00」の便に乗るというのが現実的と思います。
*もしかしたら、「KLセントラル」駅で、「ジョホールバルセントラル ⇒ ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」までのチケットを購入すれば、時間はすこし短縮できるかもしれません。
わたしは、「ジョホールバルセントラル」でしかチケットを買えないとなぜか思い込んでいました。
ただ、買えたとしてもやっぱり間に合わないような気がします。
下の写真は、ほぼ「19:00」に「JBセントラル」のチケット売り場に到着したときのもの。
すでにチケットは、「売り切れ(Sold Out)」。
実際にわたしが実際に利用したタイムスケジュール
下記は、今回の「マレー半島縦断鉄道」の旅で、実際にわたしが事前に組み立てたタイムスケジュールです。
参考にしてみてくださいね。
1日目
タイ・バンコク「フアランボーン」駅を「15:10」出発(車両番号:SP-EXP45)
そのまま寝台列車で車中宿泊
2日目
マレーシア「パダンブサール」駅に、「08:53(マレーシア時刻 09:53)」到着
タイ⇒マレーシアの国境越え!
「パダンブサール」駅を「12:25」出発(車両番号:2961)
「バターワース」駅に「13:46」到着
ペナン島行きフェリー乗り場まで徒歩で移動し乗船(時刻表なし・約30分おきに出港)
ペナン島到着後、観光
ペナン島宿泊
3日目
ペナン島からフェリーにて「バターワース」へ(お昼までに乗船すること)
「バターワース」駅を「13:30」出発(車両番号:EP9203)
「クアラルンプール・セントラル」駅に「17:35」到着
クアラルンプール宿泊
4日目
「クアラルンプール・セントラル」駅を「11:58」出発(車両番号:9113)
「グマス」駅に「14:15」到着
列車乗り換え
「グマス」駅を「14:55」出発(車両番号:41)
「ジョホールバルセントラル」駅に「18:45」到着
「ジョホールバルセントラル」駅を「21:00」出発
「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」駅に「21:05」到着(車両番号:SH87)
マレーシア⇒シンガポールの国境越え!
シンガポール宿泊
では、この決めた「ルート」「スケジュール」で乗車する列車のチケット料金やホテル代っていくらくらいするのでしょうか?
下記のページで、列車のチケットや宿泊にかかった「お金」についてをまとめています。
⇒ お金編(チケット代はいくらかかるのか?)