マレー半島縦断鉄道の旅:体験談【4日目】
「マレー半島縦断鉄道」4日目。
ラストの1日です!
4日目の大きなトピックは、下記の2つ。
・クアラルンプールから、マレーシア国境の駅「JB SENTRAL(ジョホールバルセントラル)」へ移動
・「JBセントラル」からマレーシア出国し、シンガポールの「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」駅で入国
1日のスケジュールとしては、下記のように動いていきます。
・11時58分:マレーシア「クアラルンプール・セントラル(KL SENTRAL)駅」発車
・14時15分:マレーシア「GEMAS(グマス)」駅到着
・14時55分:マレーシア「GEMAS(グマス)」駅発車し、「JB SENTRAL(ジョホールバルセントラル)」駅へ
・18時45分:マレーシア「JB SENTRAL(ジョホールバルセントラル)」駅到着
・19時:クアラルンプール市内のホテルにチェックイン
・21時00分:マレーシア「JB SENTRAL(ジョホールバルセントラル)」駅発車
・21時05分:シンガポール「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」駅到着
・22時00分:MTS「ウッドランズ」駅到着
・23時:ホテルチェックイン
この日は、マレー半島列車縦断移動の最終日。
クアラルンプールから、途中グマスとジョホールバルを経由し、一気にシンガポールまで行きます。
出発まで時間があるので、ホテルの近くのお店「ABCビストロカフェ(ABC Bistro Cafe)」で朝食。
朝から地元の人たちでにぎわっていていい感じ。
マレーシアの代表的な料理「ナシゴレン(Nasi goreng)」。
独特のスパイスの使い方が最高!
炒飯やピラフともまたぜんぜん違うんですよねー
そして、「カヤトースト(Kaya toast)」。
シンガポールのイメージが強いですが、マレーシアでもポピュラーな朝食です。
カリッと香ばしく焼いた薄めのトースト、厚切りバター、独特な甘みのカヤジャムのコンビネーションは病みつきになりますね。
コーヒーの淹れ方も独特。
鮮やかな手さばきを見ているだけで楽しい。
甘めの「ハイナンコーヒー(Hainan Coffee)」が、疲れが残るカラダに沁み込みます。
ローカルの気分を堪能できたなかなかいい朝食でした。
「11時58分」発の列車に乗るまでまだ時間があったので、すこし散歩。
「クアラルンプール」という街を見れば、マレーシアという国の強さを実感します。
「クアラルンプール・セントラル(KL SENTRAL)駅」に到着。
「GEMAS(グマス)」駅へ向かう列車の乗り場がこちら。
「KTM Komuter」と書かれている大きな看板が目印。
マクドナルドの横とおぼえておくといいですね。
ディスプレイに表示されている時刻表もチェック。
便名が「9113」、発車時刻が「11時58分」、行く先が「Gemas」と間違いなし。
発車の30分前くらい前に行きましたが、時間ぎりぎりまで改札も入れてくれません。
こんな感じで待たされます。
こんな感じで待つ以外にないので、ホーム内にあるスタバへコーヒーを買いに。
ネットもできますし。
マレーシアのスタバは、ハラル認証のマークがどこの店舗でもしっかりと貼られていますね。
さすが、ハラルが厳しいマレーシアだけあります。
発車時刻の10分前くらいに、やっと改札を通してもらって地下のホームへ。
こちらが車内。
キレイな列車です。
車両の先頭部分には、スーツケースのような大型の荷物が置けるスペースも。
日本ではあまり見ないですが、いいですよね。
同じ車両内に、ちょっとした軽食やドリンクを売るコーナーもありました。
ちょっと近未来的なデザイン。
トイレはかなり立派です。
定刻通りに発車。
車窓からは、まだ大都会KLの街並みと、馬の顔が書かれたKTM。
しばらく走ると、車窓にはたくましいヤシの木の緑が。
生命力が強い色ツヤしています。
14時15分、マレーシア「GEMAS(グマス)」駅到着。
ここで、「JB SENTRAL(ジョホールバルセントラル)」行きの列車に乗り換えます。
到着したホームの向かい側に停車していた列車が、「JB SENTRAL(ジョホールバルセントラル)」行きの列車。
先頭の引っ張る車両は、かなり年季を感じるクラシカルな顔。
車両は「日立製」なんですね。
「IKHLAS23109」と車両番号が書かれたプレートもいい味出ています。
客席車両自体は古くはありません。
わたしが乗る車両は「R3」号車。
中はキレイな車両です。
ありがたいことに、各座席の足元には電源が!
これでキンドルとかスマホのバッテリーを気にせず使えます^^
トイレは2種類。
こちらは洋式。
本当にこんな恰好で用を足すひとがいるのだろうか。
こちらは和式。
「GEMAS(グマス)」駅を出発してすこし走ったところで、チケットのチェック。
パンチで穴をあけてくれます。
途中の駅の看板。
KLの喧騒と打って変わって、まあのんびりとしています。
駅員さんも、の〜んびりとした感じです。
18時45分:マレーシア「JB SENTRAL(ジョホールバルセントラル)」駅到着。
19時00分発の「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」駅行きに間に合うか・・・
とりあえず、列車のチケット売り場へ急ぐ。
ここがチケットカウンター。
19時00分の電車のチケットはすで売り切れ。
というか、時間が足りなくて間に合わない。
バスで行きたい気持ちをぐっとこらえる。
の国境越えのほうが時間的にははやくシンガポール入りできたと思いますが、今回は列車でのマレー半島縦断がテーマなので、ここはこだわります。
時刻表を確認すると、次の電車は「21時00分(ST91)」。
2時間待ちかー。
とりあえず、チケットを購入。
「5リンギット(約130円)」
*「ジョホールバルセントラル駅」でのチケットの買い方については、こちらの記事でもっと詳しく書いています!
⇒ http://trip-nomad.com/malayan_railways/ticket_jb_wcp.html
乗車までたっぷり時間があるので、駅の横にある巨大なショッピングモールへ。
腹ごしらえだ!
ショッピングモールへ移動するときに、「JB SENTRAL(ジョホールバルセントラル)」駅をパシャリ。
デカくてキレイ!
ショッピングモールに入っているレストランで「汁なしの麺」を注文。
残念ながらいまいち。
注文を取ってくれたお姉ちゃんがおすすめの一品だったけどねー
飲み物は、現地で親しまれている飲み物「バーリー(BARLEY)」。
大麦の飲み物で、甘めでさっぱり。
いけますよ。
食事をしてもまだ時間があるので、「JB SENTRAL(ジョホールバルセントラル)」駅をぶらり。
けっこうお店がならんでいます。
こちらは、マレーシアの女性に欠かせない「トゥドゥン(またはヒジャブ)」。
カラフルでデザイン豊富。
おしゃれです。
不動産のお店もあります。
むかし「イスカンダル計画」とかありましたけど、今はどうなんでしょうかね。
出発時間が近づいてきたので、改札へ向かいます。
まずはセキュリティチェックを受けて。
地下に降りていきます。
地下に降りると、マレーシアのイミグレーションがあります。
そこでパスポートや荷物のチェックがあります。
(写真不可)
イミグレーションを通過すると、奥のスペースで列車が来るまで待ちます。
時間になったので、みんなで移動。
こちらがホーム。
電車に乗り込みます。
シンガポールの電車内は、通勤の満員列車並みの混雑。
というか、通勤に使っている人も多いのではないかと思う。
マレーシアからシンガポールの国境を超えることって、本当に日常的なことなんだということを実感。
電車に乗ってわずか5分ほどで、シンガポール側の「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」駅到着に到着。
この駅で、シンガポール側でのイミグレーションを行います。
ここでひとつ注意。
この「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」駅での入国時には、入国カードに記入が必要です。
イミグレのところに、カードが置いてあります。
このカードを記載したあとに、イミグレの列に並んでください。
わたしは、この入国カードの存在を知らなかったので、再度並び直しとなり、えらい時間のロスをしてしまいました・・・
ちなみに、シンガポールはこういった場所での撮影はとても厳しいです。
わたしも注意されました。
「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」駅でのイミグレを通過!
ついにシンガポール到着でゴール!!!!
と普通ならすこしはうれしい気持ちがわきあがるのですが、まだここからホテルまでの移動があります。
ですので、終わった感がまったくなく、ちっともうれしさも達成感もこみあげてこない・・・
「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」駅から、最寄りのMRT「ウッドランズ」駅まではバスで移動。
けっこう距離があるので徒歩では無理。
バスかタクシーでの移動になります。
まずは、バス停方面へ移動。
MRT「ウッドランズ」駅まで行くバスは、「178」「903」「911」「912」「913」「950」。
このどれかに乗れば、MRT「ウッドランズ」駅に到着します。
無事にバスに乗り、MRT「ウッドランズ」駅まで。
不明というのは、このバス路線は「有料」なのか、それとも「無料」なのかということ。
結論から言うと、わたしはこのバスでお金を支払いませんでした。
「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」からMTS「ウッドランズ」駅までの路線は、一般のひとも利用しています。
そして、彼らはお金をちゃんと支払っています。
私はシンガポールの現地通貨「シンガポールドル」を持っていませんでした。
ですので、運転手さんに「シンガポールドル」を持っていないこと、有料なのか無料なのか、マレーシアリンギットで支払えないかなどと聞いてのですが、まあ無口な運転手でまったくの無言(苦笑)
結局、MTS「ウッドランズ」駅で下車するときも何も言わなかったので、実際のバス料金についてはよくわからないままです。
ネットで検索しても出てきません。
わずかでも、シンガポールドルを持っていることが安全策だと思います。
ただ、「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」駅で、両替所やATMを見つけられなかったので、シンガポール入国前に入手しておくと安心ですね。
*2019年8月追記!
上記の「ウッドランズ・トレイン・チェックポイント」駅から市内へ向かう時のバス料金について。
明確な金額等わかりました!
わたしと同じくマレー鉄道の旅をされた「るき」さんが、同じルートでバスに乗ったときに「2ドル(シンガポールドル)」お支払いされたそうです。
もちろん、シンガポールドルしか支払いができないので、苦労されて両替をされたようです。
詳細は、「るき」さんの下記のブログ記事で丁寧に書かれています。
ぜひ参照ください。
⇒ https://tripflight.net/2019/07/04/malayanrailways/
MRT「ウッドランズ」駅到着!
でかい駅!
バスの降り場から、駅までしばし歩きます。
やっとMRT「ウッドランズ」駅の改札付近へ到着。
もうすでに22時近く。
すでに両替所は閉まっていたので、ATMにてシンガポールドルをおろしました。
地下鉄のチケットを買って、ホテルへ向かいます。
今回のシンガポールでの宿は、歓楽街「ゲイラン」地区。
まずは最寄り駅のMRT「マウントバッテン(Mountbatten)」駅へ。
MRT「マウントバッテン(Mountbatten)」駅到着。
やっとこさ宿に到着〜
もう疲労困憊。
でも、もう夜おそいため、ビールも売っていない・・・
シンガポールはきびしいんだよなあ。
こうやって、あまりゴールの達成感がないままマレー半島鉄道縦断の旅は終了しました(^_^;
無事にシンガポールまで到着できたことに感謝。
翌日は、シンガポールをざっと観光して帰ります。
これまでの旅の記録はこちら。
⇒ マレー半島縦断鉄道の旅:体験談【1日目】
⇒ マレー半島縦断鉄道の旅:体験談【2日目】
⇒ マレー半島縦断鉄道の旅:体験談【3日目】