シベリア鉄道横断の中で、目玉の一つが「アムール鉄橋の横断」があります。
アムール鉄橋とはどんな橋なんでしょうか?
ウィキペディアで調べてみるとこのように書かれています。
ハバロフスク橋(はばろふすくきょう、ロシア語:Хабаровский мост)は、ロシア極東ハバロフスク地方におけるアムール川をまたぐシベリア鉄道とM58アムール幹線道路の鉄道道路併用橋である。アムール川鉄橋、アムール鉄橋、アムール大橋とも呼ばれる。
簡単に言うと、ハバロフスクのそばを流れるアムール川にかかっている橋です(笑)
これが現在のアムール鉄橋(ハバロフスク橋)です。
シベリア鉄道の内部からはこんな感じで見えます。
このアムール鉄橋がなぜ目玉で、動画をなぜ紹介したいのかというと、シベリア鉄道の「アムール川越え」には2つの方法があるからです。
一つは、このアムール鉄橋を渡って横断する。
もう一つが、アムール川の地下トンネルを通って横断する
つまり、モスクワ側からハバロフスク方面へ向かうシベリア鉄道しかこの「アムール鉄橋の横断」ができないのです。
極東からモスクワ方面に行くシベリア鉄道では、残念ながらこの「アムール鉄橋」の景色が見れないんですね。
トンネルだから。
そしてもう一つ。
この「アムール鉄橋」の完成によって、シベリア鉄道が開通したということ。
1850年代から計画し、1891年に工事開始、1916年のこのアムール鉄橋の完成で現在のシベリア鉄道のルートが完成したのです。
(*現在の橋はまた新たに作られたものだそうです)
あまりにも過酷な工事だったために、多くの囚人も駆り出されたようです。
こういったストーリーがあるんですね。
だから、この「アムール鉄橋の横断」はとても楽しみにしていました。
長い長いシベリア鉄道の歴史に思いを馳せながら。
そして、極東方面からのシベリア鉄道ではこの光景はみれないんだよなと小さな優越感に浸りながら・・・