「クワス」というものを知っていますか?
ロシアやウクライナなどで親しまれている飲み物。
簡単に言うと「発酵飲料」です。
ライ麦や麦芽、黒パンなどが原料。
本来は家庭で作るものですが、面倒だったり失敗することも多い。
だから「クワス」は買うことが一般的。
こんな感じのペットボトルに入ってスーパーやキオスクなどで簡単に買うことができる。
でも、ロシアで「クワス」を飲むなら是非試してもらいたいものがある。
それは、クワス売りの車でクワスを買うこと!
日本の移動式の石焼き芋屋さんと似たようなイメージ。
人が集まる場所に移動して売っている。
そのクワスの車が最近はすっかり減ってしまっているのだ。
そういう噂を聞いたので、今回の夏の滞在時に探してみることにした。
これがクワスの車だ!
以前は夏であれば、駅前とか市場などですぐにクワスの車を見つけることができた。
移動中気にして見てはいたが、確かに見かけない。
もう絶滅してしまったのだろうか。
ちょっとあきらめかけていた時、見つけた!
これがクワスの車!
場所はモスクワから70キロほど離れたセルギエフパッサード。
世界遺産の「トロイツェセルギエフ大修道院」の入り口前だ。
ちょっと田舎だとまだまだ健在のようだ。
発見場所。
車というよりタンクといったほうがいいですね。
このタンクにクワスが入っていて、蛇口をひねると「ジャーッ」と出てくる。
今回はコップで注文。
ロシアの人は、下の写真の右側に写っている大きなペットボトルとかで大量に買うことも多いです。
これがクワス。
発酵して少し泡が出ています。
さわやかな酸味がうまい!
パンのような香りがします。
ペットボトルで飲むよりもやっぱりうまい!
でも、こういう売り方は今後さらに減っていくんだろうなあ。
今回のロシア滞在中、ここ以外で何回か見かけることはあったが、やはり激減している感じがした。
うーーん寂しい。
もしロシアで見かけたら飲んでみてね!