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【淡路島】寿司激戦区で夢の独立開業『鮨夢』!その時人気ベーグル屋オーナーの奥さまは?夫婦の挑戦

こんにちは、Ken(@kanyesina)です。
先日、取材で淡路島へ行ってきました。
(取材したのは、淡路島の人気セラピスト岩本真樹さん ⇒「ヒプノセラピーとは何?」

その取材時に真樹さんから、「淡路島で地元の人が通う隠れ家的なお寿司屋さんへ行こう!」と誘っていただきました。
そのお寿司屋さんというのが、今回本記事で紹介する『鮨夢』さん。

よくよく真樹さんからお店のお話を聞いてみると、なかなか興味深いお店であることがわかってきました。

若いご夫婦で切り盛りしていること
「淡路島で独立開業する」という夢をかなえたこと
舌が肥えている地元の人が、しっかりとリピーターになっていること
奥さまは行列ができる超人気ベーグル屋オーナーでしたが、旦那さまの独立開業にあわせて、その仕事をスパッとやめてお店で入ったということ
etc.

地元のひとを魅了するお寿司を食べたい気持ちも強かったですが、「このご夫婦に会ってみたい!」という気持ちのほうが強くなりました。

ですので、ちょっとばかりインタビューをさせていただきました!

淡路島で寿司屋を開業するにあたって不安はなかったか?
超人気ベーグル店を閉じて、ご自身の夢より旦那さまの夢を優先したというようにも見えるのですが、不安や葛藤はなかったか?
といったちょっと聞きにくいことも聞いちゃいました。

夫婦で飲食店開業をしたいけどちょっと不安・・・という悩みがあるひとには参考になるかもしれません。
独立開業でなくても、パートナーの転職という状況にも当てはめられますね。
きっと何かヒントになると思いますよ。

本記事では、「鮨夢」さん自慢のお寿司レビューと、オーナーご夫婦への取材というスタイルで書いていきますね。

舌が肥えた淡路島ローカルが通うお店『鮨夢』さんでお寿司を実食!

では、さっそく『鮨夢』さんをご紹介していきますね。

『鮨夢』さんの場所は、洲本インターチェンジから車で5分ほどの28号線沿い。
「auショップ」が目印。

「auショップ」の横の細い通路を入った奥に、『鮨夢』さんがあります。
まさに隠れ家的なお店。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』入口
薄暗い通路を抜けると、スタイリッシュな入口が見えてきました。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』玄関
ドアをあけて中に入ると、まだ新しさが残るヒノキのカウンターがどーんとお出迎え。
清潔感あるとても気持ちのいい空間。
奥にはお座敷もあります。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』店内
カウンターの幅や高さも、けっこうこだわって作ったんだろうなあ。
カウンターの角のつなぎめのところ、ひょうたんが埋め込まれているのも面白い。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』ヒノキのカウンター
店内には、サイン色紙が飾られていました。
よく見ると、サッカーのガンバ大阪の選手のサインのようです。
神戸のチームでないところが面白い。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』サッカー選手のサイン色紙

淡路島『鮨夢』ご主人厳選!地元の新鮮な海の幸の握りを喰らう

さっそく、白木のカウンターの向こうにいるご主人に、淡路島の厳選された海の幸を握ってもらいます。
いかにも職人というたたずまいが格好いいですね。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』ご主人のお仕事風景
まずは、つき出しから。
伝助あなごの南蛮漬け。
美しい盛りつけです。
伝助あなごは、通常の穴子よりもサイズが大きい希少品種。
なので身もしっかりと厚く、脂ものっています。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』伝助あなごの南蛮漬け
つぎは、鳴門鯛。
お刺身に見えますが、さっと湯がいています。
お塩でいただきます。
激しい潮流に揉まれているだけあって、しっかりと身がしまっています。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』鳴門鯛
タイラギ貝の貝柱。
サイズが大きく分厚くてびっくり。
歯ごたえもしっかりあります。
軽くあぶることで、香りと甘みが引き立っています。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』タイラギ貝の貝柱
カワハギはポン酢で。
カワハギは身が淡白なので、肝はやっぱりあわせたいですね。
脂たっぷりのっていました。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』カワハギポン酢
あこうの煮つけ。
あこうは、「きじはた」とも呼ばれています。
ボリュームたっぷり。
甘すぎず、重すぎない味付けでぺろり。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』あこうの煮つけ
握りに入ります。
まずは白身のオコゼから。
ネタの上に、身皮、外皮、キモが乗っています。
仕事が細かい!
期待感を高める最初の握り。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』オコゼ握り
ご主人の真剣なまなざし。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』包丁を片手のご主人
伝助あなご。
骨切りしてから皮を引き、さっと炙っています。
ウナギの白焼きみたいだが、ちょっと違う。
東京ではなかなか口にできない一品でうれしい♪
個人的に、これお気に入り。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』伝助あなご握り
伝助あなごを炙っている様子はこちら。
(『鮨夢』さん公式フェイスブックページより)

まだまだ握りが出てきます。
かんぱち。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』かんぱち握り
赤海老。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』赤海老握り
火を入れた赤海老の頭。
甘い~
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』赤海老のお頭焼き
お椀が出てきました。
アオサたっぷりで、磯の香りが口いっぱいに広がります。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』お椀みそ汁
大粒のイクラ。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』イクラ軍艦巻き
赤身のヅケ。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』赤身のヅケ握り
淡路島に行ったらぜひ食べたいのがウニ!
今回は、由良産赤ウニ。
海苔を巻いて軍艦にしないことで、ウニの味がストレートに口の中に広がります。
上にのせたほんの少しのワサビとお塩が、ウニの旨味をグッと引き立てていますねー
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』由良産赤ウニ握り
マグロ。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』マグロ握り
2つめの穴子は、蒸し穴子。
ふわふわで、あっという間に口の中でとろけます。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』蒸し穴子握り
穴子のほくほく感は動画で見てみて~

巻物。
関西らしく太巻き。
具だくさんでうれしくなる。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』
〆のデザートは、黒ゴマのブランマンジェ。
奥さまの手作りです。
濃厚なゴマの風味で、男性でもぺろりなお味。
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』
『鮨夢』さんのお寿司に関して。
ネタはやはり鮮度よく、淡路島らしい地のものを楽しめました。
種類も豊富でしたね。

鮮度がいいだけでなく、ご主人の丁寧な仕事やこだわりが随所に光っていました。
お寿司屋さんは、とにかく仕込みが大変なのですよね。
鮮度がよければいいって話ではない。
ですので、地方の個人でやっている寿司屋にいくと、とにかくネタが少なかったりする。
仕込みが大変でひとりで全部こなせないから。
でも、『鮨夢』さんの仕事は、手抜きなくしっかりと丁寧でした。
地元のリピーターさんが多いというのは、こういう見えにくい細かな部分をしっかりみているからなのではないかなと思います。

淡路島『鮨夢』ご夫婦インタビュー!寿司激戦区で独立開業!不安はなかった?夫婦の挑戦秘話聞きました

こちらが、寿司激戦区の淡路島で独立開業した『鮨夢』の塩飽ご夫妻。
今回すこしお時間をいただき、お話をお伺いすることができました!
淡路島の寿司屋『鮨夢(すしゆめ)』

Ken
Ken
もともとお二人は、淡路島のご出身ですか?
淡路島『鮨夢』ご主人
淡路島『鮨夢』ご主人
2人とも淡路島の出身です
Ken
Ken
昔から自分でお店を持つことが夢だったのですか?
淡路島『鮨夢』ご主人
淡路島『鮨夢』ご主人
はい
Ken
Ken
なぜ独立をしようと思ったのですか?
淡路島『鮨夢』ご主人
淡路島『鮨夢』ご主人
独立は、この仕事を始めた頃からの夢でした。
Ken
Ken
淡路島で寿司屋を開業するにあたって不安はありませんでしたか?
淡路島は、週末に観光客が集中し、平日には閑散としているので、コンスタントな集客はむずかしく思います。
そして、大型回転すし店など、島にはライバルとなる寿司屋も多いと思いますが。
淡路島『鮨夢』ご主人
淡路島『鮨夢』ご主人
逆に、淡路島以外は考えていませんでした。
『鮨夢』は、ほぼ地元のお客さまが来てくださっています。
むずかしいこととしては、淡路島特有の農繁期があります。
農繁期などはどうしても飲食店は暇になります。
ですが、それは一年平均して考えるようにしています
Ken
Ken
独立してよかったことはなんですか?
淡路島『鮨夢』ご主人
淡路島『鮨夢』ご主人
自分の思うように仕事が出来る事ですね。
Ken
Ken
独立してみて、自分が思い描いていたことと違いはありますか?
淡路島『鮨夢』ご主人
淡路島『鮨夢』ご主人
 
わかってはいましたが、仕事量の多さに休む日がありません。
Ken
Ken
なぜこの場所にお店を構えたのですか?
決めた理由はなんだったのでしょうか?
淡路島『鮨夢』ご主人
淡路島『鮨夢』ご主人
洲本の町中から外れた場所でやりたかったのです。
この場所は、洲本インターから近かったというのも決めた理由ですね。
Ken
Ken
淡路島の寿司ネタの、おすすめや特徴を教えてください
淡路島『鮨夢』ご主人
淡路島『鮨夢』ご主人
白身が豊富です。
そして、鮮度がよく、品数も豊富です。

奥さまにもお話をお聞きしました。

Ken
Ken
奥さまは、『鮨夢』開業前に、行列のできる人気ベーグル店を経営されていたと聞いています。
好きなことで収入を得るという、ご自身の夢を実現されていたと思います。
そのお店を閉じて、今はお店の女将さんをやられています。
ご自身の夢をあきらめた、旦那さまの夢を優先したというようにも見えるのですが、不安や葛藤はありませんでしたか?
淡路島『鮨夢』奥さま
淡路島『鮨夢』奥さま
不安はないと言えばウソになります。
ですが、それより主人と結婚した時に「一緒にお店を持ちたい!」と言う夢がありました。
その夢が叶う気持ちでワクワクしていました。
独立開業の話は夫婦2人で進めていったので、特に驚きもありませんでした。

ベーグル屋さんとの違い、新しい出会い、淡路島の人とのつながりなど、日々いろいろ感じる毎日です。
美味しい物を食べて頂きたいと言う事では、ベーグル屋さんもお寿司屋さんも変わりないです。
よかったことがほとんどですが、あえてそうでなかったことをあげれば、子供との時間が少なくなった事ですね。

お互いの夢は、お店がもっともっとたくさんの方に来て頂き、喜んで帰ってもらえるお店であり続ける事です。
カウンターのお寿司屋さんと構えず、アットホームな夫婦2人でしているお店です。
気軽に入って来てもらいたいですね。

淡路島『鮨夢』さんまとめ

自分の好きなこと、やりたいことで起業したい。
独立して、自分の力を試したい。

そう思い描く人はきっと多いでしょう。
でも、その夢を実行する勇気が出ない、最初の一歩が踏み出せない・・・

その踏み出せない理由のひとつに、「家族」があると思います。
「家族」が協力してくれるのか、くれないのか。
応援してくれるのか、くれないのか。

どちらがよい結果を導くかは、考えないでもわかる。
とてもシンプル。

でも、そうは簡単でないのが、家族であり、夫婦なのだ。

職人であるご主人の言葉は、少ないながらも自分の「夢」「こだわり」に強い意志を感じる。
奥さまの言葉は、陰でご主人をそっと支えながらも、俯瞰して「家族の幸せ」をしっかりと見ている。

ここにいたるまで、お二人は多くの「夢」を語り合ってきたのだろうなあと感じました。

家族、夫婦、仕事、独立、転職・・・
そんなモヤモヤを抱えているのであれば、『鮨夢』さんにふらりと行ってみるといいでしょう。

お二人の作り上げたお店に行き、お二人と会話をすることで、何かヒントが得られるかもしれません。

ぜひ、ご夫婦の想いが詰まったこだわりの空間に身をゆだね、美味しいお寿司やおつまみをいただき、お酒でも飲みながら、のんびり自分の在り方に想いを馳せてみるのもいいかもしれませんね。

淡路島「鮨夢(すしゆめ)」詳細

名称 鮨夢
住所 〒656-1605 兵庫県南あわじ市山添262
電話番号 0799-20-4942
営業時間 平日17:30~20:30
土日12:00~13:30 17:30~20:30
定休日 火曜日
公式サイト(フェイスブックページ) https://www.facebook.com/%E9%AE%A8-%E5%A4%A2-385541131803080/
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