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日本

【人形町立ち食いそば】『福そば』のサックサク「かき揚げ」と絶品「そばつゆ」のレベルに驚くよ!

日本橋エリアは、立ち食いそば激戦区。
お財布にやさしい立ち食いそば屋は、サラリーマンの強い味方。

そんな日本橋エリアの立ち食いそば屋を、日本橋人形町生まれ人形町在住、元料理人の私Kenが紹介していきますよ!

今回紹介する立ち食いそば屋は、人形町にある『福そば』
立ち食いそばマニアの間では、ファンが多い人気のお店です。

『福そば』のおすすめは「天ぷら(かき揚げ)」
基本的に「天ぷらそば」は頼まないわたしが、天ぷらを注文する数少ないお店です♪

今回は、人形町『福そば』を紹介しますよ。

『福そば』の蕎麦を「いざ実食!」

今回訪問したお店は、人形町『福そば』
カウンターのみでイス席なしという、潔い立ち食いそばのお店です^^

場所は人形町駅の甘酒横丁口から徒歩1分ほど。
水天宮前駅からは、3分くらいですね。
親子丼発祥の店「玉ひで」を目安に行くとわかりやすいです。

こちらが『福そば』。
『福そば』は、お店の開店時間が早いことでも人気。
朝6時40分からオープン。
これはありがたい。
人形町立ち食いそば『福そば』
入口には、「生そば使用」の文字が。
そうです、『福そば』さんでは「生そば」を使用しています。

かんたんに説明しますが、立ち食いそば屋さんは、「生そば使用」「ゆでめん使用」の大きく2つに分かれます。
激安チェーン店はほとんどが「ゆでめん」。
あらかじめ茹でられた麺を、注文後にお湯でさっと温め直すだけです。
「生そば」は、生から茹でるで時間がかかります。
ですが、味はまったく違います。
当りまえですが。
人形町立ち食いそば『福そば』
券売機で券を買ったら、カウンターに出して待ちます。
朝は、寡黙な店主がずーーーっとかき揚げを作っています(笑)
人形町立ち食いそば『福そば』
カウンターでは、かき揚げがずらりと並ぶ前が特等席ですね。
普通のかき揚げ(玉ねぎ)をはじめ、紅ショウガ、春菊、ゴボウなど、目移り必至なラインナップ。
目の前のかき揚げを見てムラムラきてしまったら、単品で追加注文しちゃいましょう。
どれも基本「130円」です。
とくに、真っ赤なビジュアルが印象的な紅ショウガのかき揚げは、ついつい食べたくなる衝動に駆られやすいので注意(笑)
(紅ショウガの辛味と、油の甘味が絶妙にマッチしてうまいです)
人形町立ち食いそば『福そば』
こちらは「かけそば(300円)」
シンプルにトッピングはネギのみ。
個人的には、こちらの『福そば』さんでイチオシ。
このそばつゆの色が実にいい。
人形町立ち食いそば『福そば』
蕎麦は、白い更科系。
『福そば』さんのお蕎麦は、温かいほうが個人的に好みです。
温かいほうが、そばつゆの旨みと香りを堪能できる。
最後までしっかり飲み干したくなる味わい。
つまり、麺より「そばつゆ」が好き。
このそばつゆは、パンチの強い田舎蕎麦よりは、繊細な白い蕎麦のほうが好相性。
人形町立ち食いそば『福そば』
カウンターには、真っ赤な調味料が置いてあります。
七味とは違った、重量感ある辛味を味わえます。
温かい蕎麦にお好みでどうぞ。
人形町立ち食いそば『福そば』
こちらは、冷たい「もり(320円)」
蕎麦湯もいっしょに提供されます。
人形町立ち食いそば『福そば』
冷たい蕎麦で天ぷらを注文すると、蕎麦猪口に入るくらいのサイズにカットして出してくれます。
この心づかいはうれしいですね。
最初は「かき揚げはガブリとかじりつきたいんだよー」と思いましたが、カットされていたほうが食べやすいし、つゆにつけやすいので考えをあらためました(笑)

かき揚げは、とにかくその「カリッ」とした軽い揚がり具合がいい。
よくありがちな、ぼてっとした重さがない。
大きなかき揚げなのに軽さを感じさせるって、かんたんなようで実はとてもむずかしい。
人形町立ち食いそば『福そば』
そばつゆには、ネギとワサビ。
そばつゆは、江戸前ではあるが辛すぎない。
最初のひと口目で、辛味よりまろやかな甘味を感じる。
インパクトがやさしいそばつゆ。
かといって、弱っちいわけでなく、ぼんやりしているわけではない。
スッキリとまろやかの塩梅がいい。
(そばつゆ自体の写真は撮り忘れました)
人形町立ち食いそば『福そば』
もりそばは、丸い器に平らに盛られています。
人形町立ち食いそば『福そば』
白い更科系は、やはりその「つるっ」と滑るような喉ごしがいい。
断面を見ると、あまりエッジ(角)が立っていない丸い感じの蕎麦ですね。
個人的には、『福そば』さんは温かい蕎麦のほうが好み。
そばつゆのうまみ、香りが楽しめる。

蕎麦自体は、茹で具合がすこし柔らか目に感じる(冷たい蕎麦も温かい蕎麦も)。
ですので、『福そば』さんでは蕎麦よりも「そばつゆ」のほうを楽しんでいます。
(温かい蕎麦の時は、天ぷらを別盛りにしてもらいます)
人形町立ち食いそば『福そば』
最後は、色は濃いけどさらりとした蕎麦湯で割ってフィニッシュ。
ごちそうさまでした。
ちなみに温かいお蕎麦でも、「蕎麦湯ください」といえばいただけます。
人形町立ち食いそば『福そば』

人形町立ち食いそば『福そば』まとめ

『福そば』さんの蕎麦は、とても丁寧に作られた一杯と言えます。
とくに、温かい「そばつゆ」がいい。
醤油や鰹節など、主張が強くなりがちな素材が目立つことはない。
バランスよくまとまっているその奥で、しっかりと素材の役割をまっとうしている感じ。
ちょっと二日酔い気味の朝、「温かいそばつゆ飲みたいなー」なんてときに最高♪

あえて欠点をあげるとすれば「茹で」。
個人的には、もう少しかためのほうが好み。
冷たい蕎麦で、とくにそれを強く感じる。
なので、『福そば』さんではついつい温かい蕎麦を頼んでしまう。

といっても、そのへんの路面店の蕎麦屋さんもびっくりのクオリティであることは間違いないです。
それが、300円から食べられるのですからね。
人気があるのもわかります。

おにぎりやおいなりさんといったサイドメニューもあります。
たくさん仕込んでいるところを見ると、けっこう人気がありそう。

人形町で、美味しいそばつゆの更科蕎麦を食べたい!
『福そば』は、そんなときにぴったりのお店ですね。

店名 福そば
TEL 03-3662-1138
住所 東京都中央区日本橋人形町1-16-3
営業時間 [月~金]
6:40~20:30
[土・祝]
6:40~16:00
定休日 日曜
アクセス・最寄り駅 東京メトロ日比谷線人形町駅A2出口:徒歩1分
東京メトロ半蔵門水天宮前駅8番出口:徒歩2分
人形町駅から166m
地図