レニングラードホテルとは
レニングラードホテル詳細
■レニングラードホテル(レニングラードスカヤ・ホテル、Гостиница Ленинградская、Hotel Leningradskaya)
住所:カランチョフスカヤ ウーリッツア21/40(Каланчёвская улица, 21/40)
最寄のメトロ:コムソモーリスカヤ(Комсомольская)
建築家:
Полякова Л. М.(ポリャコフ)
Борецкого А. Б.(ボレーツキー)
建築技師:Метлюка Е. В.(メトリューク)
建築期間:1949―1952
高さ:136メートル(26階)(28階と書かれているものもあります)
レニングラードホテル公式ホームページ
⇒ http://hilton-leningradskaya.ru/
レニングラードホテルについて
レニングラードホテルは、レニングラード駅、カザン駅、ヤロスラヴリ駅(以上は鉄道)、メトロ・コムソモーリスカヤの目の前(コムソモール広場)という鉄道旅行者には絶好の立地。
周辺には、鉄道の利用客があふれかえり大変活気があります。
レニングラードホテルは、セブンシスターズの中でも一番低い建物。
全体のボリュームも小さく、細く、装飾も抑え目でとてもすっきりとしています。
見た目の特徴としては、まず色。
建物の上下で色がツートーンになっており、レンガ色が挿し色で入っておりアクセントになっています。
ちょっと落ち着きのない配色に感じます。
3つの駅(レニングラード駅、カザン駅、ヤロスラヴリ駅)それぞれの異なる建築様式を取り入れることによって、広場全体とのバランスをとっているようです。
レニングラードホテルの客室は329室。
レストラン、バー、ラウンジ、カジノ、カフェ、ビリヤード室、美容室、郵便局、両替所、ギフトショップ、ヘルスセンター、会議場とビジネスセンターを含む施設がそろっています。
現在はヒルトン系列になっており、フロントの看板には、「ヒルトン・レニングラードホテル」となっています。
ですので、クオリティ、サービスはヒルトンの基準に沿っているといえます。
入り口付近には、ホテルマンも待機しています。
で、値段ももちろんヒルトン級です。
一番安いシングルルームでUSD650(2008年9月)ですから、安くないですね。
ロビーは、黒い花崗岩の列柱、銅像、華やかなシャンデリアと家具で飾られています。
階段の照明は、かつて世界最長の照明器具として、ギネスブックにも掲載されていました。
「レニングラード」という名前は、ロシア第2の首都サンクトペテルブルクの旧名です。
そして、レニングラードホテルの目の前のレニングラード駅から出る列車の行き先は、もちろん「サンクトペテルブルク」です。
ロシアの駅名は、行く先が駅名となっているのです。
ですので、カザン駅はカザン行き(タタールスタン共和国の首都)、ヤロスラヴリはヤロスラヴリ州へ行く列車の発車駅ということです。
↓ 赤い印が「レニングラードホテル」です。