先日、限定で行われた『祈りの幕が下りる時』公開記念「明治座バックステージツアー」に行ってきました!
明治座がある人形町で生まれ、人形町で生活しているわたしですが、実は今回が初明治座♪
このツアーは、映画のロケ地巡り「明治座編」のようなもの。
映画『祈りの幕が下りる時』の世界にたっぷりと浸れるツアーでした^^
映画の撮影が行われた場所を見ることができるのはもちろん、普段普目にすることの出来ない舞台の裏側もたっぷりと見ることができました♪
芝居がお好きな方だったら、もうヨダレものの内容でしたね。
今回の記事では、『祈りの幕が下りる時』公開記念「明治座バックステージツアー」について書いていみますね。
【注意】
残念ながらもうこのツアーは行われません。
ですので、この記事を読んでいただいても参加することはできません。
ツアーの気分だけでも味わっていただければ幸いです。
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目次
『祈りの幕が下りる時』公開記念「明治座バックステージツアー」詳細
今回わたしが参加したのは、『祈りの幕が下りる時』公開記念「明治座バックステージツアー」。
【追加開催!】映画『 #祈りの幕が下りる時 』の公開を記念して、“明治座バックステージツアー”を開催します。2月4日の回が定員となりましたので、2月6日(火)と2月9日(金)の追加開催が決定!1月30日(火)10:00より、受付を開始します。各回50名様限定。詳しくは https://t.co/mQGzUcAlmj pic.twitter.com/6U3X9c7RWY
? 明治座 (@meijiza_theater) 2018年1月27日
かんたんに、ツアーの詳細を書きますね。
明治座公式ホームページによるツアー紹介文は下記。
映画「祈りの幕が下りる時」の公開を記念して、実際のロケ地となった明治座の客席や舞台上をご案内するスペシャルツアーを追加開催いたします。
映画の中で、加賀恭一郎(阿部寛)と演出家・浅居博美(松嶋菜々子)による重要なシーンが繰り広げられる明治座。普段目にすることの出来ない劇場の裏側を巡りながら、名シーンの撮影が行われた場所をご覧いただきます。また、舞台上にあがっていただきながら、盆やセリといった各舞台機構をご説明します。
今回は、このバックステージツアー限定の明治座オリジナル「祈りの幕の内弁当」をご用意。さらに、人形町の老舗京菓子店・玉英堂「虎家喜」が付いた豪華プランです。
映画の世界を更に楽しんでいただくことができる特別な1日を演出いたします。この機会に是非ご参加ください。
限定の「明治座バックステージツアー」は、下記日程・内容で行われました。
① 2018年2月6日(火)17:00~
② 2018年2月6日(火)18:30~
③ 2018年2月9日(金)17:00~
④ 2018年2月9日(金)18:30~
【場 所】 明治座(東京都中央区日本橋浜町2-31-1)
【実施内容】 明治座劇場内見学ツアー(明治座オリジナル弁当・玉英堂お菓子付)
映画撮影現場と劇場舞台機構のご紹介。(予定)
お弁当・お菓子はツアー終了後にお持ち帰り用としてお渡しします。
【販売価格】 3,000円(税込)
【販売数】 各ステージ 限定50名様
最初のツアーは、あっとう間に完売してしまったようで、すぐに追加ツアーが組まれました。
わたしは、いちばん最後の「2018年2月9日(金)18:30~」の回に参加しました。
映画撮影現場だけでなく、劇場舞台機構など普段見ることができない場所もみることができるバックステージツアー。
「新参者」のファンはもちろん、お芝居好きの方も楽しめるツアー内容ですね。
『祈りの幕が下りる時』公開記念「明治座バックステージツアー」体験談♪
では、『祈りの幕が下りる時』公開記念「明治座バックステージツアー」に参加した様子と体験談を書いていきますね。
こちらが明治座。
わたしの家から歩いて5分。
いつも見慣れた建物ですが、はじめて入るのでちょっとドキドキ♪
まずはツアー開始15分前、明治座1階のエントランスに集合。
加賀恭一郎(阿部寛)がお出迎え。
受付開始♪
ツアーの人数は約50人ほど。
首からぶら下げるツアー参加証をもらいます。
大きな封筒と小さな封筒もいただきました。
小さい封筒の中には、映画の中で浅居博美(松嶋菜々子)が演出した「異聞・曾根崎心中」のチケットとチラシが!
しかもその席番号は、浅居博美のお父さん浅居忠雄(小日向文世)が座った席「1階席 3列 19番」が印字されているという芸の細かさ(笑)
封筒の中には、明治座で撮影された場所の詳細が書かれた「撮影ポイント表」も♪
これはわかりやすい~
エスカレーターで2階へ。
今明治座は、ものまねのコロッケさんが新春公演中~(2018年1月~2月)
18時30分、ツアー開始!
まずはスタッフさんが、ツアーの内容と明治座の歴史を説明。
明治座は、日本でいちばん古い芝居小屋だそうです。
説明が終わったら、実際に客席へ。
着席すると、スタッフさんが撮影ポイントについて説明をしてくれます。
まずは映画『祈りの幕が下りる時』のPVを上映、気分を盛り上げます。
これですね。
トンネルのシーンは、このPVを見ただけでもまた泣ける(笑)
浅居博美のお父さん浅居忠雄(小日向文世)が座った席「1階席 3列 19番」についての説明。
この説明の時は、なんと同じような衣装を着て帽子をかぶった男の人が座ってた(笑)
いきなり幽霊のように出てきてびっくり!
気分盛り上げてくれる演出だわー
劇場1階の右後方(舞台から向かって左後方)には、演出家ブース。
阿部寛さんが立っています(笑)
「2階席 3列 37番」は、浅居博美のお友達押谷道子がすわった場所。
スタッフの方が座って手を上げています。
撮影ポイントの説明が終わると、スリッパに履き替えてステージ上へ移動。
ステージ上から見た客席。
こんな感じに見えるんですねー
ちなみに明治座の客席数は、1階席で「834席」、2階席で「390席」。
舞台上での説明は、大道具の大将にバトンタッチ。
盆やセリといった各舞台機構をわかりやすく説明してくれました。
さすが、お話がお上手♪
いかにも職人、黒子って感じでかっこいい。
(黒い服を着ているのも、黒子としての役割のためだそうです)
この丸くなっているところが「盆」。
床が回転する舞台装置で、ぐるーっとまわります。
盆に乗ってまわっている動画は下記。
四角くなっているところはセリ。
舞台の床の一部をくりぬき、そこに昇降装置を施した舞台機構です。
このように、下がったり上がったりします。
舞台上にはいくかのセリがあって、大きさや上下できる高さがそれぞれ違うそうです
わたしもセリに乗りました^^
動画でどうぞ♪
「松」が描かれた大きな幕が上下するところ。
大きさにも驚きましたが、とてもスムーズで、スピードもあることにびっくり。
舞台の裏では、人の技術はもちろん、多くのテクノロジーがつぎ込まれているんだなあと。
舞台関連の説明が終わったら、しばし自由な撮影タイム♪
わたしが撮影した写真も紹介していきますね。
ここは花道。
映画の中では花道ははずされていてありませんでしたが、阿部寛さんが松嶋菜々子さんに「やっぱ超きれいだな」と言った場所です。
スタッフの方が記念撮影のお手伝いをしてくれています。
ここは演出家ブース。
映画のクライマックスシーンで使われましたねー
今回のツアーでいちばん行きたかった場所。
もちろん、中にも入れてもらえましたー
ここが、加賀恭一郎(阿部寛)が座っていた席。
写真では、等身大パネルが座っています(笑)
動画も撮ってきたのでどうぞ。
ここが、浅居博美のお父さん浅居忠雄(小日向文世)が座った席「1階席 3列 19番」。
ここからだと、演者の息遣いまで聞こえてきそうな近さですね。
2階席にも上がってみました。
お友達の押谷道子は、ここから舞台を見ていたのですねー
2階席でも動画を撮ってきましたのでどうぞ。
写真撮影が終わったら流れ解散。
すこし明治座の歴史をお勉強。
明治座は、明治6年(1873年)に「喜昇座」として開場したのがはじまり。
それから、「久松座」「千歳座」と経て、明治26年(1893年)に「明治座」と改称。
今にいたります。
しかし、140年ってすごいですねー
これは、今の新しい「明治座」になる前の建物(昭和33年~平成5年)。
わたしが小さいころは、まだこちらの建物でしたね。
(この明治座の裏にある中学校(現日本橋中学校)に通っていました)
帰りに、お弁当とお菓子をいただき終了~
おつかれさまでしたー
こちらが、帰りにいただいたバックステージツアー限定のお弁当と、人形町の老舗京菓子店・玉英堂の「虎家喜」♪
こちらが、バックステージツアー限定の明治座オリジナル「祈りの幕の内弁当」の中身。
これがまあびっくりするほど美味しくてクオリティが高かった!
上品な味付け、丁寧な調理、素材のよさ、ボリューム、見た目の美しさ・・・
とくに明治座の定番である西京焼きは、魚久に匹敵する美味しさ。
このお弁当だけで、2000円以上してもおかしくない満足感。
さすが明治座!
こちらは、人形町の老舗玉英堂の「虎家喜(とらやき)」。
どら焼きですね。
ふかふかふわふわの皮、豆の旨みがしっかり残りつつ甘さひかえめつぶあん。
美味しゅうございました♪
『祈りの幕が下りる時』公開記念「明治座バックステージツアー」まとめ
今回、『祈りの幕が下りる時』公開記念「明治座バックステージツアー」に参加しましたが、とても満足度の高いツアーでした^^
映画を見た人であれば、最高のロケ地巡りでしたね。
今回のツアー企画内容や、参加スタッフさんの様子から、明治座のかたも本当にこの映画がお好きなんだなという気持ちが伝わってきました。
浅居博美のお父さん浅居忠雄(小日向文世)が座った席番号「1階席 3列 19番」が印字してあるチケット、そのお父さんが座っていた席に同じような衣装を着たスタッフを仕込ませておく・・・「そう来たか!」というこまかな演出がさすがでしたね。
接客業としてのプロ意識を感じました。
説明をしてくれたガイド役のスタッフさん、大道具の大将の話し方もよかった。
働いているかたは、演劇出身のかたが多いのでしょうか。
とても聞き取りやすくわかりやすい話術でした。
140年以上、多くの観客を楽しませてきた明治座。
わずかな時間のツアーでしたが、そのすごさをしっかり体感できました^^
映画の主役の浅居博美が、明治座を「聖地」として大切にしていた場所であるというのもわかったような気がしました。
わたしは演劇にまったく興味がない人間ですが、今回のツアーに参加してちょっと興味が出ました^^
明治座という箱の中で作られる壮大な別世界。
その壮大な別世界、空間を作るために、すごいエネルギーが注がれている。
実際に観客席に座り、舞台裏を見ることで、今まで無縁だった世界を感じましたね。
まあ、こういった演劇に無縁の人間に興味を持ってもらうことが、今回の明治座さんのツアーの狙いだったのでしょうね。
見事、その狙いにはまりました(笑)
大満足でした!
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