ハワイではタロイモやサトウキビといった作物があり、あれだけの日系人、日本人がたくさん住んでいるのに「焼酎」というものがなかったそうです。
そんなハワイに、ハワイ産の芋を使い、全ての工程を現地で作ることにこだわった純100%ハワイメイドの焼酎ができた!という噂を聞いたので、その酒蔵まで焼酎を買いに行ってきました!
こちらがその「ハワイアン焼酎カンパニー」さんの酒蔵です。
まず、その「ハワイアン焼酎カンパニー」さん酒蔵の場所ですが、ノースショアのハイレワ地区。
ノースの観光名所「ノースショア・マーケットプレイス」から、少し車で走ったところです。
そして、そのハワイ産芋焼酎を作り上げたのが、平田さんご夫婦。
平田さんは、ハワイで芋焼酎が作りたいがために鹿児島の「万膳酒造」に弟子入りして3年間がっつりと修行。
師匠から免許皆伝を許可されて満を持してのハワイ入り。
しかし、ハワイで焼酎造りをすることにビジネスとしての勝算の確信があったわけではないようです。
コネなし、金なし、必要な機材は全て日本から運びこんだということですからね。
全くのゼロからのスタート。
もちろん、仕込みから瓶詰めまで全てご夫婦二人だけの手作業。
スゴすぎです!
こんな苦労の末に、なんとかある程度の本数を生産・出荷できるまでなったそうです。
酒蔵の中はこんな感じです。
なんかとても手作り感のある素敵な酒蔵です。
中はほんのりと、お酒の匂いが漂っています。
きっと酵母もここに漂っているんだろうなあと思わせます。
そして、これらが全て日本から持ってきた焼酎作りに必要な機材たち。
ここは、酵母をつける部屋。
これは「甕」ですね。
実際に、鹿児島で使用されていたものだそうです。
これが蒸留する工程のタンク。
これは確か、酒瓶の洗浄器。
そして、これが焼酎を瓶詰する機械。
素人から見ると、すごい大掛かりに見えますが、プロレベルで見ると採算が取れるギリギリの生産量ができるくらいだそうです。
そして、これがハワイ産芋焼酎「波花(なみはな)」です!
肝心のお味はというと、
芋の香りが鮮烈!
パンチあります。
嫌な臭みは全くなく、濃厚なのにスッキリとしたあと味。
焼酎好きにはたまらない仕上がりですよ!
日本と同じやり方、同じレシピでやってもうまくいかないのが海外ビジネスの難しいところ。
ですが、このクオリティは本当にびっくりです。
使用するハワイの芋は、その年の出来不出来きで種類なども変えるみたいです。
ワインのように、毎年味が違うなんていいうのもの楽しみのひとつですね。
残念ながらこの「波花」は、仕込み数が少ないために店頭販売はしていません。
酒蔵に直接行って購入するしかありません。
もしくは、ハワイの日本料理店など一部店舗で飲むことは可能だそうです。
ご興味のある方は是非「波花(なみはな)」でチェックしてみてください。
■平田さんこと「ハワイアン焼酎カンパニー」さんのブログ
http://kaloimo.exblog.jp/