*2022年の「べったら市」は、「10月19日(土)・20日(日)」に行われます!(3年ぶりの開催です)
毎年10月19日・20日は、『日本橋恵比寿講べったら市』の日。
東東京の秋の風物詩であり、日本橋人形町・小伝馬町界隈が1年でいちばん盛りあがる日。
ですが、ただ行っただけでは、漬物がたくさん並んでいるだけのお祭りです。
予備知識として、見どころポイントを知っておくと、ちょっとは楽しい時間になるかもしれませんよ^^
今回の記事では、人形町生まれで、小さいころから「べったら市」のべったら漬けを食べてきた私が、「べったら市」のちょっとした見どころポイントをお伝えしちゃいますよ^^
目次
『日本橋恵比寿講べったら市』とは?
『日本橋恵比寿講べったら市』についてかんたんに説明しますね。
東京日本橋界隈の秋の下町恒例行事ともいえるのが、『日本橋恵比寿講べったら市』。
毎年10月19日、20日に行われます。
(日にちは固定です)
「べったら市」の起源については、べったら漬けの「東京新高屋」さんに書かれているものがいちばん詳しいので、引用させていただきます。
「べったら市」は、江戸中期の中ごろから、宝田恵比寿神社(東京都中央区日本橋)の門前で10月20日の恵比寿講(商家で恵比須をまつり、親類・知人を招いて祝う行事)にお供えするため、前日の19日に市が立ち魚や野菜、神棚などが売られるようになったのがその起源です。
浅漬け大根のべったら漬がよく売れたことから「べったら市」と呼ばれ、若者が「べったりつくぞぉ~、べったりつくぞぉ~」と叫びながら縄に縛った大根を振り回して参詣客の着物の袖につけてからかったそう。べったら漬はアメと麹で大根を漬け込んでいるため、衣服にべったりとついてしまうことからべったら漬という名になったと言われております。
第二次世界大戦中とその後は、一時この『べったら市』も途切れましたが、いろんな人の努力があって復興。
今では、500軒以上の露店が並ぶ大きなイベントとなっています。
『日本橋恵比寿講べったら市』の場所
では、『べったら市』が行われている場所について書きますね。
『べったら市』が行われるのは、人形町駅と小伝馬町駅の間のエリアです。
もうすこし具体的にいうと、日本橋本町三丁目、大伝馬町、堀留町にかけてのエリア。
この『べったら市』のシンボルでもある「宝田恵比寿神社」周辺といってもいいでしょう。
最寄り駅は、「小伝馬町駅(日比谷線)」「人形町駅(日比谷線・都営浅草線)」「JR新日本橋」となります。
「小伝馬町駅」から行くのであれば「3番出口」、「人形町駅」から行くのであれば「A5番出口」、「JR新日本橋」から行くのであれば「5番出口」がいちばん近い出口になります。
べったら漬けの「東京新高屋」さんのホームページの地図がいちばんわかりやすので引用させていただきますね。
地図のダウンロードは、こちらから。
→ http://www.niitakaya.co.jp/news/images/news_131015_b.pdf
『日本橋恵比寿講べったら市』の見どころ
『べったら市』の見どころ、ポイントをいくつか挙げておきますので参考にしてくださいね。
べったら漬け
「べったら市」に来たら、まあ「べったら漬け」を食べてみてください。
気に入ったら買ってみてください^^
でも、「べったら漬け」は、ふだんあまり食べることもないので、どうやって選んだらよいのかわからないと思います。
ですので、まずは何店舗かのお店のべったら漬けを試食させてもらいましょう。
どのお店でも試食大歓迎なので、遠慮は無用です。
気に入ったものを選んでくださいね。
ポイントとしては、「皮つき」と「皮なし」があります。
「皮なし」のほうが、やわらかくて食べやすいですね。
「皮つき」のほうが、沢庵っぽさが出ています。
下の写真の左側(すこし濃い色をしているほう)が「皮付き」、真っ白いほうが「皮なし」です。
意外と値段が高いので、びっくりする人が多いです。
「100グラム」単位で書かれていることが多く、どれくらいの量なのかよくわかりません。
あらかじめ予算を言うのも手です(500円分だけ買いたいとか)。
あと、大根でなく赤かぶのべったら漬けもお店によっては並んでいます。
チェックしてみてくださいね。
もし、「どこで買ったらよいか迷って決められない!」というのであれば、「新高屋」さんがいいでしょう。
なんといっても、宮内庁御用達です^^
けっこうたくさんの露店を出していますので、見つけやすいと思います。
のれんに「新高屋」と書かれていますので、チェックしてみてくださいね。
日本橋郵便局もテントを出しています。
買いすぎて重かったり、臭いが気になる人は、ここから「ゆうパック」で郵送してしまいましょう。
場所は、『宝田恵比寿神社』のすぐそばです。
べったら漬けの露店の雰囲気は、動画でチェックしてみてくださいね。
宝田恵比寿神社
この『べったら市』の起源でもあり、シンボルでもあるのが『宝田恵比寿神社』。
『べったら市』に来たら、まずは『宝田恵比寿神社』を目指して歩いてください。
この『べったら市』の時だけ、『宝田恵比寿神社』はにぎわいます。
『べったら市』がない普段は、無人で誰も見向きもしないような神社です(^_^;
見てください、この違いを。
まったく商売繁盛の神様である恵比寿さんの神社とは思えません。
ですので、『べったら市』のときだけ、「御守り」や「御朱印」といったこの神社のグッズが販売されます。
商売繁盛を祈願したい人、神社のレアアイテムが欲しいひとは、ぜひ買っておきましょう!
『宝田恵比寿神社』は、この大きな提灯が目印です。
これを目指してくださいね。
『宝田恵比寿神社』前の動画です。
人形町・小伝馬町グルメ
人形町・小伝馬町エリアの飲食店などが、露天を出しています。
「お好み焼き」や「イカ焼き」「焼きそば」などのお決まりの屋台メニューとは違う、独自のメニューを出していたりするので、のぞいてみるのも楽しいです。
人形町寄りの「椙野森神社(すぎのもりじんじゃ)」前あたりに、けっこうお店が集まっています。
これは、「人形町今半」の屋台。
肉まんやモツ煮などを出しています。
これは、京粕漬で有名な「魚久」。
粕漬がお得な値段で売られています^^
毎年大行列です。
親子丼で有名な「玉ひで」も出ています。
「玉ひで」の煮たまごって食べてみたいなー
江戸屋
昔ながらの技法や素材を使って、職人が一本一本丹念につくりあげる「江戸刷毛(ハケ)」といわれるものがあります。
東京都知事指定の伝統工芸品です。
そんな「江戸刷毛」を今に伝えるお店が、『江戸屋』さん。
なんと、享保三年創業(1718年)!
天然の豚毛や馬毛などを使い、職人が伝統技術を駆使してひとつひとつ作り上げる商品は、「これぞジャパニーズクオリティ!」という一生ものと言えます。
そんな「江戸屋」さんの商品が、『べったら市』の2日間は、大々的に大安売りします!
毎年これを目当てに来る人も多いので、こんな感じで店頭に人が群がっています^^
タワシはなんと100円!
人気の洋服ブラシも出てます!
メイク用のブラシなども多数出ていますよー
『江戸屋』詳細
名称 | 江戸屋 |
住所 | 東京都中央区日本橋大伝馬町2-16 |
電話番号 | 03-3664-5671 |
公式ホームページ | http://www.nihonbashi-edoya.co.jp/ |
地図 |
『日本橋恵比寿講べったら市』のおまとめ
『日本橋恵比寿講べったら市』のおまとめは、いかがでしたか?
せっかくですから、すこしでも「べったら市」を楽しんでもらえたら、人形町の地元民としてうれしいです^^
1年に1回、人形町にべったら漬けを食べに来てくださいね。