どうも、Ken(@kanyesina)です。
先日、群馬県の桐生市に行ってきました。
日本有数の織物や繊維の街として有名なところです。
で、せっかく桐生市に行くのですからね。
やっぱりその土地の名物を食べたいじゃないですか^^
桐生市の名物であり郷土料理といえば「ひもかわ」。
「ひもかわうどん」とも呼ばれるうどんの一種ですね。
きしめんよりもずっと幅が広くて、びらんびらんとした薄さが特徴。
そんな「ひもかわ」を出すお店のなかでも、ダントツで幅の広い麺を出すのが『ふる川』。
『ふる川』の「ひもかわ」の麺の幅の広さは、なんと15センチオーバー!
麺というより、春巻きの皮というか湯葉というかパイシートといったほうがいいのか・・・
とにかくインパクト大のビジュアル!
インスタ映えしまくり(笑)
ビジュアルだけでなく、味も抜群!
あの人気テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」でも紹介され、連日行列必至の人気店です。
今日はそんな驚きの「ひもかわ」を出す『ふる川』さんについて書いてみようと思います。
目次
「ひもかわ」とは?
桐生の郷土料理「ひもかわ」。
そのルーツは、芋川(愛知県刈谷市)名物だった平打ちうどん。
「ひもかわ」という名称も「芋川」の訛りではないかと言われている説が濃厚みたいです。
今まで、「紐と皮」が語源なのかと思っていました(笑)
「ひもかわ」の幅についても、日本農林規格(JAS)決められた規格があるようです。
「ウィキペディア」にはこう書かれています。
乾麺については『乾めん類品質表示基準』に「幅を4.5mm以上とし、かつ、厚さを2.0mm未満の帯状に成形したものにあっては「干しひらめん」、「ひらめん」、「きしめん」又は「ひもかわ」と記載することができる。」と分類されている。
「ひもかわ」の特徴は、その幅広さとその薄さ。
このような独特の形状にするには理由があるそうです。
その理由は、茹で時間が短いというメリットあるから。
「ひもかわ」の厚さは、2ミリ程度で茹で時間は6分程度。
通常のうどんは太さにもよりますが、茹で時間は10分~12分程度。
「ひもかわ」の茹で時間は、うどんのおよそ半分くらいですみます。
桐生では、忙しい織物工場の女工さんたちが急いで昼ご飯を食べる必要性があったそうです。
そのために、茹で時間が短いというメリットがある「ひもかわ」がぴったりだったのですね。
しかも、幅が広いことで噛み応えがあり、お腹にたまるというメリットも。
桐生の右肩上がりだった頃の繊維産業という時代的なタイミングがあったからこそ、桐生の郷土料理として根付いたのでしょうね。
桐生「麺処酒処ふる川 暮六つ 相生店」の行き方
今回わたしが訪問した「麺処酒処ふる川 暮六つ 相生店」さんへの行き方を書きますね。
最寄り駅は、東武鉄道とわたらせ渓谷線の接続駅である「相老駅(あいおいえき)」になります。
観光列車「トロッコわたらせ渓谷号」「トロッコわっしー号」が発着する駅ですね。
その相老駅から徒歩5分ほど、400メートルほどの場所にお店はあります。
桐生駅のすぐそばにも、「味処ふる川 パークイン桐生店」という支店があります。
ですので、桐生へ観光目的でいくのであれば、桐生駅そばの支店のほうが便利かもしれませんね。
桐生駅南口から徒歩1分の「パークイン桐生」というビジネスホテルの1階にあります。
ただ、こちらの「味処ふる川 パークイン桐生店」は、本記事で紹介する本店の「麺処酒処ふる川 暮六つ 相生店」とはメニューが若干違います(少しメニューが少ない)。
ランチタイムメニューもとくに公式サイトに記載はありませんのでご注意くださいね。
⇒ 「味処ふる川 パークイン桐生店」メニュー
桐生で人気の「ひもかわ」店『ふる川』でランチを食べてきた!
今回桐生名物の「ひもかわ」のランチを食べたのは、相老駅のそばにある本店のほうの「麺処酒処ふる川 暮六つ 相生店」。
週末はもちろん、平日でも12時過ぎると行列で並ぶことになるとのこと。
ですのでわたしは、北千住駅「9時52分」発、相老駅「11時30分」着の特急「りょうもう号」で。
ランチタイムにばっちりの時間。
宇宙船チックな特急「りょうもう号」。
相老駅から見た景色。
桐生は、山に囲まれた盆地なんですね。
のどかだなあ。
相老駅から400メートルほどのところにある「麺処酒処ふる川 暮六つ 相生店」さんに到着。
国道344号線沿いにあるロードサイド店スタイルのお店です。
やはり、車で来ている人が多いですね。
駐車場の車を見ると、群馬以外からのナンバーも多かったです。
夜は、お酒も飲める居酒屋さんになるそうです。
こちらがメニュー。
種類がたくさんあって、迷ってしまいます。
麺は「ひもかわ」だけでなく、蕎麦と普通のうどんもあります(「うどん」と「ひもかわ」の差額は「110円」)。
三種類の中から選べます。
今回わたしは初めてなので、スタンダードな「もりひもかわ(税込み660円)」を注文。
冷たいひもかわで、もり蕎麦の「ひもかわ」バージョンですね。
お得なランチ限定のセットメニューもあり。
わたしは「ミニ丼ぶりセット」の中から、もうひとつの桐生名物「ソースかつ丼」を注文。
このランチセットで、桐生の2大名物料理を食べられるなんてラッキー♪
まずはセットのミニ「ソースかつ丼」から先に到着。
桐生の「ソースかつ丼」は、小ぶりのトンカツにソースがかかっただけというシンプルなスタイル。
だいたい桐生のどのお店もこのようなビジュアルみたいですね。
キャベツがのっていたり、揚げた後に包丁でカットするというスタイルではないです。
他の土地の「ソースかつ丼」と比較して、かなりシンプルですね。
味は想像通り、ソースがかかったカツです(笑)
続いて、お待ちかねの「もりひもかわ」が到着!
事前に画像を見てはいましたが、実物を目の前にすると想像以上のインパクトにびっくり!
「おお・・・なんだこれは!!」
「これがひもかわか・・・」
こんなに幅が広いとは!
未知との遭遇ですね。
ちょっと笑えてくるくらいの衝撃(笑)
これは麺といってよいのか?
シートのような皮のような・・・
どうやって食べたらよいのか、どこから箸を入れてよいのか、ちょっと迷う。
このデカさは、ナイフとフォークで切り分けたくなる。
まずは箸で持ち上げてみる。
薄いがずっしりとした重さを感じます。
びろんびろんとしているので滑るかなと思いましたが、思っていたほど滑るということはありません。
で、この麺を、すするのか、かぶりつけばよいのか・・・食べにくいことは確かだ(笑)
で、実際の気になるお味ですが・・・
「美味い!!」
美味いぞ、ひもかわ!
まず一口食べてみて驚くのが、その食感。
つるんとみずみずしく、もちもちむっちりとした歯ごたえ。
うどんや蕎麦、ラーメンといった他の麺類とはまったく違う。
びろんびろんとした薄さなのに、適度なコシもある。
「なんだこれは!」というはじめての食感です。
うどんと同じ原料なのに、幅や厚さが違うだけでこうも違うものなのか。
驚きであり、クセになりますね。
そして、幅広で面積が大きいので、おつゆがたっぷりとよく絡む!
濃い目のつゆとの相性が抜群!
面積の広い麺なので、濃い目のパンチのあるつゆや、鴨南蛮のような動物性の脂や肉が入ったガッツリしたつゆにも負けないですね。
正直なところ「ひもかわ」って、もっと粉っぽくてぼそっとして野暮ったいものをイメージしていました。
ですが、そのみずみずしくもちもちした食感は、ちょっと感動ものでした。
大盛にすればよかったと少し後悔したくらい(大盛は150円増し)。
桐生の人気店「ふる川」の「ひもかわ」、想像以上のうまさでした!
桐生で人気の「ひもかわ」店『ふる川』まとめ
桐生で連日大行列する評判のお店『ふる川』の「ひもかわ」。
その評判が納得の一品でしたね。
想像以上の美味しさでした。
今回わたしは「もりひもかわ」を食べましたが、今度は一番人気の「肉なすつけ汁ひもかわ」や「カレー南蛮ひもかわ」といったメニューも食べてみたいですね。
麺処酒処ふる川 暮六つ 相生店詳細
店名 | 麺処酒処ふる川 暮六つ 相生店 |
住所 | 群馬県桐生市相生町2-735-15 |
電話番号 | 0277-47-8190 |
営業時間 | 11:00~14:00(L.O) 17:30~23:30(L.O) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は火曜) |
公式サイト | http://himokawa.jp/ |
地図 |
味処ふる川 パークイン桐生店
店名 | 味処ふる川 パークイン桐生店 |
住所 | 群馬県桐生市巴町2-2-3 パークイン桐生 1F |
電話番号 | 0277-46-4146 |
営業時間 | 17:00~23:00(L.O.22:45) |
定休日 | 月曜日元旦、2日から営業します。 |
地図 |