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日本

桐生市観光初心者必見!2時間でまわるおすすめ人気観光コース『重伝建エリア』のまわり方!

群馬県の桐生
日本を代表する織物の産地。
その織物の歴史は、なんと奈良時代までさかのぼります。

そんな織物の街である桐生、実は観光スポットがたくさんあるんです。
その数ある観光スポットの中でも、桐生観光初心者におすすめなのが「重伝建エリア」
2時間程度でまわれるコンパクトなエリアに、桐生の歴史や魅力がぎゅぎゅっと詰まっているんです。

そんな桐生の「重伝建エリア」のおすすめ観光ルートを、実際に行って歩いてまとめてみました。
そして、観光に行くときに知っておくとより楽しめる情報も書きました。
「桐生市の観光は初めて!」という桐生初心者のあなたは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

「群馬県桐生市」ってどこにあるの?

「群馬県桐生市」ってどこにあるのか知っていますか?
わたしはまったく知りませんでした(笑)

というより、そもそも群馬県の場所って知っていますか?
意外とちゃんと知らない人が多いですよね(笑)

群馬県は、北関東エリアの内陸にあります(海なし県です)。
上(北側)に新潟県、下(南側)に埼玉県、左(西側)に長野県、右(東側)に栃木県に囲まれています。
「ケンミンショー」では、群馬県出身者として、中山秀征さん(藤岡市出身)、井森美幸さん(下仁田町出身)がよく出演していますね。
「こんにゃく」が全国一の生産を誇ります。
日本での群馬県の位置
桐生市は、群馬県の南東部(東毛エリア)、栃木県と隣接する場所にあります。
県庁のある前橋市、群馬でいちばん栄えている都市の高崎市のすこし右(東側)にあります。
合併などで2つに分かれた「飛び地」になっているのが特徴です。
日本でもここまで大きくはっきりした飛び地はめずらしいそうです。
桐生駅や主要観光地などは、桐生本町がある右側(東側)のエリアに多いですね。

桐生は山に囲まれた盆地で、夏は非常に暑くなります。
(写真は東武鉄道「相老駅」から撮影)
相生駅

桐生ってどんな街?

桐生ってどんな街なのでしょうか?

桐生を語るうえで絶対にはずせないのが「織物」です。
ウィキペディア」の「桐生」のページから、部分的に引用してみます。

日本を代表する機業都市であり、奈良時代から絹織物の産地として知られ、桐生織は京都・西陣の西陣織と並び称された。その歴史を物語るように、市域には数多くの歴史的建造物、史跡などの文化財が残されている。

上毛かるたで「桐生は日本の機どころ」と詠まれるなど、古くから絹織物の産地として知られる。川内町北部は古く仁田山と呼ばれ、仁田山紬の産地として知られた。川内町にある白滝神社には、この地に機織りを伝えたといわれる白滝姫がまつられており、上毛かるたの絵札には、白滝姫が機織りをする姿が描かれている。

「ウィキペディア」に書かれているように、桐生は「絹織物」の産地として有名
その起源は、1300年前の奈良時代にまでさかのぼるのですから、相当な歴史ですね。

江戸時代以降は、西陣織や西洋の技術、ジャガード機を導入することで発展。
時代とともに最先端の技術を導入し、生産量は飛躍的に増加。
近代的で巨大な紡績都市として発展、「西の西陣、東の桐生」と呼ばれていました。
昔の桐生の織物工場
桐生の織物に欠かせないエピソードとして欠かせないのは、徳川家康。
慶長5年(1600年)関ヶ原の戦いの出陣のとき、徳川家康から軍旗の要請があった。
桐生の職人たちは、軍旗をわずか1日で2410疋(着物4800着分以上!)も織り出して献上した。
東軍の勝利に貢献し、戦勝によって吉例の地として桐生の名は一層その名を高めたというエピソードです。
この一件から、江戸幕府統括の地域となり、桐生の街並み造りや発展に大きくかかわることになります。
徳川家康関ヶ原の戦い絵巻
桐生については、桐生市が作成した公式PR動画をまずは見てみることをおすすめします。
桐生の歴史や魅力、名産品などが、コンパクトにわかりやすく紹介されています。
上記の桐生についての説明や画像も、この動画を参考にさせていただきました。
観光するまえに見ておけば、ぐっと楽しみも増しますよ。
動画に出演している美女は、桐生出身で「ミス・アース2015」の日本代表に選ばれた山田彩乃さん。

桐生観光するなら「重伝建エリア」から!

本記事で紹介する桐生のおすすめ観光コースは、「重伝建エリア」
「桐生市の観光は初めて!」ということであれば、まずは「重伝建エリア」を観光するのが定番かつはずさないコースですね。
(「重伝建」の読み方は「じゅうでんけん」)

この「重伝建エリア」は、「日本遺産」にも選ばれている桐生を象徴する場所。
この街並みの設計についてたどっていくと、徳川家康に行きつきます。
徳川家康が指示を出し、北側に建てられた桐生天満宮を起点に、門前町のように計画的に街並みが作られました。
桐生新町絵図
昔の桐生新町
その歴史の名残を400年たった今でも見られるということ、エリアがコンパクトでまわりやすいというのが、「重伝建エリア」を観光コースとしておすすめする理由ですね。

「重伝建エリア」という名称ですが、「桐生新町重要伝統的建造物群保存地区」のことを略してそう呼んでいます。
桐生市の公式サイトより、「重伝建エリア」についての説明を引用させていただきますね。

現在の桐生市の中心市街地である「本町通り」周辺の町が作られたのは、今から400年以上前のこと。かの徳川家康の命令によって町立てが行われました。
長い歴史の流れの中で町はその姿を変化させてきましたが、ここでご紹介するエリアには町立て当初の土地区画がよく残り、江戸時代後期から昭和初期までの建物が歴史的な環境を今に伝えている事から、2012年(平成24年)関東で5番目となる重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されました。

「重伝建エリア」の場所ですが、桐生駅から起点となる「有鄰館」まで、約1.5キロくらいの場所にあります。

「有鄰館」から「桐生天満宮」まで、約500メートルにわたって「重伝建エリア」が広がっています。
『桐生観光』重伝建エリア地図

「重伝建エリア」はどれくらいの時間で観光できるの?

「重伝建エリア」はどれくらいの時間で観光できるのか?
公式サイトでは、「ゆっくりあるいておよそ2時間」と書かれています。
わたしが今回行った観光取材でも「約2時間」程度でした。
それぞれの観光スポットをどれくらい見学するかにもよりますが、だいたい2~3時間もあればまわりきれると思います。
『桐生観光』重伝建エリア地図
上記の画像は、「重伝建エリア」のおすすめのルートが書かれた桐生市公式のマップです。
現地でもらえるパンフレットにも書かれていますが、下記桐生市の公式観光サイトからもダウンロードできます。
⇒ 「重伝建エリア」ガイド13ページ
⇒ 「重伝建エリア」ガイド14ページ

レンタサイクルで桐生観光をしよう!

『桐生観光』レンタサイクル
桐生市では、観光客向けに、レンタサイクルの無料貸し出しをしています。
わたしも今回の桐生観光をレンタサイクルでまわりましたが、とても便利で助かりました。
レンタカーを借りるほどの距離ではないですし、なにより無料がうれしいですね^^

桐生駅、新桐生駅、西桐生駅、有鄰館などで借りることができます(現在桐生市で7カ所)。
それぞれ貸出時間や貸出し可能日、レンタサイクルの種類(電動自転車の有無)等が違うので、下記桐生公式観光ガイド「桐生ウォーカー」にて詳細を確認してみてくださいね。

⇒ 桐生で借りられるレンタサイクル詳細ページ

土日祝日なら「低速電動コミュニティバス MAYU」も利用してみよう!

「低速電動コミュニティバス MAYU(マユ)」
土日祝日であれば、桐生の観光コースを「低速電動コミュニティバス MAYU(マユ)」が走っています。

「MAYU」は低速電動バス。
最高速度は、時速19キロ(笑)
まさに低速!
天井についているソーラーパネルから取り込んだ電力をバッテリーへ利用しながら動く、環境にやさしいバスです。

「重伝建エリア」も「MAYU」の運行ルートに入っています。
桐生駅、新桐生駅も通りますし、有鄰館や桐生天満宮も通ります。

料金は無料。
乗車可能人数は8人で、予約制ではありません。

車内では、観光ガイドも行われるそうです。
これはいいですね。
わたしは平日に行ったので乗ることはできませんでしたが、ぜひ利用してみたいですね。

運行ルートや時刻表は、下記リンクのPDFからチェックしてみてくださいね。
⇒ 「低速電動コミュニティバス MAYU(マユ)」運行ルート詳細及び時刻表

桐生観光でおぼえておきたいポイント!「ノコギリ屋根」

昔の桐生ののこぎり屋根工場
桐生観光でおぼえておきたいポイントとして、「ノコギリ屋根」があります。
「ノコギリ屋根」を意識しておくと、「重伝建エリア」の観光がより面白く、味わい深くなるでしょう。

まず、「ノコギリ屋根」について。
「ノコギリ屋根」とは、ノコギリの歯の形に似た三角屋根の建物のことを指します。
主に、織物関係の工場に多いタイプです。

「ノコギリ屋根」の特徴については「ウィキペディア」の説明がわかりやすいので引用しますね。

のこぎり屋根工場は、屋根の鋸の刃の短辺に当る部分に大きな採光面を取り、内部は奥まで明るく、各地の紡績・撚糸・織布・染色・修整などの繊維産業の工場で広く採用されている。
上部採光面はほとんどが北向きなのは、工場内への直射日光の差し込みを抑え、間接光のため日中の光量の変化が少ない安定した一定の光源が得られるのが、主な理由である。
そのため、布の柄や繊維の組織、色合わせや色の組合せを見るのに適した建物であった。
上部採光面が南向きなら日差しの角度が変化し、織物が日に焼ける心配もある。わずかにある南向きの理由は不明である。

「ウィキペディア」に書かれているように、「ノコギリ屋根」の特徴は「北からの採光」
この「北からの採光」によって、1日を通して安定かつ均一の自然光を取り入れることができる。
自然光を取り入れることによって、織物の色合いを正確に見るのに適しているそうです。

桐生のノコギリ屋根の工場ですが、最盛期には350棟以上あったそうですが、現在は237棟ほどだそうです(平成16年度桐生商工会議所調査)。
すたれた理由は、織物産業の停滞もありますが、屋根のメンテナンスのしにくさ、冷暖房効率がよくないことなども原因のようです。

桐生市では、このノコギリ屋根を街のアイコン的な存在として利用しています。
桐生のマスコットゆるキャラ「キノピー」は、頭がノコギリ屋根になっています。
桐生のマスコットゆるキャラ「キノピー」
「重伝建エリア」にも、ノコギリ屋根たちを見ることができます。
観光の際は、ちょっと意識して見てみてくださいね。

これが「重伝建エリア」のおすすめ観光ルートだ!

では、桐生「重伝建エリア」のおすすめ観光ルートを紹介していきますね!

矢野園

『桐生観光』矢野園
「重伝建エリア」の観光ルートのスタートは、「矢野園」から。
この矢野園はお茶屋さんで、重伝建エリアの紹介写真では必ず出てくるお店。
キリンビールのレトロな看板があるお店として、重伝建エリアのシンボル的な存在です。
『桐生観光』矢野園
店舗の建設は、大正5年(1916年)。
もう100年以上の歴史を持つ建築物です。
2階正面には格子戸が設けられており、江戸風の商家の構えとなっています。
現在1階部分は、カフェ&お土産スペースとして改装されています。

今現存している店舗自体は100年の歴史ですが、矢野園自体は300年(創業1717年)の歴史があるそうです。
1717年(享保2年)に、近江商人だった矢野久佐衛門が桐生に移住。
1749年(寛延2年)、二代目矢野久左衛門が現在地に矢野商店を構えたそうです。

矢野園の右横にある小道
風情があっていいですね。
『桐生観光』矢野園

『矢野園』詳細
名称 矢野園
住所 群馬県桐生市本町二丁目6-30
電話 0277(45)2925
営業時間 9:30~18:30
休業日 月曜日(祝日の場合は営業)
公式サイト http://www.kkyano.co.jp/yanoen/
地図

有鄰館

『桐生観光』有鄰館
「有鄰館(ゆうりんかん)」は、矢野商店によって酒・醤油・味噌などの醸造業が営まれていた頃の11棟の倉庫群。
江戸時代から大正時代に建てられた建築物です。
これらの倉庫群は、「旧矢野蔵群」として桐生市指定重要文化財となっています。
醤油蔵、味噌蔵、塩蔵など、いろいろな蔵があったことがわかりますね。
『桐生観光』旧矢野蔵群配置図
『桐生観光』旧矢野蔵群目印
こちらは、有鄰館の前にある説明が書かれた看板。
最盛期のころの蔵の様子が描かれていますが、かなり大きくて栄えていた蔵だということがわかりますね。
『桐生観光』有鄰館
現在これら倉庫群は、コンサートや舞台、ギャラリーなど多目的なイベントスペースとして活用されています。
倉庫群の中でも、道路沿いに面している煉瓦蔵が象徴的な建築物ですが、そのほかの蔵もそれぞれ違った壁や作りなどをしているので、見比べてみると面白いですね。
『桐生観光』旧矢野蔵群
『桐生観光』旧矢野蔵群
こちらは米蔵。
『桐生観光』旧矢野蔵群
この有鄰館は、重伝建エリア観光の起点とするといいでしょう。
レンタサイクルも借りられますし、トイレもあります。
観光に必要なパンフレットや地図などもありますし、スタッフさんもいるのでいろいろと情報を聞くことができます。
観光パンフレットの表紙は、桐生出身の篠原涼子さん。
『桐生観光』桐生出身の篠原涼子さんが表紙の観光パンフレット

『有鄰館』詳細
名称 有鄰館
住所 群馬県桐生市本町二丁目6-32
電話 0277(46)4144
営業時間 9:00~17:00
休業日 12月28日~1月4日
公式サイト http://www.city.kiryu.lg.jp/kankou/bunkazai/1002114.html
地図

手作りの帽子のお店「Usine(ユージーン)」

『桐生観光』手作りの帽子のお店「Usine」
有鄰館から桐生天満宮へ向かってすぐ左側に、古民家を改造した手作りの帽子のお店「Usine(ユージーン)」があります。
白いのれんが目印です。
職人さんがひとつひとつ丁寧に手作りした帽子を販売しています。
おしゃれな帽子はもちろん、ミシン、木型など珍しい制作するためのアイテムも見せていただけます。
『桐生観光』手作りの帽子のお店「Usine」
道路沿いから見えるようにミシンが置いてあります。
のぞいて運よく職人さんが作業中だったら、ぜひ中に入って見学させてもらいましょう。
『桐生観光』手作りの帽子のお店「Usine」
わたしがお店に寄った時、ちょうど職人さんが帽子を作っている真っ最中!
テープ状の素材を縫う専用ミシンを使って、鮮やかに帽子を作り上げていきます。
その様子を動画で撮ってきましたので見てみてくださいね。

『Usine(ユージーン)』詳細
名称 Usine(ユージーン)
住所 〒376-0031 群馬県桐生市本町2-4-27
電話 0277-46-8667
営業時間 9:30~18:30
休業日 不定休
公式サイト http://www.com-position.net/index.php
地図

旧書上商店(花のにしはら)

『桐生観光』旧書上商店(花のにしはら)
明治時代の桐生を代表する買継商であり豪商だった「書上文左衛門」の家屋。
その家屋を、そのまま生かしてお店として利用しているのが「花のにしはら」というお花屋さん。

この「旧書上商店」は、作家の坂口安吾が晩年を過ごしたそうです。
お店の横には、「坂口安吾千日往還の碑」と書かれた石碑も立っています。
坂口安吾ファンには、聖地といえるたまらない場所ですね。
『桐生観光』旧書上商店(花のにしはら)

『旧書上商店(花のにしはら)』詳細
名称 花のにしはら
住所 群馬県桐生市本町二丁目1-15
電話 0277(22)7623
営業時間 9:00~18:00
休業日 無休
公式サイト http://www.city.kiryu.lg.jp/kankou/bunkazai/1002114.html
地図

玉上薬局(仁誠堂)

『桐生観光』玉上薬局(仁誠堂)
この古い重伝建エリアの街並みの中で、最も長い歴史を持つのが「玉上薬局」
文化3年(1804年)に建てられたと伝えられているそうです。
わたしが行ったときは閉まっていましたが、現在も薬局として営業しているそうです。
外から見てもわかりませんが、地下に防空壕があって保存されているとのこと。

「えびす造り」という工法で作られているそうで、白漆喰が塗られている外観が特徴。
窓に取り付けられた扉がすごく分厚いのが珍しいですね。
『桐生観光』玉上薬局(仁誠堂)

『玉上薬局(仁誠堂)』詳細
名称 玉上薬局(仁誠堂)
住所 群馬県桐生市本町2-4-36
電話 0277-44-3438
公式サイト なし
地図

旧曽我織物新工場

『桐生観光』旧曽我織物新工場
「旧曽我織物新工場」は、重伝建地区で見られるノコギリ屋根工場の一つ。
大正11年に建築されました。

外壁は、栃木県で産出される軽くて加工がしやすい「大谷石(おおやいし)」で作られています。
外観の特徴は、ノコギリ屋根と、通風用の丸窓が特徴。
工場の中は見ることはできません。
『桐生観光』旧曽我織物新工場

『旧曽我織物新工場』詳細
名称 旧曽我織物新工場
住所 群馬県桐生市本町1-7-15
電話 0277-46-1111
地図

旧北川織物工場(無鄰館)

『桐生観光』旧北川織物工場(無鄰館)
「無鄰館(むりんかん)」は、ノコギリ屋根工場、事務所、蔵からなる建物群。
これらの建物群は、大正5年から大正10年にかけて建てられてたもの。

下記の写真は、無鄰館の裏側にあるノコギリ屋根工場。
このノコギリ屋根工場はすこし特殊な作りで、通常北側にとられる採光面が南東に向けて建てられています。
『桐生観光』旧北川織物工場(無鄰館)

『旧北川織物工場(無鄰館)』詳細
名称 旧北川織物工場(無鄰館)
住所 群馬県桐生市本町1-5-5
電話 0277-44-0277
地図

平田家住宅旧店蔵(平田邸)

『桐生観光』平田家住宅旧店蔵
大正3年(蔵は明治33年)に建築されたのが「平田邸」
玉上薬局と同じく、珍しい白漆喰塗の蔵造り。

『平田家住宅旧店蔵(平田邸)』詳細
名称 平田家住宅旧店蔵(平田邸)
住所 群馬県桐生市本町1-6-28
地図

森合資会社事務所

『桐生観光』森合資会社事務所
大正3年(1914年)、金融業の建物として建てられたのが「森合資会社事務所」
左側が森家の蔵で、右側の建物が事務所。
現在も、事務所としてそのまま使われています。

事務所の外観は、白磁タイル張りになっているのが特徴。
大正時代のモダンな雰囲気を残しており、歴史的にも希少価値が高いものとなっています。
『桐生観光』森合資会社事務所

『森合資会社事務所』詳細
名称 森合資会社事務所
住所 群馬県桐生市本町1丁目3-11
地図

一の湯

『桐生観光』一の湯
現在も営業している銭湯「一の湯(いちのゆ)」
元々は、周辺の織物工場で働く従業員さんのためのお風呂として建てられたそうです。
す。

一の湯さんをちょうど通りがかったとき、煙突からモクモクと煙が上がっていて、ほんわかした気分になりました^^
『桐生観光』一の湯

『一の湯』詳細
名称 一の湯
住所 〒376-0031 群馬県桐生市本町1-4-35
電話 0277-46-8667
営業時間 16:00~22:30
休業日 毎月7・17・27日
公式サイト なし
地図

桐生天満宮

『桐生観光』桐生天満宮
桐生のメインストリート「本町通り」の突き当りに鎮座しているのが「桐生天満宮」
天正19年(1591年)、桐生新町創設にあたり、現在の場所に遷座されたと伝えられています。
江戸時代には徳川家の祈願所となっていたそうです。

本殿は撮影禁止と書かれていたので、境内の写真はここまで。
手前の拝殿の後ろに本殿があります。
本殿はみごとな彫刻があるので見逃さないように。
『桐生観光』桐生天満宮
毎月第一土曜日は、桐生天満宮境内において「天満宮骨董市」が行われています。
この骨董市は、北関東一を誇るそうでかなりにぎわうみたいですよ。

『桐生天満宮』詳細
名称 桐生天満宮
住所 群馬県桐生市天神町1-2-1
電話 0277-22-3628
公式サイト http://www.kiryutenjin.jp/top.html
地図

群馬大学工学部同窓記念会館

『桐生観光』群馬大学工学部同窓記念会館
さわやかなグリーンの壁が目を引く建物が、「群馬大学工学部同窓記念会館」
1916年(大正5年)に敷地中央部に建築され、1973年(昭和48年)に現在の場所に移築されました。

「ハンマービーム」と呼ばれる、イギリス建築のチューダー様式を取り入れた独特の屋根の構造が特徴。
なんとなく教会のような雰囲気がありますね。
インスタ映えする外観なので、雑誌、映画やドラマなどのロケ地としてもよく利用されるそうです。
『桐生観光』群馬大学工学部同窓記念会館

この記念館は、群馬大学の校内にあります。
入口に入ってすぐのところです。
入口で守衛さんに「記念館の写真を撮りたい」と言えば、校内に入れていただけます。
無料です。
受付の建物も、記念館と同じテイスト。
こちらの受付の建物も、国登録有形文化財。
『桐生観光』群馬大学工学部同窓記念会館

『群馬大学工学部同窓記念会館』詳細
名称 群馬大学工学部同窓記念会館
住所 群馬県桐生市天神町一丁目5番1号
電話 0277-30-1111
営業時間 月曜日~金曜日:午前 9時00分~午後4時00分
第1土曜日、毎日曜日:午前10時00分~午後3時00分
休業日 土・日・祝日などの大学休校日と行事日、年末年始、夏季一斉休業日は休館
公式サイト http://www.st.gunma-u.ac.jp/kinenkan/
地図

旧斎憲テキスタイル工場(金井屋ワイン貯蔵庫)

『桐生観光』旧斎憲テキスタイル工場
「旧斎憲テキスタイル工場」は、1927年(昭和2年)に建築された、大谷石造のノコギリ屋根工場。
現在は、「金井屋ワイン貯蔵庫」という名称になっています。
「カーブ かない屋」というワイン業者のワイン貯蔵庫として利用されているようです。
石造は、温度管理に適しているからとのこと。
『桐生観光』旧斎憲テキスタイル工場

『旧斎憲テキスタイル工場』詳細
名称 旧斎憲テキスタイル工場
住所 群馬県桐生市東久方町一丁目2 金井屋ワイン貯蔵庫
地図

旧住善織物工場(工房・金田丸岡平)

『桐生観光』旧住善織物工場
「旧住善織物工場」は、大正11年に建築された、桐生に現存する唯一の鉄筋コンクリート造のノコギリ屋根工場。
当時は、床暖房といった最新の設備を備えていたそう。

現在は、5人の作家さん(金原さん・田中さん・丸山さん・岡さん・平田さん)の一文字ずつを取った共同のアトリエ「工房・金田丸岡平((きんでんまるおかへい))」として利用されています。
『桐生観光』旧住善織物工場

『旧住善織物工場(工房・金田丸岡平)』詳細
名称 旧住善織物工場(工房・金田丸岡平)
住所 群馬県桐生市東久方町2-1
地図

旧金谷レース工業(株)工場・事務所(ベーカリーカフェ・レンガ/「USUI AKIKO GALLERY」)

『桐生観光』旧金谷レース工業(株)工場・事務所
「旧金谷レース工業(株)工場」は、大正8年に建築。
桐生に現存する唯一のレンガ造りのノコギリ屋根工場です。
レンガ壁の積み方は、長手だけの段(長手積み)、小口だけの段(小口積み)とを一段おきに積む「イギリス積み」という方式を採用しています。

現在右側の工場部分では、パンの製造・販売をする「ベーカリーカフェ・レンガ」が営業をしています。
ノコギリ屋根の形をしたフレンチトーストや、レンガの形をした桐生ラスクなどが人気商品。
桐生の公式PR動画にも登場します。
(「ベーカリーカフェ・レンガ」のシーンから動画はスタートします)

「旧金谷レース工場」の左側部分が、昔事務所だった建物。
こちらの事務所のほうは、昭和6年に建築され、木造2階建てのスクラッチタイル張り。
工場が大正時代、事務所が昭和初期、それぞれの建築工法や流行の違いが比較出来て面白い。
『桐生観光』旧金谷レース工業(株)事務所

現在事務所部分は、ラグジュアリータイツブランド「USUI AKIKO GALLERY」が営業中。
そして、このギャラリーの中には、桐生の作家さんが作った逸品を購入できる「MADE IN KIRYU」のスペースが設けられています。

こちらが、ラグジュアリータイツブランド「USUI AKIKO GALLERY」入口。
『桐生観光』旧金谷レース工業(株)事務所「USUI AKIKO GALLERY」
大正時代のレトロでモダンな雰囲気を残したギャラリー内。
『桐生観光』旧金谷レース工業(株)事務所「USUI AKIKO GALLERY」
人気の「USUI AKIKO」ブランドのタイツやアームカバーが常時置かれているのはここだけ。
『桐生観光』旧金谷レース工業(株)事務所「USUI AKIKO GALLERY」
こちらが、桐生の作家さんの逸品を集めた「MADE IN KIRYU」のセレクトショップコーナー。
桐生のお土産にぴったりのアイテムがそろっています。
もちろん購入可能です。
『桐生観光』旧金谷レース工業(株)事務所「MADE IN KIRYU」のセレクトショップコーナー
どれもオリジナリティあふれる逸品ばかりで、見ているだけでも楽しい♪
桐生の作家さんはとても精力的に活動されていますね。
『桐生観光』旧金谷レース工業(株)事務所「MADE IN KIRYU」のセレクトショップコーナー
事務所の中には、当時使われていた金庫もそのまま残っています。
まるで、「お宝鑑定団」に出てきそうな年代物の金庫。
『桐生観光』旧金谷レース工業(株)事務所「USUI AKIKO GALLERY」
今回わたしの桐生観光を強力にバックアップしてくれたのが、こちらのラグジュアリータイツブランド「USUI AKIKO GALLERY」のオーナーうすいあきこさん。
桐生生まれ桐生育ち。
今回のこのブログ記事も、「桐生愛」にあふれた彼女からたくさんの桐生観光の情報やアドバイスをいただき、取材・執筆をすることができました。
ギャラリーがオープンしているときは基本的にお店にいらっしゃいますので、桐生の作家さんのことや桐生の観光情報について聞いてみるといいと思います。
「ベーカリーカフェ・レンガ」のすぐ横なので、お茶したついでにぜひのぞいてみてくださいね。
『桐生観光』旧金谷レース工業(株)事務所「USUI AKIKO GALLERY」うすいあきこさん

『旧金谷レース工業(株)工場・事務所』詳細
名称 旧金谷レース工業(株)工場・事務所
住所 群馬県桐生市東久方町一丁目1番55号
地図
『ベーカリーカフェ レンガ』詳細
名称 ベーカリーカフェ レンガ
電話 0277-30-1111
営業時間 平日 8:00~18:00
土日祝日 7:00~18:00
(ラストオーダー 17:30)
休業日 年中無休(年末30,31日のみお休み)
公式サイト https://www.kiryu-renga.jp/
『USUI AKIKO GALLERY』詳細
名称 USUI AKIKO GALLERY
電話 0277-30-1111
営業時間 11:00~18:00
(最新の営業時間・定休日詳細は公式サイトにてご確認ください。随時更新されます)
休業日 水・木
公式サイト https://www.le-ruban-rythme.com/
公式ブログ https://ameblo.jp/eversmile328/

おすすめ桐生観光まとめ

徳川時代から日本を代表するテキスタイルの産地、桐生。
今回は、桐生を代表する観光ルート「重伝建エリア」を紹介しました。

桐生には、「重伝建エリア」以外にも「桐生が岡動物園」「桐生が岡遊園地」「梅田湖」「大川美術館」「カリビアンビーチ」「ぐんま昆虫の森」といった観光スポットがいろいろあります。
そして、「桐生八木節祭り」「桐生ファッションウィーク」といった大型のイベントもあります。
桐生に来る観光客は、年間350万人から400万人とのこと。
けっこう人が集まっているんですよね。
桐生、あなどれないです^^

今回の記事を参考にして、桐生観光を楽しんでくださいね!