5月にロシアへ行く予定なのですが、パスポートの期限がなんと8月!
ロシアのビザを発行してもらうには、6か月の残存期間が必要。
「入国に必要な残存期間が足りない!」ということで、急いでパスポートの更新に行ってきました!
10年に一度の更新ということで、めったにない作業。
ですので、がっつりパスポート申請から交付までの手順をまとめました。
わたしが手続きをしたのは、東京有楽町のパスポートセンター「東京交通会館」。
有楽町でなくても、申請の手順はほぼ同じだと思われます。
参考にしてみてくださいね。
ということで今回の記事は、『パスポート更新手続き【東京都・有楽町「東京交通会館」編】』をお届けします!
⇒海外でパスポートを『紛失・盗難・焼失』したらどうしたらいい?手順と方法を書いておきます!
⇒世界最強パスポートは日本ではなかった!?じゃあ何位?『パスポート世界最強ランキング』トップ50まで書いてみます!
⇒【徹底解説!】『ESTA(エスタ)』の申請・取得方法を記入例つきで紹介しちゃいます!
目次
パスポート更新手続きの3ステップ
パスポート更新の申請手続きは、下記3ステップで行っていきます。
それぞれ説明していきますね。
①準備:パスポート申請に必要なものを準備します
②申請:申請書を提出します
③受取り:手数料の支払いをしてパスポートを受け取ります
東京都でパスポートの更新手続きができる場所
東京都でパスポートの更新手続きができる場所は「4カ所」。
「新宿」「有楽町」「池袋」「立川」です。
都内4カ所のパスポートセンターの場所やアクセス方法については、下記「東京都生活文化局」公式サイトにて確認できます。
⇒ http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/passport/access/0000000357.html
東京都でパスポート申請する場合の問合せ先
東京都でパスポート申請する場合の問合せ先は、「東京都パスポート電話案内センター」です。
担当は、東京都生活文化局の「旅券課」です。
名称 | 東京都パスポート電話案内センター |
電話番号 | 03-5908-0400 |
受付時間 | 月・火・水曜日 9:00~19:00 木・金・日曜日 9:00~17:00 上記受付時間外及び祝日、振替休日、年末年始期間 (12月29日~1月3日) は自動音声による応答 |
公式ホームページ | http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/passport/ |
有楽町のパスポートセンター(東京交通会館)の詳細とアクセス
今回わたしは、有楽町の東京交通会館にあるパスポートセンターにて更新手続きを行ってきました。
ですのでこの記事では、有楽町のパスポートセンターでの手順について詳しく記載しておきますね。
ここが有楽町の「東京交通会館」。
JR「有楽町駅」の目の前にあります。
東京メトロ「日比谷駅」からは、地下道で直結しています。
パスポートセンターは2階にあります。
エスカレーターが上がればすぐ。
2階に着いたら、案内板に沿って移動。
フロアの位置関係はこちら。
有楽町パスポートセンター詳細
住所 | 千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館2階 |
申請受付時間 | 月~水曜日 午前9:00~午後7:00 木・金曜日 午前9:00~午後5:00 |
定休日 | 日曜日 |
最寄り駅 | 東京メトロ日比谷線「日比谷駅」から地下で直結 JR「有楽町駅」から徒歩1分 東京メトロ日比谷線・銀座線・丸の内線「銀座駅」からはマリオン口から徒歩3分 |
地図 |
パスポート更新においての注意事項
ステップの説明の前に、まずはパスポート更新においての注意事項を書いておきますね。
パスポートは即日交付はできない
パスポートは、申請してすぐに新しいものがもらえるというものではありません。
申請してから受領まで6日かかります。
(土曜・日曜・祝日・国民の休日・年末年始(12月29日から1月3日)を除く)
渡航先国によって変わりますが、パスポートの残りの有効期間は「約3~6か月」が必要とされる国が多いです。
「やばい!残存期間が足りない!」と気がついた時には、間に合わなかったなんてことがないよう、申請は余裕を持って行なうようにしましょうね。
パスポートナンバーが変わる
新しいパスポートのナンバーは、古いものとは変わります。
受け継がれず、まったく違う番号です。
ですので、パスポートナンバーで何かを登録している場合は、変更が必要になります。
パスポート内のビザが無効になる
パスポートに有効期限が残っているビザが貼られている場合、そのビザと残存期限は無効になります。
新たなビザ申請が必要となります。
わたしのパスポートは、いろんな国のビザが貼られていたので、窓口でその旨を確認されました。
東京のパスポートセンターで申請できるのは東京都民だけ
東京都のパスポートセンターでパスポート申請できるのは、東京都内に住民登録をしている人のみです。
住んでいるのが千葉や埼玉、神奈川で、勤務先が東京だからといって、東京都のパスポートセンターで申請はできません。
都内に住所がなくても、海外からの一時帰国者、船員、学生・生徒、長期出張・単身赴任者等で都内に一時的に居住している場合は、例外的に東京都で申請できることがあります。
下記「東京都生活文化局」公式サイトにて詳細を確認できます。
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/passport/guide/application/0000000361.html
パスポートの有効期限が切れているか残っているかで準備するものが変わる
パスポートの有効期限が残っているか、期限が切れてしまっているか。
そのどちらかで、準備するものが違ってきます。
もしパスポート期限が切れている場合、申請前に準備する書類が多くなります。
戸籍抄本または戸籍謄本、本人確認のための書類(運転免許証・写真付のマイナンバーカード等)といった個人を確認するためのものが必要になります。
期限切れのパスポートや、パスポートを紛失した場合の必要書類については、下記「東京都生活文化局」公式サイトの「期限切れのパスポートをお持ちの方」にて詳細を確認できます。
⇒ http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/passport/guide/application/0000000371.html
パスポート更新のステップ①準備
このステップ①では、パスポート更新手続きの「準備」に必要なものについて書きますね。
わたしはパスポートの有効期限が残っている場合での申請。
ですので、下記を用意。
パスポート有効期限が残っている場合の必要書類
一般旅券発給申請書:1通
パスポート用の写真:1枚
有効なパスポート:1点
公式ホームページを見ると上記3点だけしか書いていません。
ですが実際には、整理券受付の場所で「本人確認できるもの(身分証)」も必要になります。
わたしは免許証で。
一般旅券発給申請書
新しいパスポートを作るために記載する書類です。
この書類自体は、パスポートセンターに用意されています。
ですので、現地で書類をもらい、必要事項を記入するという流れです。
「一般旅券発給申請書」は、「10年用」と「5年用」があります。
用紙が下記のように違いますので、間違えないようにしましょうね。
・10年用:A4の大きさで、申請書上縁部が朱色
・5年用:A4の大きさで、申請書上縁部が淡灰色
申請書の記入欄で、「あれ?おぼえていない(汗)」とちょっと焦った項目がありました。
それは「本籍地」。
最近の免許証には、「本籍地」って書かれていないんですよね。
現住所はおぼえていても、「本籍地」ってけっこううろおぼえ・・・
とくに地方が本籍地のかたで東京生活が長い方は、メモしておいた方がいいでしょう。
一般旅券発給申請書の記入例は、下記「東京都生活文化局」公式サイトのにて詳細を確認できます。
⇒ http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/passport/documents/0000000374.html
パスポート用の写真
パスポートに貼られる写真ですね。
写真のサイズは、「縦45mm×横35mm」です。
パスポート用の写真には、下記規格を満たしている必要があります。
・カラーでも白黒でも可
・本人のみが撮影されたもの
・提出の日前6か月以内に撮影されたもの
・縁なしで既定の各寸法を満たしたもの
(顔の寸法は頭頂からあごまで)
・無帽で正面を向いたもの
・背景(影を含む)がないもの
(白髪の方は背景がなるべく濃いものに)
下記は不適当なものです。
注意してください。
×写真の規格が指定の各寸法を満たしていないもの
×顔が横向きのもの
×顔が左右に傾いているもの
×サングラスやマスクにより人物を特定できないもの
×幅の広いヘアバンド等により頭部が隠れているもの
×照明の反射等により顔面の白色が強いもの
×キズのあるもの
×イス等背景があるもの
×眼鏡のフレームや照明の反射が目にかかっているもの
×眼鏡のフレームが非常に太く目や顔を覆う面積の大きいもの
×平常の顔貌と著しく異なるもの(極端に笑っている等)
×前髪が長すぎて目元が見えないもの
×カラーコンタクト等を使用し、目の色が実際と異なるもの
パスポート用の写真の詳細については、下記「旅券用提出写真についてのお知らせ」(PDF)を見るとばっちりわかります。
⇒ http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/passport/documents/files/0000000418/sampleari.pdf
交通会館でパスポート写真が撮影できる場所について
有楽町の交通会館には、パスポート用写真撮影をしてくれるお店があります。
パスポートセンターの入り口に、なかよく2件ならんでいます。
値段はどちらも同じです。
カラー:1,700円(2枚)
白黒:1,200円(2枚)
わたしは、「トーコー」さんというお店で撮影してもらいました。
撮影からできあがりまでは約10分程度。
ちょっと値段は高いですが、カメラマンが撮影をしてくれます。
女性の場合は、白いラフ版を持って撮影してくれます。
白いラフ版を下から当てることによって、顔色が明るくなり美人さんに撮れます^^
ちなみに、わたしのときはラフ版なしでの撮影でした(オイッ!)
現金支払いのみで、クレジットカード支払いはできません。
写真の料金を「少しでも安くしたい!」というのであれば、無人の証明写真機(スピード写真)がいいでしょう。
よく駅のそばにあるやつですね。
有楽町のパスポートセンターの地下にあります。
交通会館の階段を下りて、地下に出たところすぐの場所にあります。
靴やバッグの修理のお店「ミスターミニット」の目の前です。
この証明写真機が、交通会館からいちばん近い場所にある機械です。
「証明写真 Ki-Re-i」ってやつです。
パスポート更新のステップ②申請
一般旅券発給申請書の記入が終わったら、次は「②申請」ですね。
「②申請」での手順は下記。
・「整理券発行窓口」に並んで、番号が書かれた整理券をもらう
・番号が呼ばれるまで待つ
・番号が呼ばれたら、その番号が表示されている「申請窓口」へ行く
・「申請窓口」で、記入した一般旅券発給申請書、写真、パスポート、本人確認できるものを提出する
・「パスポート番号が変わる」といった注意事項のヒアリングを受ける
・新しいパスポートの「交付予定日」が書かれた「旅券(パスポート)引き換え書」をもらう
手順をもうすこしかんたんに書くと、
・整理券をもらう
・申請書を提出
・パスポート引換券をもらう
という手順です。
これで、この日の作業は終了です。
パスポート発行にかかるお金の支払いは、この日はありません。
受け取るときに、支払いをします。
パスポート申請時の待ち時間
整理券をもらうときから、もう行列ができています。
整理券をもらうときに、「申請書」「パスポート」「写真」「身分証明書」を見せる必要があります。
手元に用意しておきます。
整理券をもらってから、番号を呼ばれるまでさらに待ちます。
わたしが行ったときは、一連の作業(写真撮影から引換券もらうまで)にかかった時間は「約1時間半」でした。
それほど混雑している感じはしませんでしたが、けっこうかかりましたね。
待ち時間は、整理番号から呼び出し番号の数字を弾いて、その半分程度の数字がおおよその待ち時間。
と書かれた張り紙がありましたが、だいたいその計算式通りの待ち時間でした。
混雑状況については、「東京都生活文化局」公式サイトにグラフとともに書かれています。
混雑は、ゴールデンウィーク及び年末年始休業期間の前後、お盆期間中に集中しているそうです。
こちらの「窓口が混雑する月」というページに、混雑状況について詳しく書かれています。
⇒ http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/passport/access/0000000427.html
パスポート更新のステップ③受取り
最後のステップが、「③パスポートの受取り」ですね。
公式ホームページには、申請してから受領までは「6日」かかると書かれています。
わたしは「4月6日(金)」に申請して、「4月13日(金)」に引き換えが可能でした。
ですので、最短でも「1週間かかる」と思っていた方がいいですね。
パスポートの受け取りに行ったときの手順は下記。
・手数料の支払い(引き換え用紙に収入印紙を貼ってもらう)
・引き換え用紙を持って、パスポート受取り所へ行く
・窓口に、収入印紙が貼られた引き換え用紙を提出
・名前が呼ばれるまでソファで待つ
・名前が呼ばれたら窓口へ行く
・窓口の担当者の人の目視とヒアリングによる本人確認
・新しいパスポートに書かれた記載内容の確認と
・古いパスポートの確認と返却
手順をもうすこしかんたんに書くと、
・お金を払う
・引き換え用紙を提出
・新しいパスポートと古いパスポートを受け取る
という手順です。
パスポート手数料の支払い
パスポートの発行にかかる料金は、年数によって違います。
パスポート申請の種類 | 東京都手数料 | 収入印紙 | 合計 |
10年パスポート | 2,000円 | 14,000円 | 16,000円 |
5年パスポート | 2,000円 | 9,000円 | 11,000円 |
パスポート受け取り所の入り口手前に、手数料を支払う窓口(収入印紙・東京都手数料取扱窓口)があります。
そこで、支払いをします。
窓口で引き換え用紙を渡すと、収入印紙を貼って戻してくれます。
支払いは現金のみ。
クレジットカードは使用できませんでした。
(現金支払いのみとかどうにかならないんですかねー)
古いパスポートの返却
古いパスポートは、無効処理(VOIDせんこう機で穴をあける)をされて戻ってきます。
ちなみに「VOID」とは、「無効」という意味です、
あと、パスポート中心部分にあるICチップも使えないようにボコッとへこまされています。
パスポート受領の際の注意点
パスポートを受け取る際の注意点を書いておきますね。
・パスポートの受け取りは申請者本人のみ。
代理人は不可。
・パスポートを受け取ることのできる窓口は、申請書を提出した旅券窓口のみ。
「有楽町」のパスポートセンターで申請して、「新宿」のパスポートセンターで受け取るといったことはできません。
・新しいパスポートは、発行日から6か月以内に受け取らないと失効します。
その場合、申請時に返納された古いのパスポートも廃棄されます。
以上で、パスポート更新手続きは終了です!
お疲れさまでした!
東京交通会館を楽しもう!
せっかく東京交通会館に行くのなら、ついでにちょっと楽しんじゃいましょー!
おすすめスポットをまとめてみました。
東京交通会館のランチ
東京交通会館の食事処は、けっこう人気スポット。
交通会館利用者だけでなく、近隣のサラリーマンやOLの方たちもランチに利用しています。
わたしがパスポート申請の時にランチを食べたお店は、とんかつで人気の「あけぼの」さん。
名物の「かつ丼」をいただきました。
銀座エリアでもトップクラスの人気を誇るかつ丼です。
作り置きのとんかつでなく、オーダー後に肉を揚げ始めるので、時間はかかりますが熱々ジューシーなかつ丼が食べられます。
つゆが薄味なので、さっぱりいただけました。
釜炊きのご飯も美味。
そのほか、行列のできるラーメン店「麺屋 ひょっとこ」、イチローも来店したらしいレトロな中華屋「交通飯店」、老舗の洋食店「キッチン大正軒」など、グルメな人もたのしめるラインナップ。
地方の物産館
東京交通会館には、地方の名産品が楽しめる物産館がいくつか入っています。
いつも大にぎわいです。
こちらは、ソフトクリームやコロッケが人気の「北海道どさんこプラザ」。
こちらは、大阪のソウルフード「いか焼き」「たこ焼き」がたのしめる「大阪百貨店」。
こちらは、日本全国の商工会から厳選された日本のうまいものが並ぶ「むらからまちから館」。
こちらは、和歌山県のアンテナショップ「わかやま紀州館」。
こちらは、富山県のアンテナショップ「いきいき富山館」。
屋上庭園
東京交通会館の3階には、屋上庭園があります。
有楽町駅を通過する電車を間近で見ることができます。
撮り鉄マニアには有名なスポット。
ベンチがあるので、のんびりできます。
ここはかなりおすすめ!
新幹線が頻繁に通ります。
鉄道マニアは、一日中いても飽きないかも。
パスポート更新手続きまとめ
パスポート更新手続きは、なんだかんだで「1週間」という時間と、「16,000円」というお金がかかりました。
けっこう、時間もお金もかかりますねえ・・・
まあ、世界で最強ともいわれるパスポートですからね。
これくらいの時間とお金はかける価値はあるというものです。
これからまた10年いっしょに旅をするあたらしい相棒。
大切にしていきます♪
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