私のやりたいことと非常に似ているところがありましたので、「自分の仕事をつくる旅」について書いてみたいと思います。
見どころは11人の旅のスタイル
著者の成瀬勇輝氏が本書で提案する新たな旅のスタイルは下記。
・キャリアにつながる旅をしよう
・履歴書につながる旅をしよう
・テーマのある旅をしよう
著者の成瀬勇輝氏が自身の経験をもとに、ありきたりな旅でなく、自分でテーマをもって、旅をプロデュースし(旅プロ)、自分のキャリアにつなげようというもの。
そして、そういったテーマをもって旅をしている人11人を紹介。
さらに、実践するための方法についても詳しく書かれている。
一番の見どころは、テーマをもって旅をしている11人のインタビュー記事。
その11人とテーマは下記。
- 本村拓人【旅×途上国ビジネス】
- 濱田真里【旅×海外で働く日本人女性】
- 加藤功甫・田澤儀高【旅×子ども×自転車】
- 青木優【旅×Facebook】
- 金田隼人【旅×世界の大学めぐり】
- 中村優【旅×世界のキッチン】
- 太田英基【旅×SAMURAI】
- 豊泉未知洋・豊泉千鶴【旅×オーガニック】
- 四方健太郎【旅×サッカー】
- 久志尚太郎【旅×ヒッピーコミュニティ】
- 長谷川浩史・長谷川梨紗【旅×世界の中の日本】
個人的に気になったは、濱田真里さんの「旅×海外で働く日本人女性」、久志尚太郎氏の「旅×ヒッピーコミュニティ」ですね。
濱田真里さんの海外で働く日本人女性のインタビューサイトは私のやりたいことに近いですし、
久志尚太郎氏の「ヒッピー」というテーマは、「ノマド」という定義よりもっと私の求めているテーマに近いからです。
本書では、残念ながらインタビュー記事のボリュームが少ない。
興味を持った人については、自分で検索して調べるという感じでしょうか。
本書内では、彼らの運営しているブログやHPなどが一部しか掲載していませんでした。
ですので、下記にまとめておきます。
・本村拓人【Granma】
・濱田真里【なでしこVoice】
・加藤功甫・田澤儀高【Connection of the Children】
・青木優【Hibilog世界一周と日常と考察ブログ】
・金田隼人【瞬間を生きる】
・中村優→個人のサイトが内容なのでこちらを紹介→ソトコト
・太田英基【サムライバックパッカー・世界一周をした若き起業家のメモ】
・豊泉未知洋 豊泉千鶴【世界一周オーガニック修行旅】(リンク切れ中)
・四方健太郎【世界一蹴の旅】
・久志尚太郎【http://skushi.net/】(リンク切れ中)
・長谷川浩史・長谷川梨紗【COOL JAPAN & BOOM JAPAN | 世界一周365日 ある夫婦の世界一周プロジェクト】
「履歴書につながる旅」とは?
著者が今回提案している「キャリアにつながる旅をしよう」「履歴書につながる旅をしよう」「テーマのある旅をしよう」ということについて。
これは非常に誤解を招きやすいですねー(^_^;
海外(とくにアジア・途上国)に行くと、履歴書に書きたいがためにボランティアをしに来ている若者とたくさん会います。
純粋な人もいますが、もろに意図が露骨な人もいます(^_^;
まあ、一つの考え方でしょうね。
確かに、テーマやゴールがあったほうが「旅」が明確になります。
こういうゴールが得たい、だからこういうテーマで旅をしよう。
逆算すればそういうことですね。
ですが、これがフィットする人は「仕事」とつなげたい人、旅をマネタイズしたい人、「目的」を明確にして行動したい人でしょう。
「旅」の定義や価値観はそれぞれですから、フィットしないととても違和感を感じるでしょうね。
ですから、「自分の仕事をつくる旅」というタイトルなのでしょうね。
旅でも「バーター」が当てはまると思っています。
カメラで景色を撮影しているときは、目で見えている景色を犠牲にしている。
「仕事」や「目的」にフォーカスした旅であれば、仕事から逃れる旅、自分を癒したい旅をしたい人にフィットしないでしょうね。
まとめ
個人的には、とても参考になった本でした。
私も「旅」をマネタイズしたいと思っていますから^^
そして、旅を続けていると多くの魅力的な人と出会う。
そうすると、「人との出会い」が旅の目的に含まれてきます。
きっと著者さんもそうだったのではないかなと思っています。
「履歴書につながる旅」というのも賛否両論ありますが、いいんじゃないですかね。
これくらい野心的なほうが^^
変なことにこだわって旅をしない、動かないのであれば、実践したほうがプラスになります。
現実にそれを履歴書に書いた後、目的にそれがつながるつながらないという話は別の問題でしょう。
評価する人は、よこしまな下心をそのまま信じるほどバカじゃないですから。
こういった新しい提案をすることで、若い人の旅のスタイルが変わっていくのはいいですね。
こちらも旅人として刺激になります^^
こちらの本もご参考にどうぞ。