今日は、昨日2015年7月21日に発売されたばかりの書籍『書かずに文章がうまくなるトレーニング』(山口拓朗著・サンマーク出版)を取り上げてみたいと思います。
私は仕事で「書く」という作業が多いです。
その「書く」時に意識している基本的なポイントについては、この本の著者である山口拓朗氏のメソッドを大いに利用させていただいています。
このブログもその拓朗メソッドを意識し、活用して書いています^^
ですので、今回の新刊はとても楽しみにしていました。
では、早速この『書かずに文章がうまくなるトレーニング』について書いてみたいと思います!
山口拓朗氏のメソッドの特徴は?
書籍のことを書く前に、まずは山口拓朗氏について書いてみたいと思います。
「ライティングテクニック」に関する本は、すでに市場にあふれています。
そんな中で、山口拓朗氏のメソッドの特徴はなんでしょうか?
それは「相手に伝える」ということにメソッドの全てが集約されていること!
拓朗氏の文章は、とてもシンプル。
「さらーっ」と読めてしまう。
ですが、これも「相手に伝える」というゴールのために極限までシンプルにしているというスタイル。
シンプルなのだが、きちんと読み手の期待に応え、文章の基本をおさえ、具体的な言葉や感情やストーリーまでも盛り込む。
これは「技(テクニック)」ですね。
私もずいぶんと「コピーライティング」とか勉強しました。
あおったり、盛ったりする文章を書きまくりました。
そして今、拓朗氏の「シンプルさ」のなかに徹底した「相手に伝える」というスタイルを勉強させていただいています。
あ、ご本人はどう思っているかは知りません(^_^;
「そんな気ねーよー」と思っているかもしれません。
あくまでも、私がそう感じて思っているということです。
これは拓朗氏の書籍の中でもとくにお気に入りの2冊。
「伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則」と「買わせる文章が「誰でも」「思い通り」に書ける101の法則」。
『書かずに文章がうまくなるトレーニング』ってなんだ?
この書籍の「はじめに」のところ。
拓朗氏がライターとして独立してから間もなくのこと。
出版社の人からプロライターとしての鼻っ柱を折られ、自信を失いかけてからの気づきのところがあります。
そして、このような一説が書かれています。
以来、私は、それまでの「なんとなく書くスタイル」から「考えたうえで書くスタイル」「書く前の準備に力を入れるスタイル」へと書くスタイルを変化させていきました。そう、「思考」と「準備」に注力するようになったのです。
これを読んだ私は単純に「あ、書く前に「リサーチ」しろって内容なのか」と思ってしまいました(^_^;
一番初めの章も「読み手本位の文章」なんてタイトルなので、「読むのやめようかな・・・」と(少し)思ってしまいました(^_^;
ですが、読み進めていくと今までの拓朗氏の書籍とは全く違うアプローチの内容がズラズラと。
「アウトプット」「記憶定着」「ルーチン」「締め切り」といった「ビジネス本」「時間効率本」のようなメソッドも書かれています。
そして、「セルフイメージをアップする」といった成功法則本のような内容まで!
これらが全て「トレーニング」というアプローチで紹介されています。
私がとくに気に入ったトレーニング法は、「アウトプットをして記憶を上手に使う」「自分に問いかけると文章の質が変わる」という2つ。
「アウトプット」も「自問自答」もそれ自体は特に目新しくはない手法。
ですが、その手法をどう使うことで「文章を書く」に生かせるのかをわかりやすく丁寧に書かれています。
この『書かずに文章がうまくなるトレーニング』には、そういったスキルアップのためのトレーニングが31個書かれています。
拓朗氏はこうやって日々思考のトレーニングをしてきていたのですね。
とても参考になりました。
そして、トレーニング方法だけでなく、拓朗氏の「熱い想い」が「はじめに」「おわりに」に書かれています。
おそらく、拓朗氏はこういった内容の本を書きたかったのだろうとひしひしと伝わってきます^^
拓朗氏がこの本で一番伝えたかったメッセージ。
「あなたには文章を書く才能があります。」
「文章を書く」という才能は、トレーニングすることでいくらでも伸ばすことができる!
私もそう信じています^^
そして、少しでも「伝わる」文章を書きたいと思います。
ということで、早速いくつかのトレーニングを習慣化したいと思いまーす!^^
あ、忘れるところでした!
こちらの『書かずに文章がうまくなるトレーニング』のキャンペーンが8月1日~31日に行われるそうです。
拓朗氏が直々に感想文を指導してくれるなんて特典も!
詳しくはこちら→ http://yamaguchi-takuro.com/campaign/