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これでわかる!『氏神神社』の超簡単な調べ方2つ!家から近い神社が『氏神さま』とは限らないよ!

先日、わたしが住んでいる地域の『氏神神社』である神田明神の「夏越大祓」についての記事を書きました。
こちら。

 
この記事について、このような質問をもらいました。

「なんで人形町に住んでいるのに、『氏神神社』が神田明神なの?」

そうです、わたしが住んでいる人形町は「中央区日本橋」、『氏神神社』である神田明神は「東京都千代田区外神田」。
ぜんぜん家の近くではないんです。
違う区ですし、電車で2駅も乗ります(^_^;
ですが、うちのエリア担当の『氏神神社』なのです。

しかも、きちんと調べたうえでの結果です。
わたしが神田明神を好きだから『氏神さま』にしているわけではありません^^

では、どうやって『氏神神社』って調べるのでしょうか?
誰が決めているのでしょうか?
その調べ方、意外とかんたんなのに知らない方が多いんですよね。

ということで、今日は『氏神神社』の超簡単な調べ方を2つご紹介します!

『氏神さま』『氏神神社』とは?

かんたんに、『氏神さま』『氏神神社』についての基礎知識を。
神社庁のホームページから引用します。

氏神さまは、私たちが住んでいる地域を守っている神社です。
氏神さまは、鎮守さま、産土さまともいいます。
氏神さまに対して、その地域に住んでいる人すべてを氏子といいます。
たとえば、○○神社は××町の氏神、××町の住民は○○神社の氏子というような表現をします。
氏神のもともとの意味は、氏族、つまり血縁で結ばれた一族の守り神でした。たとえば、源氏の氏神は八幡さまというようにです。
それは、氏族が一定の地域に集団で暮らし、神々をまつっていた古代社会の名残です。
それが、時代が下るにつれて、地域の守り神へと変遷してきたのです。
氏神さまは、もっとも身近な神さまです。神社に参拝するときには、まず氏神さまにお参りしましょう。

(引用:神社本庁ホームページ「氏神様」

かんたんに言うと、「住んでいる地域の神さま=氏神さま」「氏神さまを祀っている神社=氏神神社」ということですね。

これだけだと、「自分の家からいちばん近い神社=氏神神社」と思っちゃいますよね。

ですが、うちのケースのようにそうでない場合もあります。

もしかしたら、『氏神さま』でない神社を『氏神さま』としてお参りしている可能性もありますね(あー、勘違いってやつ)。
それはそれでちょっと「モヤッ」として気持ち悪いですよね(^_^;
ですのでここはちゃんと確認して、「うちの氏神神社は○○神社ですっ!」と確信をもって言えるようにしちゃいましょう!
そして、スッキリ気持ちよく『氏神さま』をお参りしちゃいましょう♪

『氏神さま』の調べ方①「神社庁」に電話して聞く

『氏神さま』の調べ方①「神社庁」に電話して聞く
まず、『氏神さま』の調べ方パート①。
それは、「神社庁」に電話して聞くと言う方法。
これが、いちばん定番というか鉄板の調べ方。

「神社庁なんて省庁があるの?」なんて声もけっこう聞きますが、あるんですよ~。
「庁」とついているので、「金融庁」「警察庁」のような国の機関のように感じますが、宗教法人です。

各都道府県に「神社庁」があり、それらを取りまとめているのが「神社本庁」です。

下記のリストを確認し、自分の住んでいる家がある都道府県の「神社庁」に電話します。
そして「氏神さまを教えてほしいのですが」と伝えてください。
あとは、自宅の住所を伝えればOK!
あなたの住んでいる地域の『氏神さま』を教えてくれます。

各都道府県の神社庁一覧

神社名 住所 電話番号
北海道神社庁 〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘474-35 011(621)0769
aomori青森県神社庁 〒038-0024 青森市浪館前田1-2-1 017(781)9461
岩手県神社庁 〒020-0872 盛岡市八幡町13-2 019(622)8648
宮城県神社庁 〒980-0014 仙台市青葉区本町1-9-8 022(222)6663
秋田県神社庁 〒010-1427 秋田市仁井田新田2-15-26 018(892)7932
山形県神社庁 〒990-0053 山形市薬師町2-8-75 023(622)4509
福島県神社庁 〒963-8034 郡山市島1-10-20 024(925)0457
茨城県神社庁 〒319-0316 水戸市三湯町1108-300 029(257)0111
栃木県神社庁 〒320-0015 宇都宮市八幡台14-24 028(625)2011
群馬県神社庁 〒370-0861 高崎市八千代町2-4-26 027(326)2274
埼玉県神社庁 〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町1-407 048(643)3542
千葉県神社庁 〒260-0844 千葉市中央区都町1117-23 043(310)7166
東京都神社庁 〒107-0051 港区元赤坂2-2-3 03(3404)6525
神奈川県神社庁 〒235-0019 横浜市磯子区磯子台20-1 045(761)6387
新潟県神社庁 〒955-0042 三条市下坂井14-21 0256(32)0613
富山県神社庁 〒930-0088 富山市諏訪川原1-10-21 076(432)7390
石川県神社庁 〒920-0811 金沢市小坂町西44 076(252)7771
福井県神社庁 〒918-8014 福井市花堂中1-3-28 0776(34)5846
山梨県神社庁 〒400-0013 甲府市岩窪町572 055(288)0003
長野県神社庁 〒380-0801 長野市箱清水1-6-1 026(232)3355
岐阜県神社庁 〒500-8384 岐阜市藪田南3-8-24 058(273)3525
静岡県神社庁 〒420-0821 静岡市葵区柚木250-2 054(261)9030
愛知県神社庁 〒456-0031 名古屋市熱田区神宮1-1-1 052(682)8041
三重県神社庁 〒514-0005 津市鳥居町210-2 059(226)8042
滋賀県神社庁 〒520-0035 大津市小関町3-26 077(524)2753
京都府神社庁 〒616-0022 京都市西京区嵐山朝月町68-8 075(863)6677
大阪府神社庁 〒541-0056 大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6 06(6245)5741
兵庫県神社庁 〒650-0015 神戸市中央区多聞通3-1-1 078(341)1145
奈良県神社庁 〒634-0063 橿原市久米町934 0744(22)4731
和歌山県神社庁 〒641-0022 和歌山市和歌浦南3-4-10 073(446)5611
鳥取県神社庁 〒680-0015 鳥取市上町87 0857(24)7699
島根県神社庁 〒699-0701 出雲市大社町杵築東286 0853(53)2149
岡山県神社庁 〒703-8272 岡山市中区奥市3-22 086(270)2122
広島県神社庁 〒732-0057 広島市東区二葉の里2-1-1-2 082(261)0563
山口県神社庁 〒753-0091 山口市天花1-1-3 083(922)0506
徳島県神社庁 〒770-8007 徳島市新浜本町2-3-61 088(663)5102
香川県神社庁 〒760-0005 髙松市宮脇町1-30-3 087(831)2775
愛媛県神社庁 〒791-0301 東温市南方1954-2 089(966)6640
高知県神社庁 〒780-0065 高知市塩田町19-33 088(823)4304
福岡県神社庁 〒812-0055 福岡市東区東浜1-5-88 092(641)3505
佐賀県神社庁 〒840-0843 佐賀市川原町8-27 0952(23)2616
長崎県神社庁 〒850-0006 長崎市上西山町19-3 095(827)5689
熊本県神社庁 〒860-0005 熊本市宮内3-1 096(322)7474
大分県神社庁 〒870-0031 大分市勢家町4-6-72 097(532)2784
宮崎県神社庁 〒880-0053 宮崎市神宮2-4-2 0985(25)1775
鹿児島県神社庁 〒892-0841 鹿児島市照国町19-20 099(223)0061
沖縄県神社庁 〒900-0031 那覇市若狭1-25-11波上宮内 098(868)3697

上記の「各都道府県の神社庁一覧」は、神社本庁の公式ホームページから引用させていただきました。
⇒ http://www.jinjahoncho.or.jp/introduction/jinjacho/

『氏神さま』の調べ方②最寄りの「神社」に電話して聞く

『氏神さま』の調べ方②最寄りの「神社」に電話して聞く
ではつぎ、『氏神さま』の調べ方パート②。
それは、最寄りの「神社」に電話して聞くと言う方法。

通常は、「神社庁」への問い合わせで『氏神さま』が判明します。
ですが、「神社庁」でもわからない場合があります。
うちがそうでした^^

「神社庁」へ電話し、住所を言いました。
そうしたら、「うーん、そこの住所は、ちょうど「神田明神」か「松島神社」かどちらのテリトリーなのか微妙なとこだね~」と。
(実際はこんな返答はしません。デフォルメしています)

そして、こう言われました。
「どちらかの神社に電話して確認して!」
(実際はこんな返答はしません。デフォルメしています)

そして、すぐに「松島神社」へ電話しました。
「神社庁では『氏神さま』がわからず、「松島神社」さんに電話しろって言われたのですけどー」
(実際はこんな聞き方はしていません。デフォルメしています)

住所を言うと、このように言われました。
「あー、あの通りの向こうマンションね。その通りから向こうはうちではなく「神田明神」さんです~」
(実際はこんな返答はしません。デフォルメしています)

というやり取りの末、わたしの住んでいる地域の『氏神神社』と『氏神さま』が判明しました。

ですので、「神社庁」でなくても『氏神さま』を調べることはできるということ。
つまり、それぞれの神社は、自分の担当する縄張り(エリア)をしっかり把握しているということですね。

『氏神さま』の調べ方まとめ

やっぱり、住んでいるところの氏神さまがはっきりすると、スッキリしますよね。
その地域に土着して守っている神さまですから^^

今回2つの調べる方法を書きましたが、できれば2つ両方やったほうがいいのかなあと思います。
神社本庁は、「約8万社ある日本の神社のうち7万9千社以上が加盟している」とのこと(ウィキペディア)。
つまり、日本にあるすべての神社が加盟しているわけではなく、加盟していない神社が1000社ほどあるということです。
もしかしたら、最寄りの神社が、神社本庁、神社庁に加盟していないかもしれませんからね。

神社庁や最寄りの神社に確認して氏神さまがわかったら、まずは気軽に挨拶がてらのお参りに行ってみるといいですね。
きっと喜んでくれると思いますよー