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タイ

【タイ・バンコク】ムエタイの聖地『ルンピニー・スタジアム』へ行ってきた!行き方とチケット購入について

タイの国技といえば「ムエタイ」。
「タイ式ボクシング」とも呼ばれ、両手、両脚、両ヒジ、両ヒザ、首相撲・・・全身を使って戦う最強の格闘技のひとつ。

格闘技好きなら、バンコク観光で生のムエタイを絶対見たいですよね!
そのムエタイを生で見ることができる場所のひとつが、ムエタイの聖地『ルンピニー・スタジアム(Lumpinee Boxing Stadium)』
常設施設の中では、最高の権威をもつムエタイ試合会場です。

今回の記事では、そのムエタイの聖地『ルンピニー・スタジアム』への行き方や帰り方、チケット購入についてなど、ムエタイ観戦に必要な情報を書いていきますね。

『ルンピニー・スタジアム』でムエタイ観戦ができる日

では、まずは『ルンピニー・スタジアム』でムエタイ観戦ができる日について。
ムエタイって、毎日いつでもやっているわけではないのです。
営業日、定休日が決まっているのです。
「行ってみたらやってなかった!」ではシャレになりませんからね。
ちゃんと、ムエタイ観戦ができる日をチェックしておきましょう!

ムエタイ観戦ができる日、つまり『ルンピニー・スタジアム』の営業日は、毎週「火曜日」「金曜日」「土曜日」です。
つまり、休業日が「月・水・木・日」です。

週の半分も営業していません(^_^;
バンコク観光のスケジュールによっては、滞在中にムエタイを見ることができないなんてこともありえますので、注意してくださいね。

ムエタイ試合の、「開始時間」「終了時間」は、曜日によって変わってきます。
「火曜日」「金曜日」は、18時30分から試合開始。
「土曜日」は二部制で、夕方の部は午後4時30分~、夜の部は午後8時30分から試合開始です。

はじめのほうの試合は、まだ子供のあどけなさを残した選手の前座的なものから始まります。
映画のように、いちばんはじめから来てないとストーリーがわからないということはありません。
途中から来てもたのしめます。

わたしが観た日は、全部で9試合。
メインイベンターの登場は、7試合目でした。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』

『ルンピニー・スタジアム』の場所と行き方

では、『ルンピニー・スタジアム』の場所について。
ここで間違えないでほしいポイントがひとつ。
『ルンピニー・スタジアム』は、2014年に現在の新しい場所へ移転しています。
同じ場所での建て替えでなく、移転です。

わたしは2012年、移転前の『ルンピニー・スタジアム』に行った経験があります。
新しい場所は、以前の場所とはまったく違う場所です。
古い『ルンピニー・スタジアム』の場所に間違えて行ってしまったら、そこから新しい『ルンピニー・スタジアム』へ移動するのはかなりやっかいです。
ですので、ネットなどに置かれている古い情報(とくに住所)には注意してくださいね。

あたらしい『ルンピニー・スタジアム』の場所ですが、バンコク北部、ドンムアン空港の近くになります。

バンコク中心地の「Asok(アソーク)」からは、北へ25キロくらい離れた場所になります。

電車で行く場合、最寄り駅は、BTSの「モーチット(Mo chit)」駅。
黄緑色の「スクムビットライン」の終点になります。
「モーチット(Mo chit)」駅は、週末にタイで最も大きい「チャトチャック・ウィークエンド・マーケット」が行われる駅ですね。
BTS・MRT路線図
「モーチット(Mo chit)」駅から、『ルンピニー・スタジアム』へのルートは下記。
「モーチット」駅からは、なんと10キロ以上もあり、徒歩では無理な距離・・・
ですので、駅からタクシーかバイクタクシーに乗ることになります。

ここが、『ルンピニー・スタジアム』の最寄り駅となるBTS「モーチット(Mo chit)」駅。
線路に沿って走っている通りの名前は、「Phahon Yothin Road(パホンヨーティン通り)」です。
降りる出口は、「クイーンシリキッド公園」側の「3番」出口がいいでしょう。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』最寄り駅BTS「モーチット(Mo chit)」駅
わたしは今回、「モーチット」駅からバイクタクシーで行くという方法を取りました。
バンコクの夕方は渋滞が激しいので、通常のタクシーよりは、バイクタクシーのほうが渋滞の影響を受けませんからね。
バイクタクシーやタクシーは、「モーチット」駅を降りると道路わきにたくさん停まっています。
あとは、行く先を言って、値段交渉をします。

今回わたしが交渉して行きのバイクタクシーに支払った金額は、「300バーツ(約990円)」。
ちょっと高いかなと思って値切ったら、他のドライバーを何人かたらいまわしにされました(^_^;
たいして下がりそうもなかったので、「300バーツ(約990円)」で決めちゃいました。

意外だったのは、新しい『ルンピニー・スタジアム』の場所がドライバーにあまり知られていなかったということ。
「『ルンピニー・スタジアム』へ行きたい」というと、ドライバー同士で「どこだどこだ」と話し合っていました。
もしかしたら、「モーチット」駅からバイクタクシーで行く人があまりいないのかもしれません。
念のため、『ルンピニー・スタジアム』の住所を書いた紙を持っておくか、スマホで住所を見せられるようにしてもいいでしょう。

「モーチット」駅から『ルンピニー・スタジアム』までかかった時間は、約30分弱。
すんごいスピードで飛ばしてその時間だったので、もしかしたら道をすこし間違えていたのかもしれません・・・(距離から計算すると、もう少し早く着いてもおかしくない)

バンコクは渋滞もひどいですし、今回のようにドライバーが道に迷うなんてこともあるので、すこし時間に余裕を持って行った方がいいでしょう。

あと、バイクタクシーですが、女性にはあまりおすすめしません。
荒っぽい運転をする人が多いですからね。

『ルンピニー・スタジアム』でのムエタイ観戦チケットの値段と買い方

ではここからは、『ルンピニー・スタジアム』に到着してからのことを書いていきますね。
これが、『ルンピニー・スタジアム』の外観。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』外観
タクシーやバイクタクシーで『ルンピニー・スタジアム』の入り口に到着すると、チケットを扱う人たちがわらわらと近寄ってきます。
チケットは、基本的には窓口で買うのではなく、彼らから購入します。
悪質なダフ屋とかではありませんので、安心して大丈夫です。

こちらが購入したチケット。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』チケット
チケットを買うと、英語で書かれた当日の対戦表をくれます。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』対戦表
あと、腕にスタンプを押してくれます。
このスタンプが押してあることで、リングサイドの出入りが自由にできます。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』腕に押してくれるスタンプ
これはチケットを買ったらもらえるシール。
これを見えるところに貼ってチケット購入済みであることを確認するものですが、このシールがグループによって違います。
わたしが座っていた座席の周辺は、このグループのシールを貼った人が固まっていましたので。
おそらくですが、いくつかのチケットを販売するグループがいくつかあり、それぞれが座席のテリトリーをわけあっているような感じです。
かんたんに言うと、彼らからチケットを買うと、自分たちのテリトリーの座席に案内をしてくれます。
早めに購入した方が、先着順でよりいい席に座れる感じですね。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』でもらったシール
気になるチケットの値段ですが、リングサイド席で「2000バーツ(約6600円)」
2階席などありますが、日本人をはじめ欧米人など海外からの観光客は、ほぼほぼリングサイド席を購入することになりますね。
チケットを売る方も、観光客にリングサイド以外のチケットを売る気なしです。

2階席、3階席は、ローカルのタイ人、賭け事としてムエタイを見に来ているタイ人がほとんどです。
よほど理由がない限りは、リングサイドで見ることをおすすめします。
リングサイドだと、汗が飛び散ってきたり、ぶつかり合う生々しい音が近くで聞こえます。
2階席とは迫力が違います。
(2階席は、また別の迫力がありますが・・・)

あと、リングサイドのチケット購入特典として、試合後にリング裏で、選手といっしょに記念撮影を撮ることができます♪

『ルンピニー・スタジアム』ではムエタイグッズを要チェック!

『ルンピニー・スタジアム』は、ムエタイを観戦する以外にも楽しみがあります♪
といってもムエタイに絡んではいますが。
まずはこちら。
ムエタイグッズのショップ。

こちらは、タイの有名な格闘技グッズブランド「TWINS(ツインズ)」の直営ショップ。
日本では入手困難な「TWINS(ツインズ)」商品がところせましと並んでいます。
日本で買うより若干安いですかね。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』「TWINS(ツインズ)」直営ショップ外観
こちらは、カラーが豊富なグローブ。
オレンジとかなかなか見ない色ですね。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』「TWINS(ツインズ)」直営ショップ
こちらはド派手な刺繍がインパクト大のパンツ。
蹴りやすいように、サイドがキレ上がっているのがムエタイパンツの特徴。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』「TWINS(ツインズ)」直営ショップで販売されているムエタイパンツ
スネにつけるレガース、パンチングミットも豊富!
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』「TWINS(ツインズ)」直営ショップで販売されているレガース、パンチングミット
これは、ムエタイ戦士が戦いのお守りとして頭にのせている「モンコン」。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』「TWINS(ツインズ)」直営ショップで販売されている「モンコン」
こちらはもう1件のムエタイグッズショップ。
「TWINS(ツインズ)」よりはすこしお手頃の価格の商品が揃っています。
Tシャツとかけっこう豊富に揃っていました。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』ムエタイグッズショップ

これが聖地『ルンピニー・スタジアム』のリング!本場のムエタイを堪能!

『ルンピニー・スタジアム』は、2014年に現在の場所へ移転し新しくなっていたので、さすがにキレイで立派!
チケットを販売する窓口も大きくて人もいっぱい。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』チケット販売窓口
下の2枚の写真は、以前観戦した2012年当時の『ルンピニー・スタジアム』。
汚くて怪しい雰囲気満点でした(^_^;
でもそれが、とてもバンコクらしくてよかったんですけどね。
バンコク・ムエタイ2012年当時の『ルンピニー・スタジアム』チケット販売窓口
選手の控室も汚かった・・・
バンコク・ムエタイ2012年当時の『ルンピニー・スタジアム』選手控室
こちらは、新『ルンピニー・スタジアム』の窓口横にある看板。
ムエタイ戦士が戦っているモチーフがカッコイイ!
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』ロゴ・シンボルマーク
小さいですが、フードコート的な場所もあります。
小腹が空いたときはこちらで。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』内フードコート
以前は汚いリングでしたが、今はこんなにも素晴らしいリング!
テレビ中継もしているので、照明や音響などの設備もバッチリ!
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』
こんなクレーン式のカメラも!
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』
テレビ中継は、イケメンのアナウンサーが担当。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』
国王の写真は、あたらしい息子さんのほうになっていました。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』
ムエタイの試合のはじめは、「ワイクルー」という儀式から始まります。
笛や太鼓などによる独特の音楽にあわせて、祈りの舞を踊ります。
選手ごとにかなり違うのが面白い。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』ムエタイ試合前の「ワイクルー」
中学生くらいと思われるムエタイ戦士たちも出場。
家族だらけのセコンドのヒートアップも見どころ。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』若いムエタイ戦士の試合
試合がすすむにつれて、2階席のタイ人席がヒートアップ!
賭けている選手の攻撃が当たると、「ウィーー!!」というスタン・ハンセンの雄たけびを彷彿とさせる地響きのような声援と唸り声があがります。
賭けているのだから当然か。
試合と同時に、こっちを見るのも面白い。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』2階席
この動画で、選手のパンチやキックがヒットするごとに、観客席から野太い声援があがっているのがわかると思います(30秒過ぎくらいから)。

試合は、凡戦あり、KO有り、流血あり、軽量級あり、重量級ありと、バラエティにとんでなかなかたのしめました^^
動画をすこし撮ってきたので、聖地『ルンピニー・スタジアム』の本場ムエタイの空気を感じてみてくださいねー

試合が終わったら、リングサイド席特典であるムエタイ戦士との撮影会!
バックヤードへ移動し、勝利者インタビューが終わるのを待ってから撮影。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』勝利者インタビュー
勝利して最高の笑顔のムエタイ戦士との記念撮影♪
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』ムエタイ戦士との記念撮影
ついでに、これは2012年に観戦した時の記念撮影。
バンコク・ムエタイ『ルンピニー・スタジアム』ムエタイ戦士との記念撮影

『ルンピニー・スタジアム』からの帰り方

この記事の前半部に書いた『ルンピニー・スタジアム』からの行き方を読んでもらってわかる通り、歩いて最寄り駅には行けません。
ですので、帰りもタクシーやバイクタクシーなどを使うことになります。
タクシーやバイクタクシーは、『ルンピニー・スタジアム』の入り口にたくさんドライバーが群がっているので心配ありません。
最寄り駅の「モーチット」駅まで行くも良し、宿泊しているホテルまで行くも良し。
ムエタイの試合が終わるころは、渋滞もすこしゆるやかになっているので、一気にホテルまで行ってもよいでしょう。
わたしはそうしました。

ちなみに、わたしが帰りのタクシーで支払ったのは、「400バーツ(約1323円)」。
『ルンピニー・スタジアム』から、ホテルの最寄り駅の「Phrom Phong(プロンポン)」までです(「Asok(アソーク)」の隣の駅です)。

本当は最寄り駅の「モーチット」駅までということでタクシーに乗ったのですが、タクシーの中でホテルの最寄り駅を聞かれ、「1時間で「Phrom Phong(プロンポン)」へ行くから400バーツでどうだ?」というのでそうしました^^

ムエタイの聖地『ルンピニー・スタジアム』へ行ってきた!まとめ

わたしは格闘技をならっているので、『ルンピニー・スタジアム』でのムエタイ観戦はマストでした^^
(本当はもうひとつのムエタイの聖地「ラチャダムヌン・スタジアム」も行きたかったのですが、スケジュールがあわず断念)
格闘技にくわしくない人でも、本場でのムエタイ観戦はおすすめですね^^
成りあがろういうハングリー精神満々のムエタイ戦士たちの熱いエネルギー、一攫千金を狙う地元タイ人の観客の怪しいエネルギーがうずまく空気感。
それに、飛び散る汗や血、ぶつかるパンチやキックなど肉体の音といった生で見るからこその緊張感とライブ感。
たのしいですよ^^
バンコク観光のひとつに、ぜひ加えてみてくださいね♪

『ルンピニー・スタジアム』詳細

名称 Lumpinee Boxing Stadium
住所 No.6 Ramintra Rd. Anusawaree,Bang Khen, Bangkok.
電話番号 +66 2 522 6843
公式ホームページ http://www.muaythailumpinee.net/en
公式フェイスブックページ https://www.facebook.com/LumpineeboxingstaduimMuaythai/