ソビエト時代に「水の自動販売機」があったということは知っていました。
写真でも見たことがあった。
「ソビエト 水 自動販売機」とグーグルで画像検索すれば、武骨なデザインの自動販売機の写真を見ることができる。
(著作権のこともあるので検索エンジン経由で見て下さいね)
その代物は、なんと自販機にコップが置いてあってそれで飲むのだ。
紙コップとかではない。
誰かが使ったコップで飲むのだ。
その斬新さ。
それを知った時の衝撃は今でも忘れない。
怖いもの見たさで一度飲んでみたかったなあと思っていましたが、さすがにソビエト時代の骨董品。
ロシア国内でも姿を消し、もう見ることもないだろうと思っていました。
ですが、今回の旅の途中で思わぬ形で水の自動販売機と遭遇したのだ!
これが水の自動販売機だ!
場所はイルクーツク。
何気なく歩いていると、赤い自販機が目についた。
目についたというのは、そもそもロシアに自販機が少ないのだ。
珍しいのである。
だからなんの自販機だろうと見てみると・・・
「вода(水)?!」
もうびっくりしました。
しかもなんか洗練されているし!
自販機の上部には「газированная вода(ガジローバンナヤ ヴァダー)」と書かれています。
これは「炭酸(ガス)入りの水」というロシア語です。
もちろんソビエト時代みたいにコップがあるわけでなく。
日本でもあるような紙コップがストンと落ちてきて注がれるタイプです。
並んでいるボタンを見てみると、水以外にジュースもあります。
上から見ていくと
- 水(炭酸入り・シロップなし):10ルーブル(約30円)
- モヒート:35ルーブル(約105円)
- ライト・モヒート:25ルーブル(約75円)
- シトロ:25ルーブル(約75円)
- エクストラ・シトロ:35ルーブル(約105円)
モヒートというのは、アルコールなんですかね。
シトロというのはオレンジですね。
(雰囲気としては、シロップを入れただけの水のような気がしますが)
で、この水の販売機、なんとウラジオストクでも見つけたのです!
デザインはちょっと違いますが、水の自動販売機として置かれていました。
買ってみた。
飲んでみると、もちろんただの水です^^
でも、一度は飲んでみたかった水の自販機の水。
体験できてうれしかった!
でも、なんで水の自動販売機が復活したのか不思議です。
ペットボトル水全盛の時代にね。
若い子は全然買っていなくて、昔の水の自動販売機が懐かしい世代(40歳以上)が「懐かしーーーい!」って買っているくらい。
昔の強い時代のロシア(ソビエト)復活へ。
ちょっとしたノスタルジーかな。
水の自動販売機、見つけたら是非試してみてねー。
下の動画の「1:00」分くらいから水の自動販売機がチラッと出てきますよ^^