こんにちは、Ken(@kanyesina)です!
ロシアのウラジオストクへ行くことになったので、ネットで『電子簡易ビザ』を取得しました!
ですが、ですが!
簡易ビザとはいえ、自分でネットからビザを申請するのは何かと面倒くさい。
入力項目だってとても多い。
そして、「ほんとうにひとりでできるのか」「間違ったらどうしよう・・・」って超不安ですよね。
あの「おそロシア」の国ですし(笑)
ちょっとでも間違えたら入国ができないなんてことになります。
ロシアのビザ申請に慣れているわたしでも、やはり緊張して時間がかかりました。
ですので、すこしでもスムーズに不安なく作業ができるよう、電子簡易ビザを申請するページにある項目の書き方から取得までの流れを、かなりこまかく書きました。
この記事に書いてある通りにすすめていただければ、申請作業はかなり時間短縮できると思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
では、ウラジオストク観光するための「電子簡易ビザ」のネット申請をしてみましょう!
*補足
わたしは仕事でロシアに8年間住んでいました。
その仕事の関係で、ロシアのビザ取得業務を何度も行っています。
目次
【超重要!】電子簡易ビザ申請前に知っておくべき5つのポイント
電子簡易ビザを申請する前に、特に重要なポイントを5つ書きますね。
このポイントをおさえておかないと、「こんなはずじゃなかった-!」なんてことになりますので。
①ウラジオストク以外は行っちゃだめ!
この簡易ビザは、エリア限定です。
厳密に言うと、ウラジオストクを含む沿海州(Primorsky Krai)のみ有効です。
(申請をするときにエリアを選択します)
この簡易ビザで、モスクワやサンクトペテルブルク、ハバロフスクなどほかの地域へは行けません。
②簡易ビザの連続滞在時間は「8日間」以内
簡易ビザの連続滞在時間は「8日間」以内です。
つまり、期間限定です。
「8日間」以内というのは、入国日と出発日を含めてです。
きっちりと192時間(24時間×8日)滞在できるという意味ではないので注意しましょう。
公式サイトに載っている文章を引用しますね。
ロシア連邦内での滞在期間は、パスポートコントロールを通過した時刻を毎時で計算(0時0分)します。
例えば、7月15日から8月13日まで有効な電子ビザをお持ちで、8月1日(月)の20時00分にパスポートコントロールを通過されたとします。
その場合、8月8日の23時59分迄にパスポートコントロールで出国手続きをしなければなりません(8月9日(火)の20時00分までではありません)。
またさらに注目して頂きたいのは、もし、前例のように電子ビザで8月10日入国された場合は、8月13日の23時59分まで、つまり電子ビザの期限までに出国しなければならないということです。
つまり、入国日から8日目まで有効ということです。
延長は不可です。
③簡易ビザの有効期限は「30日間」
発給される電子ビザは、シングルエントリー(1回のみの入国)で「30日間」有効です。
この「30日間」の有効期限の間に、最大「8日間」滞在できるということですね。
④簡易ビザの申請は「20日前」から
電子ビザ取得申請書の記入は入国予定日の「4~20日間前」までに可能です。
「早めに申請しておこう!」と意気込んでも、20日以上前は申請できません。
⑤申請日から「4日間以内」に発給
電子ビザは、申請してから「4日間以内」に発給されます。
4日以内に連絡がない場合は、ビザの「ステータス(状態)」が公式サイトで確認できますのでチェックしましょう。
わたしの場合は、申請してから「2日後」に、ビザ承認のお知らせメールがきました。
土日祝日が入るとその分うしろにずれこみますので注意しましょう
電子簡易ビザ申請で知っておくべき基本事項
上記の5つの超重要ポイントにあわせて、知っておくべき基本事項もピックアップしておきますね。
・簡易電子ビザ発行は「無料」です。費用はかかりません
・通常のビザに必要な招待状やビザサポートレターも不要です
・パスポート有効期限は、申請日より6ヶ月間有効であること
・パスポートには、 出入国のスタンプを押すためスペースがあること
・発給可能な電子簡易ビザは、一般業務、一般観光、一般人道(スポーツや文化や科学技術関係など)のみ。それ以外は通常ビザを申請
その他、さらにこまかな注意点などは下記のページ(ロシア連邦外務省領事部の電子ビザに関する注意事項)に記載されているので、ちゃんと目を通しておきましょう。
⇒https://evisa.kdmid.ru/ja-JP/Home/Instruction
電子簡易ビザ 申請前に準備しておくもの
証明写真
電子簡易ビザを申請する前に、準備しておくものは「写真」です。
「写真」に関しては、以下の条件を満たしている必要があります。
スマホなどで証明写真風に撮影しても、条件を満たしていれば大丈夫です。
・顔写真は6カ月以内に撮影したもの、申請者本人のみを撮影したもの
・顔写真は正面、無帽、無背景、平常の顔貌と著しく異ならないもの(例えば、口を開き歯が必要以上に見えているものは不可)、前髪などにより、目などの顔の器官や輪郭が隠れていないこと
・フラッシュ光による反射や赤目になっていない、申請者の顔全体が見える状態で装着した写真をアップロードして下さい。
・明るさやコントラストが適切であること、影のないもの
・宗教上の理由があった場合は頭部を覆っている写真を認められる。ただし、頭頂部からあごまではっきり見えること
・眼鏡のレンズに光が反射していないこと、変色していないもの、傷や汚れのないもの、フレームが目にかかっていないこと
・肩から上のみ大きめに撮影されたもの、頭全体は写真の中央に位置したもの、鼻を左右対称にあわせてください。顔の縦の長さは、写真縦の70~80%であること
・写真にはフレームワークがないこと
・写真は縦45ミリメートル×横35ミリメートル(ふちなし)
・JPEGファイルのサイズは20-30キロバイト以内であること
・写真の画像は自然なニュートラル色合わせであること、画像のイメージははっきりとした明瞭であること。
街中にある「証明写真」スタンドで撮影したものであれば、その写真をスキャナーなどで取り込み、データ化しないといけませんね。
コンビニのコピー機でスキャンしてしまうのが手っ取り早いかもしれません。
注意が必要なのは、画像データの種類は「JPEGファイル」のみです。
他のファイル形式は読み込まれませんので注意してくださいね。
宿泊するホテルの情報
申請には、「ウラジオストク滞在中にどこの宿に泊まるのか」という記載をする必要があります。
観光であれば、予約しているホテルを記載します。
以下の3つの情報が必要になりますので、あらかじめ調べておきましょうね。
・ホテル名
・ホテルの住所
・ホテルの電話番号
ホテルの電話番号は、「ブッキングドットコム」や「エクスペディア」などのホテル予約サイトには記載されていないことが多いです。
公式サイトをチェックしてみてくださいね。
ウラジオストクへ行くための電子簡易ビザ 申請から取得までの流れ
では、ウラジオストク電子簡易ビザの申請から取得までの流れを書いていきますね。
「電子簡易ビザの登録手続き」のページへアクセス
まず、下記のロシア外務省領事部のサイトにある専用ページ「電子簡易ビザの登録手続き」へアクセスしてください。
電子簡易ビザの登録手続きページ
⇒ https://evisa.kdmid.ru/ja-JP
アクセスして出てきたページには、電子簡易ビザ取得の申請書を記入する前に読んでおくべき情報が記載されています。
漢字が多くてむずかしそうな文章が並んでいますが、ちゃんと目を通しておきましょうね。
内容を確認したら、ページの最下部にある3つの同意項目にチェックを入れます。
チェックを入れたら、「申請書入力へ移動する」をクリックします。
「メールアドレス」「パスワードの入力」ページ
「パスワードの入力」というページが開きます。
このページでは、以下の5つの項目に記入をします。
このメールアドレスに、電子簡易ビザが送られてきます。
・個人のメールアドレス
・個人のメールアドレス(確認用)
・パスワード
・パスワード(確認用)
・表示されたシンボル
わたしはGmailで登録して問題ありませんでした。
返信メールも迷惑ボックスに入らず、きちんと受信の確認ができました。
パスワードは、自分で英数字を組み合わせて作ります。
「6以上英字と数字を混ぜたパスワード」という条件があります。
アルファベットだけ、数字だけではエラーになります。
両方を混ぜたパスワードを作りましょう。
このパスワードは、申請書が通過したかといった確認時に使います。
忘れないように注意しましょう。
入力が終わったら、「次へ」をクリック。
申請書のID番号が表示
申請書のID番号が表示されます。
この番号は超重要です。
念のため、「申請書番号を印刷する」をクリックして保存しておくといいでしょう。
PDFで保存できます。
もしこの時点で保存をしていなくても、このページ以降のページの左上にも表示されていますし、申請直後に来るメールにも記載されています。
ID番号を確認したら、「次へ」をクリック。
「個人情報」入力のページ
以下の項目に記入をします。
すべて半角の「英語」で記入です。
日本語で入力しないように注意してください。
・国籍
・姓(名字)
・名(下の名前)
・他の以前に使用された名字と名前
・性別
・生年月日
・出生地(国、都市)
項目を入力したら、「下書きを保存する」と「次へ」をクリックします。
下書きをクリックしておくと、一時的に保存されるので安心です。
「下書き」は30日間有効なので、一気にぜんぶやる必要がなく、すきま時間にちょこちょこできるのがいいですね。
「下書きを保存する」ボタンは、これからあとのページでも出てきますので、その都度保存しておくといいでしょう。
「ロシア(ウラジオストク)での滞在に関する」入力のページ
このページでは、ロシア(ウラジオストク)での滞在に関する以下の項目に記入をします。
・入国目的
・訪れたいロシア連邦の地方
・予定の入国日
・滞在場所のタイプ
・ホテル名
・ホテルの住所
・ホテルの電話番号
・ロシアへの渡航暦
「入国目的」は、通常は「観光」でしょうから「Tourist」を選択します。
「訪れたいロシア連邦の地方」は、ウラジオストクの場合は「Primorsky Krai」を選択します。
ちなみに、「Primorsky Krai(プリモルスキー地方)」とは「沿海地方」のことを言います。
この「プリモルスキー地方」の州都が、ウラジオストクです。
「滞在場所のタイプ」は、観光であれば予約しているホテルの詳細を入力すればOK。
ホテルの電話番号は、「ブッキングドットコム」や「エクスペディア」などには記載されていませんので、公式サイトをチェックしてみてくださいね。
わたしがこのページでちょっと手間取ったのが電話番号の入力。
電話番号の数字だけを入力したらエラーになりました。
下記のように、ウラジオストクの市外局番である「423」を「()」ではさみ、「(423)」と入力してください。
7(423)1234567
ちなみに、先頭の「7」は、ロシアの国番号です。
「ロシアへの渡航暦」は、過去に渡航歴があれば「Yes」、なければ「No」を選択します。
わたしが渡航歴があるので、過去の渡航した回数と時期を入力しました。
項目を入力したら、「下書きを保存する」と「次へ」をクリックします。
「パスポート情報」入力のページ
このページでは、パスポートに関する以下の項目に記入をします。
・身分証明書選択(パスポートタイプ)
・パスポート番号
・発行日
・有効期限
「身分証明書選択」は、観光であれば「tourist passport」を選択します。
パスポートの有効期限ですが、申請日より「6ヶ月間有効」なパスポートを所有している必要があります
もし、有効期限が「6ヶ月間未満」の場合、ロシアへ入国できませんので注意してくださいね。
項目を入力したら、「下書きを保存する」と「次へ」をクリックします。
「個人情報」入力のページ
このページでは、個人情報に関する以下の項目に記入をします。
・居住国にて住所がありますか(日本での住所)
・居住国の住所
・個人電話番号
・仕事をしているか
・会社名と住所
・職業名
・職場の住所
・職場の電話番号
・会社のEMAIL
「居住国の住所」の書き方の注意。
英語と日本語では、住所の書き方が逆になります。
小さい区分から書いていきます。以下を参考にしてみてくださいね。
●丁目-●●番地-●●●号 地域名 市区長村群 都道府県 郵便番号 国
例)1-1-1-101 Nihonbashi-ningyocho chuo-ku Tokyo 103-0013 JAPAN
「電話番号」ですが、日本での電話番号の数字をそのまま入力しても大丈夫です。
携帯電話の場合、「09012345678」と入れればOK。
「ハイフン(-)」や「かっこ()」はいりません。
どちらの入力方法でもエラーにはなりませんでした。
項目を入力したら、「下書きを保存する」と「次へ」をクリックします。
「ロシアに親戚がいるか」入力のページ
このページでは、以下の項目のみ記入をします。
・ロシアに親戚がいるか
まあいるひとのほうが少ないですよね。
ロシアに親せきがいなければ、「No」を選択します。
項目を入力したら、「下書きを保存する」と「次へ」をクリックします。
「顔写真」を登録のページ
このページでは、自分(申請者)の「顔写真」を登録します。
まずは、「条件」というリンクをクリックしてみましょう。
申請できる写真に関しての条件が記載されています。
条件の詳細は本記事の前半でも書いていますが、条件をみたす写真を事前に用意しておきましょうね。
「写真を追加する」をクリックして画像を選択します。
パネルが開いたら、「写真を選択する」をクリックします。
選択した自分の顔写真が表示されたら、アイコンの機能を使って微調整をしましょう。
顔の位置はしっかりとあわせるようにしましょう。
写真がエラーの場合は、「条件に満たしていない」というエラーメッセージが出ます。
エラーメッセージが出たら、消えるまで微調整しましょう。
写真が条件をクリアしたら、「保存」ボタンをクリック。
申請者の写真が確定されました。
このまま「次へ」をクリックします。
このページでは、今まで入力した項目の確認ですね。
入力内容を確認して、修正があれば「修正する」をクリックして編集します。
記入内容に問題がなければ、ページ最下部にある4つの同意項目にチェックを入れます。
チェックを入れたら、「保存と送信」をクリックします。
「申請書」ステータス確認のページ
「申請書が保存できました」というメッセージが出ます。
「こちら」というリンクをクリックしてみましょう。
申請書の現状が確認できます。
「申請書番号」と「パスワード」を入力し、「ステータスの確認」をクリックします。
ちなみに「ステータス」とは、「状態」のことをいいます。
現在のビザ申請の「状態」を知ることが、「ステータスの確認」になります。
現在のビザ申請の「ステータス(状態)」が表示されます。
この画面では、「Application is being processed(申請書処理中)」となっています。
まだ、ビザがおりていないという状態です。
ロシア外務省領事部からの自動返信メール「メール」確認
上記の電子簡易ビザ申請作業を完了したら、登録したメールアドレスをチェックしてみましょう。
ロシア外務省領事部から、メールが来ているはずです。
メールの送信元は、「evisa_noreply」です。
ロシア外務省領事部公式サイト「申請状況(ステータス)」確認のページ
メールを開いてみると、「ビザ申請を受け付けたよ」という内容が書かれてます。
メール文章内の、ロシア語の「здесь」、英語の「here」をクリックすると、ロシア外務省領事部の公式サイトへアクセスできます。
試しにクリックしてみましょう。
「申請書番号」「パスワード」「自分の名字の最初の5文字」「生まれた年」を入力。
「Retrieve application」をクリック。
(「Retrieve application」とは、「呼び出し」という意味ですね。)
開いたページには、申請した書類の内容が表示されています。
現在のビザの審査状況(ステータス)が知りたい場合は、画面右上の「Check status」をクリックします。
そうすると、現在のビザの審査状況(ステータス)が表示されます。
ビザの審査が通過し、登録承認された場合は、申請書のステータスが「Approved」という表示になります。
わたしがビザ申請した時は、2日後に登録完了のお知らせメールが来ました。
簡易ビザをダウンロードする
「通知をダウンロード」をクリックすると、ビザ(PDFファイル)がダウンロードできます。
このビザを印刷をしておきます。
プリンタがないなど、印刷が出来ない場合は、スマートフォン・iPhone・iPadなどにて保存し、ウラジオストク自由港の国境検問所にて提出できるようにしておきます。
送付されてきたメールにも、ビザ(PDFファイル)が添付されています。
「ウラジオストク観光に必須『電子簡易ビザ』!ネット申請の書き方から取得までの流れ」まとめ
ウラジオストクの『電子簡易ビザ』ネット申請はうまくいきましたか?
焦らず間違えないように入力してくださいね。
無事に申請が通過し、ビザがはやく手元にくるといいですね!
ウラジオストクを観光するにあたり、「地球の歩き方 Plat ウラジオストク」を購入しました。
わたしはウラジオストク訪問は2回目ですが、この「地球の歩き方 Plat ウラジオストク」の中身を見たときに、「これは役に立つ!」とすぐに購入しました。
はじめてウラジオストクへ行かれるなら、かなり使えるガイドブックだと思います。
おすすめ!