私がモスクワに行って驚いたことのひとつに、「建築物」があります。
古いロシア時代の玉ねぎ屋根の建物もあれば、ソビエト時代の無機質なものものある。
モスクワは、そんないろんな時代が入り混じった「建築物」のカオス地帯。
そんなカオスなモスクワの「建築物」中でも、強烈なインパクトではトップクラスなのが今回ご紹介する『ガガーリンの銅像』。
初めて見たとき、視線がしばらく食いついて離れなかった(笑)。
昨年生誕80周年ということで『ガガーリン 世界を変えた108分』という映画も公開され、今再度注目を浴びているソビエトの英雄ガガーリン。
今回は、モスクワ観光に行ったらぜひ見てもらいたいインパクトデカすぎの『ガガーリンの銅像』をご紹介します!
ガガーリンって誰?
「ガガーリンって誰よ?」「なんか聞いたことあるけどよく知らない」というあなたのために、簡単に説明しておきますね。
「ウィキペディア」から抜粋・引用しますね。
ユーリイ・アレクセーエヴィチ・ガガーリン(Юрий Алексеевич Гагарин、ラテン文字転写:Yuri Alekseyevich Gagarin、1934年3月9日 – 1968年3月27日)は、ソビエト連邦の軍人、パイロット、宇宙飛行士。最終階級は大佐。
1961年、世界初の有人宇宙飛行としてボストーク1号に単身搭乗した人物である。日本においてのみ、ガガーリンを象徴とする言葉として、帰還後に語ったとされる「地球は青かった」が有名であるが、正確な引用ではない(後述)。
要は、世界ではじめて宇宙に行った人です。
人類初の宇宙飛行士ということです。
「地球は青かった」という名言は一度は聞いたことがあると思います。
昨年2014年は、生誕80周年ということで『ガガーリン 世界を変えた108分』という映画も公開。
先月9月にはDVDが発売されました。
ロシアからも貴重な生前の様子が入っている動画をピックアップしてみました。
これが『ガガーリンの銅像』だ!
冷戦時代、アメリカに先がけて人類初の宇宙飛行士となったガガーリン。
冷戦が終わり、国も変わった今でも「英雄」として愛されています。
ですので、モスクワに彼の業績をたたえる銅像が立っています。
しかし、その銅像がちょっと他の銅像とは違うのです。
そのデザインは、一度見たら忘れられません。
見せちゃいますね、これです。
これが、『ガガーリンの銅像(Монумент Ю. А. Гагарину)』。
ロケット発射ーー!って感じです。
もう少し寄ってみます。
銅像というのか、タワーというのか・・・
とにかく遠くからでも目立ちます。
まさにロケットと人間を融合したようなデザイン。
真後ろです。
スーパーマンというか、アイアンマンぽくもあります。
真下から。
1961年4月12日宇宙船「ボストーク号」で世界ではじめて宇宙に行った人ガガーリン・・・なんちゃらかんちゃらと書かれています。
銅像の足元部分に置かれている丸いサッカーボールみたいのは、乗船した「ボストーク号」をモチーフにしています。
(この写真はグーグルストリートビューより)
私が初めてこの『ガガーリンの銅像』を見たときは本当にびっくりしました。
すぐ横の大通りを車で通りがかったのですが、しばらく口をあけて見続けていたと思います(笑)。
ソビエト時代の独特な文化を十分に感じさせるデザイン。
すばらしいのかバカなのか紙一重ですね。
ガガーリンの偉大さ、功績がひと目でわかるという意味ではすばらしいですね。
私もロシアの建築物(?)の中では大好きなもののひとつです^^
いつまでも高いところからモスクワを見守っていてほしいですね。
『ガガーリンの銅像』を見に行ってみよう!
モスクワ観光する機会があれば、ぜひこの『ガガーリンの銅像』を見に行ってみましょう!
地下鉄(メトロ)の最寄り駅は、「レーニンスキー・プロスペクト(Ленинский проспект)」です。
「オクチャーブリスカヤ(Октябрьская)」の2つ南です。
(オレンジ色のラインです)
(モスクワメトロマップはこちら ⇒ ウィキペディア)
「レーニンスキー・プロスペクト」駅を降りたら、レーニンスキー大通り方面に向かってすぐです。
徒歩1分くらい。
銅像の背が高いので、上を見上げればすぐにわかります^^
『ガガーリンの銅像』がある場所は、「ガガーリン広場」と言います。
「広場」とは言いますが、「広場」ではないです。
たんなる『ガガーリンの銅像』が立っているスペースです。
レーニンスキー大通りを挟んで向かいには、これまたソビエトらしさ満載の「ロシア科学アカデミー」が立っています。
これも私が驚いた建物のひとつ。
ビルのてっぺんから何か巨大な電磁波でも出ているのかと思いました。
しばし、ソビエト時代を妄想してみるのもいいでしょう。
いかがでしたか?
「ガガーリン」と「ソビエト」を感じていただけたならうれしいです^^
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