こんにちは!
Ken(@kanyesina)です。
先日、モスクワに行ってきました。
モスクワは、わたしが8年近く住んだ第2の故郷。
ちょっくら里帰りという感じで行ってきました。
で、やっぱり移動手段のメインは『メトロ(地下鉄)』!
モスクワの『メトロ(地下鉄)』は、本当に便利!
モスクワ市内を網羅してるし、チケットの値段も安いし、本数も多い。
乗車券(チケット)の買い方さえおぼえちゃえば大丈夫。
『メトロ(地下鉄)』を使えると、モスクワ観光での行動範囲がグッと広がりますよ!
ということで本記事では、モスクワの『メトロ(地下鉄)』の乗車券(チケット)の買い方と自動改札の通り方について書いてみます。
ロシア語がわからなくても大丈夫ですよ(笑)
では、さっそくいってみましょう!
目次
モスクワ『メトロ(地下鉄)』の路線図について
モスクワのメトロは、東京のメトロと似ています。
たくさんの路線がありますが、色分けされているのでわかりやすいです。
ですので路線名でおぼえる必要はなく、「赤い路線」「緑の路線」といったおぼえかたでOK。
駅員さんに聞くときも、「Red Line(レッドライン)」「Green Line(グリーンライン)」という聞き方をすれば大丈夫。
路線図のわかりやすい見方としては、中心部にある
・「アホートヌィ・リャト駅(Okhotny Ryad/Охотный ряд)」
・「チアトラーリナヤ駅(Teatralnaya/Театральная)」
・「プローシャチ・レヴォリューツィ/革命広場駅(Ploshchad Revolyutsii/Площадь Революции」
のあたりが、「赤の広場」「クレムリン」の辺りになります。
ですので、これらの駅を起点として目安になるでしょう。
路線の乗り換え案内については、下記リンク先の「YANDEX(ヤンデックス)」が使いやすくて便利です。
「YANDEX(ヤンデックス)」は、ロシアのグーグルみたいな存在のサービスです。
英語で利用できます。
⇒ https://metro.yandex.com/moscow
モスクワ『メトロ(地下鉄)』の乗車券(チケット)の値段や期限について
では、乗車券(チケット)の値段や期限について書いておきますね。
乗車券(チケット)は、使用回数によって以下の5種類が用意されています。
(他にもありますが、観光者向けではないので省きます)
乗車券(チケット)回数制ですので、距離は関係ありません。
乗る距離が短くても長くても、乗車券(チケット)の値段は一律です。
1 поездка(1回) | 55ルーブル(約110円) |
2 поездки(2回) | 110ルーブル(約220円) |
20 поездок(20回) | 747ルーブル(約1494円) |
40 поездок(40回) | 1494ルーブル(約2988円) |
60 поездок(60回) | 1765ルーブル(約3530円) |
(レートは、「1ルーブル=2円」で計算)
観光ですと、1回か2回の乗車券(チケット)の使い勝手がいいでしょう。
チケットは、当日に使わなければいけないということはありません。
1回と2回のチケットの有効期間は、販売日を含む5日間です。
20回、40回、60回のチケットの有効期間は、販売日から90日です。
ちなみにこのチケットは、『メトロ(地下鉄)』だけでなく、モスクワ市内を走るバスにも利用できます。
チケットの値段や種類などの詳細については、公式サイトで最新の情報を確認してくださいね。
チケットの種類や金額の詳細(公式サイト)
⇒ http://www.mosmetro.ru/tariffs/unity/
『メトロ(地下鉄)』で乗車券(チケット)を買ってみよう!
では、『メトロ(地下鉄)』で乗車券(チケット)を買ってみましょう。
モスクワのメトロは、「M」のマークが目印です。
入口は「вход(フホード)」、出口は「выход(ヴィハド)」と書かれています。
入るときは、入口の「вход(フホード)」からしか入れませんので注意。
『メトロ(地下鉄)』に入ると、改札の手前にチケット売り場があります。
チケットは、「有人窓口」「券売機」のどちらからでも購入ができます。
乗車券(チケット)を「券売機」で買う方法
券売機は、タッチパネル式です。
最初の画面には、「1回」と「2回」と「トロイカ」という3つのボタンが並んでいます。
上の2つが、「1回」と「2回」使えるチケットです。
観光であれば、どちらかのチケットを購入すればいいですね。
「1поездка」は、1回分チケット、
「2поездки」は、2回分のチケットです。
それぞれ、「55ルーブル(約110円)」「110ルーブル(約220円)」です。
ロシア語がわからなくても、数字でわかりますね。
英語表記がよければ、右上に【EN】というボタンがあります。
タッチすれば英語表記に切り替わります。
購入したいチケットを選択します。
1回券の場合は「1 PASS」、2回券の場合は「2 PASS」をタッチします。
確認画面に変わり、「DEPOSIT MONEY」と出たら、チケット代の支払いをします。
支払いは、「現金」と「クレジットカード」が使えます。
お金を入れます。
現金は、紙幣でも硬貨でもOK。
クレジットカードを使いたい場合は、「MAKE PAYMENT BY CREDIT CARD」というボタンをタッチし、「VISA」「Master」の表示が出ているところに、クレジットカードのカードの裏側を「ピッ」と当ててください。
あとは暗証番号(PIN)を入力します。
個人的には、現金で支払った方が安心かなと思います。
クレジットカードは、もしカード詰まりや支払いできないときのトラブルが起きたときに対処が面倒くさいです。
「Please wait・・・」と画面に表示されたら、発券中です。
しばらく待ちましょう。
チケットは、券売機の下にある取り出し口から出てきます。
チケットといっしょにレシートも出てきます。
これで、メトロのチケット購入は完了です!
乗車券(チケット)を「有人窓口」で買う方法
乗車券(チケット)を窓口で買う場合ですが、とくにロシア語ができなくても買うことはできます^^
怖がらなくても大丈夫です。
指で「1」や「2」などジェスチャーし、お金を出せばOK。
チケットとレシートをくれます。
『メトロ(地下鉄)』の改札の通り方
改札を通るときは、日本の自動改札とほぼ同じです。
購入した乗車券(チケット)を、「SUICA(スイカ)」や「PASMO(パスモ)」のようにして改札の読み取り部分(黄色い丸い部分)にタッチするだけ。
チケットをタッチして、ランプが赤から緑に変わればOK。
チケットに残っている回数も、あわせて表示されます。
(1回券の場合は「0」)
ゲートが開きます。
あとは、そのまま通ればOK。
チケットを使用するのは、この入場時だけ。
改札を出るときには使いません。
動画も撮ってきたので、見てみてくださいねー
1枚の乗車券(チケット)を複数人で使うとき
このチケットは、1枚を複数人で使いまわすという使い方ができます。
たとえばカップルでメトロに乗る場合、1人が2回券を購入すれば、その1枚でカップルが改札を通過できるということです。
ひとりひとりが、それぞれチケットを買ったり、改札機に当てる必要はありません。
代表者が、後ろでまとめて「ピッピッ!」っとやればOKです。
わかりにくいかもしれませんが、下記の動画を見れば、二人などの複数人での改札の通り方がわかると思います。
あとは、乗り場まで行って電車に乗るだけです。
ホームから電車に乗るところも動画に撮ってきました。
一度見ておくと、イメージしやすいですよ。
『メトロ(地下鉄)』のチケットを買うときの注意点
高額紙幣で支払わない
有人のチケット売り場の場合、高額紙幣(5000ルーブル紙幣)で支払うと、つり銭がないといわれる場合があります。
ですので、定額の紙幣や小銭を用意しておいた方がスムーズです。
(1000、2000ルーブル紙幣ならまず大丈夫)
券売機を信用しすぎない
券売機はロシア語が不要なので便利というイメージがありますが、チケットが出てこない、つり銭が出てこないといったトラブルが起きた場合に対処がむずかしいです。
故障している機器もあります。
チケットを買うとき、券売機はガラガラなのに、窓口のほうが行列していることが多いです。
それは、ロシア人が券売機(機械)を信用しすぎていないということでもあります。
ですので券売機を利用する場合は、誰かチケットを購入している人のうしろに並び、動作している券売機であることを確認してから利用するのが確実です。
モスクワ『メトロ(地下鉄)』の乗車券(チケット)の面白ネタ
このモスクワ『メトロ(地下鉄)』の乗車券(チケット)ですが、実はすごいテクノロジーが詰まっているのです。
チケットをすこし水でふやかして、紙をはがしていってください。
そうすると、中から薄型のチップ(回路)が出てきます。
こんな感じで、チケットに内臓されています。
ヒマな人はやってみてください(笑)
まとめ
モスクワ『メトロ(地下鉄)』の乗車券の買い方と自動改札の通り方、簡単だったでしょう^^
ロシア語がわからなくても、まず問題ないです。
チケットの購入手順などもシンプルです。
モスクワ観光に行ったら、ぜひ『メトロ(地下鉄)』を使いこなして楽しんでくださいね。