ロシアのアニメと言えば、日本でもかなりの知名度を誇る『チェブラーシカ』。
(現在の日本での版権は、あの「ジブリ」)
「チェブラーシカ」はこちら。
でも、ロシア(ソビエト)のアニメは『チェブラーシカ』だけではありません。
今日は、知られざるソビエトアニメの名作『カールソン(Karlsson・Карлсон)』をご紹介します!
これが「カールソン」だ!
「カールソン」というのは、主人公の名前です。
早速ですが、「カールソン」はこちら!
見た目は完全におやじですw
ジャムが大好きです。
背中のプロペラで空を飛びます。
そして、こちらがドラえもんでいう「のび太」役の少年
んー、いかにもソビエトアニメらしい雰囲気ですね^^
ロシアでは、切手になるくらい有名なキャラクター。
そして、ソ連時代から続く由緒正しい『アニメ映画制作会社(Союзмультфильм)』でもこの扱いの大きさ!
(左から2番目)
アニメ監督は、「Борис Степанцев(ボリス・ステパンツェフ)」。
声優は、「カールソン」が「Василий Ливанов(ワシリー・リワノフ)」、少年が「Клара Румянова(クララ・ルミャノワ)」です。
実際に動いている「カールソン」を見てみて下さい。
とても1968年のアニメには見えません。
(日本で1968年放映のアニメは「巨人の星」「サイボーグ009」「妖怪人間ベム」・・・そういう時代ですw)
■Малыш и Карлсон (1968)
「カールソン」の原作者は実はあの人!
このソビエトアニメ「カールソン」の原作者、実はロシア人ではありません。
スウェーデン人のアストリッド・リンドグレーン(Astrid Lindgren)です。
この方は、実は日本人なら誰でも知っている本の原作者でもあります。
その本はこちら。
『長くつ下のピッピ』です!
実は日本でも「カールソン」の絵本が、リンドグレーン作品として販売されています。
「やねの上のカールソン」(岩波書店)
「やねの上のカールソンだいかつやく」(岩波書店)
本国スウェーデンをはじめ、いろんな国で愛されている「カールソン」。
ということで、今日は知られざるソビエトでの『カールソン』をご紹介しましたー!