先日行ってきました四国の西端に位置する愛媛県宇和島。
リアス式海岸によって豊かな漁場を持ち、タイやハマチ、真珠の養殖では日本一。
そんな宇和島を代表する名物料理が『鯛めし』と『じゃこてん』。
ですが、「鯛めし」「じゃこてん」以外にも奇妙な名物料理が宇和島にはあるのです。
今回は、先日の宇和島訪問で出会ったそんな魅力的な宇和島グルメをご紹介します!
宇和島ってどこ?
では最初に、「宇和島ってどこ?」って話から。
愛媛県宇和島というのは、下記四国の西端になります。
ウィキペディアでの「宇和島市」の説明は下記。
宇和島市(うわじまし)は、愛媛県南部(南予地方)に位置する都市で、南予地方の中心都市。宇和島城を中心に発展した闘牛で有名な旧城下町である。
西側は宇和海に面し、それ以外の三方は山地に囲まれている。リアス式海岸が広がり、加えて離島もあり、漁港の数では全国有数である。
つまり「宇和島」は、海と山に囲まれているので、海と山の幸が豊富な場所であるということですね。
宇和島の奇妙で魅力的な料理たち
では、宇和島の奇妙で魅力的な料理たちをご紹介していきますね!
鯛めし
宇和島を代表する名物料理が『鯛めし』。
なんたって、鯛の養殖日本一ですからね!
これが宇和島の『鯛めし』。
『鯛めし』というと、焼いた鯛(もしくは米といっしょに炊き上げる)とご飯を混ぜ合わせてたべるスタイルが主流。
ですが、宇和島の『鯛めし』は、鯛の刺身を生卵が入ったつけ汁につけ、アツアツご飯にのせて食べるスタイル。
全国でも宇和島だけの独特の食べ方のようです。
意外にも鯛の刺身と生卵があうんですねー
人気が出るのも納得のうまさです。
じゃこてん
宇和島は、「かまぼこ」のような練り物もたくさんあります。
そんな練り物文化が根づいている宇和島で、いちばん代表的なのが『じゃこてん』。
新鮮な地魚などのすり身を、形を整えて油で揚げたものです。
じゃこてんの作り方は、下記の動画でどうぞ。
口いっぱいにひろがる魚の風味と、キシキシとした独特の食感。
お酒が好きな人は最高のつまみになる一品。
私のお気に入りは、『宇和島練り物工房 みよし』の『じゃこてん』。
化学調味料や保存料などをまったく使っていない究極の無添加じゃこてんです。
こちらのブログ記事でも書いています。
あげまき
こちらも練り物の『あげ巻き』。
かもぼこの身を油揚げで巻いて蒸したものです。
(下記画像の後ろの黄色い方。ピンクのものは「錦巻」)
油揚げがいいアクセントになっています。
宇和島地方では、贈答品としてもポピュラーのようです。
ふくめん
宇和島地方のお祝いの席で欠かせない料理が『ふくめん』。
紅白デンブ、ネギ、ミカンの皮を飾りつけた見た目が、とても華やかで縁起がよさそうですね。
この華やかな具の下に隠れているのは、なんと千切りにした糸こんにゃく。
ですので、見た目よりもさっぱりと淡白な味です。
亀の手
本物の亀の手のように見えますが、「せい」という名のフジツボの仲間です。
『亀の手』という呼び方で親しまれています。
写真の「亀の手」は、塩ゆでにしたもの。
見た目はかなりグロテスク。
まあ珍味ということで味わうといいでしょう。
こちらでは、酒の肴、とりあえずの一品としてポピュラーなようです。
はしりんどう
『はしりんどう』は、「マガキガイ 」のこと。
「チャンバラ貝」とも呼ばれています。
なぜ「はしりんどう」というのかは、ネットでも書かれていませんでしたね。
楊枝で中から本体を「くるん」と取り出すと、鮮やかな色のプリンとした濃厚な身がお目見え。
味は日本酒が欲しくなる味でした^^
フカの湯ざらし
「フカ」はサメのこと。
サメの身の臭みを抜き、酢味噌をつけて食べるのが『フカの湯ざらし』。
サメ独特のアンモニア臭はまったくありません。
淡白な身と酢味噌の相性はバッチリ!
番外編:柑橘類
さすがポンジュースの里である愛媛県だけあって、『柑橘類』は笑っちゃうくらい豊富です^^
聞いたことがないような銘柄のものもたくさんありました。
ビタミン補給にぜひ!
宇和島グルメおまとめ
「宇和島グルメ」はいかがでしたか?
リアス式海岸の海と山に囲まれた宇和島は、独自の食文化が根づいていますね。
他にもまだまだたくさんの郷土料理があるようです。
四国お遍路めぐりなどで宇和島による機会があれば、ぜひこの独特の食文化を味わってみてくださいねー。
宇和島の関連記事は下記です。
宇和島観光の参考にしてみてくださいね。