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【青森】冬の名物観光列車『ストーブ列車』に乗ってスルメイカを食べてきた!

先日青森県まで行き、津軽鉄道の『ストーブ列車』に乗ってきました!
冬の津軽の風物詩と言える名物観光列車です。

車窓からは雪が見える、凍てつく冬の青森。
そんな中、昭和初期当時の面影を残す『ストーブ列車』の「だるまストーブ」で焼いたあっつあつのスルメイカを食べる!
これが、今回の旅のミッション。

では、さっそく『ストーブ列車』について書いていきますね!

『ストーブ列車』って何?

『ストーブ列車』ってなんでしょうか?
まあ名前の通り、ストーブが暖房として使われている列車のことですね。
昭和初期のレトロな時代の雰囲気をたのしむ、大人気の冬季限定観光列車です。
青森県『ストーブ列車』ポスター
もう少し詳しい説明を、『ストーブ列車』を運行している津軽鉄道のホームページから引用しますね。

「昭和5年7月15日、五所川原から金木間開業、同年11月13日全線開業(20.7km)、この冬12月よりストーブ列車を運転した。
昭和19、20、21年は戦時中物資欠乏のため中止したが、昭和22年から再びストーブ列車を運転し現在に至っている。現在運行されているストーブ列車は4代目の客車である。
ストーブ列車のご乗車には 乗車券+ストーブ列車券400円が必要です。
客車にダルマストーブをつけて暖房とし、車窓から地吹雪の景色を眺めるノスタルジックなストーブ列車

寒さ厳しい青森だからこそ、あたたかい『ストーブ列車』が根づき、愛されていたのですね^^

現在の『ストーブ列車』は、ほぼ100%観光用列車となっています。
地元ローカルの人は、ほぼ100%乗らないそうです(^_^;

『ストーブ列車』の運行区間ってどこからどこまで?

『ストーブ列車』の運行区間は、「津軽五所川原駅」から「津軽中里駅」までです。

青森県『ストーブ列車』

『ストーブ列車』の運行期間っていつからいつまで?

『ストーブ列車』は、冬季限定で運行しています。
運行期間は、毎年12月1日から翌年3月31日までとなっています。
(冬場の4ヶ月間だけ運行)

『ストーブ列車』って、一日何本走っているの?

『ストーブ列車』は、一日に「3本(3往復)」走っています。

始発駅の「津軽五所川原駅」発のストーブ列車の出発時間は下記。
「9時32分」「11時45分」「14時10分」の3本です。
青森県『ストーブ列車』時刻表
主要駅の発着時間は下記。
【下り】

津軽五所川原駅発 09:32 11:45 14:10
金木駅着 09:58 12:11 14:36
金木駅発 10:02 12:15 14:40
津軽中里駅着 10:17 12:33 14:58

【上り】

津軽中里駅発 10:39 12:55 15:21
金木駅着 10:56 13:12 15:36
金木駅発 11:00 13:16 15:39
津軽五所川原駅着 11:26 13:42 16:05

所要時間は、「金木駅」までは「26分」、終点「津軽中里駅」までは「45分」です。

*上記の『ストーブ列車』の時間は、「平成28年12月1日から平成29年3月31日(2016~2017)」間」の時刻表です。
変更になる可能性もありますので、公式ホームページにて最新情報を確認してくださいね。
津軽鉄道公式ホームページ「時刻表」 ⇒ http://tsutetsu.com/jikokuhyou.html

『ストーブ列車』の運賃はいくら?

『ストーブ列車』に乗るには、普通旅客運賃にプラスして「ストーブ列車券400円」が必要です。
青森県『ストーブ列車』チケット価格
「津軽五所川原駅」から「津軽中里駅」まで『ストーブ列車』に列車に乗るのであれば、
片道850円+ストーブ列車料400円=1,250円

「津軽五所川原駅」から「金木駅」まで『ストーブ列車』に列車に乗るのであれば、
片道550円+ストーブ列車料400円=950円

となります。

乗車する距離に関係ありません。
『ストーブ列車』に乗るには、一律で「400円」がプラスされるということですね。

ちなみに、「suica(スイカ)」や「pasmo(パスモ)」などの交通ICカード・電子マネーは使えません。
もちろん、クレジットカードも使えません。
現金のみです。
ちゃんと忘れずに現金を持参していきましょう♪

『ストーブ列車』の混雑具合って?

「津軽五所川原駅」の改札のお姉さん、『ストーブ列車』に乗車しているアテンダントのお姉さん、バスターミナルのそば屋のおばちゃんの話を元にまとめると、12月~2月が混むようです。

やはり、『ストーブ列車』から雪が見たいという人が多いみたいです。
ですので、雪が少なくなってきている3月は、少し空いているようです。
わたしが乗車した3月下旬は、往路は4組、復路は貸し切りでした^^

団体バスで『ストーブ列車』に乗りに来る人(ツアー)も多いそうです。
中国からの観光客もかなり来ているそうです。
ですので、場合によっては団体さんとかちあってしまい、押し出されてしまうこともあるかもしれません。

あと、「JR東日本大人の休日パス」の利用期間は注意したほうがいいかもしれません。
「JR東日本大人の休日パス」というのは、ある一定期間乗り放題になるチケットです。
2018年は、「2018年1月18日(木)~1月30日(火)」がすでに決まっていますので、この期間の混雑状況はは注意してみてもいいでしょう。

心配されていた東北新幹線が開業した影響は、残念ながらあまりないみたいですね(^_^;

『ストーブ列車』って座席の予約ってできるの?

『ストーブ列車』の座席の予約はできません。
全席自由席、早い者勝ち。
ストーブの前の席が特等席です。

確実に『ストーブ列車』に乗りたい!というかたは、パッケージツアーなどを利用するといいでしょう。

『ストーブ列車』にトイレはあるの?

『ストーブ列車』内に、トイレはありません。
始発の「津軽五所川原駅」のトイレは、津軽鉄道の待合室にはなく、JR側にあります。
駅の前にあるバスターミナルの待合室にもトイレはあります。
乗車前に、ちゃんと言っておきましょう。

どういうプランで『ストーブ列車』に乗る?

『ストーブ列車』に乗るときに、けっこう悩みどころとなるポイント。
それが、「どこまで行って戻ってくるのか」という往復問題です。

駅の改札のお姉さんに確認したところ、『ストーブ列車』に乗るひとは、たいてい下記の2パターンに分かれるそうです。

・「津軽五所川原駅」から終点「津軽中里駅」までの往復
・「津軽五所川原駅」から太宰治ゆかりの地「金木駅」までの往復
青森県『ストーブ列車』切符の案内
この基本パターンに

・往復ともに『ストーブ列車』を利用
・戻りは、通常列車を利用
・「金木駅」で下車し観光する
etc.

といったオプションを考えていく、といった感じです。

まず最初の悩みどころである「津軽中里駅」か「金木駅」のどちらまでいくかという問題。
終点の「津軽中里駅」まで行くプランのメリットは、長時間『ストーブ列車』に乗ることができること。
デメリットは、観光するようなものが何もないということ(>_<)

改札のお姉さん、そば屋のおばちゃんに聞いても、「津軽中里には何もない」と・・・
駅構内にちょっとした売店があるくらいだそうです。
ですので、終点まで行っても、何もすることなくただ戻ってくるだけということです。
『ストーブ列車』にすこしでも長く乗っていたいという場合は、「津軽中里駅」まで行ってもいいでしょう。

わたしの『ストーブ列車』乗車プランは「接続」重視!

わたしは今回、
・「津軽五所川原駅」から「金木駅」まで『ストーブ列車』を利用
・「金木駅」で観光
・「金木駅」から「津軽五所川原駅」までの戻りも『ストーブ列車』を利用
というプランでいきました。

つまり、往復で『ストーブ列車』に乗る、太宰治ゆかりの地「金木駅」で下車して観光というおいしいとこどりです^^

このプランのタイムスケジュールは、下記のようになります。

・「津軽五所川原駅」を「9時32分」出発
・「金木駅」に「9時58分」に到着、1時間ほど観光
・「金木駅」を「11時00分」発の『ストーブ列車』に乗って「津軽五所川原駅」まで戻る
・「津軽五所川原駅」に「11時26分」到着

このタイムスケジュールだと、「金木駅」での観光時間が短いというデメリットがあります。
ですが、今回は「接続」を重視しました。

わたしの『ストーブ列車』乗車後のプランは、「弘前」への移動でした。
悩みの種だったのが、「津軽五所川原駅」から「弘前駅」までのJR五能線の本数が少ないこと(>_<)
「津軽五所川原駅」を「11時34分」に発車する電車の次は、「13時20分」と約2時間後・・・

しかも、2本目の『ストーブ列車』の戻りが「津軽五所川原駅」に到着するのが「13時42分」。
つまり、「13時20分」発の弘前行きに間に合わないんですね。
その前の通常線に乗って戻ってくるしかない。

「ストーブ列車にたっぷり乗る」「スムーズな接続」を考えると、今回のプランがベストかなと。
タイムスケジュールを組み立てるときの参考にしてみてくださいね。

「津軽五所川原駅」までの行き方は?

『ストーブ列車』に乗るためには、その始発駅である「津軽五所川原駅」まで行く必要があります。
そのときのポイントは、いかに『ストーブ列車』の発車時間にスケジュールにあわせた「津軽五所川原駅」入りができるかということ。

深夜高速バスでの行き方

今回私が「津軽五所川原駅」行きにチョイスしたのは、「京急高速バス」と「弘南バス」が運行する夜行バス『ノクターン号』。
東京の品川を「22時00分」に出発し、五所川原駅に「8時15分」に到着するというなかなか『ストーブ列車』にマッチしたバス路線^^
「津軽五所川原駅」にダイレクトに到着する高速バスは、この『ノクターン号』のみです。
(ちなみに、バスの運賃は「8,700円」。曜日やシーズンによって変わります)

『ノクターン号』については、下記の記事でくわしく書いています♪

新幹線での行き方

新幹線であれば、「青森市内」か「弘前」を経由してから移動するというパターンになりますね。
新幹線がとまる「新青森駅」から「津軽五所川原駅」までは、JRの「奥羽本線」と「五能線」を経由して1時間ほどの乗車です。

大都市「弘前駅」から「津軽五所川原駅」までは、JRの「奥羽本線」と「五能線」で約40分ほどの乗車です。

飛行機での行き方

飛行機の場合、「青森空港」が最寄りの空港になります。
空港から電車で移動するのであれば、一度青森市内に出てからの移動になりますね。
レンタカーを借りて移動というのもアリですね。

『ストーブ列車』体験談!時系列で書いていきます!

では、『ストーブ列車』の体験談を時系列で書いていきますね♪
まずは、夜行高速バスで「品川バスターミナル」から「五所川原」へ移動です。

22時00分:「品川バスターミナル」出発

「品川バスターミナル」から、京急高速バスの夜行バス『ノクターン号』に乗りこむ。
定刻通り「五所川原」へ出発!
『品川バスターミナル』外観
『品川バスターミナル』ノクターン号
「品川バスターミナル」から「五所川原」までの細かなスケジュールや、『ノクターン号』の体験談については、下記の記事を読んでみてくださいね。

8時15分:「津軽五所川原駅」到着

東京を出発して約10時間15分、五所川原駅前に到着!
津軽五所川原駅到着
バスの向こう側に見えている建物が、JR五所川原駅。
JR五所川原駅
このバス乗客用のターミナルで休憩できます。
ストーブもあって、あったかいです。
津軽五所川原駅バスターミナル
『ストーブ列車』の発車時刻は「9時32分」。
まだ1時間くらい時間があります。
まずは、津軽鉄道「津軽五所川原駅」に行ってみます。
青森県『ストーブ列車』津軽五所川原駅
切符を売っているお姉さんに、『ストーブ列車』の予定を確認。
予定通り運行とのことでひと安心。
青森県『ストーブ列車』津軽五所川原駅
ひとしきり、駅舎をカメラやビデオで撮影。
動画はこちら。
見てね。

それでもまだ『ストーブ列車』の発車まで1時間近くある。
駅周辺を見渡してみても、駅ビルなどもなく、マクドナルドのようなファーストフード店もなく、スタバなどの喫茶店もなく・・・
とりあえず、バスターミナル内にある超レトロなおそば屋さんで朝食。
名物っぽい「じょんがらそば」を注文。
すりおろした長芋が入っているのがうれしい。
ちなみに、青森県は、全国一のながいも生産地。
津軽五所川原駅バスターミナル内の立ち食いそば屋
ほっとするやさしい味。
津軽五所川原駅バスターミナル内の「じょんがらそば」
やさしいおばちゃんとしばし会話。
「今年は雪が少なかった」「ストーブ列車は地元の人は乗らない」「ストーブ列車は団体さんが多くなった」といった何気ない会話を楽しむ。
それでも20分くらいしか場が持たなかったので移動。
JRのほうの「五所川原駅」へ。
『ストーブ列車』に乗った後、JRで弘前へ向かう予定なので列車の時間を確認。
いやー、本数少ない!
JR「五所川原駅」時刻表
それでもまだ時間が余っているので、すこし駅前を散策してみる。
駅のホームの横には、ねぶたの絵が描かれたなにやら巨大な倉庫みたいなものが。
この五所川原は、「五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)祭り」で有名なところ。
お祭りの時に使用される巨大な『たちねぷた』と呼ばれる山車(高さが23メートルくらいあるらしい)が格納される倉庫のようです。
青森県『ストーブ列車』
駅から数十メートル歩いていると、なにやら地元のおばちゃんたちが吸い込まれていくように入っていくお店を発見!
「五所川原駅前市場」と書かれていて、なにやら産直の物とかを置いているみたい。
青森県『五所川原駅前市場』
中に入ってみると、地元の人が作った農産物やお惣菜やらが売られていましたー
青森名産のリンゴとか買いたかったですが重いし、惣菜は食べたいものがなかったので、何も買わずに退散。
青森県『五所川原駅前市場』
青森県『五所川原駅前市場』
なんだかんだで9時10分くらいになったので、駅のホームへ。
「金木駅」までの乗車券(550円)と、「ストーブ列車券」(400円)を購入。
懐かしい厚紙の硬い切符に、パンチを入れてくれるその姿に懐かしさをおぼえる。
青森県『ストーブ列車』の切符
記念スタンプもあります。
スタンプラリー好きな方は、たまりませんね。
青森県『ストーブ列車』記念スタンプ

9時20分頃:「ストーブ列車」乗車

駅の改札が開き、ホームに入ります。
ホームに入ると、ねぶたの巨大な顔が。
さすがねぶたの街。
青森県『津軽五所川原駅』ホームに飾ってあったねぷたのオブジェ
ちなみにこの「津軽五所川原駅」のホームは、JRと津軽鉄道共有です。
津軽鉄道のホームがある3番ホームへ、階段を上って移動します。
青森県『ストーブ列車』
青森県『ストーブ列車』
すると、いましたよ!ストーブ列車が!!!
青森県『ストーブ列車』
ついに念願のストーブ列車が目の前に!!!
うれしい~
青森県『ストーブ列車』だるまストーブのヘッドマーク
ヘッドマークは、だるまストーブ!
青森県『ストーブ列車』
車体タイプは、「オハ462」。
青森県『ストーブ列車』「オハ462」の番号板
つながっている車両を見に行ってみます。
青森県『ストーブ列車』
ストーブ列車を引っ張るのは、「走れメロス号」!
青森県『ストーブ列車』「走れメロス号」
地元から出た最大の有名人「太宰治」にちなんでいます。
青森県『ストーブ列車』「走れメロス号」

『ストーブ列車』の車両外観は、下記の画像でチェックできますよー

ストーブ列車の車内に入ります。
ストーブは、車内に2台設置されています。
煙突があるところに、ストーブもあります。
青森県『ストーブ列車』車内
この日の乗客は4組。
ですので、ストーブの目の前の特等席をラクらくゲットできました^^
出発まではすこし時間があるので、ストーブや車内の写真を撮りまくり。
青森県『ストーブ列車』ストーブ
ストーブはけっこうコンパクトなサイズでしたね。
青森県『ストーブ列車』ストーブ
モノを焼いたり、乗せたりすることを前提としたフラットな上部。
青森県『ストーブ列車』ストーブ
このダルマストーブ独特のカーブがたまりません。
青森県『ストーブ列車』ストーブ
ストーブの中の石炭が、真っ赤に燃えています。
青森県『ストーブ列車』ストーブ
ストーブの下部に、「フクロク」と刻印されています。
調べたところ、「福縁ストーブ」といわれるもので、日本で最初の貯炭式ストーブだそうです。
青森県『ストーブ列車』ストーブ
ストーブの煙突は、思いっきり天井のどまんなかから上へ突き出ています。
青森県『ストーブ列車』車内の煙突
これはその煙突を外から見たところ。
当りまえですが、煙がモクモク出ているんですよねー
車外からストーブ列車を見るときは、煙突もチェックしてみてくださいね。
青森県『ストーブ列車』の煙突(車外)
ストーブの横には、注意書きが貼られています。
「なまもの、汁物、油の出る物、煙の出る物等は焼かないで下さい」と書かれています。
こういったものを焼く人が過去にいたのでしょうが、持ち込みは自由みたいです^^
今度乗る機会があれば、パンでも持って行こうかな。
青森県『ストーブ列車』車内に貼られていた注意書き
出発までの間、車内を見て回ります。
あまりのレトロさに、涙がちょちょぎれます。
青森県『ストーブ列車』車内
天井には、丸型の蛍光灯。
青森県『ストーブ列車』車内蛍光灯
カバーもなく、むき出しなのがいいですね。
青森県『ストーブ列車』車内蛍光灯
昔はこんなアミ棚でしたねー
(本当にアミだった)
青森県『ストーブ列車』車内アミ棚
窓を開けるレバー。
こんなつまみで窓を上にあけていた時代がありましたねー
青森県『ストーブ列車』車内窓を開けるレバー
ボックスタイプの座席には、鮮やかな朱色のテーブルがついています。
青森県『ストーブ列車』車内ボックスシートのテーブル
テーブルの付け根のところに、「センヌキ」と書かれたプレートを発見!
これはなんか萌えた♪
青森県『ストーブ列車』車内「センヌキ」と書かれたプレート

9時32分:「津軽五所川原駅」出発

「9時32分」、津軽五所川原駅を定刻通り出発。
青森県『ストーブ列車』津軽五所川原駅出発
動き出すとすぐに、車内販売開始!^^
「缶ビール350円」「スルメ500円」「ストーブ酒350円」という値札が、これでもかと目立ちます。
ここで販売されているスルメは地元産、日本酒は弘前の「齋藤酒造」さんのもの。
青森県『ストーブ列車』車内販売カート
わたしは、「ストーブ列車でスルメを食べる!」というのが今回の旅のミッションだったので、迷わず「スルメ」を購入!
ビールと日本酒は、かなり悩んだ末にやめておきました・・・
スルメは自分で焼くのではなく、売り子さんや車内にいるスタッフさんがすぐに焼いてくれます。
青森県『ストーブ列車』スルメイカを焼くアテンダントさん
アテンダントさんが軍手をはめ、慣れた手つきでスルメを焼いていきます。
このパフォーマンスが見たかった!
青森県『ストーブ列車』スルメイカを焼くアテンダントさん
「グーーーッ」としっかり焼き網に押し付けている図。
青森県『ストーブ列車』スルメイカを焼くアテンダントさん
さらに「グイグイ」と力強くスルメをストーブに押しつけます。
この時点で車内はかなり香ばしいスルメの臭いでいっぱいです^^
青森県『ストーブ列車』スルメイカを焼くアテンダントさん
この「ストーブ&スルメイカ」のビジュアルが見たかった!
青森県『ストーブ列車』スルメイカを焼くアテンダントさん
「ベリベリ」とスルメを引き裂いている図。
青森県『ストーブ列車』スルメイカを焼くアテンダントさん
手頃な大きさに割かれたスルメが手渡されました。
アツアツでやわらかくなった香ばしい臭いのスルメイカを噛みしめる。
足元にストーブの熱を感じ、雪の残る景色を車窓から眺める。
これぞ『ストーブ列車』!
最高です!
青森県『ストーブ列車』焼かれたスルメイカ

お姉さんが、慣れた手つきでスルメを焼くシーンの動画はこちら。

スルメタイムの間にも、ストーブ列車がどんどん進んでいきます。
これは、出発してから最初の駅「とがわ(十川)駅」。
ピンク色のかわいらしい無人駅です。
津軽鉄道「とがわ(十川)駅」
「かせ(嘉瀬)駅」には、あのスマップの香取慎吾さんが「SMAP×SMAP(スマスマ)」の番組企画「夢のキャンバス鉄道(1997年)」で描いた車両が!
企画から20年は立っているため状態はひどいですが、スマップファンのひとにはたまらないでしょうね。
ちなみにこの「嘉瀬駅」がある場所は、吉幾三さんの地元だそうです^^
(こういうどうでもよいコネタを、社内添乗員のお姉さんが話してくれます)
津軽鉄道「かせ(嘉瀬)駅」スマップの香取慎吾さんが「SMAP×SMAP(スマスマ)」の「夢のキャンバス鉄道」で描いた車両
津軽鉄道「かせ(嘉瀬)駅」スマップの香取慎吾さんが「SMAP×SMAP(スマスマ)」の「夢のキャンバス鉄道」で描いた車両
津軽鉄道「かせ(嘉瀬)駅」スマップの香取慎吾さんが「SMAP×SMAP(スマスマ)」の「夢のキャンバス鉄道」で描いた車両
車窓からの様子も。
乗車したのは3月下旬だったので、もう雪も少ないですね。
白銀の世界をたのしめる季節にまた来たいですね。
青森県『ストーブ列車』車窓からの景色
青森県『ストーブ列車』車窓からの景色

3月下旬の車窓からの景色はこちらの動画でチェックして見てみてくださいねー

途中、石炭をくべたりまぜまぜするタイムがあります。
久しぶりに石炭を見ましたけど、キラキラして黒光りする姿は、まさに黒いダイヤモンド!
青森県『ストーブ列車』石炭をくべている車掌
乗客が少なかったからなのか、特別に列車の後部ドアを開けて見せてくれました!
まっすぐ伸びる線路がいいですね。
雪がいっぱい残っている時期だと、違った印象になるでしょうねー
青森県『ストーブ列車』車窓からの景色
そうこうしているうちに、下車する「金木駅」に近づいてきたので上着を着たり、食べきれなかったスルメイカをしまったりとバタバタ。
青森県『ストーブ列車』するめいか

9時58分:「金木駅」到着

26分間のストーブ列車の旅を楽しみ、「金木駅」到着。
ちなみに、「金木駅」の読み方は「かなぎ」です。
青森県金木駅看板
次の折り返しストーブ列車が来るのが「10時56分(発車は11時00分)」。
約1時間で観光をして戻ってこなくてはいけないので、行く場所を絞ります。
今回は、この「金木駅」いちばんの観光スポット『斜陽館』へ。
この「斜陽館」は、「走れメロス」「斜陽」「人間失格」で有名な太宰治の記念館。
「金木駅」から徒歩約6分の場所にあります。

「金木駅」と「斜陽館」の往復で「12分」。
ですので、「斜陽館」で見学できる時間は「約40分」程度。

こちらが「斜陽館」の外観。
太宰治の父親が建てた豪邸です。
旅館のような外観で、立派な作りです。
ここで、太宰治は幼少期を過ごしたそうです。
青森県金木駅「斜陽館」
中もかなり広いです。
青森県金木駅「斜陽館」
青森県金木駅「斜陽館」
モダンなテイストも取りいれられています。
青森県金木駅「斜陽館」
青森県金木駅「斜陽館」

10時45分:「金木駅」に戻る

「金木駅」に戻ってきました。
「津軽五所川原駅」までの戻りの切符を買う必要があるので、すこし早めに。
無事に、切符を購入。
青森県『ストーブ列車』金木駅で購入した列車券
列車がくるまでの時間、駅のホーム周辺をパシャリ。
津軽鉄道「金木駅」線路周辺
津軽鉄道「金木駅」線路周辺
反対車線には、「走れメロス号」が待機中。
ストーブ列車でない通常路線は、この「走れメロス号」が走っています。
この1両編成っていうのがいいですね。
津軽鉄道「走れメロス号」
津軽鉄道「走れメロス号」
「金木駅」にストーブ列車が滑り込んできました。
これに乗って帰ります。
青森県『ストーブ列車』金木駅

11時00分:「金木駅」出発

定刻通り、「11時00分」に金木駅を出発
行きに乗ってきたストーブ列車に乗りこみます。
ガイドのお姉さんや乗務員さんも同じです。

なんと帰りは貸し切り^^
ストーブ列車を独り占めでうれしい♪
この地方の方言「津軽弁」をバリバリにしゃべるアテンダントのお姉さんともいっぱいおしゃべりでき、青森の名産や見どころポイントなどもたくさん教えてもらえました。
青森県『ストーブ列車』車内

11時26分:「津軽五所川原駅」到着

「津軽五所川原駅」到着!
「津軽五所川原駅」から「金木駅」の往復約1時間のストーブ列車の旅が終了~
青森県『ストーブ列車』津軽五所川原駅看板
「津軽五所川原駅」ホームで、クラシカルなスタイルのストーブ列車「DD350形ディーゼル機関車」も見れました!
青森県『ストーブ列車』旧型車両DD350形ディーゼル機関車

『ストーブ列車』おまとめ

今のようにエアコンがない昭和初期の津軽。
やわらかであたたかなストーブを乗客が囲む。
ストーブで焼いたスルメなどを分け合う。
自然と笑顔が出て、話もはずむ。
『ストーブ列車』に乗ると、こんな感じでしばし「寒さ」を忘れることができたのかなあなどと想いをはせて乗っていました。
今の便利で快適な電車もいいけれど、レトロでノスタルジックな昭和の味わいも捨てがたい。
毎年大人気なのもわかります^^
貴重な体験ができました!
ちなみに、夏は「風鈴・鈴虫列車」も登場するらしいです^^