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【バス旅乗車記】東京~青森・五所川原「京急高速バス」の『ノクターン号』の車内の乗り心地、料金、内容は?

先日、東京から青森県へ行ってきました。
新幹線ではなく、夜行高速バスで^^

今回利用した高速バスは、赤いボディの車両や「ウイング号」で知られる京浜急行系列のバス会社「京浜急行バス株式会社」が運行する『京急高速バス』

今回の旅の目的は、津軽鉄道の『ストーブ列車』に乗るため。
ですので、『ストーブ列車』の始発駅がある「五所川原」へ行くバスを探したところ、この「京急高速バス」の『ノクターン号』のみがヒット。
この「五所川原」という場所は、弘前市や青森市内ほど大きくないので、東京から直行で行ける高速バス路線はこの『ノクターン号』だけ。

ではでは今回は、青森行きの京急高速バス『ノクターン号』の乗り心地やタイムスケジュールなど体験談を書いてみますね。

*『ノクターン号』は、「京急高速バス」と「弘南バス」版があります。どちらも同じサービス内容です。

「東京~五所川原」間のバスと新幹線の料金比較してみた

夜行バスの魅力は、なんといってもその料金。

今回わたしが予約した「東京~五所川原」間(片道)のバスの値段は、「8,700円」
京急高速バス『ノクターン号』予約完了メールキャプチャ

「東京(品川)~五所川原」間『ノクターン号』の運賃設定は、下記のようになっています。

大人片道(小児半額)
・休前日および金土休日 8,700円
・月曜日~水曜日 7,700円
・木曜日 6,700円
・除外日 普通運賃

京急高速バス『ノクターン号』運賃設定
時期により運賃が変わりますので、詳細は下記からどうぞ。
⇒ 「京浜急行バス」公式ホームページ

新幹線&電車を利用した場合のケースを書いてみます。

青森県五所川原に近い場所で新幹線が停車する駅は、東北新幹線「新青森駅」。
東京から新青森駅までの運賃は下記。
乗車券(運賃10150円)+指定席特急券(閑散期特急料金7,200円)=17,350円

新青森駅から五所川原駅までは、JR奥羽本線とJR五能線を使って「970円」。
(乗車時間は「58分」)

新幹線との合計運賃は、「17,350円」+「970円」=「18,320円」

ですので、運賃比較は下記のようになります。

夜行バス 8,700円
新幹線&電車 18,320円

その差額、なんと9,620円!

けっこう大きな金額の差がありますねー。

「東京(品川)~五所川原」間『ノクターン号』の夜行バス体験レポ!

今回わたしが乗った「東京(品川)~五所川原」間『ノクターン号』の乗車場所・出発時間等詳細はこちら。

乗車場所・出発時間
22:00発
品川バスターミナル
降車場所・到着時間
08:15着
五所川原駅前

運行距離「685km」、10時間15分のバス旅になります!
では、時系列で書いていきますねー

21時30分

出発時刻の30分前、出発場所の「品川バスターミナル」到着。
『品川バスターミナル(BT)』外観
『品川バスターミナル(BT)』看板
品川駅から『品川バスターミナル』までは、徒歩で約10分弱程度の距離。

2階には、待合室があります。
『品川バスターミナル』待合室
乗車するまでの間、プリントアウトした「WEB乗車券」を用意します。
京急高速バス『ノクターン号』は、「WEB乗車券」を印刷、乗り場で運転手さんに渡さないとダメなんですよねー。
正直、面倒くさいです・・・
「バスタ新宿」などは、乗車時にタブレットで名前等予約状況をチェック・管理しているので、プリントアウトという手間は不用。
ちょっとアナログさを感じます(^_^;
京急高速バス「WEB乗車券」をプリントアウトしたもの

24時50分

アナウンスがあり、『ノクターン号』乗車開始。
『ノクターン号』は、3台体制で青森へ向かいます。
出発地や終点はそれぞれバラバラですが、浜松町から弘前までは3台で移動します。
今回わたしが乗るのは「3号車」。
京急高速バス『ノクターン号』
待ちかまえていた乗客が列を作ります。
『品川バスターミナル』京急高速バス『ノクターン号』に乗客が並んでいる
こちらが、今回のバスの車内。
3列シートタイプです。
首あてが付いています。
京急高速バス『ノクターン号』車内
京急高速バス『ノクターン号』車内
安心のトイレ付き。
京急高速バス『ノクターン号』トイレ
ブランケットが1枚つきます。
京急高速バス『ノクターン号』ブランケット
しっかりした作りのスリッパが用意されています。
(使い捨てタイプではありませんので、他人が履いたものが嫌であれば持参しましょー)
京急高速バス『ノクターン号』リラックス4列シート「首あて(ネックピロー)」
両サイドのシートは、カーテンを閉めて個室状態を作ることができますー
京急高速バス『ノクターン号』リラックス4列シート「フットレスト」

残念ながら、電源のコンセントやUSBなどの充電ができる設備はありません。
無料Wi-Fiもありません。

22時00分

「品川バスターミナル」を定刻通り出発。
まずは、次の経由地「浜松町」へ向かいます。

22時10分

「浜松町バスターミナル」到着。
「品川バスターミナル」よりも、「浜松町バスターミナル」から乗車してくる人のほうが多かったですね。
ちなみに、どちらから乗っても、料金は同じです。

22時15分

「浜松町バスターミナル」出発。

1時30分~1時45分

「佐野SA」にて1回目の休憩。
休憩のときは、このようなカードを渡されます。
京急高速バス『ノクターン号』休憩時もらうカード

3時50分~4時05分

「国見SA」にて2回目の休憩。

6時10分~6時40分

「紫波SA」にて3回目の休憩。

7時15分

青森「弘前バスターミナル」到着。
弘前下車の乗客を下したら、すぐに出発。

8時15分

東京を出発して約10時間15分、五所川原駅前に到着!
青森県五所川原駅バスターミナル到着
バスの向こう側に見えている建物が、JR五所川原駅。
青森県五所川原駅バスターミナル
バス乗客用のターミナル(?)がありますので、休憩できます。
青森県五所川原駅バスターミナル内
青森県五所川原駅バスターミナル内
今回停車したSAには、コンビニ等軽食が買えるお店がなかったのでお腹がすきました(^_^;
ですので、バスターミナル内のあるレトロなお蕎麦屋さんにて腹ごしらえ。
青森県五所川原駅バスターミナル内立ち食いそば屋
こちらは青森らしい「じょんがらそば」。
青森県五所川原駅バスターミナル内立ち食いそば屋の「じょんがらそば」
バス停がある五所川原駅前のグーグルストリートビューを貼っておきます。
(ちょうど「五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)祭り」の準備中のときに撮影したようですね♪)

夜行バスに必須のアイテム

今回の夜行バスで、やはりこれは必須アイテムだろうというものを書いておきます。

耳栓

定番ですね。
今回の『ノクターン号』&「東北自動車道」という組み合わせでは、ときに必須です。
かなり車内に音が入ってきますので、耳栓の防音効果がありがたく感じますよ。

アイマスク

今回乗車した『ノクターン号』には、寝顔をかくすフード(カノピー)といったものはついていません。
車内通路の光や、トンネル内のライトは、意外に入ってきます。
ですので、アイマスクはあったほうがいいかなと思います。

マスク

やはり、車内は乾燥します(とくに冬は)。
あと、ニンニク臭や体臭などの臭い防止にもよし。

着圧ソックス

これは私の旅の必須アイテム。
飛行機乗るときや、長距離を歩くときには必ず履きます。
翌日の足の疲れやむくみがまったく違います。

愛用の着圧ソックスについては、下記の記事で書いています。

「東京(品川)~五所川原」間『ノクターン号』体験レポおまとめ

東京から青森という長距離長時間のバス旅。
10時間以上は、さすがに長く感じますね(^_^;

ですので余計感じてしまいました、全体的な老朽化や古くささが・・・
サスペンションの影響なのか振動が大きく(東北自動車道の特徴ということもあるかも)、エンジン音が大きい。
車内のシート等も一世代前の古さやへたりを感じ、充電等もなく・・・

記事中にも書きましたが、予約・確認システムも古さを感じます。
「品川バスターミナル」も同様です。

最新のバスターミナル「バスタ新宿」や、大手バス「ウィラー」と比較してしまうのは酷かもしれません。
東北地方路線を利用する人の減少による採算、競争激化もあります。
そんななか、がんばっている「弘南バス」「京急高速バス」はとてもありがたいです。
ですが、あまりにも「バスタ新宿」や「ウィラー」との差が大きすぎます・・・

ぜひ、なにか魅力的なテコ入れをしていただいて、この路線を残してほしいなあと思います!

今回利用した『ノクターン号』は、「京急高速バス」と「弘南バス」のどちらからでも予約が可能です。
バス予約や、路線、料金の確認などは、下記公式ホームページからどうぞ♪

⇒ 「京浜急行バス」公式ホームページ
⇒ 「弘南バス」公式ホームページ