「国生み神話」の舞台となった島「おのころ島」の本命と言われるのが、淡路島「沼島」。
その理由の根拠のひとつとしてあげられるひとつのが、『上立神岩(かみたてがみいわ)』。
イザナギノミコトとイザナミノミコトが、オノコロ島に降り立ち、巨大な柱の周囲をまわって婚姻をおこなったという「天の御柱(あめのみはしら)」の最有力候補と言われています。
沼島のシンボル的存在であり、強力なパワースポットと呼ばれる『上立神岩』。
今回の記事は、「沼島」の『上立神岩』について書いてみますね!
『上立神岩』とは?
最初にかんたんに、『上立神岩』について書いておきますね。
沼島のパンフレットの説明書きから抜粋します。
『上立神岩』は、高さ30メートルを誇る巨岩。
その形状から、国生み神話にある「天の沼矛」のモデルとも、「天の御柱」のモデルとも言われる。
最近では、中心にあるハートマークが有名で、恋愛成就のパワースポットとして訪れる人が増えている。
「天の沼矛(めのぬぼこ)」というのは、国生みの道具として神々がイザナギノミコトとイザナミノミコトに授けた道具(剣)。
この「天の沼矛」で下界をかきまぜ引き上げたときに矛の先からしたたり落ちた潮が島となった。
その潮によって最初にできた島が「オノコロ島」であり、それが「沼島」と言われています。
「天の御柱(あめのみはしら)」というのは、イザナギノミコトとイザナミノミコトが作った「オノコロ島」に立てた巨大な柱。
この柱をイザナギノミコトは左回りに、イザナミノミコトは右回りにまわって、出会ったところで結婚をします。
その「天の御柱」なのではないかとも言われています。
他にも、「竜宮の表門」とも言われています。
『沼島』の港からの行き方
では、『上立神岩』へのアクセス方法を書いていきますね。
「淡路島」から「沼島」への入り方については、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
船で沼島に到着したら、すぐ目の前にあるのが「沼島ターミナルセンター」。
ここが沼島観光の起点となります。
ここで沼島観光用のパンフレットをもらってください。
いくつかの散策ルートが書かれていて便利です。
「上立神岩コース」が最短ルートです。
「沼島ターミナルセンター」から『上立神岩』へは、島の中央を一直線に横断するかたちになります。
距離は約1.5キロ、所要時間は「約20~30分」になります。
多少のアップダウンはありますが、道は舗装されています。
履きなれた靴であれば、移動に問題ありません。
「沼島ターミナルセンター」を出てからは、島の要所要所に方向の案内が出ています。
島に道があまりないので、迷うこともありません(^_^;
民家のあるエリアを抜けると、こんな感じの山道を歩いていきます。
沼島の東側の海に出ると、海が広がる絶景ポイントに出ます。
この坂を下ると、『上立神岩』が見えるポイントに出ます。
この場所で絶景を見つつ、すこし一服してもいいでしょう。
坂を下ると、視界に『上立神岩』が「どーーん!」と入ってきます。
「あー、見に来てよかったなあ!」と疲れが吹っ飛ぶ瞬間です^^
記念の自撮り。
坂を下りるところから『上立神岩』が「どーーん!」と出てくるまでの動画がこちら。
『上立神岩』だけの動画はこちら。
『上立神岩』へ船で行く場合
実は、船で『上立神岩』の間近まで行くということもできます。
「沼島おのころクルーズ」というサービスがあります。
かんたんに言うと、漁船のチャーターです^^
運転するのは、漁師さんです^^
事前予約制なので、当日いきなりサービスを申し込みたいということはできません。
注意してくださいね。
人数によって料金が変わります。
下記料金表を、チェックしてみてくださいね。
⇒ 「沼島おのころクルーズ」料金表
「沼島おのころクルーズ」を利用すると、ここまで『上立神岩』の近くまで寄ってもらえます。
陸から見るより、ぜんぜん迫力がありました^^
『上立神岩』のおまとめ
『上立神岩』のおまとめいかがでしたか?
「沼島」のシンボルであり、パワースポットでもある『上立神岩』。
やはり実物は、写真と違って圧倒的な存在感とパワーを感じました。
そして、自然のすごさと不思議さを実感しました。
どうしたら、あの場所で岩がニョッキリと突き出るのでしょうね。
長い年月をかけてできた独特のフォルムは神々しいです。
行ってよかったです^^
淡路島へ行く機会があれば、ぜひ沼島まで足をのばして『上立神岩』を見に行ってみてくださいね。