カンボジアにサーカス?
実は、カンボジアにもサーカスがあるのです。
その意外な組み合わせのギャップと内容のクオリティの高さで観光客にも大人気!
そんなカンボジアサーカス『ファー(Phare)』をご紹介します!
目次
カンボジアサーカス『ファー』とは?
まず、このカンボジアサーカスについて簡単に説明しておきますね。
カンボジアサーカス『ファー(Phare)』は、カンボジア第2の都市「バッタンバン」にあるフランス系NGOが運営するサーカス学校から生まれたパフォーマーによって演じられています。
現在、アンコールワットのあるシェムリアップに常設のテントがあり、毎日公演されています。
演目はいくつかあり、定期的に演目が変わっています。
公式ホームページによると、現在は下記の演目が公演されているようです。
(YouTube動画と画像は公式ホームページより引用させていただきました→http://pharecircus.org/)
Sokrias(Eclipse)
Sokha
Preu(chills)
Khmer-Metal
Tchamlaek(Weird)
Phsong Preng (The Adventure)
Proniap(Panic)
私が見た『Sokha(ソカ)』で感じたこととは
サーカスの公演開始時間は夜8時。
看板がライトアップされて、続々とお客さんが集まってきます。
舞台はこんな感じです。
サーカス小屋のこの手作り感、距離感が好きです^^
私が見た演目は『Sokha(ソカ)』。
時代は、クメール・ルージュによる虐殺と破壊が行われていた暗黒の時代。
今は老人となってしまっている主役ソカの回想という形で物語が進んでいきます。
ストーリーにあわせてアクロバティックなパフォーマンスが続きます。
暗黒の時代の時は、少し前衛的なトーンで。
迫力あるパフォーマンス!
最後パフォーマーの挨拶
アクロバティックなパフォーマンスの横では、ストーリーの進行に合わせて絵も描かれるというパフォーマンスも。
『Sokha(ソカ)』見終わって
まずこれは日本人がイメージする「サーカス」とはちょっと違うかも知れません。
肉体を使ったパフォーマンス劇といった感じでしょうか。
「シルクド・ソレイユ」に近いかもしれません。
ですが、いい意味で洗練されすぎていません。
粗削りです。
でも、そこか実にカンボジアらしい。
粗削りで小さくまとまっていない。
エネルギッシュでハングリー、あふれる情熱的なパワー。
彼らの目力や鍛え上げられた肉体。
楽しそうにイキイキと演じている姿。
実に魅力的です!
今回の「Sokha(ソカ)」は、カンボジア人しか演じることができない「クメールルージュ」という微妙な題材がストーリー。
他の演目も是非見てみたいです。
こういった「サーカス」「パフォーマー」という職業が、カンボジアの若者や子供のあこがれとなるといいですね。
カンボジアサーカス『ファー』の、スケジュール、上映時間やチケット予約などに関してはこちら。
http://pharecircus.org/schedule-rates/
フェイスブックページもありますよ。
https://www.facebook.com/PhareCambodianCircus
カンボジアサーカスに日本人?
このカンボジアサーカス『ファー』で、スタッフとして働いている日本人女性がいます。
それが、池内桃子さんです。
日本に公演に来ていた『ファー』を見てファンになり、その勢いでカンボジアに住みついてスタッフになってしまったというすごい女性です^^
NHKの人気番組「アジアで花咲け!なでしこたち」の「カンボジア・サーカスの魅力を世界へ」というテーマの回で出演もされました。
シェムリアップの常設テントにいらっしゃることも多いので、『ファー』を見にいく機会があれば探してみてもいいかも^^