ニュースで海外の物騒なニュースを見ていると、「海外に滞在する日本人の安全確保のために危険地帯からの退避勧告を検討中・・・」といったフレーズを聞いたことありませんか?
でも、その「退避勧告」とやらについてどんなものかってあまり知らないですよね?
今日は、そんな外務省の『危険情報』について書いてみたいと思います!
目次
「危険情報」とは?
外務省は、日本人の安全対策の一つとして、渡航・滞在する国に対しての「危険情報」を発表しています。
その「危険情報」の概要は以下の通り。
「危険情報」は、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報で、その国の治安情勢やその他の危険要因を総合的に判断し、それぞれの国・地域に応じた安全対策の目安をお知らせするものです。
危険情報では、対象地域ごとに4つのカテゴリーによる安全対策の目安が冒頭に示されます。
また、本文中には危険情報を出している地域ごとの詳細な治安情勢や具体的な安全対策などのきめ細かい情報を掲載しています。
【引用】外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/masters/risk.html
つまり、
・注意が必要と考えられる国・地域に発出される
・「危険情報」は、危険度によって「4つのカテゴリー」に分かれている
・「危険情報」が出ている国へ行くときは、掲載している情報を読め
ということですね。
「4つのカテゴリー」は、下記のように色分けで表示されています。
色が濃くなって赤に近づくほど危険ということですね。
では、その「4つのカテゴリー」を書いていきますね。
レベル1「十分注意してください。」
その国・地域への渡航,滞在に当たって特別な注意が必要であることを示し、危険を避けていただくよう、おすすめするものです。
このレベルは、比較的多いです。
日本人観光客が多い東南アジアでも結構多いです。
レベル2「渡航の是非を検討してください。」
その国・地域への不要不急の渡航は控えるようおすすめするものであり,渡航すべきか否かは,渡航目的の緊急性,とりうる安全対策等に応じて検討を行った上でご自身で判断されるようお願いするものです。
北朝鮮がこのレベルですね。
3「渡航の延期をお勧めします。」
その国・地域への渡航は,どのような目的であれ,当面控えるようおすすめするものです。また,場合によっては,現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。
レベル4「退避を勧告します。渡航は延期してください。」
その国・地域に滞在している全ての日本人の方々に対して、滞在地から、安全な国・地域への退避(日本への帰国も含む)を勧告するものです。この状況では、当然のことながら新たな渡航は延期してください。
このグレードが一番危険度が高いということですね。
簡単にいうと、紛争やテロなどが行われている地域ですね。
現在は、「シリア」全土や「イエメン」「リビア」等がこのグレードに当たります。
中東やアフリカ北部は結構多いですね。
この危険地域のマップは、下記から検索できます。
http://www.anzen.mofa.go.jp/riskmap/index.html
旅行する国に「危険情報」が出ていたらどうする?
では、旅行に行こうと思っている国に「危険情報」が出ていたらどうするのか?
この「危険情報」には、拘束力や渡航を制限する強制力はありません。
あくまでも目安です。
最終的には自己責任ということです。
ツアーの場合、旅行会社はレベル3以上の危険情報が発せられると催行中止・旅行取り止めとなるパターンが殆どだそうです。
(ウィキペディアより)
ですので、海外旅行に行く場合は、まずは一度この「危険情報」の概要を読む。
外務省の動いてくれる事項も確認する。
渡航先の国の情報を確認し、情報収集をする。
といったプロセスを踏むようにしましょうね!
やっぱり旅は「安全」が大事ですからね!
外務省参考ページ
外務省の参考にしたいページをピックアップしておきますね!
・外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/
・「危険情報」とは?
http://www.anzen.mofa.go.jp/masters/risk.html
・広域情報とは?
http://www.anzen.mofa.go.jp/masters/wide.html
・「スポット情報」とは?
http://www.anzen.mofa.go.jp/masters/spot.html
・「安全対策基礎データ」とは?
http://www.anzen.mofa.go.jp/masters/data.html
・渡航情報の活用術
http://www.anzen.mofa.go.jp/masters/katsuyo.html#01
・海外安全パンフレット・資料
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html
・海外で困ったら 大使館・総領事館でできること
http://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/flash02.html