旅行のときに「ナイフ」って持っていきますか?
持っていくとしたら、どんな『旅行用ナイフ』を持っていきますか?
私は旅人として「どんなナイフを旅に持っていきますか?」と聞かれますし、
元料理人として「どんな包丁を使っていますか?」とも聞かれます。
その2つの質問に対する私の答えは1つです。
つまり、旅でも家でも使うのは同じナイフ1本だけです。
旅で使っているナイフを家でも使っています。
家で使っている包丁を旅でも使っています。
ということです。
そんな便利なナイフを今日はご紹介したいと思います。
目次
私が愛用している『旅行用ナイフ』とは?
では、私が愛用しているナイフをいきなり紹介しちゃいます(笑)。
こちらです。
スイスの「ウェンガー(WENGER)」というメーカーが出している「GRAND MAITRE(グランメートル)」というシリーズの「スナックナイフ」です。
私はこのナイフを、15年以上は愛用していると思います。
これは2本目です。
家のキッチンで、いつもこのナイフを使っています。
そして、旅に出るときはこのナイフをケースに入れて旅行カバンに入れていきます。
それくらい気に入っている愛用の1本です。
気に入りすぎて、ペティナイフとパン切り包丁まで(笑)
私がこのナイフのどこに一番ほれ込んでいるかといえば、この「切れ味」!
その切れ味を支えているのが、ブレードの材質。
外科手術用メスにも使われる最高級ステンレス(マルテンサイト鉱440)使用。
これがとにかくよく切れる!
深夜の通販番組のように、トマトなんかもつぶれずスパッと切れます^^
そして、その切れ味が長持ちする!
この波型の刃が切れ味のポイント!
少し切れ味が落ちてきたなと思ったら、アルミホイルを何回か切れば、切れ味が復活するという楽ちんさ。
包丁のように、面倒な「研ぐ」という作業は必要なしです。
ズボラな私にぴったりです。
楽天のレビューでも、「とにかく切れる」「トマトやロールケーキでもスパッと切れる」「指まで切った」といった高評価が並んでいますw
⇒「楽天」でのレビュー
この切れ味の素晴らしさもおすすめポイントですが、もうひとつのおすすめポイントが「値段」。
このクオリティで2000円しないんです。
コスパ最高です。
旅行でナイフを使うシチュエーションって?
では、そもそも旅行に「ナイフ」って持っていく必要があるのでしょうか?
使うとしたら、どんなシチュエーションが考えられるでしょうか?
まず、私の旅に「ナイフ」は必須です。
使うシチュエーションは、「食事」「調理」が大半です。
その中でも、「果物を食べる」というシチュエーションがいちばん「ナイフ」を使います。
東南アジアなどは、南国フルーツの宝庫!
市場やスーパーで、マンゴーやマンゴスチン、パッションフルーツなど新鮮な南国フルーツをいろいろ買って食べるのは最高の楽しみです。
「ナイフ」がなければ、その最高の楽しみを堪能できません(笑)。
こうやって洗面台でマンゴーの皮をむいて、手をベトベトにしながらその場でかぶりつく至福(笑)
フルーツ以外でも、酒のつまみに買ったチーズやサラミ、パンなどにももちろん使えますね。
「ナイフ」が1本あるだけで、旅における食生活の楽しみが一気に広がります。
部屋で好きなものを食べることで、外食費を抑えられるのもメリットですね。
万能ナイフが「旅行用ナイフ」として使えない3つのポイント!
『旅行用ナイフ』で、よく紹介されているのが「万能ナイフ」。
「多機能ナイフ」とか「アーミーナイフ」とも呼ばれていますね。
私も若いころ使っていました。
あの赤いグリップの「アーミーナイフ」を持っているだけで、いかにも「アウトドアしてる俺!」って感じがして(笑)。
でも、道具としてはまったく使い勝手が悪い(苦笑)。
では、万能ナイフが「旅行用ナイフ」として使えない3つのポイントをあげてみたいと思います。
使わないものが多すぎ!
万能ナイフは、「いろんことができる」ことがメリット。
だけど、使わないものが多すぎ。
使うのは、せいぜい「ナイフ」「缶切り」「栓抜き」くらい。
メリットがデメリットになっています。
やはり「道具」は、単機能に絞っているシンプルなものが使いやすいですね。
「缶切り」「栓抜き」は、100円ショップで売っているコレを使います。
これがいちばん使いやすいです。
失くしてもぜんぜん痛くない。
(「三徳缶切」と言うらしい)
ブレードが短い!
「万能ナイフ」で致命的なのは、ブレード(刃渡り)の短さ。
フルーツの皮をむけたとしても、ザクザクと切り分けられない。
そして、折り畳み部分にフルーツの汁がすぐについてしまうので不衛生。
(洗えばいいですが、その後の駆動部のメンテが面倒)
「万能ナイフ」はだいたい5~6センチ程度。
私の愛用ナイフのブレードは13センチ
やはりブレードの長さは、12センチ程度は欲しい。
重さ!
あと万能ナイフの欠点は、重さ。
重いんですよ。
例えば、この写真の「レザーマン」のものは約200グラム。
(バイカー用でペンチがついているので比較しにくいですけど)
ですが、私の愛用ナイフは47g。
指一本で軽く持てます。
軽くて、薄くて、切れ味抜群と、旅行用にも最適な1本です。
まだまだ愛用しますよー
*【注意!】
飛行機に乗る際、「ナイフ」は機内持ち込みの荷物には入れないようにしましょう。
空港で没収されます。
(預けるスーツケースなどに入れてね)
これはどんな小さいナイフでもです。
私は3回くらい空港で没収されています(^_^;
結構使っている人が多いこのハサミ付きの小さいサイズのものは、ウェストバッグなどに入れっぱなしが多いので注意!
「ウェンガー」ブランドがなくなる?
今回私がいかにこの『旅行用ナイフ』を愛しているかを書きましたが、残念なお知らせがあります。
「ウェンガー」ブランドの商品が、どんどん減っているのです。
実は数年前に、「ウェンガー」社は「ビクトリノックス(Victorinox)」という同じスイスのアーミーナイフメーカーに買収されてしまったのです。
「ウェンガー」ブランド自体は、買収された後も残されてはいます。
ですが、日本での販売はどんどんと縮小をしているようです。
アマゾンでも現在在庫切れと取り扱いがなくなっています。
楽天では、下記店舗など何店かがかろうじて扱っています。
ウェンガー wenger スナックナイフ(波刃) (イエロー) (あす楽)【波刃/パン/包丁】【HLS_DU】 |
今後は、下記の商品のように似た商品は「ビクトリノックス」ブランドと統合されていくのかもしれないですね。
このビクトリノックスのモデルは、ほぼ同じ仕様になっています。
私も「ウェンガー」のナイフがなくなるのがさみしいので、1本買ってストックしておこうと思います^^
ということで、今日は私が家でも旅でも愛用しているナイフをご紹介しました!