先日アメリカのセドナに行ってきたのですが、まー飛行機に乗っている時間の長いこと長いこと・・・
飛行機に乗っていた時間が約25時間、トランジットの時間をあわせると30時間以上も移動していたんですね・・・
これだけ長時間のフライトだと、心配になるのが「むくみ」「エコノミー症候群」「疲労」。
すこしでもカラダへの負担を減らさないと、せっかくのセドナの旅に影響しますからね。
そこで今回の旅行では、秘密兵器を用意していました!
『着圧ソックス』です。
(生々しくてすいません)
「加圧式靴下」「加圧ソックス」「ケアソックス」「圧着ソックス」「コンプレッションソックス」といったいろんな名称で呼ばれているこの『着圧ソックス』。
飛行機に頻繁に乗るCAさんや旅の達人も「効果絶大!」と利用しているこのアイテム。
その効果って本当なのでしょうか?
今回の記事は、『着圧ソックス』のむくみ防止効果について、わたしのカラダで実際に実験、検証してみました!
今回はイタリア製の『着圧ソックス』で試してみた
『着圧ソックス』といっても、たくさんのメーカーやブランドが製造、販売しているんですね。
有名なブランドや商品でいうと、ドクターソールの「メディキュット」、ワコールの「サクセスウォーク」「CW-X」、ピップの「スリムウォーク」、グンゼの「ビューティーシェイプ」「サブリナ」などがあります。
驚いたのが、100円ショップの「ダイソー」とか、コスメや製薬会社関連の「DHC」「小林製薬」「オルビス」とか、専門メーカーではないところも参入しているんですね。
旅行の飛行機内での利用だけでなく、登山などのアウトドア、マラソンや野球、スノーボードなどのスポーツなど、実はけっこう当りまえのように利用されていたりしますね。
で、今回わたしが選んだ『着圧ソックス』はイタリア製のもの。
もう少し具体的に書くと、イタリア・ストッキングメーカー「ミモザ」社の着圧ソックス。
→ 140デニールハイソックス【レッグケア140コットンガンバ】
「えっ?イタリア製?」って思いませんか?
「なぜ日本製じゃないの?」
「最先端の機能性なら日本製でしょ?」
「品質なら日本製じゃないの?」って。
私もずっとそう思っていたのです。
ですが、この着圧ソックスを「医療用」として考えると、「イタリア製」という選択肢ががぜん選択肢として出てくるのです。
イタリアは「靴」の国。
靴や足、その関連の文化や考え方、ケアに対する理論や方法が、実は日本よりも歴史があり、発達しているのです。
イタリア製の着圧ソックスは、現地で「医療品」として発達、認知されているのです。
ここがいちばん大きな違いです。
足の「むくみ」や「静脈瘤(じょうみゃくりゅう)」といった問題や症状に対処する医療品としての位置づけなんですね。
(もちろん、根本的に治療するためには病院ですよ)
日本製の『着圧ソックス』は、どちらかというと「足痩せ」「ダイエット」「飛行機内でのむくみ防止」の意味合いが強いですよね。
ここがイタリア製と日本製の『着圧ソックス』の大きな違い。
そもそもの考え方が違うんですね。
『着圧ソックス』のパッケージにも、「REG CARE(レッグ ケア)」と書かれています。
今回利用した「ミモザ」社の『着圧ソックス』に関しては、イタリアの血管専門外科医であるドクター・マルツィ氏が協力・推薦をしています。
ボヤけてよく見えないので、販売サイトさんから画像拝借。
このイタリア製『着圧ソックス』の、なにがほかの『着圧ソックス』と違うのか?
その「違い」は何なのか?
見た目には、どれも同じに見えます。
まずは、販売サイトさんの画像を見ながらチェックしてみましょう。
画像をみると、足の部位によって圧力のかかり方が違うようです。
圧力を段階的に変化させているんですね。
実物を見ると、ふくらはぎの部分がキレイにカーブしていますね。
通常の靴下のように、カカトから上が一直線ではありません。
もうちょっとアップ。
イタリア製ということで、「デザイン重視」という先入観がありました。
ですが、調べてみると「医療用」というコンセプトで考えられ作られているということがわかったので、今回の利用となりました。
『着圧ソックス』は「カカト」が重要!
さきほど、『着圧ソックス』のふくらはぎ部分の段階的着圧のことを書きました。
ですが、実は『着圧ソックス』のキモは、ふくらはぎ部分ではないんです。
よくネットなどの記事や広告などで、「ふくらはぎのしめつけ感」とか「ヒラメ筋をサポート」とか書かれていますが、そうではないんです。
『着圧ソックス』のキモは、「カカト」!
ここが、普通の靴下とは違うところ。
だから、ソックスのはき方も違うのです。
そこで、この『着圧ソックス』を購入したショップさんから教えていただいた「着圧ソックスの正しいはき方」を書いてみたいと思います。
ショップさんの説明によると、カカトの機能を活かすために、下記のはき方を守らないと効果が半減するらしいですよ!
『着圧ソックス』の正しいはき方!
・足のカカトをしっかり合わせる
・足のラインに沿って、ゆっくりと上げる
・かかとを合わせてはき終わったら、つま先を少し引っ張る
これが基本的な「着圧ソックスの正しいはき方」パターン。
カカトを中心に合わせることで、甲部分やつま先部分の生地がゆとりが出てくる場合がありますが、そのままでOK。
とにかく、いちばん大事なのはカカト!。
1にかかと、2にかかと、3、4がなくて、5にかかと、というくらいかかとに合わせるのが大事という意識ではくことが重要とのこと。
つま先にあわせるのでなくカカトですよ!
つま先がゆるゆるでも、カカトがフィットしていればいいそうです。
カカトにフィットさせることで、「スポイト効果」が起き、血液循環が促進されるんですって!
カカトを合わせれることで、キュッとしまった足首から血液が押し出されます。
これが『スポイト効果』といわれるもの。
この「スポイト効果」が起きる状態にするために、『着圧ソックス』をはくんですね。
だから、通常の靴下を履くときのような、カカト部分を無視したはき方をしてしまうと、期待している機能や効果がまったく発揮されないという残念な結果になってしまいます。
しっかりと「正しいはき方」を守るようにしてくださいね。
カカト部分をアップ。
黒いのでよくわかりませんが、カカトにフィットするような立体編みになっています。
はいてみたときのカカトのアップ。
わかりにくいけど。
ここで、ショップさんから教えていただいた裏ワザ。
『着圧ソックス』は、カカトを中心にはくソックスですので、カカトから先に傷んできます。
カカト以外の部分はなんともないので、カカトだけ穴が開いちゃう・・・
安いものではないので、そう簡単に買い替えはできません。
そんなときのウレシイ節約技!
ふくらはぎの部分を折り返して、短ソックスのようにはいてもいいそうです!
とにかく、カカトをキュッとしめることで起きる「スポイト効果」がキモなので、ふくらはぎの部分を折り返しても大丈夫とのことです。
写真をみてもわかりにくいかもしれませんが、土踏まずのほうまで思いっきり折り返しています。
(もちろん、ふくらはぎ部分もカバーしていたほうがよりいいですよ)
あとは、『着圧ソックス』の上に短いソックスを重ねはきをしてもいいそうです。
そうすることで、カカトのすり減らしを少しでも遅くすることができるそうですよー
わたしもさっそくこの節約技を使わせていただいたています^^
メンズ用『着圧ソックス』をはいてみた感想!
これが実際に『着圧ソックス』をはいてみた状態。
まあ、普通にハイソックスをはいているだけにしか見えませんが(^_^;
横から。
自撮り棒でも撮ってみました。
飛行機に乗るときに利用するタイプとして、この「ハイソックスタイプ」はいいですね。
ほかにも、タイツタイプ、レギンスタイプなど丈が長いものもありますが、お腹まであるタイプだと圧迫感が強いんですよね。
ウエストや太ももへのしめつけが強くて、けっこうリラックスができなかったりする(^_^;
ハイソックスタイプだと、圧迫感があまりないのがグッド!
そして、強調したいのがその「はき心地」!
こういった機能性タイツものって、かなり締め付けがきついんですよね。
商品によっては、痛かったりします。
でもこの『着圧ソックス』は、適度なフィット感ではき心地がすごくいい。
生地の肌触りもいいですね。
その辺は、さすがイタリア製とうなりました。
うなるさすがイタリアのはき心地。
ちなみに今回は、圧迫感のすくない140デニールを着用。
もっと強力な280デニール(2倍の着圧!)もあります。
飛行機用には適度な圧迫感の140デニール、夜寝るときの疲労回復用には280デニールといった使い分けがいいかもしれません。
もちろん、こんなスグレもののソックスですから、普段使いもOK!
パソコンに1日向かっているようなデスクワーク型のひとも、飲食店やナースさんのような歩くことや立ちっぱなしが多いひともOK!
冬でも夏でも、1年中OK!
しかも、男女兼用。
機能や使えるシーンの多さを考えると、かなりコスパが高い商品なのだと実感しています。
『着圧ソックス』の効果はどうだった?
では、飛行機内での『着圧ソックス』の効果についての感想を。
結論から言うと、かなり「むくみ防止」の効果を実感しました!
通常10時間くらいのフライト後は、なんともいえない足のだるさやむくみ感があるんですよね。
というか、フライト中からだるくなってくる。
血行が悪くなっているというか。
だから、トイレに行ってみたり、イスに座りながら足踏みをしてみたりといったことをしていました。
ですが、『着圧ソックス』を履いていると、そのだるさやむくみ感があまり感じなかったですね。
『着圧ソックス』を脱いだ時、それをさらに実感しました。
むくみ具合だけでなく、疲労感も少ないことが脱いだ時に顕著に感じましたね。
これはちょっとびっくり。
「これはイケる!」と思って、翌日からのセドナでのトレイルウォーキングにも毎日着用していました^^
長時間歩くときにもいいですね。
(1足しか持っていかなかったので毎晩洗っていました)
このセドナでのトレイル時にもはいていました。
日本に帰ってからも、バス旅行やセミナー登壇のような1日立ち仕事のようなときにも利用しており、手放せないくらい大活躍しています^^
もちろん、こういった効果については個人差もありますし、『着圧ソックス』以外のケアをしています。
飛行機内で適度に足を動かしたり、トイレにこまめに行くようにしたり、マッサージやツボ押しなどは、併用してケアしたほうがいいですね。
自分のカラダにあわせて、道具や方法を使いこなすことが大事だと思います。
最後に、今回わたしが着用したイタリア製『着圧ソックス』はこちらです。
→ 140デニールハイソックス【レッグケア140コットンガンバ】
他にも、ストッキングタイプのものもあります。
日本でおそらくこのお店しか置いていないのではという、最強の着圧「500デニール」というものもあります。
実はこれがいちばん売れているそうで、医療用として購入されているひとも多いとのこと。
→ 強力着圧パンスト【ピアッツァ500コラント】
扱っているお店は、イタリア製ストッキングを専門にあつかっている『ALLORA(アローラ)』さん。
なんと、イタリア製ストッキング専門に30年!
イタリアに独自ルートを持っているすごい老舗さんです。
楽天市場の通販で送料無料でゲットできますよ^^
あと、今回いろいろと『着圧ソックス』についての質問に答えていただいたのは『ALLORA(アローラ)』名物店長ドンみきてぃさん。
『着圧ソックス』のことだけでなく、イタリアンストッキングの専門家さんです。
こちらのど素人な質問にも快く対応していただきました。
ありがとうございます!
名物店長ドンみきてぃさんのブログはこちら → イタリアストッキング専門店から愛をこめて