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「ヒプノセラピーとは何?」淡路島の人気セラピスト『Lanichain』の真樹さんに潜在意識の仕組みを聞いてきた!

今回の地方の女性起業家インタビューは、兵庫県の淡路島でセラピストとして活動している岩本真樹さん

これまで10年間、2,000人以上のクライアントさんの人生の転機を見てきた真樹さん。
今ではその評判が口コミで広がり、淡路島までわざわざ真樹さんに会いに来る人が後を絶たないという人気ぶりです。

そんな人気セラピストの真樹さんに、今回は「ヒプノセラピー(催眠療法)」についてインタビューさせていただきました。

というのも、最近わたしのまわりでヒプノセラピーを受けるひとがけっこういるんですよね。
そして、「自分の本当のやりたいことが見つかった」「潜在意識の仕組みが理解できた」「お金や人間関係のブロックが外れた」という「受けてよかった!」的な声をよく聞くんですよね。

でも、「ヒプノセラピー」って名前だけ聞いても何のことだかさっぱりわからないし、なにやら怪しい感じをイメージを持っていたのですよね。
洗脳されるのではないかって(笑)

でも、きちんと理解したいと思ったので、真樹さんにお願いをして「ヒプノセラピー」についてを教えてもらいにいってきました。

まったくの「ヒプノセラピー」初心者なので、「ヒプノセラピーとは何?」ってことから、「ヒプノセラピー」の仕組み、潜在意識と顕在意識、集合的無意識といったことまでいろいろと聞いてきました。

わたしと同じように、「ヒプノセラピー」って聞いたことがあるけどよくわからない、興味あるけどどんな仕組みなんだろうって思っていたひとは参考にしてみてくださいね。

〈聞き手=中西賢一(Trip-Nomad管理人)〉

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹

【岩本真樹(いわもと・まき)】LaniChain 代表。兵庫県淡路島在住。国内生命保険会社のトップ営業マンからセラピストへ転身。現在までに2,000人以上のクライアントと関わり、また個人セッションだけではなくセラピストの養成や企業のセミナー講師や採用面接、イベントの開催など様々な方面からサポートをしている。

ヒプノセラピーとは?

Ken
Ken

まず基本的なことから教えてください。
「ヒプノセラピーとは?」って聞かれたら、真樹さんはどう答えますか?
ネットで調べると、「催眠療法」とか「前世療法」といった専門用語で書かれていて、ちょっとよくわからなかったので。

真樹さん
真樹さん
わたしが「ヒプノセラピーとは?」って聞かれたら、 自分の本当の声に気がつくって感じで答えるかな。

「今こうした方がいい」「しなければいけない」って思っていることは、自分の本当の想いではないかもしれない。

だからヒプノセラピーは、自分の本当の想いに気がつき、自分らしく生きる方法なのかな。

Ken
Ken
「自分の本当の声に気がつく」かあ。
では、実際にヒプノセラピーってどんなことをやるのですか?
どうやって「自分の本当の声」を探っていくのですか?
真樹さん
真樹さん
ヒプノセラピーでは、潜在意識と顕在意識の間にあるフタをゆるめて、直接潜在意識にアプローチしていきます。

今目の前に起きている問題の原因は、潜在意識に書きこまれている過去のプログラムが原因となっている場合が多いのです。

ですので、抱えている問題を明らかにした後、心理的な手法で催眠状態に誘導していきます。
そうすることで、潜在意識と顕在意識の間にあるフタがゆるみやすくなるのです。

フタがゆるくなったところで、問題の原因となっているプログラムを書き換えて、フタを閉めるのです。

Ken
Ken
えええっと・・・さっぱりわかりません・・・
真樹さん
真樹さん
では、「ブログが書けない」という悩みがあったときを例にしてみますね。
Ken
Ken
おお、その悩みならわかりやすい!
真樹さん
真樹さん
「ブログはこうやって書いたらいいよね」っていろいろなライティングテクニックやアクセスアップのやりかたを学んだ。
あとはそのやり方学んだことをただ実行するだけ。
なのに、書けない人がいます。
それは、「書き方を知らない」のではなくて、「書かないことを選んでいる」わけです。
Ken
Ken
書かないことを選んでいる?
真樹さん
真樹さん
頭では「書きたい」ことがわかっている。
「ブロガーになりたい」って目的も明確。
でも書かない。

このような場合、「何が原因であるのか?」ということを見ていかないといけません。

Ken
Ken
根本的なところを見ていくということですね。
真樹さん
真樹さん
潜在意識と顕在意識の割合は「9:1」。

「書かない」と選択している潜在意識のほうが9割占めていて、「書きたい」と思っている顕在意識が1割。

だから、「9対1」で綱引きしたら9が勝つに決まっている。

潜在意識のほうをなんとかしないと、テクニックをいくら学んでもずっとブログを書くことはできません。

Ken
Ken
潜在意識って強い!
真樹さん
真樹さん
ブログが書けないことを例にしましたが、他のことでも同じです。

高額なセミナーや講座などを受けても、その後ぜんぜん手がすすまないことってありますよね?

「やってみたけれどうまくいかない」
「やり方はわかったけれどうまくできない」

こういったときには、「わかっているのになぜできないのか?」「やらないのはなぜか?」という根本の部分にフォーカスして解消するのです。

Ken
Ken
潜在意識と顕在意識の割合が「9:1」というのは、潜在意識の説明でよく見かける氷山のイメージと同じですね。

表には見えていない潜在意識のほうが、実は巨大だっていう。

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹
真樹さん
真樹さん
その潜在意識に直接アプローチする手法として、ヒプノセラピーを使うのです。

スキルを学んでも、できないひとはいっぱいいる。
直感を司る潜在意識や集合的無意識が88%、理性を司る顕在意識が12%。
やっぱり、自分の人生をつかさどっているのは潜在意識側なのですね。
頭(顕在意識)でいくら思っていても、潜在意識が同意していなければうまくいかない。

だからヒプノセラピーで、その「うまくいかない原因は何か」ということにフォーカスし、本当の心(潜在意識)にアプローチする。

問題の原因が解消すれば、すごいスムーズ。

Ken
Ken
ヒプノセラピーで、潜在意識を見ていくのですね。
真樹さん
真樹さん
ヒプノセラピーで見ていくと、頭で考えていることに、「本当の心(潜在意識)」がまったく同意していないことあります。

「お金が儲かりそう」「簡単に稼げる」といったことからやりはじめたことなどは、そもそもそれが本当に自分がやりたいことではない場合が多いですね。

そんな時は、いくら素晴らしいスキルを学んでも、実績のあるコンサルタントについても、売れそうな商品を作っても、自分の「本当の心(潜在意識)」が同意していないかぎり、前に進むことはできないのです。

なので、できないことを悲観することはやめましょう、本当の心が同意できるものは何かを考えていきましょうということです。

Ken
Ken
できない原因は、潜在意識にあるのですね。
真樹さん
真樹さん
潜在意識は、だれにでもあるものです。
でも、その使い方を知らなければうまく使うことができません。
逆に、使い方さえわかれば人生を今すぐ変えることができると言っても過言ではないのです。

潜在意識のプログラミングを書き換える

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹
Ken
Ken
問題の原因があるのは潜在意識ということですが、もうすこし詳しく教えてもらえますか?
真樹さん
真樹さん
問題の原因が、自分で気がついていない過去の記憶や経験が影響している場合があるのです。

例えば、いつも自分が阻害されると思っている人がいます。
すごいいじめにあったのかというとそうでもなかった。
過去の記憶を見ていくと、隣の子に「消しゴム貸して」って言ったら「いやや」と言われた。
そんな小さなことが原因かもしれないのですよ。

そんなことが潜在意識にプログラミングされているのです。

Ken
Ken
そんな小さな出来事が問題の原因なのですか?
真樹さん
真樹さん
ヒプノセラピーでは、催眠療法で「隣の子に嫌われた」「無視された」って思った場面まで戻ります。
(これを「退行催眠」といいます)

その場面が出てきたら、「なんで貸してくれへんのよ」って言い直す。
相手が「機嫌悪かっただけや」と返事をする。
別に自分を阻害していたわけではなかったのですね。
そんなしょーもない思い込みだったのです。

その思い込みを書き換えるだけで、人生が劇的に変わるんですよ。

Ken
Ken
でも、自分ではその問題の原因となっている「些細な出来事」って何かわからないですよね?
どうすれば、その原因がわかるのですか?
見つけるまで時間がかかるのではないですか?
真樹さん
真樹さん
それがヒプノセラピーのすごいところです。
カウンセリングだと、顕在意識同士の話になります。
フタしているから、過去の経験を引き出してくるのがむずかしい。

ヒプノセラピーは、「ゆる~~」っとさせて、フタをあけさせる。
そして、自分が忘れていた過去とかの経験を引き出すことができるのです。

潜在意識には、生まれてから今までとか、前世の記憶とかが全部入っています。
入っているけど、いちいちそんなの思い出していたら日常生活やりにくいから、フタして見んようにしている。

でも、「わたし、いつも人から疎外されている」「なんでやろ、先生にああいわれたからかなあ」というのが顕在意識の記憶やけど、フタあけてみたら「消しゴムか!」みたいな(笑)
そんな記憶、もう忘れているし、そんなことあったかなと思う。
けれど、それが現実に人生を変えてしまっていたりする。

Ken
Ken
フタをゆるめるって話が出ましたが、フタってなんですか?
真樹さん
真樹さん
潜在意識と顕在意識の間には、硬いフタがあるのです。
淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹
真樹さん
真樹さん
この潜在意識と顕在意識の間のフタをゆるめるということが、催眠状態に入るということなのです。

催眠状態は、脳波をアルファ波にすると入るんですよ。

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹
真樹さん
真樹さん
この潜在意識と顕在意識の間のフタって、12~13歳くらいで閉まってしまうんです。

小さい子って、お腹すいたら泣いたり、おしめ濡れたら泣いたりとかするけど、中学生くらいになると、理性も出てくるから閉まっちゃうんですね。

ヒプノセラピーでは、ここのフタを開けて、過去に書きこまれたプログラミングを見ていきます。

「わたしってのけ者にされているな」って記憶を出してきて、「なんやのけ者ちゃうやん」とか、「そりゃのけものんにされてしゃあないなあ」ってことをやり直してしまうって感じ。

思い込みのプログラムを書き換える、あるいはそのときに言えなかったことを伝え直したりする。
そして、それを戻して閉める。

そこまでをヒプノセラピーではやります。

Ken
Ken
そういった問題の原因となっているものが、ヒプノで催眠の状態に入ると「ポーン」と出てくるものなのですか?
真樹さん
真樹さん
潜在意識が、今自分に必要なところを見せるようになります。

集合的無意識がつながっているから、自分がいちばん今みなければいけない場面に戻していく。

例えば、楽しかった場面に戻しますよっていっても、すごい悲しい場面に戻る人もおるし。
幼稚園の頃に戻るっていうと、外人で前世の人もおるし。

そういうふうに、潜在意識は必要なところに戻してしまう。

自分のコントロールできない潜在意識に聞いていく。
それが早道。

集合的無意識:ユングが提唱した分析心理学における中心概念であり、人間の無意識の深層に存在する、個人の経験を越えた先天的な構造領域である。本能的傾向ならびに祖先の経験した行動様式や考え方が遺伝的に受継がれてきたもの。普遍的無意識とも呼ぶ。

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹

自分で自分のプログラムの書き換えをするのがヒプノセラピー

Ken
Ken
このプログラムの書き換えって、クライアントさん(受ける側)が自分で書き替えるのですか?
それとも、真樹さん(誘導する側)が書き換えるのですか?
真樹さん
真樹さん
クライアントさん(受ける側)が、自分で書き替えをします。
わたしは寄り添って、誘導しているだけですね。
Ken
Ken
具体的には、どのように誘導するのですか?
真樹さん
真樹さん
例えば、暴力をふるう男といつもつきあってしまう女性。
別れてもまた同じような男とつきあい、また暴力をふるわれるとか。

その女性の潜在意識を見ていくと、こんな記憶が出てきました。

お父さんとお散歩に行っていた時に、ヒナが木から落ちて、お父さんは気づかずに踏んでしまった。
その瞬間に「男の人って、弱いものを傷つけるもの」という思い込みが入ってしまった。

その記憶を催眠で出して来たら、幼稚園の頃のそんなことことなんておぼえていない。

大人になった今となれば、お父さんはそんな人ではないとわかっている。
お父さんも「わざとではない、ごめんごめん」と。

「あ、そっか、お父さんはそんな野蛮な人ではなかったわ」と納得して、プログラムを書き換え、返して、閉める。

Ken
Ken
書き替えのプロセスとしては、原因となる記憶を確認する。
ここで、プログラミングの書き間違いがあったんだと気がつく。
気がつき、納得して、自分でプログラムを書き換える。
そして、その書き換えたプログラムを戻して、フタを閉める。
真樹さん
真樹さん
だから、こっちが指導してあげるとかではないのです。

小さい自分から見た現実と、大人になった今の現実って、やっぱりギャップがあるんですよ。

小さい自分は、ものすごく野蛮やって思ったけど、今見たら「気がついていなかったんやからしゃーないやんね」って。
そういうふうなギャップ、取り違いはありますね。

Ken
Ken
そうなると、ほとんどの人って「書き間違え」をしているのではないですか?
真樹さん
真樹さん
「書き間違え」ではなくて、「思い込み」ですね。

わたしも小さいときにありました。
年の離れている姉と姉の友だちと遊びに行ったときのこと。
その友達が、わたしの頭を「かわいいね」ってポンポンってやったときに、「いたたたたたっ」て思って(笑)
ほんで帰ってから、「○○ちゃん(姉の友達)がわたしのこと叩いたー」って。
親は、「そんなことするわけない」って取り合ってくれない。
本気で叩かれたって思っていたけど、思い返したら「あ、まきちゃん」ってくらいの感じで。

そういう思い込み、勘違いなんですよ。

Ken
Ken
このプログラミングというのは、生まれてから現在まで、ずっと書き続けられているものなのですか?
生まれてから今までの記憶だけですか?
前世といったことまで書かれているのですか?
真樹さん
真樹さん
前世の話も書きこまれているし、大人になって生きている今もずっと書きこまれています。
それがどんどん増えていって、引き出しにため込まれているような感じ。

今起きることと、この引き出しに入っていることが、神経衰弱のカードのように「パンッ」と揃ったら、それがパターンになる。

Ken
Ken
何かのきっかけでカードが揃ってしまうのですね。
真樹さん
真樹さん
例えば、無視された経験がある(引き出しに入っている)。
今の現実で、会社で「おはよう」って言ってドア開けたら、急にみんなシーンとなった。
そうしたら、潜在意識の中で「あ、あのときといっしょや!」となり、「あ、わたしのけ者にされるわ」と紐づいてしまう。
紐づいてしまったら、そのパターンが現実になってしまう。
Ken
Ken
勝手に自分なりの因果関係を作り上げてしまっている感じなのですかね?
「この結果が出た、だからこれが原因なんだ」という因果関係を、自分の思い込みをたっぷり入れて勝手に作り上げてしまっている。
潜在意識には、そんなプログラムがたくさん書かれているって感じなのですかね。
真樹さん
真樹さん
人によって経験は違う。
シーンとしたっていう現実も、無視された経験がある子はそういうふうに思うけど、そういう経験がなかったら「何しゃべっとたん」で済む話かもしれない。
それはひとによっていろいろ違う。

潜在意識にプログラミングされているのは、やっぱり親とか先生、権威性のあるものからの刷り込みというのがいちばん強い。

他にも、自分の友だち関係、テレビのコマーシャルでいうとったとか、新聞で読んだとか、そんなのも書きこまれる。

Ken
Ken
そうなのですね。
情報が潜在意識にどんどん入っていってしまうのですね。
真樹さん
真樹さん
「えー、そうなんやー」って思ったことは入っちゃうので。

ヒプノセラピーを受けに来る人はどんな悩みをもっているひとが多い?

Ken
Ken
だんだんと、ヒプノセラピーのことがわかってきました。

では、真樹さんのところにヒプノセラピーを受けに来る人は、どんな悩みをもっているひとが多かったりしますか?

真樹さん
真樹さん
すごい悩んでどよどよに落ち込んでいるような人は、あまり来ないんですよ。
すごい頑張っているけど、もっと成果を出したいとか、飛躍したいと思っている人が多いです。

ただ、そのすごい頑張っている人の中にも、いろいろ悩みはあります。
表面的には出していないだけやけど、いろいろ悩んでいる。
それが、ヒプノセラピーであきらかになる。
自分で封印しながら、見ないようにして生きているけど、実際には誰でも悩みってあると思う。

だからわたしのところに来てくれるかたの悩みは、「仕事をうまくいかせたい」という人が圧倒的に多いですね。

Ken
Ken
それは意外ですね。
けっこうポジティブな感じでヒプノセラピーを使うのですね。
真樹さん
真樹さん
そうですね。
Ken
Ken
けど、そういった「今仕事がうまくいっている」「もっと飛躍したい」と思っている人が、もしかしたら「今あなたがやっていることは、本当にやりたいことではないのではないですか」といったことを潜在意識から言われてしまうことはないのですか?
「今のあなたのやっていることは違うよ」って。

そんなとき、セラピストさんはどういうジャッジをするのですか?

真樹さん
真樹さん
こっちからは何も言わないのです。
だから、「あなたの潜在意識は今の仕事ではないって言っていますよ」とは言わないのです。
Ken
Ken
え?言わないのですか?
真樹さん
真樹さん
セラピストは、アドバイスとか解説とかはしないのですよ。
その人自身が、ヒプノセラピーで見たもの感じたものをどう感じるかだから、実権は自分、クライアントさんが握っているのです。
Ken
Ken
真樹さんはクライアントさんに、何を聞くのですか?
真樹さん
真樹さん
「誰がいる?」「何しているの?」「なんでそこにその人といるの?」「お母さんどう思っているの?」とか。
人格を交代して、「じゃあお母さんに入りますね」って。
一人二役とかやるんですよ、クライアントさんが。
Ken
Ken
クライアントさんが他人を演じるのですか?
真樹さん
真樹さん
「そんな、なんか演技みたいなことで変わるんかいな」ってわたしも思ったのですけど、ほんまに人格入れ替わって、その人の声色になったり、話し口調になったりして。

人格を交代すると、その人のそのときの気持ちが手に取るようにわかるのです。

不思議なのですけどね。
みんな自分でやりますよ。

Ken
Ken
頭の中でやってもらうのではなくて、実際に声に出してもらってやっているのですか?
それを真樹さんが聞いている?
真樹さん
真樹さん
そうです。
Ken
Ken
本人は、言葉を口に出している自覚があるんですか?
真樹さん
真樹さん
催眠状態でも意識はありますからね。
意識はあるけど、無意識に口に出しているって感じ

だからわたし(誘導する側)が、「あなたは今一生懸命起業しているけど違うよ」とか言わないですよ。
その人がうまくいかないのは、こういうことがあったから。
これがそういう意味だったんやとわかったりとか。

例えば、それが違うってわかったとしても、人に言われて違うって判断したんじゃないから、ほんなら今やっていることも意味があったんやなってわかったりとか。

Ken
Ken
わたしは、タロットカードのようなイメージを持っていました。
タロットカードは、やってくれる人によって絵の解釈がぜんぜん違う。

ですので、ヒプノセラピーをやる人によって、解釈や伝えかたが違いのかと思っていました。
その違いが、セラピストの差別化になるのかなって。
そうじゃないのですね。

真樹さん
真樹さん
どこにフォーカスするのかは、人によって違います。
たとえば、「結婚したいんです」っていうひとがいたとします。

結婚できない理由を見る人もいれば、お母さんとの関係を見る人もいる。

セラピストによってフォーカスするところが違うかもしれないど、結局そのひとにとっていちばん必要なところにいきますから。

Ken
Ken
プロセスは違っても、ひとつのところに行きつくのですね。
真樹さん
真樹さん
お母さんとの関係を見たって、結婚したい理由を見たって、前世療法やったって、退行催眠やったって、結局同じところに行ってしまうんですよ。

その人の必要なところはひとつやから。

だから、同じ問題に対していろんな人がいろんなところにフォーカスしても、結局その人の必要なところに行きつくんだと思います。

Ken
Ken
催眠中に他の人になりきるって、どこまで自分なのか、想像でしゃべってしまっているのではないか、自分で勝手に作り上げてしまっているものなのかって思わないものなのですか?

自分が妄想で作り上げているものではなくて、心の内側からの声なんだって確信がもてるものなのですか?

真樹さん
真樹さん
「こう言ったけれど、あれって私が考えていたことなんじゃないか?」
「なんか見えたけど、自分が想像していったんちゃうか?」って絶対に思うんですよ、誰でも。

でも、潜在意識にないものって出てこないんですよ。

たとえば、ウニを想像してって言ったら、ウニを知っているから出てくるけど、ウニを知らない人はイメージできないじゃないですか?
それと同じ感じで、自分の潜在意識にそういう記憶があるから出てくる。
記憶にないと出てこないのです。

例えば、「どんな動物見えますか?」って言って、全然知らないアフリカの動物が思い浮かばないように、自分の中で知っているものしか出てこない。

Ken
Ken
確かに、知らないことは出てきませんね。

人生が好転すれば作り話でもいい

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹
真樹さん
真樹さん
あとはそれを、「作り話でもいいよ」って言います。

とくに前世については、「そんなわからへんわ!」ってイメージできないですよね。

でも「作り話でもいいから作っていきましょうか」って作らせるんですよ。
最初は、「作るとしたらどんな国がいい?」といったふうにやっていくのですけど、催眠状態に入っていくと、もう作り話ではなくてどんどん出てくる。

Ken
Ken
イメージしにくい人は、そういうフックとなるきっかけみたいなものが有効なのかもしれないですね。

雪だるまを作るときみたく、最初の種となる小さな玉を作る。
転がり始めたら、どんどんと勝手に大きくなるように。
潜在意識の記憶を引き出すことも、同じようなことかもしれませんね。

真樹さん
真樹さん
だから最初は、「そういうふうにイメージしてみて」とか「そういうふうに作ってみて」っていうけど、途中から勝手に出てくる。
作っていなくてもどんどん出てくる。
自分でも、途中から作っている感覚がなくなってくる。
思い出している感覚になっていくのです。
Ken
Ken
記憶が勝手にわき上がってくる感じなのですね。
真樹さん
真樹さん
で、終わった後、「ほんまかなー」とかいう人がいるのですね。
けど、「じゃあ、今セッションやり始めて時間どれくらい経ったと思う?」って聞くと、「30分くらいかな」って。
でも、「もう2時間やってますよ」って(笑)

そのような感じで、時間の感覚が無くなる。

このこと自体が、催眠状態に入っていることなのですよ。
だから、時間の感覚でも確認してもらうことができます。

Ken
Ken
時間の感覚が、今自分がいる次元とは違うのですね。
真樹さん
真樹さん
そうですね、時間の経ち方が違いますね。
Ken
Ken
ヒプノセラピーのセッションが終わる時間、一通り区切りがつくまでの時間は、人それぞれそれぞれ違うのですよね?
真樹さん
真樹さん
そうですね。
セッションの時間は、クライアントさんによってもかわりますし、セラピスト側の力量の問題もあります。
その経験と、暗示の入れ方、前提のかけかたっていうところは、セラピストによって違ってきますね。

見えたものが、本当かどうかは調べようがない
前世にしたって、「消しゴム貸して」にしたって、その当時に戻って調べる方法はない。

だけど、それがこれからの人生に好転するのであれば、作り話でもいいと思っているんですよ。

Ken
Ken
未来を変えるために、過去のデータをどう活かすのかって話になると思います。
結局、未来が良い方向へ変わるのであれば、作り話どうかはどうでもいいよねってことですね。
真樹さん
真樹さん
実際にたくさんの人が好転するのを見てきたら、それが本当かウソか、作りものかなんてことは、関係なくなってきます。
Ken
Ken
ほんと、それはささいな話ですよね

テキストは手放してええ!なんでもええねんって!

Ken
Ken
でも、催眠状態のクライアントさんを誘導するのってむずかしいですよね?
真樹さん
真樹さん
ヒプノセラピストの養成講座には、もちろん誘導についてのテキストやスクリプトがあります。
ですが、もうそれは手放してと。
なんでもええねんって。
もうなにいうてもええからって。

「なんでもええ言われたらいちばん困りますー」って。
ほんまになんでもええでって。

Ken
Ken
確かに困る気持ちもわかりますけど。
やはりマニュアルの通りにやったほうが失敗は少ないでしょうし。
真樹さん
真樹さん
友だちが相談してきて、「どうして?」「それで?」「どうなったん?」「ええー、それでどうしたん?」
そういう感じよーって。

わからんわーって(笑)

でも、ほんまに、寄り添うってそういうことやから、こっちが意見するわけでない。

催眠術はショー?

Ken
Ken
催眠と言うと、「催眠術」を思い浮かべるひとが多いと思います。
コインを目の前にぶら下げて「あなたは眠くなーる、眠くなーる」ってやって「入った」ってなるイメージがあります。
そして、コントロールされてしまうみたいな。

テレビでのイメージしかないのですが、実際の催眠も、そんな状態に簡単に入れるものなのですか?

真樹さん
真樹さん
催眠の状態には、だれでも簡単に入れます。
でも、テレビなどのイメージでかなり誤解されています。

催眠術って、言われるままにわさびを食べてしまったり、にわとりにならされたりって、自分の意思ではないことをさせられていることが多いですね。

テレビでよくみる催眠術などは、ひとつのショーです。

Ken
Ken
ヒプノセラピーの催眠療法と催眠術は違うのですか?
真樹さん
真樹さん
ヒプノセラピーの催眠療法と催眠術の違いは、主導権がクライアントさんにあるということ。

やめたければいつでもやめられます。

催眠状態に入っていても、意識もあるし、外部の声も聞こえています。
それが催眠状態なんです。
催眠状態になったら、意識がなくなるとか、意志の弱い人がかかるとか、操られるとかいうのは誤解。
催眠状態になると、どんどんクリアに聞こえてくる。
だからどんどん答えられるのです。

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹

前世って本当にあるの?信用するきっかけとなったインドの記憶

Ken
Ken
前世について、すこし教えてください。
前世といっても、そのときに生きていた感覚や記憶があるわけでもない。
自分が何者で、どこに住んでいたのか、どんな人生を送ったのかもわからない。
前世というのも、宗教観によって定義がまったく違うものかもしれないですし。

ですので、前世があると言われても、いまいちピンとこないのですが。

真樹さん
真樹さん
わたしは今でも思いますよ。
「ほんまかいな?」って、やっていて。
意識もありますから。
Ken
Ken
真樹さんでもそう思う時があるのですか?
真樹さん
真樹さん
わたしが前世を信用するようになったのには、ある体験があります。

前世を見たとき、わたしはインドのお坊さんで説法をしていたのですよ。
パッと横を見たら、今タイで働いている息子がいたのです。
姿かたちは違うけど、息子だってわかるのです。
「だからやっぱり、この子は東南アジアに行っているのだ」って納得して。
(*真樹さんの息子さんは、東南アジアで働いていらっしゃいます)

Ken
Ken
今と見た目が違うのにわかるのですね。
前世での縁が、今世もつながっているのですね。
真樹さん
真樹さん
そして、インドのお坊さんである自分が死ぬところまで見ました。
そして、お葬式で棺を担がれているのですが、その棺にキンキラの長い布を垂らしてあるんです。

セッションが終わった後、「ほんまかいな」って思っていたのですけど、その布のことがちょっと気になったのですね。
ですので、昔のインドのお葬式を調べてみたのです。
そうしたら、そのときの棺とキンキラの長い布と同じ絵が出てきたのです!

「えっ!!」てなって。
それから、一気に信じるようになりました。

Ken
Ken
実際に見たこともないけれど、写真をみたら潜在意識の記憶にあったものといっしょだったのですね。
真樹さん
真樹さん
いっしょだったんです。
だから、潜在意識のなかには記憶があるのだなってわかって。
「嘘でもええわ」って(笑)
Ken
Ken
前世っていうと、今まで何回もくり返してきているってよく聞きます。
輪廻ですね。

マキさんが見たというインドのお坊さんは、その何回もの中のひとりですよね?
何回もくり返している前世の中で、そのときはお坊さんが見えた。
例えば、他の前世見たいとか、自分で選べたりするのですか?

なんでそのとき、そのインドのお坊さんが見えて、他の前世は見えなかったのでしょうか?
そのときのタイミングで、見える前世って違うのですか?

真樹さん
真樹さん
いろいろ見る人もいるし、何回やっても同じものを見る人もいます。
ですので、3回目に帰りますとかいえません(笑)
Ken
Ken
あ、やっぱり(笑)

とにかくゆるめろ!

真樹さん
真樹さん
でもわたしはこういう仕事しているからか、フタを開けたり閉じたりというのが、たぶん柔軟にできるようになっているのですね。
もう一日中アルファ波の状態なわけですね。
ヒプノセラピーで多くの人につきあっているから。

アルファ波:心身ともにリラックスした状態の時に発する脳波の1つ

Ken
Ken
瞑想すると、アルファ波の状態になるとかいいますね。
真樹さん
真樹さん
だから、フタを開けてゆるめるのが上手なのですね。
ゆるめていると、直感で選べたりします。

人には唐突に見えるかもしれないけど、決断が早かったりするというのは、ゆるめた状態がポイントだと思うのです。

Ken
Ken
真樹さんはフタを開けたり閉じたりというのが柔軟なのですね。

最近、マインドフルネスで瞑想やヨガが人気だったりしますが、これらをやることでフタが開きやすくなったりするのですか?
アルファ波が出ている状態になりやすいのですか?

真樹さん
真樹さん
そうですね。
ゆるめることが大事です。

ヨガで緩めてもいいし、瞑想で緩めてもいいし、ヒプノで緩めてもいいし。

Ken
Ken
ゆるめる状態がつくれれれば、やり方はなんでもいいのですね。
真樹さん
真樹さん
「考え」と「考え」っていつもつながっています。
今日何食べようとか、仕事何しなければいけないとか。
人間ってずっと何かを考えています。
こうやっていつも考えているときって、フタががっちりしまっちゃっているのです。
淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹
真樹さん
真樹さん
瞑想をすると、「考え」と「考え」の間に一瞬無にすることができるのです。

何も考えていない状態ができるのですね。
そのときに、「ギャップに入る」と言うのですが、集合的無意識につながるのです。

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹
真樹さん
真樹さん
フタが開いている状態のとき、潜在意識の先にある集合的無意識とつながることができる。
だから、願望がかないやすいということになるのですね。
Ken
Ken
集合的無意識にアクセスすることが、ポイントになってくるのですかね
真樹さん
真樹さん
そうです。
集合的無意識に答えがあります。

集合的無意識では、私もあなたも過去も現在も未来もすべてつながっていると言われています。

Ken
Ken
瞑想は、集合的無意識につながることができる手段のひとつなのですね。
真樹さん
真樹さん
極端ですが、わたしは潜在意識へ宣伝活動に行くと思っているのです。
「結婚したい!」って願いを持って、潜在意識へ宣伝活動へ行く。
そうすると、「わたしもです!」って相手と出会ったりとか。

瞑想にもいろんな考え方があると思うのですけど、わたしはこんなイメージで瞑想を使っています。

Ken
Ken
瞑想をそんなふうに使っているのですね。
真樹さん
真樹さん
集合的無意識にアクセスするということでは、ヒプノセラピーも瞑想と同じです。

ヒプノセラピーを毎回何万円も払うってできませんので、普段は瞑想をトレーニングみたいな感じで使うといいですね。

「毎日ヒプノセラピーに来てくれてもいいけど」って話なんですけど(笑)

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹

潜在意識の仕組みは知らんけど、みんなそれを使っている

Ken
Ken
潜在意識やヒプノセラピーを知らない人は、こういった仕組みを知らないですよね。
だから、自分で意識して使うこともできない。

ということは、仕組みを知らない人は、顕在意識だけで日々生活しているということになるのですか?
常にフタがガチガチに締まった状態?

真樹さん
真樹さん
いえ、普段は自分が知らないうちに、フタは開いたり閉じたりしています。
潜在意識にはアクセスしているんですよ。
でも、それが意識的ではないだけで。
Ken
Ken
え?それはいつアクセスしているのですか?
真樹さん
真樹さん
フタが開くのって、お風呂に入った時も開くし、トイレに行っているときも開くし、ドラマを必死で見ているときも開いているし。
作りものだとわかっているのにホラー映画見たら怖くなるというのは、フタが開いているから。
顕在意識だけだけなら、「作りものだ」というだけで終わります。

だから、仕組みは知らないけど、みんなそれを使っているのです。

うまくいかないのは自分の願望が実現しているから?

真樹さん
真樹さん
「わたしの人生うまくいかへんわー」「思ったとおりにぜんぜんなってないわー」って人は、実は思い通りになっているのです。

「うまくいかんわ」ってことが願望実現しているってことなのです。

Ken
Ken
ん?それはどういうことですか?
真樹さん
真樹さん
うまくいっている人を見て、なんだかざわざわするときってありますよね?
「あんな風になったらいいなぁー」って。

これが潜在意識に伝わると、「まだできていない自分」を刷り込むことになります。

あの人のことと私のことは全然関係のないこと。
比べる必要はないのです。
人のことを考えるより、大切な自分のために時間は使いたいですね。

Ken
Ken
フェイスブックやインスタグラムなどで人の投稿を見ていると、どうしても自分と比較してしまったり、うらやましがったり、気になったりしてしまいますよね。
そんな思考や時間が、「まだできていない自分」を刷り込むとは・・・。
まさに思考は現実化してしまうのですね。
真樹さん
真樹さん
私達の思考は、こうやって、矛盾した願望を持ち続けています。
「起業して成功したい」と思っているのに、「ホンマはゆっくりしたいねん」とつぶやいていたり、「海外旅行に行きたい!」と思っているのに、「出費がもったいないからやめとこ」といって止めてしまう。

このギャップがある限り願望は実現しないのです。
厳密に言うと、もう願望は実現しているのです。
隠れたつぶやきの方、つまり、潜在意識の中の思いが実現するのです。

この表面の思いと潜在意識の思いが手をつなぐようにする。
それがヒプノセラピーなのです。

Ken
Ken
ヒプノセラピーでの潜在意識の使い方がわかってきました。
真樹さん
真樹さん
ぜんぶ自分が思う通りになっているんだってわかったら、その思っていることのイメージ変えたらいいいんだなって。
それがわかったら、人生パラダイスになるから。

「わたしは潜在意識ちょっと少ないんです」なんてないのですから、どんどん使ったほうがいいよって(笑)

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹

ヒプノセラピーにアファメーションって使うの?

Ken
Ken
アファメーションは、ヒプノセラピーとは関係あるんですか?
ヒプノセラピーを行う時に使うのですか?

アファメーション:自分自身に対する肯定的な宣言のこと。

真樹さん
真樹さん
はい、わたしはヒプノセラピーの中にも、ガンガンにアファメーションを入れています。
Ken
Ken
どういう場面でアファメーションを使うのですか?
真樹さん
真樹さん
フタを開けて、「あなたはすばらしいよ」とか「もう大丈夫」とか。
フタが開いているときに、言葉を入れていくといいのですよ。
Ken
Ken
フタを開けるということは、ゆるんでいる状態のときということですね?
真樹さん
真樹さん
はい。
だから、自分でアファメーションをやるのでしたら、「ゆる~」となっているときにやるといいです。

寝入りばな、お風呂に入っているとき、運転しているときなどは「ゆるー」とリラックスしています。
そんなときにアファメーションを入れていくと、入りやすいですね。
身体も心も緊張していると、フタがしまっているので入りませんね。

Ken
Ken
アファメーションをすることで、潜在意識のプログラムがポジティブなものに書き換えられるということですか?
真樹さん
真樹さん
カセットテープみたいに、ネガティブなことに上書きをしてくれるのですね。

でも、フタが開いているとき言わないと。
ふさがっているときに言っても意味がない(笑)

Ken
Ken
アファメーションをするということと、ゆるめた状態を作ることはセットなのですね。
真樹さん
真樹さん
だから、アファメーションで「わたしは大丈夫!」って言っているのに、「うーーっ」と力んでやっても「フタ閉まってますよ」って(笑)

まずは、ゆるめてゆるめて。
ゆるめることが大事。

Ken
Ken
ゆるめた状態で、アファメーションをバンバンと入れていくのですね。
でも、アファメーションって自分で言っていて恥ずかしくないですか?(笑)
真樹さん
真樹さん
ヒプノセラピーのときでも、「さぶっ」って思うくらいのアファメーションを入れるんですよ。

「わたしは愛されている」とか、普段聞いたら「さぶいわ!」っていう(笑)
そういった「さぶいワード」を入れるですけど、これがめっちゃ入るんですよ!
だから、アファメーションはめっちゃ大事。

過去形ですでにそうなった状態を言葉にするのって?

Ken
Ken
言葉の使いかたやアファメーションでよく聞くのが「過去形で言う」ということ。
つまり、「もうすでに願望は実現している」という状態をイメージして、脳に錯覚をおこさせるというもの。
自己啓発セミナーでもよく聞きますよね。
これも今話に出た言葉の使い方での願望実現と関係ありますか?
真樹さん
真樹さん
そうですね。
例えば、「金持ちになりたい」って言ったら、「金持ちになりたい」という状態は「まだ金持ちになっていない」という状態のことを言っているのですね。

でも、「金持ちです」って言ったら、「まだやんか!」って出てくるもですね。
実際にまだですから(笑)
潜在意識は働きません。

Ken
Ken
思いっきり矛盾していますよね(笑)
真樹さん
真樹さん
そうなると、顕在意識と潜在意識にギャップがあるのでうまくいきません。
「わたしは金持ちになる階段を登りつつあります」という現在進行形の言い方にするといいですね。
Ken
Ken
進行形ですから間違っていないですね。
真樹さん
真樹さん
このような進行形の言い方だと、顕在意識と潜在意識のどちらにも反対されません。

いくらアファメーションがいいからといって、「金持ちや」「かっこいい」「美人や」といったところで、自分が「えーっ」て言っていたら、ぜんぜん意味がないですから。

真樹さん
真樹さん
コーチングでも、コーチの人から「目標設定は?」って聞かれたら、「こうします」って言う。
潜在意識が「無理やんか」って言っているのに。
結局、高い目標立てても1個もできないじゃないですか。
それは同意してないからなのです。

それが、仕組みがわかって自分でできるようになると、安心感も違います。

Ken
Ken
そうですね。
真樹さん
真樹さん
目標設定しても、「無理だ」と思ってします。
なんで「無理なのか」と思ってしまっているのか。

「これが原因だ!」というのを取ってしまったら、「できるんじゃないか」ってなるわけです。
同じ数字でも。
できると思うことしか、できないから。

はじめてその仕組みを知った時、「よっしゃあー」ってなったのです。
「こんなことわかったら、みんなうまくいってまうわー」って思って。

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹

とにかく「ゆるんでいる状態」を作ることが大事!

Ken
Ken
ヒプノセラピーの手法を活かすには、「ゆるめた状態」というのが、キーワードになりそうですね。
真樹さん
真樹さん
わたしはとにかくワーカホリックで働きまくっていたので、「ゆるめなあかん!」って感じになるのでね。
がんばりすぎているから。

いかに、がんばっている状態、がんばっている自分をゆるめられるか。

Ken
Ken
ゆるめることができるひとがいい?
真樹さん
真樹さん
そうですね。
ヒプノセラピーでは、信頼関係、ラポールが築けていないとゆるめることができません。

クライアントさんが「この人大丈夫かな」って思ってしまったら、ゆるまないし。
「なんでそんなこと言うの?」となれば、それで閉まってしまうし。

こっちがめっちゃ緊張していると、相手はぜったいにゆるまないんですよ。

Ken
Ken
たしかに(笑)
「行きますよ!」とか。
真樹さん
真樹さん
むむむ無理です・・・って(笑)

ヒプノセラピーとカウンセリングの違いって?

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹
Ken
Ken
ヒプノセラピーは、カウンセリングとも違うのですか?
真樹さん
真樹さん
ヒプノセラピーのほうが、カウンセリングよりも早いのです。
普通の対面でしているよりも、潜在意識同士の話になるから。

カウンセリングしているときにも、泣いたりとか、感情が出てきたりするので、潜在意識が開かれていきます。
ですが、やっぱり完全に開いてやる方が断然早いです。

Ken
Ken
潜在意識の開き具合が違うのですね。

ヒプノセラピーとチャネリングとの違い

Ken
Ken
ヒプノセラピーと似たようなものでチャネリングというのもありますが、何が違うのですか?
真樹さん
真樹さん
ヒプノセラピーとチャネリングの違いは、誰がフタを開けるかの違いです。

クライアントさんが自分でフタを開けて、潜在意識にアクセスするのがヒプノセラピー。
チャネラーがフタを開けて、そのひとの潜在意識にアクセスするのがチャネリング。

Ken
Ken
自分かチャネラーさんのどちらが見るかの違いなのですね。
真樹さん
真樹さん
そうです。
誰が見るかの違い。

あと、チャネラーがどこにチャネルをあわせているかで違います。
わたしはクライアントさんの潜在意識にアクセスしている。

例えば、「オーラの泉」に出演していた江原啓之さんは、守護霊さんを見ています。
チャネルを守護霊さんにあわせているのですね。
だから、守護霊さんと会話し、聞いています。

どこにチャネルをあわせているかの違い。

Ken
Ken
テレビやラジオみたいですね。
真樹さん
真樹さん
自分で見たい人は、ヒプノセラピーを受ける。
人に見てもらって結果を聞きたい人は、チャネリングで。
Ken
Ken
自分が見るのと、チャネラーさんに見てもらうのでは、何か違うのですか?
真樹さん
真樹さん
潜在意識にアクセスするということは同じですが、やっぱり自分で見るヒプノセラピーの方が、チャネリングより断然納得感があります。

人に言われたのではないから。
チャネリングは、やっぱりそのチャネラーさんの感性を通るし、どこを見るかによって違ってくる。

ヒプノセラピーは自分の中から出てきたものから、疑いようがない。
それはすごい感じます。

疑っていても、現実が動きだせば信じざるを得ない。
頭で考えるのではなく、一度受けてみたらって思います。

ヒプノセラピーをおすすめしないひと、やめたほうがいいひとは?

Ken
Ken
この記事を読んで、わたしもヒプノセラピーをやってみたいと思う人もいるかもしれません。

でも、ヒプノセラピーをおすすめしないひと、やめたほうがいいひとっているのですか?

真樹さん
真樹さん
ヒプノセラピーをおすすめしないひとは、依存的な人ですね。

自分で人生を切り開こう、よくなろう、悩んでいる自分を救おうといったように思えている人はOK!

あとは、催眠療法を魔法的なものに感じて、「これさえ受けたら人生変わるだろう」とか思っている人は無理です。

たまに、それさえ受けたら人生パラダイスになるって思っている人がいますが、動くのは「自分」です。

Ken
Ken
相手に依存するのではなく、主体的であることが大事なのですね。
ヒプノセラピーは、魔法の杖ではないですからね。
真樹さん
真樹さん
あとは、精神疾患の人は無理ですね。
精神科に通っている人はもちろん無理です。
Ken
Ken
それはそうですね。
真樹さん
真樹さん
あとは、二次的な利得があるひとですね。

例えば、「お腹痛い」って言ったら、お母さんが会社休んで家にいてくれる。
「お腹痛い」を直してしまったたら、お母さんが会社行って寂しくなる。
だから、「お腹痛い」を直したらいけないみたいなこと。

あとは、緊急なことがあるのに、それを差し置いてヒプノセラピーを先にすること。
例えば、「ガンなのですけど、ヒプノセラピーでリラックスさせてガンの細胞を殺してください」と言われても、「病院が先やろ!」という話なので、そういうひとも無理ですね。

ヒプノセラピーでよくある質問

Ken
Ken
たとえば、わたしみたくヒプノセラピーをやったことがないひとがするよくある質問ってどういうものがありますか?
真樹さん
真樹さん
「何も見えなかったらどうしましょう」と心配する人が多いですね。
Ken
Ken
まったく見えないひとって実際にいるのですか?
真樹さん
真樹さん
いないです。
Ken
Ken
必ず何かしら見えるんですか?
真樹さん
真樹さん
「見えない」っていうのも、自分の思い込みだから。

催眠状態は誰でも入れるものです。
「だから入れますよ」って言ってあげると、「あ、誰でも入れるんだ」っていう暗示が入る。
だから絶対に見えるんですよね。

例えば、「真っ暗です、真っ暗でなんにも見えません」ではなくて、「暗闇が見えていると思ってください」といったように。
コツを教えれば大丈夫。

Ken
Ken
そんな簡単なコツでも違ってくるのですね。
真樹さん
真樹さん
前にヒプノセラピーを受けたときに何も見えなかった。
だから、わたしはヒプノに向いていないって言われる方もいます。
ですがその原因は、セラピストとの相性や、その時の体調といったこともあります。
嫌わずに、セラピストを変えてやってみたらいいのになあって思います

最後に真樹さんから言っておきたいこと

Ken
Ken
最後に真樹さんから、この記事を読んでくれているかたへひと言お願いします。
真樹さん
真樹さん
「自分って素晴らしいんだ」っていうことをわかるだけで、人生がすごいパラダイスになる。

「理想の人生ってなんですか?」と訊くと、「行きたいときに行きたいところに行ってやりたいときにやりたいことをやる」というようなことをよく聞きます。

行きたいときに行きたいところに行くこともやりたいときにやりたいことをやることもホントはできるのに行かない、やらない、と決めているのは自分なのに『できない』と思っているのです。

できないんじゃなくて今はやらないと決めていることに気づけば、『不足感』は随分感じなくてすむのです。

もう今だって自由だ!と気づけばいろんなことが好転していくと思います。

みんな自分でいろいろジャッジして、「わたしってまだまだあかんわ」とか言う。
それをなくしたら、人生うまくいくよって。

自分自身のファンクラブ会長は自分。
わたし(真樹さん)は、あなた(クライアントさん)のいちばんの応援団長ですから。

淡路島ヒプノセラピー『LaniChain』岩本真樹

淡路島のヒプノセラピスト・岩本真樹さんインタビューまとめ

問題の原因と解決は、潜在意識にある。
そして、そのアプローチにもいろいろとある。
ヒプノセラピーは、潜在意識へアプローチするひとつの方法なのですね。

毎日忙しく生活していると、「このままの自分でいいのかな?」ってふと思う時ってありますよね。
自分の在り方や未来への不安。
でも、それに対しての答えは自分にしか出せない。
それに対して、「頭」を使って考えてしまうと、誰かの成功哲学やら、常識的なことやら、過去の知識とかから答えを引っ張ってきがち。

自分の「本当の心(潜在意識)」に聞いてみる。
「ゆるゆる~」とゆるめて、心の奥まで潜ってみる。
自分の心をよーく見つめてみる。
答えはきっと、自分の中にあるのでしょうからね。

お忙しい中、終始笑顔で取材に対応してくださった真樹さん。
むずかしい話をわかりやすく説明していただきました。
本当にありがとうございました!

淡路島のヒプノセラピスト・岩本真樹さんについて

今回インタビューをさせていただいた淡路島のヒプノセラピスト岩本真樹さん。
サロンにてヒプノセラピーの個人セッション、ヒプノセラピストの養成なども行っています。
詳しく知りたいかたのために、情報を載せておきますね。
(サロンでのセッションは女性のお客様のみ)

(ほぼ)毎日更新されているアメブロやメルマガも面白いですよ^^

サロン名称 LaniChain(ラニチェーン)
住所 兵庫県淡路市野島江崎542-14
公式サイト http://lanichain.com/
公式ブログ http://ameblo.jp/lanichain/