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ライティングの専門家・山口拓朗氏と対談!『アクセスが集まる「旅ブログ」の書き方5つのポイント』について

こんにちは、Ken(@kanyesina)です!

先日、伝わる文章の専門家である山口拓朗氏の動画チャンネルに、対談相手として出演させていただきました!
対談のテーマは、「アクセスが集まる「旅ブログ」の書き方5つのポイント」
ライティングの専門家である山口拓朗氏相手に、大それたことを話してきました(照)

動画では、わたしが自分のブログで意識しているポイントの中から、基本的かつ重要な5つをピックアップ。

今回こちらのブログ記事では、動画の中では伝えきれたなかったことなどを補足的に書いてみました。

ブログライティングに興味ある方は、参考にしてみてくださいね。

動画「アクセスが集まる「旅ブログ」の書き方5つのポイント」

まずはこちらの動画「アクセスが集まる「旅ブログ」の書き方5つのポイント」をご覧ください。
この動画の内容を元に、話をすすめていきます。

動画の中でご紹介している以下の5つのポイントについて、それぞれ説明していきますね。

山口拓朗動画チャンネル「アクセスが集まる「旅ブログ」の書き方5つのポイント」山口拓朗&中西賢一対談画像

①具体的に書く

山口拓朗動画チャンネル「アクセスが集まる「旅ブログ」の書き方5つのポイント」山口拓朗&中西賢一対談画像
「具体的に書く」というメリットは以下。

・読み手に安心感を与える(不安感をなくす)
・情報の精度がより高くなる
・キーワードをたっぷり入れることで、グーグルにアピールしやすい(SEO)

動画の中では、「●●への行き方」という例を出して話をしています。

A:〇〇駅を下車、徒歩数分歩くと、●●に着きます。B:〇〇駅を下車して西口に出ます。そのまままっすぐ徒歩数分歩くとファミリーレストランがあります。そこを右に曲がると、●●に着きます。

C:〇〇駅を下車して西口に出ます。そのまままっすぐ徒歩5分ほど歩くと、ファミリーレストランのデニーズ▲▲店があります。そのデニーズ▲▲店を右に曲がって1分ほど歩くと、●●に着きます。

「A→B→C」といくほど、具体的な文章になっていることがわかりますね。

すこしくどいようですが、旅の情報として利用してもらうのであれば、「C」の文章くらいこってり書いた方がちょうどいいです。
読み手は、はじめていく場所、迷いたくない不安感から、そのブログの記事情報を読んでいるという想定です。
ですので、こってりと具体的に書くほど、不安感は減り、安心感が増します。

つまりそれは、「具体的である」ということと、「情報の精度」は比例しているということです。

具体的なキーワードをたっぷり盛り込むことで、グーグルに対してアピールすることができます。
グーグルという読み手の気持ちになってみるのがポイントです。
具体的な地名や、そこの場所にしかないシンボル的なキーワードを盛り込んでいれば、場所の特定が素早く確実にできますよね。

グーグルマップに出てこないキーワードを盛り込むのもいいですね。
グーグルマップは、意外に店名などの情報が出てきませんので。

話はすこしズレますが、「具体的に書く」というのをクセとして習慣づけたいという意図も含んでいます。
「具体的に書く」ことができるということは、「具体的な問い」ができているということでもあります。
セットであるということです。

「具体的」の反対は「抽象的」。
「具体的な問い」ができないと、抽象的な文章になる。
それは、切り口が甘いぼんやりした記事、情報の精度が低い記事になるということにつながりやすい。

つまり、「具体的な問い」ができれば、フィルターの感度があがり、解像度の高い文章につながるということ。

なので、常に「具体的」ということを意識し、具体的な「問い」をし、具体的な「書く」を実践したいと思っています。

②オリジナリティ

山口拓朗動画チャンネル「アクセスが集まる「旅ブログ」の書き方5つのポイント」山口拓朗&中西賢一対談画像

この動画で話している「オリジナリティ」というのは、「紙のガイドブックに載っていない情報、検索エンジンに載っていない情報をいかに見つけるか」。

つまり、いかに「違い」を見つけて書くかということです。

で、その「違い」というのは、「元」の何かがあるからこそ「違い」という比較の概念が生まれるわけで。
ですので、その「元」となるのが、既存の紙媒体のガイドブックや情報誌だったり、狙っているキーワードですでに検索上位にいる記事だったりするわけです。

ですので、まずはそういった「元」の情報をリサーチする。
リサーチすることで、どんな情報を発信しているのか、おさえておくべき情報はこういったことだというポイントや傾向を把握します。
そうすることで、自分なりの情報のアンテナが立つわけです。

あとは現地でやることといえば、リサーチ情報の「確認」と、そこから見えてくる「違い」を捉えること。

その「違い」の部分を、わかったうえで記事に加えていく。
「違い」だけを切り取って記事にしても、反応は薄い。
読み手がもともと自覚してほしいと思っていた情報があるからこそ、「違い」という要素がフレッシュさとなり、反応があがるというロジックですね。

整理すると、

・既存情報をリサーチして、定番情報をチェック
・おさえるべき情報や傾向を把握しておく
・現地でリサーチ情報の「確認」と、そこから見えてくる「違い」を捉える
・「確認」を定番、「違い」をオリジナリティとして記事に反映させる

という流れですね。

③読みやすさ

山口拓朗動画チャンネル「アクセスが集まる「旅ブログ」の書き方5つのポイント」山口拓朗&中西賢一対談画像
わたしのブログで提供しているのは「情報」
なので、その「情報」を旅の道具としてガシガシと使ってもらいたい。

ですが、記事が読みにくいことで離脱してしまうと、その「情報」を使ってもらえない。
これでは、記事を書いている意味がなくなってしまいます。

ということで、記事の「読みやすさ」を意識しているということです。

どうしても情報を扱う文章は、専門用語が多くなりがちです。
そして、盛り込みがちになります。

ですが、情報として薄くなったり、漏れがあったり、使う時に役に立たないなんてことは避けたい。

そこをカバーするのが、ライティングテクニックだったり、画像や動画を使ったりする。
そうすることで、読みやすくする、むずかしいように見せない、読み手のストレスを減らすということですね。

ここはバランスのさじ加減になってきます。

トレンドとしては、長い記事は読まれない傾向にあります。

ですが個人的には、深みのある記事、満足感がある記事には、ある程度の文字数は必要だと思っています。
そこはしっかりと文字数を確保しつつも、最後まで読んでいただけるようライティングスキルを上げていきたいですね。

④料理のように書く

山口拓朗動画チャンネル「アクセスが集まる「旅ブログ」の書き方5つのポイント」山口拓朗&中西賢一対談画像
わたしは料理人だったということもあり、「記事を書く」ということは「料理を作る」ことにとても似ていると思っています。
ですので、「料理のように書く」ということは、「料理を作る」ようなステップや考え方で「記事を書く」ということですね。

じゃあ、料理を作るときのステップとはどういうステップでしょうか。

・どんな料理を作るか決める
・その料理を食べる人は誰かを決める
・レシピを決める
・料理に必要な素材を集める
・集めた素材を使って調理する
・美味しく、そして喜んで食べてもらうためにきちんと盛りつける
・タイミングよく食べてもらう

といった流れですよね。

これって、まさに「記事を書く」ときのステップと同じなのですよね。

・どんな記事を書くのか決める(テーマ設定)
・その記事を読む人は誰かを決める(ターゲット設定)
・どんな記事にするか決める(設計図作り)
・記事を書くために必要な素材を集める(リサーチ)
・集めた素材を使って記事を書く(ライティング)
・情報として役に立ち、使ってもらえるよう、読みやすく書く(ライティングテクニック)
・タイミングよく読んでもらう(SEOやSNSなどの導線作り)

このステップで記事を書くということをわかっていれば、あとは明確ですよね。

旅先でやることといえば、このステップでは「リサーチ」
あらかじめ、集める素材がわかって入れば、リサーチのし忘れがなくなります。

集める素材がわかっていないと、あとから「あの写真が撮っておけばよかった!」「現地のひとに聞いておけばよかった!」「あの料理食べておけばよかった!」というミスにつながります。

そして、こういったステップの設計をしておくことで、2つのメリットが生まれます。

1つ目のメリットは、独りよがりの記事になることを避けることができるということ。
旅の体験記事って、ちょっと間違うと自分の単なる感想文になってしまうのです。

自分の感想文として書いてしまうと、読み手がそこから「情報」を抜き出すのにひと手間かかります。
最悪、何の情報も入っていない文章になってしまうということです。

それでは、読み手の役にも立たないし、意味もないブログ記事になってしまいます。
それは悲しいですね。

2つ目のメリットは、書くスピードがアップするということ。
「ブログが書けない」という原因のひとつに、「素材がない」という理由があります。
つまり、「素材」があれば記事はなんとか書けます。
料理でも同じですよね。
冷蔵庫の中に、何かしら材料があれば料理はできます。

そういう意味では、旅先で「この情報も後で記事を書くときに役に立つだろう」ととにかく素材を集めまくるという方法もアリですね。

⑤事実と意見を切り分ける

山口拓朗動画チャンネル「アクセスが集まる「旅ブログ」の書き方5つのポイント」山口拓朗&中西賢一対談画像

動画では、「事実と意見を切り分ける」の例として、ホテルとレストランでの文章を紹介しています。

事実と意見を切り分けていない文章例

・このホテルは狭いのでよくなかった
・このトムヤムクンにはパクチーが入っていたので美味しくなかった

上記の文章は、事実と意見がごっちゃになっています。

ホテルの例でいうと、「ホテルが狭い」が事実、「よくなかった」は意見。
レストランの例でいうと、「トムヤムクンにはパクチーが入っていた」が事実、「美味しくなかった」は意見。

では、事実と意見を切り分けてみます。

・このホテルは狭かった。わたしは狭いのが苦手なので快適ではなかった
・このトムヤムクンにはパクチーが入っていた。わたしはパクチーが苦手なので美味しくいただくことはできなかった

かなり印象が違いますよね。

事実と意見を切り分けないことの何が問題なのかというと、読み手に間違った「情報」を与えてしまうということ。

わたしがブログで提供しているのは、役立つ「情報」です。
ですので、「情報」の精度が価値です。

事実と意見がごっちゃになると、「情報」が「情報」でなくなってしまうのです。
つまり、間違った「情報」を読み手に与えてしまうことになります。

わたしのブログを読んでくれている人の多くは、初めて行く旅先で、すこしでもトラブルなく快適に過ごしたいということで検索エンジンなどで情報を探し、ブログにたどり着いた方です。

そんな読み手の方に対して、間違った情報、役に立たない情報を与えてしまうというのは、ブログの存在意義を問われてしまうということになります。

この事実と意見がごっちゃになることを回避するライティングテクニックとして有効なのが、動画の中でも話をしている「一文一義」
「一文一義」とは、ひとつの文章にひとつの事柄だけを書くということ。
一文に、いろんなことを盛り込まないという事ですね。

この「一文一義」で書くことを意識するだけで、事実と意見がごっちゃになることをかなり回避できます。

この動画を撮影した少しあとに、人気ブログ「Books&Apps」に、「事実と意見」についてのブログ記事が掲載されました。
まさに、わたしが言いたかったことが簡潔に書かれていました。
この記事をあわせて読んでいただくと、より「事実と意見を切り分け」について理解できると思います。

なぜ「事実」と「意見」を区別して話せない人がいるのか。
⇒ https://blog.tinect.jp/?p=62453

まとめ

今回この記事で書いた「旅ブログの書き方 5つのポイント」は、あくまでも旅の「情報ブログ」の記事を書くためのポイントです。
旅のスタイル、ブログのコンセプトによっては、上記のポイントが当てはまらない場合もあると思います。

純粋に旅を楽しみたいのであれば、事前に情報を入れ過ぎない、取材モードでモノゴトを見ない、写真や動画を撮ることに専念しないなどありますからね。

逆に、「旅」というジャンルではないブログでも、「情報ブログ」としてお役立ち情報を発信しているブログであれば、応用できるエッセンスがけっこうあるかなと思います。

それぞれが、自分のスタイルに合った書き方で、楽しくブログを運営していければいいですね♪

山口拓朗氏について

最後に、今回の動画のナビゲーターである山口拓朗氏について。

山口拓朗氏は、伝わる文章の専門家、ライティングの専門家。
文章やセールスライティングといった書くためのメソッドの著書は、すでに20冊以上。

その活躍は日本だけにとどまらず、中国でも講演家として活躍しています。
山口拓朗氏中国行動派講演画像
山口拓朗氏中国行動派講演画像

彼のノウハウを動画で学びたい方は、YouTubeのアカウント「作家&講演家・山口拓朗の公式チャンネル」を登録してみてくださいね。
⇒ https://www.youtube.com/channel/UCCPzlGr00YZf-PnCUFW69Yw

わたしも、彼のライティングテクニックを学ぶために、「山口拓朗ライティングサロン」というオンラインサロンに入って勉強しています。
直接教えてもらえるというのが魅力ですね。
⇒ https://yamataku-salon.com/