バイカル湖観光のホテルが集まる湖畔の町「リストビャンカ」。
この「リストビャンカ」へ行くには、必ず『イルクーツク』に立ち寄る必要があります。
そんな「イルクーツク」という町に対して、私はそれほど発展していないイメージを持っていました。
首都モスクワのロシア人でもそんなイメージです。
実際、イルクーツクの独特な古い街並みは観光資源でもあるので、かなり歴史ある建物が残されています。
ですが、想像以上にイルクーツクは発展していたんですよ!
もうびっくりです。
「あれれっ?ここシベリアだよね?」って感じ(笑)
そんなイルクーツクの発展具合をチェックしてみました!
そもそものイルクーツクって?
イルクーツクって「シベリアのパリ」と呼ばれています。
まあ確かにそういう雰囲気はあります^^
昔の建築物は確かに独特のスタイルをしています。
このデコレートされた模様が独特です。
シベリア地方に見られるもので、モスクワのあるヨーロッパロシアエリアではあまり見られない装飾です。
こんな感じの木造がイルクーツクらしいんです。
こんなゆがんだ木造建築が立ち並ぶイルクーツクが、想像以上の発展をしていたのからすごいびっくりしたのです。
巨大でおしゃれなショッピングモールが!
ロシアのちょっとした地方都市に行けば、ショッピングモールはあります。
イルクーツクは人口約59万人。
鹿児島市や八王子市程度の人口がありますから、ショッピングモールがあるのも当たり前ですね。
イルクーツクのショッピングモールでもその最先端の場所が、ここ「Modnyy kvartal(Торговый центр Модный квартал г. Иркутск・モードヌイ・クバルタール)」です。
場所は観光に丁度いい場所です。
イルクーツクのメインストリートに沿ってあります。
こんな感じです。
2013年にオープンした巨大なショッピングモールです。
総面積は、38700平方メートル。
内部には、こんなネイルサロンを始め、ブティック、スーパーマーケット、フードコート、映画館などが入っています。
5階建てで吹き抜けです。
フードコートには、日本でもおなじみのイタリアン「スバーロ(sbarro)」や、日本でも一時大ブームだった「シナボン(Cinnabon)」などを始め、各国料理が楽しめるようになっています。
もちろん寿司屋もあります。
フードコートの動画撮ってきましたのでどうぞ。
ショッピングモールの箱だけがあるわけでなく、エリアとして開発しています。
周辺には、レストランなどの路面店も、イルクーツクのクラシックなテイストを残しながらうまく作られています。
動画を見るとその雰囲気が伝わると思います。
オサレでないですか?(笑)
場所は、セドヴァ通り(ulitsa Sedova)と3イユニャ通りのエリア。
イルクーツク駅から車で10分ほど。
イルクーツクの観光拠点としてもいい場所にあります。
(私も今回このエリアにできたホテルに宿泊しました)
本当にびっくりしたのはショッピングモールではない!
でも、ロシアの地方都市にこんなショッピングセンターがあるというのは別に珍しいことではありません。
日本人からしたら、特に目新しいものを感じないでしょう。
買うものも、食料以外ないでしょう。
ですが、私がここに来て他のロシアの地方都市と比較して「!」と感じた点があります。
それは「観光都市としての動き」です。
イルクーツクは、確実にバイカル湖を「観光資源」として考えて動いているなと感じました。
まず、バイカル湖は世界遺産です。
実際、シベリア鉄道でイルクーツクで降りる欧米人も結構見かけました。
そういった目的で来ている観光客に対しての取組みですね。
まずは英語。
ご存じのように、ロシアではあまり英語が通じません。
イルクーツクではなんと英語版のフリーマップも用意されています。
これは観光客が増えている証拠です。
英語と言えば、このイルクーツクで宿泊したホテルの若いスタッフの英語の堪能なこと!
これはびっくりでした。
チェックインのときに、英語で話しかけられて驚きました。
(いつもはロシア語)
そしてインターネット。
結構回線が速かった!
モスクワよりサクサク通じた感じでしたね。
今回のロシアの旅で一番快適だったかもしれません。
ロシアはビザがあるので、なかなか観光に行けない国ではありますが、こういった動きがあるのはとても好ましいことですね。
■モードヌイ・クバルタール詳細
名称 | МОДНЫЙ КВАРТАЛ(Modnyy kvartal) |
住所 | ул. 3 июля, 25 (130-й квартал), 664022, Иркутск, Россия |