『ラオス料理』といっても、日本人にはなかなか馴染みがないですよね。
そもそも「ラオスってどこ?」って人も多いでしょう^^
ラオスのローカル料理は、主食はもち米、素朴でシンプルな料理が多いのが特徴。
ベトナムやタイといった、東南アジア料理の王道とはまた違った食文化があります。
では、さっそくラオスグルメを紹介していきましょう!
目次
『ラオス料理』ってどんなの?
『ラオス料理』とは、いったいどんな料理なのでしょうか?
どんな国のものでも食べられるグルメ大国日本の首都東京でも、あまりお目にかかれませんので、さっぱりわかりませんよね。
まず、「ラオス」という国をすこし理解すると、食文化が見えてきます。
「ラオス」という国は、国土の70%が山岳地帯か高原です。
そして、海に面していません。
ですので、食材は、肉、野菜、川魚を使うものが多いです。
そして、フランスの植民地という時代がありました。
ですので、フランスの食文化も混じっています。
「ラオスにはそんな背景があるんだー」とわかったところで、早速『ラオス料理』を見てみましょう!
カオニャオ
「カオニャオ」は、ラオスの主食。
蒸したもち米です。
「ティップカオ」と呼ばれる竹で編んだで入れ物に入っています。
左手でつまみ、少しこねるようにして丸めてから食べます。
少し高級なお店だと、赤いもち米の「カオニャオ」が出てきます。
もち米なので、普通のお米よりお腹にズッシリ来ます。
これが白い「カオニャオ」。
これが赤い「カオニャオ」。
ラープ
ラオスを代表する肉料理が「ラープ」。
ひき肉にたっぷりのハーブやスパイスを加えて作られます。
肉だけでなく、魚の「ラープ」もあります。
見た目よりも味は濃くて辛目。
フレッシュなハーブを入れることで、ほどよいアクセントになっています。
タイにも同じ名前の料理がありますが、まったくの別物ですね。
これは魚のラープ。
とてもさっぱりした味でした。
カオ・チー・サイ・クワン
「カオ・チー・サイ・クワン」は、ラオス風バゲットサンドのこと。
フランスパンのサンドウィッチですね。
フランスに統治されていた時代の名残ですが、しっかりとラオス人の生活の一部になっています。
ベトナムにも「バインミー」という名前で似たようなバゲットサンドがありますが、ラオスの「カオ・チー・サイ・クワン」のほうが美味しいかもしれない。
こんな感じの屋台で売られていますので、小腹がすいたときにサクっと食べられます^^
こちらが「カオ・チー・サイ・クワン」。
パテだったり、ツナだったり、チーズだったりと中に挟む具材はいろいろと選べます。
下の写真は、特に美味しい「カオ・チー・サイ・クワン」を食べさせてくれたサンドウィッチ屋「MANIVANHBREADSHOP」。
ビエンチャンのホテル「エイジアン パビリオン ホテル」の斜め前にあります。
こんな感じで、オーダーするとパンを炭火でかるくあぶってから作ってくれます。
やさしいおばちゃんがていねいに作ってくれます^^
カオ・ピヤック・セン
ラオスを代表する麺料理が「カオ・ピヤック・セン」。
米で作られている麺なので、モチモチとしているのが特徴。
ベトナムの「フォー」と似ていますね。
お店によって少しずつスープや具が違うのが楽しいです。
こちらの麺は、きしめんのように幅広ですね。
こちらの麺は、ちょっと丸めですね。
「カオ・ピヤック・セン」のつけ合わせには、たいてい生のモヤシやハーブ、ライム等がついています。
たっぷりのフレッシュハーブをのせるとウマさ倍増!
オコシ風のものや揚げパンのようなトッピングもあり(こちらは有料)
カオピアックカオ
「カオピアックカオ」は、お粥です。
ラオスでも、朝食にお粥を食べる習慣があるんです。
出汁がしっかりと効いていて、中華風っぽい味ですね。
(ラオスの北側には、中国との国境があります)
アツアツの湯気が立ち上る鍋からおかゆをガバッと入れてくれます^^
ビン・カイ
ラオス版焼き鳥が「ビン・カイ」。
大ぶりの肉を棒にさして豪快に焼きあげています。
タレに絡めて炭火で焼かれているのですが、ハズレなしでうまいですね。
ビア・ラオ
ラオスを代表するビールが「ビア・ラオ」。
というか、ラオスビールといえば「ビア・ラオ」しかないでしょう。
なかなかうまいです。
ビール好きならぜひ飲んでほしい!
こちらは黒ビール版「ビア・ラオ」
ラオスコーヒー
実は、ラオスはコーヒーの一大産地。
東南アジアでも、ベトナムをはじめコーヒーの産地はありますが、「ラオスコーヒー」は東南アジア一かもしれません。
ミルクやコンデンスミルクを入れないストレートなブラックで飲んでも、香りや味を十分楽しめます。
ラオスはカフェも結構あるので、気軽に美味しいラオスコーヒーを楽しめますよ。
ラオス北部ルアンパバーンを代表するローカルフード
カオソイ
「カオソイ」は、ラオス北部ルアンパバーン周辺で食べられている麺料理。
「カオ・ピヤック・セン」と似ていますが、こちらは具に少しピリ辛の挽肉がのっています。
(タイのチェンマイ方面にも「カオソイ」という麺料理がありますが、まったくの別物です)
麺はこんな感じで、きしめん風。
このたっぷりと盛られた肉みそに引き寄せられます。
カイペーン
「カイペーン」は、川海苔。
これはラオスというより、ルアンパバーン地方の特産品ですね。
表面にびっしりとゴマがついています。
「カイペーン」の英語名は、「Crispy Mekong River Weed」。
海苔といっても、残念なくらい海苔の味がしません(^_^;
ラオスのもち米でおにぎりにしてみましたが、ぜんぜん美味しくありませんでした・・・
サイ・ウア
「サイ・ウア」は、ラオス風ソーセージ。
ビエンチャンでは見かけませんでしたが、ルアンパバーンでは結構見かけました。
ジューシーで、肉肉しくて、ビールに最高にあいます^^
ビニールにおもむろに入れられた「サイ・ウア」をガブリ。
定食屋で注文すると、こんな感じで小さくカットして出してくれます。
これはちょっとおしゃれなお店で。
カオ・チー
「カオ・チー」は、ラオス版五平餅。
お米を平べったくして棒にさして、炭火でこんがり焼きあげます。
見た目は、笹かまみたいです。
その他のラオスのビエンチャン、ルアンパバーンで食べた料理達の写真ですー
これはお肉や不思議な野菜が入ったスープ。
たこ焼きのように焼かれていたお菓子。
たこ焼きみたいな味を期待していたら、甘かった。
ベビーカステラといったほうが近いかな。
揚げ物たち。
こんな風に揚げたてを見せられたら買わずにはいられないですよね。
ラオス風生春巻き。
クレープのように焼いてすぐに作っています。
皮はプルップル~
これは屋台のフレッシュジュース屋さんのディスプレイ。
作り立ての南国フルーツのフレッシュジュースをたっぷり飲めますよ。
テントはこんな雰囲気。
ビエンチャンで食べたラオス料理のコース。
ラオスの焼き魚定食。
ラオスの少数民族が売っていたお酒。
蛇やサソリが入っています。
強壮剤として飲むのかな。
ルアンパバーンで食べたラオスの惣菜たち。
好きなものを選んで食べられて、安くてお腹もいっぱい!
ラオス版焼きそば。
ラオスのバーベキュー。
串というより、具を挟みこんでいます。
ラオスを代表するローカルフード
こんな感じで炭火でジュージュー焼き上げています。
鶏肉も全部喰らいます。
これは一般的な麺やお粥やバーベキューを食べさせるお店のスタイル。
調味料は、砂糖やチリソース、不思議な液体など。
ラオスの魅力あふれるローカル料理達。
是非現地で味わってみて下さいね。
こちらのページでは、ラオスの食材についてまとめています! ⇒ ルアンパバーンで見かけたちょっと刺激的で不思議な食材たち!【過激画像あり・閲覧注意】