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宇和島観光なら『宇和島城』!圧巻の『茂本ヒデキチ』氏の墨絵も見逃すな!

先日、愛媛県の宇和島に行ってきました。
宇和島の観光ではずせないのが、なんといっても『宇和島城』

「現存12天守」と呼ばれる、日本に現存する12の天守閣のひとつとして知られています。
貴重な天守閣もすばらしいのでずが、ぜひ見逃さないでもらいたいのが『茂本ヒデキチ』氏の墨絵。
疾走感あふれるその画風は、「宇和島城」をより鮮烈に印象づけるパンチがあります。

今回の記事は、宇和島観光の目玉『宇和島城』と、そこに展示されている『茂本ヒデキチ』氏の墨絵について書いてみたいと思います。

『宇和島城』とは?

まずかんたんに『宇和島城』について。
「宇和島市観光協会」さんの公式ホームページに書かれている『宇和島城』の説明を引用しますね。

鶴島城と呼ばれる秀麗な天守は、当時のまま現存する貴重なもの。
現在の地に初めて天守が建造されたのは慶長6年(1601)藤堂高虎(とうどうたかとら)築城のときとされています。
城の外郭は上から見ると不等辺5角形をしており、随所に築城の名手と言われた高虎ならではの工夫が見受けられます。
高虎が今治に転封となってのち、奥州仙台藩主、伊達政宗の長子秀宗が宇和郡10万石を賜り、元和元年(1615)に入城。
2代宗利の時、天守以下城郭の大修理を行い、寛文11年(1671)に完成。
その姿を現在に残しています。

補足として、『宇和島城』の案内板に書かれていた説明文も記載記しておきます。
『宇和島城』案内板に書かれていた説明文画像

宇和島城は慶長元~6年(1596~1601)、築城の名手と呼ばれた藤堂高虎によって戦国時代の山城から近世の海城へと生まれ変わりました。
当時は大半が海に面する地形を巧みに活かした縄張りでした。石垣や天守、櫓は、元和元年(一六一五)に入部した伊達家により修築されますが、基本的な城構えは高虎時代のものを踏襲し
ています。
堀は全て埋められ、三之丸をはじめ総郭部分約28万㎡は失われていますが、本丸・二之丸等の郭を含む約10万㎡の城山は、国史跡(昭和12年)に、現存12天守の1つとなる天守は国重要文化財(昭和9年)、そして南側登城口城門の上り立ち門は市指定文化財(昭和38年)に指定されています。
また、城山には約四三〇種の草木が生い茂り、苔むした石垣群と織り成す幽玄の美の世界は、一間の価値があります。

こちらが『宇和島城』の外観です。
別名で「鶴島城」「板島城」「丸串城」ともよばれています。
日本に現存する12の天守閣「現存12天守」のひとつ。
城のタイプとしては、三重の「層塔型」です。
『宇和島城』外観画像
『宇和島城』上から見た地形図がこちら。
いびつな「五角形」をしているのがわかります。
この「五角形」という形状が、四角形平面の城と錯覚させる作りになっていて、攻守にわたって効果的に働いたそうです。
(画像は「宇和島市」の公式ホームページより引用 → 宇和島城(城山)について)
『宇和島城』城山まっぷ画像

『宇和島城』の場所と行き方

『宇和島城』の場所ですが、「宇和島駅」から近く、比較的アクセスがいい場所にあります。

「宇和島駅」から距離的には1.5キロくらい。
徒歩で約20分くらいです。
「宇和島駅」から『宇和島城』までの徒歩での行き方は、下記グーグルマップで。

「宇和島駅」から『宇和島城』までの車での行き方はこちら。
国道320号線を利用します。

『宇和島城』の見どころ

では『宇和島城』の外観から見ていきます。
こぶりなサイズでかわいらしいお城です。
『宇和島城』外観画像
天守のまわりを囲んでいる城壁は、いがいと高さと角度があります。
お堀は埋められていて、水はありません。
『宇和島城』本丸跡画像
こちらは「井戸丸」跡地。
井戸ですね。
『宇和島城』「井戸丸」跡地画像
こちらは、天守の下の土台の「天守台」。
石が隙間なくきれいに積み上げられています。
石を加工してから積み上げる「切りこみはぎ」という石の積み方ですね。
宇和島城の石垣は、ほかにも興味深いものがいろいろとありましたよ^^
『宇和島城』唐破風鬼瓦の九曜紋画像
こちらは、天守入り口上部の屋根。
唐破風鬼瓦には9つの丸印からなる「九曜紋」、中央部には竹と雀がモチーフの「竹ニ雀紋」と丸印に縦三本線の「竪三引両紋」が見られます。
この3つは、宇和島伊達家の家紋です。
『宇和島城』伊達家家紋「九曜紋」「竹ニ雀紋」「竪三引両紋」説明画像
『宇和島城』天守入り口上部の屋根画像
こちらは珍しい飾り瓦の「桃瓦」
『宇和島城』の屋根の南西の角に設置されています。
「桃」は魔除けの果物と言われていたり、縁起がよい果物と言われています。
まるまるとした水分を大量に含む桃は、昔から不老長寿の果物とされ、霊力を持つとも言われているようです。
『宇和島城』桃瓦画像
(宇和島にある古民家でも「桃」や「鯉」などの瓦を見ることができます → 「よなはら家の古民家日記~古民家建築の専門家 與那原浩のブログ~」)

こちらが宇和島城の内部。
城の中というより、古民家のような雰囲気。
『宇和島城』内部画像
お城に定番の甲冑。
豊臣秀吉・伊達秀宗・伊達政宗の甲冑レプリカです。
『宇和島城』豊臣秀吉・伊達秀宗・伊達政宗の甲冑レプリカ画像
これは『宇和島城』の10分の1スケールの骨組み模型。
よくできています。
『宇和島城』内部画像
窓の下の「鉄砲掛け」。
ガチガチの戦闘仕様にはなっていないようです。
『宇和島城』内部鉄砲掛け画像
天守閣名物の急階段。
写真がブレていて残念。
『宇和島城』急階段画像
こちらが、天守のてっぺんからみた景色。
宇和島湾のすばらしい景色が広がっています。
この景色が見たかった!
『宇和島城』天守のてっぺんからみた景色画像

宇和島城にある『茂本ヒデキチ』氏の墨絵!

宇和島城に行ったら、是非見てほしいものがあります。
それが、茂本ヒデキチ氏の墨絵です。
それがこちらの墨絵です。
『宇和島城』『茂本ヒデキチ』氏の墨絵画像
茂本ヒデキチ氏は、墨絵イラストレーター。
「墨」「筆」を活かしたスピード感あふれる独特のタッチ、その場で一気に書き上げるライブペイントで人気です。

この茂本ヒデキチ氏は、愛媛県松山市出身。
ですので、愛する地元愛媛県のために人肌脱いだということでしょうか。

屏風の左側は、伊達政宗と伊達秀宗。
伊達政宗は、あの仙台の独眼竜政宗です。
伊達秀宗は、伊達政宗の長男です。
長男なのに家督相続できず、伊予宇和島に来たというちょっとややこしい歴史あり。
なぜ「宇和島に伊達家?」と私も思いましたが、そういうことらしいです。
『宇和島城』『茂本ヒデキチ』氏の墨絵左側画像

屏風の右側は、宇和島城と宇和島の踊り。
『宇和島城』『茂本ヒデキチ』氏の墨絵右側画像

この『茂本ヒデキチ』氏が書いた墨絵の屏風。
近くで見ると、やはり圧倒的な迫力がありますね!
こういった展示物があると、宇和島城を新たな視点で見れますし、印象に残りますね。

茂本ヒデキチ氏の圧巻のパフォーマンスは、下記の動画で見ることができます。
(動画は公式のものです)

茂本ヒデキチ氏の公式ホームページ
http://www.hidekichi.com/top.html

宇和島城おまとめ

『宇和島城』はいかがでしたか?
『宇和島城』は、宇和島観光の目玉であり、歴史を知るには最適です。
「なぜ伊達家が宇和島に?」なんて歴史に思いを馳せてみるのもいいですね^^
「歴史マニア」や「城マニア」でなくても、すばらしい絶景が楽しめますので、宇和島に行ったときは、ぜひ足を運んでみてくださいね。

宇和島には、他にも「遊子水荷浦の段畑」という観光名所もありますよ。

「宇和島城」「遊子水荷浦の段畑」を観光したら、宇和島の美味しいグルメを楽しみましょう!
まずは定番の「鯛めし」と「じゃこてん」はおさえよう!

『宇和島城』の詳細

名称 宇和島城
住所 〒798-0060 宇和島市丸之内1・2・3
電話番号 0895-22-2832
営業時間 [開門] 10月~3月
4月~9月 6時~17時
6時~18時30分
[天守] 10月~3月
4月~9月 9時~16時
9時~17時
[郷土館] 9時~16時
休館日 [天守] 無休
[郷土館] 月曜日
入場料金 [天守] 大人200円/小・中学生100円 (※団体割引あり)
[郷土館] 無料
所要時間(JR宇和島駅起点) 徒歩の場合: 25分
(城山登山口まで10分⇒天守まで15分)
バスの場合: 3分(150円)
(南予文化会館前下車⇒城山登山口まで徒歩2分)
タクシーの場合: 550円
駐車場 有料(1時間100円)
公式ホームページ(宇和島市) https://www.city.uwajima.ehime.jp/site/uwajima-jo/