「国生み神話」の舞台となった島「おのころ島」の本命と言われるのが、淡路島「沼島」。
その理由の根拠のひとつとしてあげられるひとつのが、『おのころ神社』。
『おのころ神社』といえば、淡路島にある『おのころ島神社』のほうが有名。
「日本三大鳥居」の一つに数えられる巨大な鳥居がある淡路島の『おのころ島神社』に比べ、沼島のほうは雑木林のなかにひっそりと小さくたたずんでいる。
同じ名前、同じ神様を祀り、どちらにも「オノコロ島」発祥、国生みの聖地を名乗っています・・・
さあ、どっちが本物か^^
今回の記事は、圧倒的にマイナーなほうの「沼島」の『おのころ神社』について書いてみます!
2つの『おのころ神社』とは?
最初に、『おのころ神社』についてかんたんに書いておきますね。
冒頭に書いたように、『おのころ神社』と名乗る神社は2つあります。
淡路島にある『おのころ島神社』と沼島の『おのころ神社』です。
淡路島と沼島、その両方とも「「国生み神話」の発祥はうちだ!」「うちが最初だ!」と言っていますのでね。
なので、淡路島と沼島の両方に『おのころ神社』があるのです。
「ウィキペディア」には、淡路島のほうが『おのころ神社』として載っています^^
神社の概要については下記のように書かれています。
伊弉諾命(イザナギのミコト)・伊弉冉命(イザナミのミコト)を主祭神として菊理媛命(キクリヒメのミコト)を合祀する。当社が鎮座する丘が両神による国産み・神産みの舞台となった自凝島であると伝えている。このことから縁結びや安産などの御利益があるといわれる。
この中に書かれている「自凝」という漢字の読み方は、「おのころ」です。
読みかたがむずかしいので、一般的表記は「おのころ」とひらがな表記となっています。
ですので、『おのころ神社』は『自凝神社』と書きます。
『沼島』の港からの行き方
では、『おのころ神社』へのアクセス方法を書いていきますね。
「淡路島」から「沼島」への入り方については、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
船で沼島に到着したら、すぐ目の前にあるのが「沼島ターミナルセンター」。
ここが沼島観光の起点となります。
ここで沼島観光用のパンフレットをもらってください。
『おのころ神社』までのかんたんなルートが書かれています。
ただ、『おのころ神社』の入り口がちょっとわかりずらいので、下記のグーグルマップと記事で書いている行き方を参考にしてみてくださいね。
「沼島ターミナルセンター」を出て、『おのころ神社』方面へ。
海沿いを歩いていきます。
標識のとおりに歩きます。
「おのころ神社」と書かれた手書きの看板が出てきます。
矢印にしたがい、左の道(山側)へ行きます。
途中、こんなふうにワカメを干しているのどかな光景に出会いました^^
ここがわかりにくいポイント!
このトタンでできた物置みたいなものの手前を左に曲がります。
階段があるのでのぼります。
私はこの看板を見落とし、ちょっとウロウロしちゃいました。
このそばにいたおばちゃんと話したら、「迷う人がいっぱいいる」「だから看板作ったのにまだ迷う」って言っていました^^
この階段を登っていきます。
手入れしていない木がうっそうとした茂った中を歩いていきます。
この先に、日本発祥の伝説にからむ神社が本当にあるのか不安になりますが、ありますので大丈夫です。
はい、出てきましたよ「自凝神社(おのころじんじゃ)」!
神社の本殿は、心が折れそうになる階段の先にあります・・・
息切れしながら階段を登りきると、やっと鳥居に到着です。
ここからまだもう少し階段のぼります。
階段を登り切った先に鎮座するのが、こちらの社殿。
とてもシンプルです。
御朱印などはまったく期待できない無人感がただよっています。
いかにも「イザナギ」「イザナミ」的な絵がかざられています。
石碑には、「国生み神話」のことや、この山全体がご神体であるといったことが書かれています。
社殿の横から奥へ行くと、イザナギさんとイザナミさんが登場!
ちょっとマンガチックです。
記念の自撮り。
いい感じで光が入りました^^
『おのころ神社』の動画はこちら。
階段を上る前からイザナギさんとイザナミさんが登場するまで撮影しています。
見てみてくださいねー。
『おのころ神社』のおまとめ
『おのころ神社』のおまとめいかがでしたか?
小さいながらも、「沼島」の「国生み神話」の象徴でもある『おのころ神社』。
ご神体である山の中にひっそりとあり、あまり手を入れらていないのがいいかんじでした。
淡路島の『おのころ島神社』に行かれた人は、沼島の『おのころ神社』にも行ってみて両方の神社のよさを味わってほしいですね^^