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淡路島から『沼島』への行き方完全版!「車」「船」でどれくらいかかるの?

淡路島の南に浮かぶ小さな島『沼島(ぬしま)』

淡路島周辺の人しかおそらく聞いたこともなく、日本人のほとんどがその存在を知らず、「ぬましま」という読み方をしてしまうほどマイナーな島ですが、実はすごい島なのです!

「国生み神話」の舞台となった島として大本命であり(つまり日本発祥の地)、パワースポットとしても有名。
そして、絶好の磯釣りスポットでもあるのです♪

淡路島観光に行ったら、ぜひ足をのばしてほしいマニアックなスポットが「沼島」なのです。

今回の記事は、「沼島」への行き方だけに記事を絞ってがっつり書いてみました!

『沼島』とは?

最初にかんたんに、『沼島』について書いておきますね。

まずは、島のスペック的なことから。
ウィキペディア」より抜粋します。

沼島(ぬしま)は、淡路島の南4.6kmの紀伊水道北西部に浮かぶ兵庫県南あわじ市に属する島。面積2.71km2、周囲9.53km、 最高地点は117.2m。瀬戸内海国立公園の一部。人口520人(2012年11月末現在)。

勾玉形の島で北西側の真ん中に漁業中心の集落と沼島漁港があり、対岸の南あわじ市灘土生の土生(はぶ)港、 洲本市の洲本港との間を定期船で結ばれている。江戸時代末期に漁業や海運業で最も栄え、1955年(昭和30年)頃までは人口2,500人ほどを擁していたが、その後は人口流出が著しい。

中央構造線の南側に位置するため、淡路島とは異なり全島が三波川変成帯の結晶片岩によって構成され、南岸の海食崖には緑・白・黒など様々な縞模様が現れている。また珍しい同心円状の鞘型褶曲(さやがたしゅうきょく)も見られる。 崖下に磯が発達していることから磯釣りの名所でもある。

島の産業としては、漁業が中心ですね。
絶好の釣りのメッカとしても人気のようです。
夏は、海水浴場にも人が多く集まります。

これは、沼島の上空からの写真。
勾玉の形をしているのが特徴。
『淡路島から沼島への行き方・ルート』画像
次に、「国産み神話」に関すること。
こちらについては、沼島の公式ホームページから抜粋してみます。

「古事記」、「日本書紀」の神代巻、いわゆる“記紀神話”によると、天つ神がイザナギの命、イザナミの命の二神に神聖な沼矛(ぬぼこ)を授け、国造 りを命じました。この二神は、まず、天の浮橋に立ち、授かった矛で、混沌とした世界をかき回しました。潮をゴロゴロと鳴らし、引き上げた矛の先から、落ち た雫が固まって島となりました。これがオノコロ島です。この島にイザナギ・イザナミの二神が降り立って、夫婦の契りを結び、御柱と宮殿を建て、国土造成を されました。その舞台であるオノコロ島が、沼島となされています。

かんたんに言うと、「日本」という国を作ったと言い伝えがある伊弉諾尊(いざなきのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が、島を作ったときの最初の島「オノコロ島」が「沼島」と言われているということです。

ただ、このような「国生み」の舞台については、諸説あります。
「沼島」のほかに淡路島内で5ヵ所、全国では10ヵ所を超える候補地があるそうです。
なかでも「沼島」が、「おのころ神社」などを有していることから、最有力候補地とされています。

「国生み」についてご興味ある方は、「古事記」「日本書紀」などのむずかしいものでなく、絵本から知識を得るのがいいでしょう。
こちらの絵本は、監修に古事記研究の第一人者三浦佑之氏、文にファンタジー文学の旗手荻原規子先生、絵に斎藤隆夫先生などを迎えて作られた本格的な1冊です。

『沼島』の場所と行き方

では、「沼島」のアクセス方法。
「沼島」へ行くには、まず大前提として淡路島経由になります。
淡路島から船で「沼島」に渡るというアクセス方法です。

「淡路島」から「沼島」へ船で行く場合

淡路島」から「沼島」へ船で行く場合、淡路島の南にある「土生(はぶ)港」から出ている定期船(通称「灘線」)で行きます。
(以前は「洲本港」からも出ていましたが、利用者減少につき休止となりました)
『淡路島から沼島への行き方・ルート』画像
淡路島から出ている定期船は、沼島汽船が運行しています。
「灘線(沼島~淡路島土)」1つのみのルートです。
使用船舶は、「しまかぜ」「しまちどり」。

定期船は、毎日運航しています。
1日「10便」出ています。

乗船時間・所要時間は「10分」!
あっという間に着いちゃいます^^

「淡路島~沼島」便(沼島汽船)の時刻表は、下記。

*時刻表は変更(増便含む)となる場合もあります。
乗船前に、必ず沼島汽船の公式サイトにて再確認いただきますようお願いいたします!
下記リンクをクリックすると、最新の時刻表を確認できます。

http://nushima-yoshijin.jp/go_kisen

『淡路島から沼島への行き方・ルート』時刻表画像
「沼島」発「淡路島土生」行きの時刻表
沼島発 淡路島土生行き
1 6:20 6:30
2 7:25 7:35
3 8:30 8:40
4 9:50 10:00
5 11:20 11:30
6 13:20 13:30
7 14:40 14:50
8 15:50 16:00
9 17:40 17:50
10 18:30 18:40
「沼島」発「淡路島土生」行きの時刻表
淡路島土生発 沼島行き
1 7:00 7:10
2 7:50 8:00
3 9:00 9:10
4 10:30 10:40
5 11:50 12:00
6 13:50 14:00
7 15:10 15:20
8 16:30 16:40
9 18:05 18:15
10 19:00 19:10

運賃は、片道「大人470円(子ども240円)」。
往復切符を買うと、すこし割安になって「大人900円(子ども460円)」
とくに理由がなければ、往復チケットを買いましょう。

手荷物の大きさによっては、別途有料となる場合があります。
・10キロ以下:270円
・10キロ~20キロ:550円
・20キロ~30キロ:820円
『淡路島から沼島への行き方・ルート』画像

毎日の運行状況については、下記沼島の公式ホームページにて毎日アップデートされています。
⇒ http://nushima-yoshijin.jp/go_kisen

「沼島」まで車で行く場合

有料道路「神戸淡路鳴門自動車道」を使うのが、早くてわかりやすいです。
有料道路利用区間は、「淡路IC」から「西淡三原IC」。
「西淡三原IC」を出て左折、県道31号線(国道28号線と交差後、県道76号線)を真っ直ぐ進むと「土生(はぶ)港」の沼島気船のりばに到着します。

「淡路IC」から「土生(はぶ)港」までの距離は、約91キロ。
渋滞にはまらなければ、約1時間30分程度で着きます。
船の乗船時間から余裕をもって時間を逆算してくださいね。

建物の横に、駐車場あります(有料)。
淡路島「灘ターミナルセンター」駐車場画像
駐車料金は、1日500円です。
淡路島「灘ターミナルセンター」駐車場画像
ストリートビューを載せておきます。
ここに写っている「沼島気船のりば」がゴールです。

「沼島」までバスで行く場合

バスでも行けるようですが、けっこう時間がかかりますし、ちょっと面倒ですね。
でも行けることは行けます。

ルートは下記の2つ。

・神姫三宮バスターミナル発
神姫三宮バスターミナル発→陸の港西淡着→らんらんバス陸の港西淡発→沼島汽船場前着→土生発→沼島着

9:25→10:43→10:55→11:52→11:55→12:05

・高速舞子発
高速舞子発→高速志知着徒歩すぐ陸の港西淡→らんらんバス陸の港西淡発→沼島汽船場前着→土生発→沼島着

12:55→13:49→14:05→15:02→15:10→15:20

「らんらんバス」というのは、淡路島のコミュニティバス(みなと観光バス)です。
公式ホームページのURL載せておきます。
⇒ http://minatokankobus.com/lanrun/

『沼島汽船』に乗ってみた!

では、ここからは沼島にわたる「沼島汽船」について書いていきますね。

こちらが、土生(はぶ)港にある沼島気船の乗り場。
『淡路島から沼島への行き方・ルート』「灘ターミナルセンター」画像
「灘ターミナルセンター」といいます。
『淡路島から沼島への行き方・ルート』「灘ターミナルセンター」画像
この「灘ターミナルセンター」の中で、乗車券を購入します。
ここが乗車券売り場。
『淡路島から沼島への行き方・ルート』「灘ターミナルセンター」乗車券売り場画像
乗車券売り場では、淡路島名産の「大江のり」「天草」などのお土産も売っています(ちょっと安いかな)。
『淡路島から沼島への行き方・ルート』「灘ターミナルセンター」土産物売り場画像

通常定期便は、1日10便のみ。
沼島汽船時刻表画像
切符の販売は、船が出る20分前から販売開始します。
『淡路島から沼島への行き方・ルート』「灘ターミナルセンター」窓口画像
こちらが往復乗車券。
『淡路島から沼島への行き方・ルート』「灘ターミナルセンター」往復乗車券画像
船に乗るまでの間、建物の中に貼られている沼島の情報をチェックしておきましょう。
意外に勉強になります^^
『淡路島から沼島への行き方・ルート』「灘ターミナルセンター」館内画像
『淡路島から沼島への行き方・ルート』「灘ターミナルセンター」館内画像
『淡路島から沼島への行き方・ルート』「灘ターミナルセンター」館内画像
時間になったら、建物を出て乗り場へ移動します。
建物の目の前に、乗り場へ行く道がありますので、迷う心配はありません^^
『淡路島から沼島への行き方・ルート』画像
『淡路島から沼島への行き方・ルート』画像
これが「しまちどり」号。
最大搭載人員は、旅客「82人」。
そこそこのサイズなので、心配するほど揺れません。
『淡路島から沼島への行き方・ルート』沼島汽船「しまちどり」号画像
『淡路島から沼島への行き方・ルート』沼島汽船「しまちどり」号画像
約10分の船旅^^
『淡路島から沼島への行き方・ルート』画像
あっという間に「沼島」到着~~♪
『淡路島から沼島への行き方・ルート』画像
『淡路島から沼島への行き方・ルート』画像
ここが「沼島ターミナルセンター」。
ちっちゃくてもターミナルセンターです。
「沼島ターミナルセンター」画像
「沼島ターミナルセンター」画像
「沼島ターミナルセンター」の中はこんな感じ。
『淡路島から沼島への行き方・ルート』画像
この「沼島ターミナルセンター」で、必ず見てほしいものがあります。
それが、「さや状褶曲(さやじょうしゅうきょく)」という珍しい岩です。
「沼島ターミナルセンター」の「さや状褶曲」の岩画像
「1億年前の地球のしわ」と呼ばれ、沼島以外ではフランスで1ヶ所発見されているだけ。
この岩はたまたま民家の庭にあったものだそうで、ここで見て触ることができます。
(観光名所としての「さや状褶曲」は、船でないと見れません)
「沼島ターミナルセンター」「さや状褶曲」の岩画像
「沼島ターミナルセンター」「さや状褶曲」の岩画像
あとは、この「沼島ターミナルセンター」で沼島観光用のパンフレットをもらってください。
いくつかの散策ルートが書かれていて便利です。
『淡路島から沼島への行き方・ルート』沼島観光用のパンフレット画像
『淡路島から沼島への行き方・ルート』沼島観光用のパンフレット画像
「沼島」観光の見どころについては、また別途記事を書きますね。

『沼島』の行き方おまとめ

「沼島」のおまとめいかがでしたか?
「沼島」に行くには、やはり車がないと不便ですね。
淡路島には、電車は走っていませんし、バスも限られていますので、「土生(はぶ)港」まで行く移動手段が限られます。
うまくルートを考えてみてくださいね。
「沼島」は、釣りも楽しめますし、「神立神岩(かみたてがみいわ)」などの見どころスポットもあります。
ぜひ淡路島から足をのばしてみてくださいね!

伊丹空港、神戸から淡路島への行き方は、下記の記事を参考にしてみてくださいね。

沼島汽船のりば詳細

名称 沼島汽船のりば「灘ターミナルセンター」
住所 兵庫県南あわじ市灘土生1-10
地図