ロシアで危険な『自撮り(セルフィー)』による死亡事故が多発!
ついにロシア当局が、その安全運動に動き出しました!
日本でも、ディズニーランドが「自撮り棒(セルカ棒・セルフィースティック)」の使用を禁止しましたね。
http://www.tokyodisneyresort.jp/guide/caution/forguest.html
ロシアでは、日本以上に大きな問題となっているようです。
『自撮り(セルフィー)』にはどんな危険性があるのでしょうか?
今日は、ロシアで起きた『自撮り(セルフィー)』による死亡事故とロシア当局の対策についてまとめてみました!
『自撮り』事故が続出のロシア!
ロシアの「国営タス通信(TACC)」の2015年7月8日(水)発表のニュースによると、今年に入って「自撮り」関連の事故は約100件発生。
10人以上が死亡したと伝えています。
そして、モスクワの住人にも注意を呼び掛けています。
http://tass.ru/obschestvo/2101678
http://tass.ru/obschestvo/2098803
そして、2つの事例を紹介しています。
・リャザン(Ryazan)州で、10代の若者が鉄道の橋によじ登ってセルフィーを撮ろうとして送電線に触れて感電死。
・モスクワの21歳の女性が自分の頭に銃を構えて自撮りをし、誤って自分の頭を撃って負傷。
こんな感じでよじ登って・・・
感電!!!
このような事故が多発したので、ついにロシア当局が動き出したということです。
ロシア内務省が作った『自撮り安全マニュアル』がこれだ!
ということで、ロシア内務省は『自撮り』の注意を呼びかけるパンフレットを作成しました。
パンフレットの表紙に書かれている「селфи」という文字が、「セルフィー」というロシア語です。
これは、担当のエレーナ・アレクセーワさん(Елена Алексеева)による記者会見。
「勘弁してよ!」って顔してます。
パンフレットは、ピクトグラムを使ってわかりやすくかかれています。
この鉄道が書かれたピクトグラムの説明には、リャザンでの事故についての説明が書かれています。
このピストルが書かれたピクトグラムの説明には、21歳のモスクワ女性の事故についての説明が書かれています。
この送電線が書かれたピクトグラムの説明には、モスクワ近郊で子供が起こした事故についての説明が書かれています。
このロシア語のパンフは下記からダウンロードできます。
https://mvd.ru/upload/site1/folder_page/006/158/477/Selfie2015.pdf
こうやってみると、『自撮り(セルフィー)』って結構危険なのですね・・・
注意しながら使わないといけませんね。
最後にこちら。
記者会見後のエレーナさん。
会見場でさっそく笑顔で自撮り・・・
ロシア現地でのニュース動画もどうぞ。
これは評判のよい「自撮り棒(セルカ棒・セルフィースティック)」。