旅の楽しみは、なんといったも食べ物!
せっかくならローカルらしい美味しい食べ物を楽しみたいですよね!
長崎は、外国との唯一の入り口だったという歴史と、海と山に囲まれた新鮮で豊かな食材に恵まれているということもあり、独特の食文化が発達しています。
今回は、そんな長崎のおすすめグルメをご紹介します!
目次
長崎ちゃんぽん
長崎と言えば、『長崎ちゃんぽん』!
定番中の定番ですね!
具の種類やスープの味や濃さも店ごとで全然違います。
地元本場の味を楽しんじゃいましょう!
こちらの『長崎ちゃんぽん』は、福山雅治さんも行きつけのお店「思案橋ラーメン」さんの一品。
しっかりと濃い目の味ながらも、全くしつこくない味。
麺はしっかりとした太麺で食べ応え有り。
福山雅治さんは、にんにくたっぷりの「爆弾ちゃんぽん」を注文するそうです。
私のはにんにくが苦手なので普通のもので。
こちらの『長崎ちゃんぽん』は「天天有」さんの一品。
「トロ~リ」ととろみのついたスープは、ダシの味がしっかりと出ています。
タンメンのような一品です。
「天天有」さんは、昭和初期から続く老舗で、舌の超えた地元の人に愛される路地裏の中華料理店です。
本場の「長崎ちゃんぽん」は、濃くてしょっぱいスープをイメージしていましたが、そんなことはありませんでしたね。
もっちりした麺との相性がいいですね。
深夜に〆のちゃんぽんを食べている人が多かったのにはちょっとびっくり。
食べたお店の詳細
店名 | 思案橋ラーメン |
住所 | 長崎県長崎市浜町6-17 |
電話番号 | 0958-23-1344 |
営業時間 | 11:30~翌4:00 |
定休日 | 不定休 |
地図 |
店名 | 天天有(てんてんゆう) |
住所 | 長崎県長崎市本石灰町2-14 |
電話番号 | 095-821-1911 |
営業時間 | 11:00~24:00(L.O.23:30) |
定休日 | 第2・3・4水曜日 |
地図 |
皿うどん
『長崎ちゃんぽん』の汁無しバージョンとして発案されたのが『皿うどん』。
麺は、『長崎ちゃんぽん』と同じ麺か、揚げてあるパリパリした細麺の2種類から選べるところが多いです。
地元の人でも好みがあるようで、どっちが定番とかはないそうです。
こちらの『皿うどん』は「康楽」さんの一品。
名前は「そぼろ皿うどん」。
「そぼろ」とは、具だくさんバージョンのこと。
麺は、細めのパリパリタイプを選びました。
写真でわかりますかね?
人参がバットマンの形になっています。
丁寧な仕事ですね。
本格的な中華料理といった一品で、とても完成度が高いです。
こちらの「康楽」さんでは、おすすめの皿うどんの食べ方を教えてくれました。
それは、最初はそのまま食べて、半分くらい食べたら「金蝶ソース」をかけて食べるというもの。
「金蝶ソース」とは、長崎の醤油メーカー「チョーコー醤油」が出している長崎ローカルのソース。
長崎県民の冷蔵には必ず入っているそうです。
味は、ウスターソースみたいな感じですね。
『皿うどん』にかけると、焼きそばのような味になります^^
食べたお店の詳細
店名 | 康楽(かんろ) |
住所 | 長崎県長崎市本石灰町2-18 |
電話番号 | 095-821-0373 |
営業時間 | 17:00~23:30 |
定休日 | 月曜日 |
地図 |
トルコライス
『トルコライス』とは、「とんかつ」「ピラフ」「スパゲティ」という人気の洋食がワンプレートに盛られているのが基本的なスタイル。
「大人のお子様ランチ」的なもので、お店によってもかなりバリエーションが違います。
こちらの『トルコライス』は、九州最古の喫茶店「ツル茶ん」さんの一品。
「カツカレー」&「ナポリタン」というスタンダードな「トルコライス」。
メニューには、たくさんの種類のトルコライスあり。
味は別に特別なものではありません。
食べたお店の詳細
店名 | ツル茶ん(つるちゃん) |
住所 | 長崎県長崎市油屋町2-47 |
電話番号 | 095-824-2679 |
営業時間 | 9:00~22:00 |
定休日 | 無休 |
地図 |
海の幸
三方を海に囲まれた長崎県は、『海の幸』が豊富!
鮮度も味も抜群!
金額で全国第2位。量で全国7位という日本を代表する漁場です。
とくにサバとアジの水揚げ量は日本有数。
是非、地魚の刺身を食べることをおすすめ!
こちらはホテルの人から教えていただいた地元の人に人気の居酒屋さんでの刺身盛り合わせ。
この盛り合わせのなかでも、イカとタコは絶品でした!
ひと口餃子
長崎名物のひとつ、そして県民食とも言われる『ひと口餃子』。
焼き餃子とスープ餃子があります。
こちらの『ひと口餃子』は「長崎宝雲亭本店」さんの一品。
薄皮でパリッとした皮の餃子は、ビールとの相性抜群!
パクパクと食べ進んでしまいます。
奥に見えているのは、もうひとつの名物「キモテキ(レバー焼き)」。
店内では、ベトナムの留学生の子たちが一生懸命働いています^^
食べたお店の詳細
店名 | 一口ギョーザ 長崎宝雲亭本店 |
住所 | 長崎県長崎市銅座町15-13 1F |
電話番号 | 095-823-4042 |
営業時間 | 18:00~翌1:00 |
定休日 | 不定休 |
地図 |
カステラ
長崎を代表するお菓子『カステラ』。
「文明堂」も「福砂屋」も長崎に本店があります。
他にもたくさんのカステラを作っているお店があるので、カステラ好きにはたまりませんね^^
長崎の人に聞いたところ、長崎にしか売っていないカステラもたくさんあるそうです。
「ザボンカステラ」「メロンカステラ」「イチゴカステラ」といった味のカステラもありました。
最近は、個包装のものも売っているので便利ですね。
お店の人に美味しい食べ方を聞いてみたところ、長崎の人は冷やして食べたり、バターやあんこをつけて食べたりするそうですよ。
あと、カステラで「五三焼」というものがあります。
普通のカステラとは別に「五三焼」というのがあるのです。
これは、「卵黄と卵白の割合」「桐の家紋から」など諸説あるようですが、カステラ屋さんのご主人に実際に聞いたら「卵5:小麦粉3」から来ていると教えてくれました。
(「残りの2は何ですか?」と聞いたら「わからない」と言われました)
ハトシ
長崎発のファーストフードと言われているのが『ハトシ』。
エビのすり身をパンに挟んで揚げたものです。
ファーストフードというふうに言われていますが、実は長崎の郷土料理である「卓袱料理(しっぽく)」の一品。
本来三角形のものを、食べやすく棒状に改良したもの。
下記で紹介するお店以外でも、空港などのお土産屋さんでも、揚げる前のものが販売されています。
こちらの『ハトシ』は、地元長崎の老舗かまぼこ屋「まるなか本舗」さんの一品。
長崎駅前の「アミュプラザ」の売り場でパクッと食べることができます。
売り場のお兄さんいわく、やはり「ハトシ」は1番人気のようです。
思ったより脂っこくなくて、エビの味もしっかりと感じました。
こちらの『ハトシ』は、卓袱料理のお店「山ぐち仕出し店」さんの一品。
10分くらい待つ時間があれば、アツアツの揚げたて「ハトシ」を出してくれます。
アツアツはやっぱりうまい!
ビールが欲しかった^^
食べたお店の詳細
店名 | 練物・海産物 まるなか本舗 アミュ プラザ長崎店 |
住所 | 長崎県長崎市尾上町1-1 アミュプラザ長崎 1F |
電話番号 | 095-808-1138 |
営業時間 | 8:30~20:00 |
定休日 | 不定休 |
地図 |
店名 | 山ぐち仕出し店 |
住所 | 長崎県長崎市万才町10-12 山口ビル 1F |
電話番号 | 095-822-1384 |
営業時間 | 9:30~17:30 |
定休日 | 日曜日 |
地図 |
鯨料理
長崎は、昔から鯨を大量に食していたという『鯨料理』文化があります。
鯨肉を販売しているおばさんに聞いたところ、鯨は「縁起物」だそうです。
だから、「大きい鯨の肉を食べるのは縁起がいいんだ」と言っていました^^
これは、そのお店で買った「くじらカツパン」。
竜田揚げは食べたことありましたが、鯨のカツは初めて。
黒っぽくて硬めの肉はまさに鯨^^
これはスーパーに売っていた鯨の食品。
見たこともないようなラインナップ^^
パッケージの裏を見ると、「ミンククジラ」「ナガス鯨」「イワシ鯨」「ニタリ鯨」といろいろな鯨が使われています。
完全に鯨が生活に根付いていますね。
こちらは昔懐かしい「鯨ベーコン」
この「オバ鯨」というのは、「尾羽(おば)」という尾っぽのあたりの白い部位のようです。
「じゃが煮鯨」というのは、脂身を塩漬けにしたもの。
野菜などと一緒に煮込むそうです。
からすみ
日本三大珍味のひとつ『からすみ』。
ボラの卵巣の塩漬けです。
日本の「からすみ」の発祥と言われるのが、長崎県にある「高野屋」さん。
からすみの元祖のお店と言われています。
創業はなんと延宝三年(1675年)!
これがお店にならんでいた1番高価なからすみ。
なんと22,000円!
お店では、「長崎産」「国産」「海外産」の「からすみ」を売っています。
長崎産が一番高価です^^
私はこちらのお試し用の「長崎産からすみ」を購入。
変な脂っこさがなく、繊細な味。
鮮度の高い良質な卵巣を使っているのだと思います。
日本酒にばっちり!
(長崎産と国産を食べ比べしましたが、やはり「長崎産」に軍配!)
食べたお店の詳細
店名 | からすみ元祖高野屋 |
住所 | 長崎県長崎市築町1番16号 |
電話番号 | 095-822-6554 |
地図 |
ちりんちりんアイス
『ちりんちりんアイス』は、長崎の夏の風物詩。
「平和記念公園」や「眼鏡橋」「出島」「グラバー園」といった観光名所の場所で食べることができます。
「前田冷菓」さんというメーカーが製造、移動販売しているようです。
特徴は、このバラの形!
ヘラを使ってあっという間にきれいに作ってくれます。
味はさっぱりとしたミルクシャーベット味(氷菓になるみたいです)。
販売していたおばちゃんに聞いたら、11月15日くらいまで販売するそうです。
ちりんちりんアイスの移動販売出店場所は、下記前田冷菓さんのホームページにて確認できます。
http://www.maedaice.com/
長崎おでん
長崎の料理の特徴は、トビウオを使ったアゴだしスープ。
このスープをベースに、新鮮な魚を使った練り物などを中心に煮込んでいるのが『長崎おでん』。
こちらの『長崎おでん』は、ちゃんぽんとところでもご紹介した福山雅治さんも行きつけのお店「思案橋ラーメン」さんの一品。
煮込みのように濃い色に煮詰まったスープの味が、具にしっかりとしみ込んでいます^^
具の名前は忘れましたが、長崎らしいものと注文したらやはり練り物でした(^_^;
ちなみに、この『長崎おでん』はそれほど古いものではないそうです。
この2~3年に盛り上がってきたものだそうです。
これからが楽しみな長崎グルメですね。
練り物
長崎は、「かまぼこ」「ちくわ」といった魚の加工品、いわゆる『練り物』がすごく充実しています。
見たことも聞いたことがないような練り物がスーパーに並んでいます。
消費量はなんと全国1位!
新鮮な魚も食べるし、練り物を食べる^^
上記で紹介している「長崎ちゃんぽん」「皿うどん」「ハトシ」「長崎おでん」にも練り物が入っていますね。
これはスーパーで購入した「式見かまぼこ」。
スーパーのものでも普通に美味しいです^^
これは同じくスーパーで購入した長崎の老舗「宮嶋竹輪」の「みやじまちくわ」。
他にも「牧島ちくわ」という有名な巨大ちくわがあるらしいです。
長崎の練り物文化恐るべし。
五島うどん
『五島うどん』は、日本三大うどんのひとつ。
全く知りませんでしたが(^_^;
(ホテルのお兄さんは、「五島うどん」が「日本三大うどん」のひとつと全く疑っていないと言っていました)
『五島うどん』の特徴は、その食感。
細目のつやつやした麺が「つるんっ!」と口の中を通り抜けるその食感。
コシの強さが自慢の「讃岐うどん」とは全く違います。
アゴダしがベースのめんつゆでいただきます。
こちらの『五島うどん』は、人気店「王道庵」さんの一品。
『五島うどん』といえば、「地獄炊き」と言われる「鉄鍋」を使った「釜揚げうどん」が定番ですが、今回はアゴダしのスープの味も楽しみたかったのでシンプルな「かけ」で。
アゴダしがベースのめんつゆは、上品でほんのり甘く、麺との相性ばっちり。
スーパーに行けば、『五島うどん』が当たり前のように並んでいます。
ついでですが、『島原そうめん』も当たり前のように並んでいます。
食べたお店の詳細
店名 | 王道庵 |
住所 | 長崎県長崎市本石灰町1-11 |
電話番号 | 非公開 |
営業時間 | 19:00~翌6:00 |
定休日 |
大村寿司
長崎県の大村市に伝わる郷土料理。
『大村寿司』を簡単にいうと、四角い「ちらし寿司」です。
お店のかたに聞いたところ、刀を使って切っていたことからこの形になったそうです。
お祝い事があるときにはよく作るものだそうです。
この『大村寿司』は空港の売店で購入しました。
大村市は、ちょうど長崎空港がある市ですからね^^
いかがでしたでしょうか、長崎グルメ!
独特の食文化が根付いている街ですね!
長崎に行ったときは是非美味しいものをたくさん食べて笑顔になってきてくださいね♪