こんにちは、Ken(@kanyesina)です!
モスクワは、わたしが8年住んでいた第2の故郷。
先日ちょっくら行ってきました。
で、モスクワに行くと食べたくなるのがグルジア料理。
ロシアはグルジアとの付き合いが古く(良いか悪いかは置いておいて)、グルジア人も多くいます。
ですので、日本ではまだまだ数少ない美味しい本場のグルジア料理が食べられるのですね。
はっきり言って、ロシア料理よりグルジア料理のほうがだんぜん美味いです♪
ロシア人も、グルジア料理は大好きです(グルジア人が好きかどうかは別)。
とうことで今回ご紹介するのは、モスクワのグルジア料理店『EZO』。
モスクワ最大の観光名所「赤の広場」から徒歩で行ける場所にあるので、場所はとにかく最高。
カフェスタイルで利用できるカジュアルなお店なので、値段も手頃。
ちょっとグルジア料理を食べてみたいというときにもぴったり。
そして、インパクトばっちりのハチャープリも食べられる!
では、モスクワのグルジア料理店『EZO』に行ってきたレビューを書いてみます!
*最近はグルジアを「ジョージア」と言うことが多いですが、本記事では「グルジア」という書き方で統一させていただきます。
グルジア料理店『EZO』の場所と行き方
では、モスクワのグルジア料理店『EZO』の場所と行き方から書きますね。
場所は、赤の広場の最寄り駅である「アホートヌイリャト駅(Охотный ряд・Okhotnyy Ryad)」から徒歩10分弱くらい。
ボリショイ劇場からは5分くらいの場所にあります。
もう少し細かく書くと、「モスクワ芸術座劇場」のある通り「カメルゲルスキ通り(Kamergerskiy Pereulok)」にあります。
この通りには劇場が多く、非常に美しい通り。
散歩に最適♪
ストリートビューを貼っておきますので、ぜひ見てみてください~
モスクワのグルジア料理店『EZO』のレビュー
では、グルジア料理店『EZO』のレビューを書いていきますね。
こちらがグルジア料理店『EZO』の外観。
鮮やかなグリーンで書かれた『EZO』という文字が目印。
お隣は「KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)」です。
『EZO』という文字の前に書かれている「Грузинская кухня(グルジンスカヤ クーフニャ)」というのは、「グルジア料理」という意味のロシア語ですね。
大きな窓からたっぷりの光が入る開放的な店内。
スタイリッシュで、コテコテなグルジアっぽさはなし。
今回わたしが注文したのは、本当にベタで定番のグルジア料理。
「グルジア料理は初めて」という初心者であれば、わたしと同じ注文をすればOKです^^
まずは飲み物。
やっぱりグルジアといえばグルジアワイン!
グルジアはワイン発祥の地と言われていますからね。
最近日本でも手に入りやすくなってきていますね。
『EZO』では、グラスワインで2種類のグルジアワイン(赤)がありました。
「アラザニ」と「サペラヴィ」ですね。
わたしは「サペラヴィ」を注文。
「サペラヴィ」というのはブドウの品種「サペラヴィ種」からきている名前です。
「サペラヴィ種」は、数あるブドウの原種と言われています。
適度な重みとスパイシーさがあり、お肉やチーズなどと相性がいいですね。
とくに渋みや甘みもなく、普通に美味しい赤ワインでした。
まずは前菜。
「Бадриджаны с орехами(バクラジャンヌイ・ス・アレファミ)」。
「Бадриджан」はナス、「орех」はクルミ。
ですので、日本語でいえば「ナスのクルミペースト巻」という訳になるかな。
これはぜひ食べてもらいたいグルジア料理を代表する前菜。
ザクロが添えられていることが多いです。
あー、うまい!
ねっとりとした濃厚なクルミペーストと、とろっとやわらかくなった揚げナスが、口の中で混ざりあってとろけていきます。
そして、それぞれの素材がもつ甘みが口いっぱいに広がります。
ナスとクルミってこんなに相性がいいんだとびっくりしますよ。
ちなみに「ナスのクルミペースト巻」は、冷たい前菜です。
次は、グルジア版水餃子というか小籠包ともいえる「Хинкали(ヒンカリ)」。
これもはずせない!
「EZO」では、1個から注文できます(1個65ルーブル・約130円)。
中の具の肉は、牛肉、豚肉、羊肉、鶏肉から選べます。
わたしはもちろん羊肉で注文。
見てください、このヒンカリのヒダの厚さを!
繊細さではなく、重厚感を感じる皮。
小さいながらも、551蓬莱の豚まんにも負けない皮の存在感。
このむちむちっとした食感がたまらないんですよね。
クセの強い羊肉からあふれ出る肉汁!
それを受け止める分厚い皮。
「ばくり!」とほおばると、強烈な羊肉の脂が口いっぱいに広がります。
スパイシーな味付けが、いかにも中央アジア。
それをグルジアワインで流し込む。
うまし!
そして最後は、「Хачапури(ハチャプリ)」。
グルジアのチーズパンですね。
独特な形のパンに、たっぷりのチーズと生卵。
とにかくこのビジュアルがインパクト大!
まるで目玉みたいです。
ハチャプリはいろんなタイプがあるのですが、この生卵が乗っているタイプがいちばんインスタ映えします(笑)
この生卵が乗っているタイプのハチャプリは、「Хачапури по-аджарски(ハチャプリ パ アジャルスキー)」というタイプのもの。
「アジャリヤ」とか「アジャルスキー」とか「アジャルリ」とも呼ばれます。
アジャリア自治共和国のあたりのものという意味ですね。
のせてある生卵を崩して、熱々とろとろのチーズとまぜまぜ。
どろんどろんになったチーズを、パンですくいながら食べます。
チーズがびよーんと伸びて、まるでピザ。
どう考えてもうまいでしょって。
「EZO」では、このアジャリアタイプのハチャープリ以外のハチャープリも注文できます。
ほうれん草が入ったものや、燻製タイプのものなどがあります。
ただ、生卵が載っていないハチャープリはスーパーマーケットでも売っています。
生卵が載っているタイプは、レストランでしか食べられないので、ぜひチャレンジしてほしいですね。
ハチャープリが載っている「EZO」のメニューページはこちら。
いろんなタイプのハチャープリがあるのがわかります。
⇒ http://cafe-ezo.ru/muchnue-zakusku<
『EZO』まとめ
モスクワの中心部にあり、非常に使い勝手のいいグルジア料理店『EZO』。
値段は手頃、お店は明るくて清潔、クレジットカードも使えるので、女性観光客でも入りやすいお店ですね。
けっこう老舗のグルジア料理店だと、味も個性もクセが強かったりします。
『EZO』のグルジア料理は、クセが強くなくライトで食べやすい。
モスクワ観光で、「ちょっとロシア料理に飽きたなー」「目玉みたいなハチャープリ食べたいなー」と思ったら寄ってみるのにぴったりかな。
『EZO』詳細
店名 | EZO |
住所 | Kamergerskiy Pereulok, 6с1, Moscow, Russia, 125009 |
電話番号 | +7 (967) 022-77-07 |
営業時間 | 12:00~24:00まで営業 |
公式サイト | http://cafe-ezo.ru/ |
地図 |