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御蔵島が5分でわかる!【御蔵島の豆知識・名物・名産情報おまとめ編】

御蔵島が5分でわかる!【御蔵島の豆知識・名物・名産情報おまとめ編】

先日、伊豆諸島の『御蔵島』『イルカウォッチング』に行ってきました!

御蔵島は、世界有数の野生イルカの生息地であり、極上の「イルカウォッチング」が楽しめる場所。

そんな御蔵島の「イルカウォッチング」の魅力を、5回にわたってお伝えしていきたいと思います!

今回は3回目として、御蔵島が5分でわかる!【御蔵島の豆知識・名物・名産情報おまとめ編】をお送りします!

この情報をおさえておけば、より一層御蔵島の「イルカウォッチング」を楽しめますよ!

パート①はこちら→御蔵島のイルカウォッチングが5分でわかる!【ドルフィンスイム初級者編】
パート②はこちら→御蔵島のイルカツアーが5分でわかる!【行き方(アクセス)&宿の予約方法まるわかり編】

御蔵島「イルカウォッチング&ドルフィンスイム」画像

『御蔵島』ってどこにあるの?

まず、『御蔵島』自体について。

『御蔵島』は、東京から南へ約200キロの場所にあります。
三宅島からは、南へ18kmという位置です。
伊豆諸島の1つですが、住所は「東京都」です。
御蔵島の位置画像

島の周囲は、約16キロ。
標高は、851メートル(島の中央にある御山)。
(下の地図は、東海汽船さんのHPよりお借りしました)
御蔵島の全体像画像
このように、島の大部分が原生林でおおわれています。
絶対に人が入ったことがないだろうといった佇まいです。
御蔵島の原生林画像
御蔵島の原生林画像
島の周囲も、このように切り立った崖がほとんど。
御蔵島の原生林画像
豊かな原生林のおかげで、大変水にめぐまれています。
こんな感じで、島のいたるところに滝があり、海に水が流れ出ています。
伊豆諸島で唯一、水力発電が可能な島なのだそうです。
御蔵島の白滝画像
この海と山がもたらす豊かな自然のめぐみが、御蔵島の大きな魅力であり、資産ですね。

この貴重な自然環境を守るために、平成16年から東京都と御蔵島で「エコツーリズム」が制定されました。
これはどういうことかというと、イルカウォッチングをするにも、山を散策するにも東京都の公認ガイドが同伴しないとだめということです。
東京都環境局ホームページ:御蔵島のエコツーリズム

『御蔵島』ってどれくらい人が住んでいるの?

御蔵島の人口は、172世帯で313名。
男性が175名、女性が138名です(平成27年8月1日現在)。
かなり少ないですね。

最近では、イルカツアーなどの観光も盛んになり、増加傾向にあるようです。
御蔵島の行政としては、500人まで増やす計画を立てています。
(→御蔵島村第3次基本計画

ですが、昔の御蔵島では人口を制限してきたという歴史があります。
「二十八軒衆」という、御蔵島に居住していた28戸以外の人の転入を厳しく制限し、土地の相続に関しても長男以外には認めないという島独自の制度がありました。
所帯制限ですね。
具体的には、100人以上島民を増やさないようにしていたそうです。

ですので、次男以下は御蔵島で所帯を持てないので、他の島に行くしかなかったそうです。
もちろん、長男に嫁ぐことができない女性もその制度の影響をうけていました。

島は、食糧生産も収入も少なく、人口増が飢餓につながるということもあり、このような制度をつくり、バランスをとってきたようです。
島が生き残っていくための独特のルールとはいえ、なんともすごいルールが存在したのですね。

この御蔵島をはじめ伊豆諸島が島流しの流刑地だったという歴史があります。
そういったことと併せてみていくと、御蔵島は非常に独特で興味深い島文化があることが浮き彫りになってきます。

イルカツアーで観光業が盛り上がりをみせているが、宿などをむやみに増やさない島のスタンスは、こういった背景が影響しているのかもしれないですね。

『御蔵島村』のイルカ以外の名物や名産って何?

御蔵島に訪れるほぼ100%の人の目的が、「イルカウォッチング」「ドルフィンスイム」です。
他に、何か名物や名産、面白いものはあるのでしょうか?
ちょっとピックアップしてみました!

御蔵島の『黄楊(つげ)』

御蔵島を代表する名産品が『黄楊(つげ)』です。
読み方が難しいですよね。

『黄楊(つげ)』は、木ですね。
女性なら、「ツゲの櫛」って聞いたことがあると思います。
その「ツゲ」です。

将棋の駒や印鑑などに使われたりもします。
その世界では最高級品と言われています。
御蔵島『黄楊(つげ)』将棋の駒・印鑑・櫛画像

御蔵のツゲは、硬くて緻密、割れにくいのが特徴です。
木目も美しさも珍重されました。

御蔵島には、その良質のツゲが自生していて、この島の暮らしを支えていました。
江戸時代から第2次世界大戦後までは盛んに行われていて、島の収入の4分の1を占めていたそうです。

「ふくまる商店」さんでは、この御蔵のツゲを使ったお土産物も購入できます。
これは「イルカの箸置き」
御蔵島『黄楊(つげ)』「ふくまる商店」土産画像
これは、「将棋駒の根付」
御蔵島『黄楊(つげ)』「ふくまる商店」土産画像
これは「箸」。
なんと2700円!
御蔵島『黄楊(つげ)』「ふくまる商店」土産画像

御蔵島の『巨木』

御蔵島の原生林は、全国有数の巨樹・巨木の群生地。
日本の巨木の5%をしめています。
島で見つかっている巨木は、693本で全国2位。
(「巨木」の定義は、一般的に幹の周囲5メートル以上)

そんな巨木の中でも、要チェックなのが『スダジイ(シイノキ)』
写真のスダジイは、幹のまわりがなんと13.79メートルもあり日本一!
「御蔵の森の守り神」と呼ばれています。
御蔵島『スダジイ(シイノキ)』画像
枝が横に伸びていたり、うねうねしていたりと、まるでジブリの映画に出てくるようですね。
近くで見ると、圧倒的な存在感を感じます。
御蔵島『スダジイ(シイノキ)』画像
スダジイの実は、ドングリ(シイの実)です。
昔は貴重なタンパク源、収入源だったそうです。

御蔵島の『オオミズナギドリ』

御蔵島は、『オオミズナギドリ(カツオドリ)』が数十万羽~100万羽住んでいると言われ、世界最大の繁殖地。
この繁殖地は、国の天然記念物に指定されています。
御蔵島『オオミズナギドリ』剥製画像
この鳥のユニークな特徴が、飛ぶ時と着地がヘタクソだということ(笑)。

地面からスッと飛び立つことができず、斜めになった木に登ってから助走をつけて発射するように飛ぶのです。
そして、着地は空から「ボテッ」と落ちるように着地するそうです。
夜はよく道路に転がっているそうですよ(笑)。

森の中の地面を掘って巣穴を作るのも特徴。
こんな感じで巣穴を掘ります。
御蔵島『オオミズナギドリ』巣穴と生態画像
これは、「スダジイ(シイノキ)」のすぐ下にあった巣穴。
御蔵島『オオミズナギドリ』巣穴画像

このオオミズナギドリが森の中で大量のフンをすることで、森の栄養分となる。
それが海に流れ出て、プランクトンが育ち、イルカが集まるという連鎖になっているという説もあります。

このオオミズナギドリは、以前は島民の貴重な食料だったそうです。
ですが、今は諸々の大人の事情で食べることができないそうです。
(年に1回だけ狩猟解禁されるそうです)

御蔵島に行ったら、夜空をちょっと眺めてみて下さい。
白っぽい身体で、独特の鳴き声で泣きながら飛んでいるオオミズナギドリを見ることができますよ。

御蔵島の『オカダトカゲ』

御蔵島のいたるところで見かけるトカゲです。
愛称は『カマジッコ』
主に伊豆諸島に生息しています。
全体的に、茶褐色でツヤツヤした光沢感のある体をしています。
これは、石垣の上で日向ぼっこしているところをパチリ。
御蔵島『オカダトカゲ』画像
残念ながら、現在「絶滅の恐れのある地域個体群」に指定されています。
ニホントカゲやニホンイタチに侵食されているそうです。

御蔵島の『明日葉』

御蔵島では、島のいたるところに『明日葉(あしたば)』が自生しています。
『明日葉』は、買うものでなく、そこらへんからむしってくるもの(笑)。

これは、村にある食堂「美々庵」さんで刺身のツマがわりに使われていた『明日葉』。
御蔵島産の明日葉は、他の産地のものよりも茎が太いという特徴があるそうです。

独特な青臭さがありあまり美味しくはないですが、非常に栄養価が高いんですよね。
なんといっても、今日つんでも明日には芽が出ているという生命力!
最近では健康・ダイエット食品として人気で、青汁やサプリにも使われています。
御蔵島『明日葉』画像
『明日葉』の食べ方を島の人に聞いたところ、天ぷらやおひたし、ゴマ汚し、ゆでてガーリック醤油をかけて食べたりするとのことでした。
御蔵では、明日葉茶などのお土産も売っていますよ。

御蔵島の『ミクラミヤマクワガタ』

御蔵島の名前がついた『ミクラミヤマクワガタ』
御蔵島と神津島だけに生息しているクワガタです。
この写真は、「御蔵島観光資料館」にある標本です。
サイズはかなり小さかったです。
御蔵島『ミクラミヤマクワガタ』画像
成虫は、なんと1ヶ月ほどしか生きられないそうです。
環境省第4次レッドリストでは準絶滅危惧に選定されています。
クワガタマニアのかたは、飼育したいでしょうが、採集や持ち出し禁止です。
御蔵島『ミクラミヤマクワガタ』画像

いかがでしたか?
御蔵島に行ったら、ぜひイルカ以外のことにも目を向けてみてください。
きっとあらたなおもしろい御蔵島の一面を発見すると思いますよ!

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