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日本

【淡路島】見逃すな!『伊弉諾神宮』観光を味わい尽くすマニアックな見どころポイント8選!

「古事記」「日本書紀」にも記載がある最古の神社とも言われる『伊弉諾神宮』

「国生み伝説」が残り、島全体がパワースポットと言われる淡路島にあるということ、「日本」という国を造った神様「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」が祀られているといったことから、『伊弉諾神宮』には歴史マニアからパワースポットマニアまで、たくさんの観光客が集まります。

そんな『伊弉諾神宮』観光を目一杯たのしむために、おすすめの見どころポイントを8個ピックアップしました!
けっこうマニアックです^^

ぜひ『伊弉諾神宮』観光の参考にしてみてくださいね!

「伊弉諾神宮」とは?

では最初に、「伊弉諾神宮」についてかんたんに書いておきますね。
『伊弉諾神宮』画像
まずはウィキペディアから引用してみます。

伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)は、兵庫県淡路市多賀にある神社。式内社(名神大社)、淡路国一宮。

祭神は次の2柱。
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
両神は日本神話の国産み・神産みに登場する。

『日本書紀』・『古事記』には、国産み・神産みを終えた伊弉諾尊が、最初に生んだ淡路島多賀の地の幽宮(かくりのみや、終焉の御住居)に鎮まったとあり、当社の起源とされる。

「伊弉諾神宮」の公式ホームページからも引用してみます。

伊弉諾神宮は、古事記・日本書紀の冒頭にその創祀を記し、神代の昔に伊弉諾大神 が、御子神の天照皇大御神に統合の権限を委ね、淡路の多賀の地に「幽宮(かくりのみや)」を構えて余生を過された神宅の旧跡と伝えられてゐます。ここで終焉を迎へた伊弉諾大神は、その宮居の敷地に神陵を築いて祭られました。これを創祀の起源とする最古の神社が伊弉諾神宮です。明治以前は、神陵の前方に本殿がありましたが、明治初年の国費により造営で、神陵の墳丘を整地して本殿を真上に移築し、現在の景観に整へました。

平安時代の延喜式の制では、名神大社。三代実録には神格一品。明治の制度では官幣大社に列格し、古くから淡路國の一宮と崇められ、地元では日本第一番の宮であることから「いっくさん」とも呼ばれます。また日之少宮、津名明神、多賀明神、淡路島神、一宮皇大神とも別称されてゐます。
昭和二十九年に、昭和天皇が「神宮号」を宣下されましたので、伊弉諾神宮と改称し、兵庫県下唯一の「神宮」に昇格しました。

漢字が多くてちょっとむずかしいので、かんたんにポイントを^^

・「伊弉諾神宮」がある淡路島は、日本の始まりの地とされる。
・その淡路島の多賀の地に、幽宮(かくりのみや、終焉の御住居)を構えて余生を過ごされた。
・その幽宮を期限とするのが「伊弉諾神宮」。
・神社の中でも特別な由緒をもつものに限られる「神宮」を名乗る

これだけ読んでも、かなり由緒あり、日本の神社の中でもとても重要な神社であることがわかりますね。

「伊弉諾神宮」の場所とアクセス

まず、「伊弉諾神宮」の場所はこちら。

車での「伊弉諾神宮」への行き方

津名一宮インターより「約5分」です。
距離にして、「約3.5キロ」です。
津名一宮インターから66号線を西へ。
竹谷の信号に来たら、88号線へ進路変更します(Y字路を右へ)。
あとはひたすら88号線を走ると、「伊弉諾神宮」へ到着します。
無料の駐車場あります。

本土から「伊弉諾神宮」への行き方

神戸や大阪から淡路島へは、高速バスで入るのが一般的です。
まずは、「津名港ターミナル」に行くのがいいでしょう。
「津名港ターミナル」からは、路線バス(淡路交通「西浦一宮線」)に乗り換えて移動です。
所要時間は、18~23分。
料金は、「420円(片道)」です。
1日に出ている便数は、平日は8便、土日祝は5便です。

時刻表はこちらからどうぞ。 → 淡路交通路線バス「西浦一宮線」時刻表

「伊弉諾神宮」の見どころポイント!

「伊弉諾神宮」に観光で行ったなら、ぜひ見ておいてほしいポイントをまとめました!
参考にしてみてくださいね。

境内は下記のようなっています。
『伊弉諾神宮』境内マップ画像

「伊弉諾神宮」の見どころポイント①「巨大な鳥居」

『伊弉諾神宮』画像
「伊弉諾神宮」に入るときにある最初の鳥居が「大鳥居」
これがけっこうでかい!
さすが神宮の鳥居!と思わせる立派なものです。

鳥居のタイプは、「神明鳥居」と呼ばれる直線的でシンプルな形のもの。
この鳥居は新しいようで、以前のものは、阪神・淡路大震災で倒壊したそうです。

「伊弉諾神宮」と書かれた石碑(?)とならんでいるので、記念写真を撮るにはいい場所です^^
『伊弉諾神宮』画像

「伊弉諾神宮」の見どころポイント②「さざれ石」

『伊弉諾神宮』「さざれ石」画像
巨大な鳥居を抜けて、すぐ右側にあるのが「さざれ石」
あの国歌の中に出てくる「さざれ石」です。

「さざれ石」とは、小さな石というの意味。
その小さなが、長い年月をかけてくっつきあって固まり、大きな岩となる。
長い年月を象徴するものですね。

写真でわかりますかね。
小さい石が無数に集まって塊になっています。

これは、国歌の歌詞が掘られた石碑。
歌詞に「さざれ石」と入っていますね。
『伊弉諾神宮』国歌の歌詞が掘られた石碑画像

「伊弉諾神宮」の見どころポイント③「太陽の運行図」

『伊弉諾神宮』「太陽の運行図」画像
さて、この「太陽の運行図」には、とても不思議なことが書かれています。
結論から言うと、「伊弉諾神宮」を中心として、主要な神社が日本全土に意図的に配置されているというもの。
その仮説は、太陽の軌道で見てみると、びっくりするくらいはっきりわかるというもの。

この「太陽の運行図」に書かれていることは、

・「夏至日の出」の方角に「諏訪大社(信濃国一宮)」
・「夏至日の入り」の方角に「出雲大社(出雲国一宮)」
・「冬至日の出」の方角に「熊野那智大社」
・「冬至日の入り」の方角に「高千穂神社(天岩戸神社)」

かんたんに言うと、淡路島を中心に、

夏至のとき、太陽は「諏訪大社」の方角から昇り、「出雲大社」の方角へ沈む
冬至のとき、太陽は「熊野那智大社」の方角から昇り、「高千穂神社」の方角へ沈む

となっているということです。

そして、東へまっすぐいったところには「伊勢神宮」。

これがもし、本当に太古の昔に計算のもとに配置されていたら、すごいことですね。
まるで結界のようです。

「この石碑に書かれていることは本当かなあ?」と思って、グーグルマップで調べてみたら、本当でした(^_^;
うーん、不思議ですね。

「伊勢神宮(三重県)」「熊野本宮大社(和歌山県)」「伊吹山(岐阜県)」「外宮豊受大神社(京都)」「伊奘諾神宮(兵庫淡路島)」を結ぶと「五芒星」ができ、その中心地には奈良の「平城京」があるという「近畿の五芒星」が有名ですが、それとほぼ同じことですね。

ここに挙げた神社たちがどれだけすごいかは、それぞれの神社の公式ホームページをリンクしておいたので、チェックしてみてくださいね。

「諏訪大社」の公式ホームページ
「出雲大社」の公式ホームページ
「熊野那智大社」の公式ホームページ
「天岩戸神社」の公式ホームページ
「伊勢神宮」の公式ホームページ

「伊弉諾神宮」の見どころポイント④「亀の手水場」

『伊弉諾神宮』亀の手水場画像
正門に入る前にある「亀の手水舎」も見どころポイントです。
その名の通り、水が出ている吐水口が「亀」なのです。
これは珍しいですね。
『伊弉諾神宮』亀の手水場画像
境内にある「放生の神池」に亀を放すという信仰習慣があるそうですが、そこから来ているのでしょうか。
『伊弉諾神宮』亀の手水場画像

亀だけでなく、手水鉢の本体も見ておいてくださいね。
なかなか素晴らしいですよ。
『伊弉諾神宮』亀の手水場画像
『伊弉諾神宮』亀の手水場画像

「伊弉諾神宮」の見どころポイント⑤「夫婦大楠」

『伊弉諾神宮』夫婦大楠画像
「夫婦大楠」と書いて、「めおとおおくす」と読みます。
樹齢九百年を数える古木で、「伊弉諾神宮」の御神木です。
兵庫県指定の天然記念物でもあります。
『伊弉諾神宮』夫婦大楠画像
『伊弉諾神宮』夫婦大楠画像
元は2つの楠が、くっついて1つになって成長しているという珍樹。
これが「夫婦大楠」の名前の由来ですね。

ですので、「安産」「子宝子授け」「夫婦円満」の祈願成就の人たちがたくさん訪れています。

このように木の下のほうは、完全につながって一体化しています。
そうそう、「夫婦大楠」に行ったら、ここに写っている女性のように、木に触れてくださいね。
温かいんですよ、この「夫婦大楠」は。
『伊弉諾神宮』夫婦大楠画像
上を見上げると、2本の木です。
この木の下から見上げる光景が、なんともいえずいいんですよね。
『伊弉諾神宮』夫婦大楠画像
木の下のほうには、男女を連想させるような凸と凹があるんです。
ここも要チェック。
こちらは凹。
『伊弉諾神宮』夫婦大楠画像
こちらは凸。
『伊弉諾神宮』夫婦大楠画像
木の裏側には、すこし大きなくぼみがありますので、そこに寄りかかってみるのもいいでしょう。
「夫婦大楠」のパワーももらえるかもしれませんよ。
私も(あわよくばを)期待して「すぽっ」とくぼみに入ってみました^^
『伊弉諾神宮』夫婦大楠画像

「伊弉諾神宮」の見どころポイント⑥「桃の絵馬」

『伊弉諾神宮』桃の絵馬画像
伊弉諾神宮の絵馬は、「桃」なんです。
かわいらしいですね。
『伊弉諾神宮』桃の絵馬画像
ですが、この「桃」にも理由があります。
話しはかなりはしょりますが、イザナギノミコトが追手から逃げるときに、桃を投げつけることで撃退できたという話があります。
ですので、「桃」には霊力や厄除けの力があると言われています。

桃の絵馬は、お土産にも買えますよ。
『伊弉諾神宮』桃の絵馬画像

「伊弉諾神宮」の見どころポイント⑦「松の木の伐採跡」

『伊弉諾神宮』松の木の伐採跡画像
この「松の木の伐採跡」には、以前松の木が生えていたそうです。
伐採しようと木を切ったところ、根っこが本殿まで伸びてしまっていたので中断。
今はこのような形で保護しているそうです。

というか、なんでここが見どころポイントなのか?
実はこの場所、かなりのパワースポットらしいのです^^

このように手をかざすと温かい(そうです・・・)。
『伊弉諾神宮』画像

「伊弉諾神宮」の見どころポイント⑧「本殿の中にある木と石」

本殿の奥を「じーっ」とのぞいてみてください。

『伊弉諾神宮』本殿の中にある木画像
「木」があります^^
『伊弉諾神宮』本殿の中にある木画像
今度は、本殿の裏にまわって奥を「じーっ」とのぞくと、「石」があります^^
『伊弉諾神宮』本殿の中にある石画像

その他の見どころポイント!

御朱印

『伊弉諾神宮』御朱印画像
伊弉諾神宮の御朱印。
「幽宮」と書かれた(たぶん)印がいいですね。

御朱印帳

「御神印帳」と書かれていますが、御朱印帳です。
御朱印デビューの記念に。
『伊弉諾神宮』御朱印帳画像

熊手

『伊弉諾神宮』熊手画像
いかにも「イザナギノミコト」「イザナミノミコト」がデザインされた熊手。
縁起よさそう。

油をかけられた跡

『伊弉諾神宮』油をかけられた跡画像
2015年春に起こった「寺社連続油被害事件」。
犯行現場は、拝殿の裏。
その油をかけられた跡が、扉にうっすらとアーチのような形で残っています。

トゲが生えている木

『伊弉諾神宮』トゲが生えている木画像
木の幹からおもむろにトゲが出ている木があります。
探してみてくださいね。

語り部

『伊弉諾神宮』語り部さん画像
伊弉諾神宮をさらに楽しめるのが、語り部さんといっしょにまわること。
「コンシェルジュ参拝」というようです^^
『伊弉諾神宮』語り部さん画像
『伊弉諾神宮』語り部さん画像
とにかく詳しくて楽しい!
このコスプレもいいですよね。
私は2回行って、2回このお姉さまのお話をお聞きしましたが、すんごい勉強になります。
余裕があれば、ぜひ予約をすることをおすすめします。

希望日の10日前までに要予約。
料金は、ひとり2500円。
受付は、駐車場隣にある「せきれいの里」。

くわしくはこちらからどうぞ! → 日本最古の神社「伊弉諾神宮」を語り部と共に巡る”コンシェルジュ”参拝

「伊弉諾神宮」のおまとめ!

日本という国はここから生まれたとも言われる淡路島。
そこにある伊弉諾神宮は、歴史や神話に思いを巡らせ、実感できるパワースポットでした^^
淡路島へ観光に行って、伊弉諾神宮に行かないなんてもったいない!
不思議な気分を体験しに行ってくださいね~

「伊弉諾神宮」詳細

名称 伊弉諾神宮
.住所 〒656-1521 兵庫県淡路市多賀740
電話番号 0799-80-5001
FAX 0799-80-5021
公式ホームページ http://izanagi-jingu.jp/hp/
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