キジー島,世界遺産

ロシアの寝台列車

ロシアで旅といえば、やっぱり鉄道、寝台列車でしょ。
シベリア鉄道、モスクワ−サンクトペテルブルグ間を走る「赤い矢」号・・・とにかく列車はロシア国内はもちろん、旧ソビエト地域を結ぶ大動脈。
人、モノを大量に運ぶ鉄道というインフラは、非常に強く生活に密着しており、ロシア人にとっては、なくてはならないものなのです。
ユーラシア大陸やロシア人を感じたいのであらば、飛行機よりはやっぱり鉄道です。

 

さらにディープロシアを体験したいのならば、絶対に乗車するクラスは「クペー」。
一番安いコンパートメント席です。

 

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四人一部屋でとにかく狭い。
ベッドはロシア人の体型を全く無視した作りで、全長は175センチくらいしかない。
しかもベッドというより安い車のシートに近い質感・・・。

 

しかし「クペー」の醍醐味はそんな室内の作りではない。
どんな人が来るかわからないという恐怖、いや楽しみ。
まさにこれぞロシアンルーレット。

 

今回、行きのクペーでは神経質そうなおばさん。
頭痛薬を飲んで20時前には眠りだした。
しかし、神経質な割りには強烈なイビキ・・・

 

帰りのクペーは、またおばさん。
今度は図太い神経な感じ。
24時過ぎても一生懸命クロスワードパズルを解いていた。
そしてモスクワ到着10分前まで爆睡してた・・・

 

まあかわいいものです。

 

今まで、体臭のキツイ人、酒をやたら勧めてくる人など強烈な方々がおりました。
後から思えば、旅を彩る楽しい思い出です。

 

あなたにも是非、ロシアの寝台列車の旅をオススメします。

 

通路はこんな感じです。

 

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給湯器です。
お茶、インスタントラーメンなど、お湯を自由に使うことができます。

 

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ロシアの寝台列車(クペー)動画です。
2階のベッドから撮影してます。
頭の方、上部には、ランプ。
車窓上部の白い丸いつまみで、ラジオの音が調整できます。
足元上部の空間は荷物入れです。
毛布は直接身体にかけず、間にシーツをかませて寝ます。
隠れていますが、ドアを閉めると上部にドアロックがついています。

 

 

ロシアの寝台列車のチケットについて

こちらが、実際に載った列車のチケットの画像。
当りまえですが、すべてロシア語です(笑)

 

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チケットを購入しても、「何が書いてあるのかわからない!」では困ります。
駅で途方に暮れるのも、焦ってアタフタすることも、できればしたくないですからね。
ロシア語の翻訳を記載しておきました。
多少レイアウトが変わっても、これだけチェックすればなんとかなるでしょう。

 

チケットの購入時は、金額だけでなく、「搭乗者氏名」「パスポート番号」(画像では「搭乗者氏名」の左)も確認しておきましょう。
駅に着いたら、まずは電光掲示板などで列車番号、行き先、時間をチェックしてくださいね。